電力・エネルギー

インフレ率が大幅低下、5月は6.1%に

ドイツ連邦統計局が5月31日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比6.1%増と大きく上昇したものの、上げ幅は前月(7.2%)を1.1ポイント下回った。インフレ率の低下は3カ月連続。比較対象の2022年5月はロ […]

輸入物価が09年以来の下げ幅に、4月は-7%

ドイツ連邦統計局が5月31日発表した4月の輸入物価指数(2015年=100)は前年同月比7.0%減の128.6となり、09年10月以来の大幅下落を記録した。同物価の低下は2カ月連続。比較対象の22年4月はロシアのウクライ

独とEU、水素市場の立ち上げで連携

ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相と欧州委員会のカドリ・シムソン委員(エネルギー政策担当)は5月31日、グリーン水素市場の創設に向けたドイツとEUの取り組みを連携させることで合意した。同国のイニシアチブ「H2グロー

ACC―初のギガファクトリーが完成―

自動車大手の独メルセデスベンツと仏ステランティス、仏エネルギー大手トタルエナジーズが均等出資で運営する電池合弁会社オートモティブ・セル・カンパニー(ACC)は30日、フランス北西部のビリー・ベルクローで巨大電池セル工場(

「永遠の化学物質」規制案を機械業界が批判

永遠に残る化学物質と呼ばれるPFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)の利用を原則禁止の方向で欧州連合(EU)が検討していることを、ドイツの機械業界が批判している。規制案が無修正で施行されると

車部品メーカーが低価格の産業用電力支持

国内で事業を展開する製造業者が低価格で電力供給を受けられるようにするというドイツ政府の方針を自動車部品メーカーや車体メーカーの70%が支持していることが、独自動車工業会(VDA)が24日に発表した最新の会員企業アンケート

ナミビアの巨大グリーン水素プロジェクトを独社などが受注

独再生可能エネルギー企業エネルトラーク(Enertrag)と英インフラ開発企業ニコラス・ホールディングスがナミビアに設立した合弁会社ハイフン・ハイドロジョン・エナジーは26日、ナミビアで計画されている巨大グリーン水素プロ

ロスアトム、原子炉部品対応の超大型金属3Dプリンタを開発

●3Dプリンタはレーザー粉体肉盛り方式を採用 ●トン単位での製作が可能、すでに炉心バッフルの生産に使用 ロシア原子力公社(ロスアトム)グループのルスアトム・アディティブテクノロジーズ(RusAT)は22日、モスクワで開か

バイエル、「グリーン蒸気」を投入へ

独製薬大手のバイエルは22日、ドイツ西部のベルクカーメンにある拠点がエネルギー大手のエーオンから「グリーン蒸気」の供給を受けることで合意したと発表した。2030年までに炭素中立を実現する目標の実現に向けた取り組みの一環と

独スタートアップの資金調達、昨年は38%減

ドイツのスタートアップ企業がベンチャーキャピタルから2022年に調達した資金の総額は15億5,700万ユーロで、過去最高となった前年(26億1,200万ユーロ)を38%下回ったことが、政策金融機関ドイツ復興金融公庫(Kf

再エネ指令改正案、仏などの反対で採決見送り

欧州連合(EU)加盟国は17日開いた大使級会合で、再生可能エネルギー指令の改正案について協議したが、原子力由来の低炭素水素の扱いについてフランスなどが難色を示し、議長国スウェーデンの判断で採決を見送った。欧州議会と閣僚理

生産者物価の上げ幅が2年強ぶりの水準に低下

ドイツ連邦統計局が19日発表した4月の生産者物価指数(2015年=100)は前年同月比4.1%増となり、上げ幅は21年3月以来2年1カ月ぶりの水準に縮小した。ロシアのウクライナ侵攻開始から1年以上が過ぎたことから、ベース

バイエル―「グリーン蒸気」を投入へ―

製薬大手のバイエルは22日、ドイツ西部のベルクカーメンにある拠点がエネルギー大手のエーオンから「グリーン蒸気」の供給を受けることで合意したと発表した。2030年までに炭素中立を実現する目標の実現に向けた取り組みの一環とし

独スタートアップの資金調達、昨年は38%減少

ドイツのスタートアップ企業がベンチャーキャピタルから2022年に調達した資金の総額は15億5,700万ユーロで、過去最高となった前年(26億1,200万ユーロ)を38%下回ったことが、政策金融機関ドイツ復興金融公庫(Kf

不動産融資が半減

ドイツ抵当証券銀行連盟(vdp)は22日、加盟企業の1-3月期の不動産新規融資額が計256億ユーロとなり、過去最高を記録した前年同期(490億ユーロ)を47.8%下回ったと発表した。資材高騰や金利の急上昇が響いた格好だ。

ポーランド初の水素機関車、試験運行にゴーサイン

●PESAは水素機関車の開発で石油大手PKNオルレンと提携している ●水素機関車は牽引能力が3200トン、1日分の水素燃料は約170kg ポーランド初の水素燃料電池機関車(水素機関車)がまもなく実用化される見込みだ。同国

ルーマニアのOMVペトロム、グリーン水素生産で助成獲得

●助成額は最大3,900万ユーロ ●容量20MWの水電解槽を設置し、年間2,600トン以上の水素を生産 オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社OMVペトロムは22日、プロイェシュティのペトロブラージ製油所に水素製造

中国が中央アジアとの関係強化、露の存在感が薄れる中

●開発支援の融資・無償援助予算として260億人民元を用意 ●中国と中央アジア諸国との貿易高は昨年、640億ユーロに拡大 今月18、19の両日、中国・西安で第1回中国・中央アジア首脳会議が開催された。中国のイニシアチブで開

再エネ指令改正案、仏などの反対で採決見送り

EU加盟国は17日開いた大使級会合で、再生可能エネルギー指令の改正案について協議したが、原子力由来の低炭素水素の扱いについてフランスなどが難色を示し、議長国スウェーデンの判断で採決を見送った。欧州議会と閣僚理事会は3月末

ポーランド初の水素機関車、試験運行にゴーサイン

ポーランド初の水素燃料電池機関車(水素機関車)がまもなく実用化される見込みだ。同国鉄道運輸局は開発元の鉄道車両メーカーPESAに対し、試験運行のための認可証明書を発行する。 同水素機関車は「SM42」入換機関車がベースと

欧州投資はニアショアがけん引、対独は5年連続で減少

欧州を対象とする外国直接投資は昨年5,962件となり、前年を1%上回ったことが、コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)が11日に発表した調査レポートで分かった。増加は2年連続。ドイツなど主要国への投資が低

4月インフレ率なお高水準、食品が強く押し上げ

ドイツ連邦統計局が10日発表した4月の消費者物価指数は前年同月比7.2%増となり、インフレ率は2カ月連続で低下した。ただ、水準自体は依然として極めて高い。ルト・ブラント長官は、先月に引き続き食料品が最も強く全体を押し上げ

1~3月の生産者物価を修正、エネ価格のデータ確定で

ドイツ連邦統計局は15日、1月から3月までの生産者物価指数(2015年=100)をすべて下方修正した。これまでの統計は、政府支援を通して天然ガス、電力料金に上限を設定するルールが未反映の暫定的なものだった。同ルールを加味

LEGイモビリエン―三菱電機のエアコン採用―

独不動産大手LEGイモビリエンが三菱電機と戦略パートナーシップを締結した。所有する賃貸住宅に三菱電機製のエアコンを導入する。ラース・フォンラックム最高経営責任者(CEO)への取材をもとに12日付『ヴェルト』紙が報じた。

洋上風力発電と海底送電で独・バルト3国が協業

ドイツとバルト3国の送電事業者は9日、バルト海での洋上風力発電と送電の分野で協業合意した。欧州の炭素中立実現とエネルギー安全保障に寄与するとしている。同様の取り決めは北海でも欧州9カ国が4月下旬に行った。国際協力の動きが

化学業界の状況なお厳しく、1-3月期の生産高1%減少

独化学工業会(VCI)が16日に発表した同国化学・製薬業界の1-3月期の生産高は営業日数・季節調整ベースで前期を0.9%下回った。減少幅は前期の5.0%から縮小したものの、本格回復の見通しは立っていない。マルクス・シュタ

洋上風力発電と海底送電で独・バルト3国が協業

●欧州の炭素中立実現とエネルギー安全保障に寄与する試み ●投資額は風力発電パークを除き50億ユーロと見積もられている ドイツとバルト3国の送電事業者は9日、バルト海での洋上風力発電と送電の分野で協業合意した。欧州の炭素中

富士通ゼネラル、ポーランドでヒートポンプ生産か

●現地紙によると、工場建設費は10億ズロチ、雇用は1,000人以上 ●同国はヒートポンプ需要が急拡大、ダイキン工業も工場を建設 富士通ゼネラルはポーランドでヒートポンプ暖房機工場の設置を検討しているもようだ。国営ポーラン

天然ガス共同購入プラットフォーム、65社が予定購入量を申告

欧州連合(EU)域内のエネルギー事業者などが天然ガスを共同購入するためのプラットフォーム「アグリゲートEU」に登録した企業のうち、65社が2日までに予定するガス購入量を申告した。ロイター通信が5日、欧州委員会のシェフチョ

忍び寄る国外への生産移管、コスト高などがネックに

ドイツ企業が投資の軸足を国内から国外に移しつつあることが、独商工会議所連合会(DIHK)が3日発表した会員企業アンケート調査結果で分かった。フォルカー・トライヤー貿易部長は、最大の原因は国内のコスト高だと指摘。生産の国外

ユニパー―1-3月期に黒字転換、スポット価格低下で―

エネルギー大手の独ユニパーが4日発表した2023年1-3月期(第1四半期)決算の純損益は67億3,000万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(31億100万ユーロ)から大幅に好転した。エネルギーの調達価格が低下したほか、

電動ハイパーカーのリマックグループ、ESS市場に参入

●新ブランド「リマック・エナジー」を通じ展開する ●製品は25年から量産開始、年産量は10GWh以上 クロアチアの高級電気自動車(EV)メーカー、リマック・アウトモビリ傘下のリマック・テクノロジーは4日、新ブランド「リマ

日本とブルガリア・ルーマニア、IT分野の協力を強化

●経済大臣の訪問はブルガリアが約50年ぶり、ルーマニアは初 ●IT人材の活用や企業の連携、イノベーション振興などで合意 日本はブルガリアおよびルーマニアとの間で、デジタル経済の発展に向けた二国間協力を強化する。西村康稔経

天然ガス共同購入プラットフォーム、65社が予定購入量を申告

EU域内のエネルギー事業者などが天然ガスを共同購入するためのプラットフォーム「アグリゲートEU」に登録した企業のうち、65社が2日までに予定するガス購入量を申告した。ロイター通信が5日、欧州委員会のシェフチョビチ副委員長

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