国家・地方自治体

中東欧のEU加盟国、投資を通じた中国の影響力拡大を警戒

●「浸食資本」がEU全体に影響を及ぼす可能性 ●対外投資に秘めた中国の狙い、欧州で理解進む 中国が対外投資を通して中東欧諸国での影響力拡大を図るようになり久しい。同地域の国々の中国への対応は様々だが、同国への依存は投資受 […]

ロシア・ハンガリー外相会談、協力強化を確認

●コロナワクチン「スプートニクV」のライセンス生産を予定 ●EUと軋轢も「ハンガリーは加盟国であり続ける」=同国外相 ロシアとハンガリーは8月24日にブダペストで開いた外相会談で、両国間の協力関係を維持、強化していくこと

ハンガリー中銀が追加利上げ、政策金利1.5%に

●インフレ抑制に向け3カ月連続で利上げ ●国債購入額の減額も決定 ハンガリー中央銀行は8月25日、政策金利を0.3ポイント引き上げ、1.5%にすると発表した。利上げは3カ月連続。物価の高騰を抑えるため、金融引き締めを続け

スロバキア最低賃金、来年646ユーロに引き上げ

●23ユーロの増額、上昇幅は3.7% ●自動引き上げ率は将来的に現行の57%から60%に? スロバキアの最低賃金が、2022年から646ユーロに引き上げられる。現在から3.7%上昇し、23ユーロの増額となる。クラジニアッ

首相3候補がテレビ討論、ショルツ氏の優勢変わらず

連邦議会選挙に向けた第1回目の首相候補テレビ討論会が8月29日に行われた。社会民主党(SPD)のショルツ首相候補は経験豊富な現職閣僚としての強みを発揮。有権者アンケートで高まっている優位性を討論の場でも保つことに成功した

中国向け輸出が約1年ぶりに減少

ドイツの対中国輸出高が7月は前年同月比3.9%減の84億ユーロ(暫定値)となり、11カ月ぶりに縮小したことが、連邦統計局が8月25日に発表したデータで明らかになった。減少幅はコロナ禍で中国経済が低調だった昨年5月以来の大

消費者信頼感が悪化、感染増やインフレ響く

市場調査大手GfKが8月26日発表したドイツ消費者信頼感指数の9月向け予測値はマイナス1.2ポイントとなり、8月の確定値(-0.4ポイント)から悪化した。新型コロナウイルスの新規感染者が高水準に達していることやインフレ率

ドイツ総選挙まで1カ月、「敵失」でSPDが優勢に

9月26日の連邦議会選挙(総選挙)まで1カ月となったドイツで、中道左派の社会民主党(SPD)がメルケル首相の保守与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)を抑え、支持率でトップに立った。SPDの首相候補であるショル

ユーロ圏建設業生産高、6月は2.8%増

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の6月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は、前年同月比2.8%増だった。昨春からコロナ禍の影響で多くの建設現場が閉鎖された反動で伸びたが、上げ幅は縮小傾向にあり、前月

英新車生産、7月は56年以来の低水準

英自動車工業会(SMMT)が26日に発表した7月の新車生産台数は5万3,438台となり、前年同月から37.6%減少した。半導体不足と新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限で人員が足りないことが響き、7月の実績としては1

ハンガリー中銀が追加利上げ、政策金利1.5%に

ハンガリー中央銀行は25日、政策金利を0.3ポイント引き上げ、1.5%にすると発表した。利上げは3カ月連続。物価の高騰を抑えるため、金融引き締めを続けている。 政策金利の下限となる翌日物貸出金利は0.25%から0.55%

チェコCEZ、大型EV用電池工場めぐる企業連合設立へ

チェコ電力大手の国営CEZは25日、電気自動車(EV)用電池を大量生産する「ギガファクトリー」設置に向けた企業連合の設立について、年内に結論を出す方針を発表した。ダニエル・ベネシュ社長によると、現在は4社のアジア企業と工

スロバキア最低賃金、来年から646ユーロに引き上げ

スロバキアの最低賃金が、2022年から646ユーロに引き上げられる。現在から3.7%上昇し、23ユーロの増額となる。クラジニアック労働相が23日、労使それぞれの代表機関と政府を交えた三者交渉での合意を受けて明らかにした。

中国BYD、ヘルシンキに電気バス76台を供給

中国のバッテリー・自動車メーカーである比亜迪汽車(BYD)は10日、フィンランドのヘルシンキ市交通局(HSL)に電気バス「eBus」を76台納入したと発表した。北欧のバス運行最大手ノビナ(Nobina)が同国向けに発注し

ベルギーが外食規制廃止、ワクチン接種進展で

ベルギー政府は20日、成人の約70%が新型コロナウイルスのワクチン接種を完了したことを受け、レストランやカフェなどに対する規制を廃止すると発表した。経済活動の正常化に向けた規制緩和計画の一環で、9月1日から従来の時間帯で

スロバキアとポーランド、ガスパイプラインが接続

●欧州南北間のガス供給を円滑化、2022年3月に運用開始予定 ●EUの「共通利益プロジェクト」(PCI)の枠組みで実施 スロバキアとポーランドを結ぶ天然ガスパイプラインが8月初めに相互接続された。同パイプラインは欧州の南

トルコ議会、5つの国際協定を批准

●協定は経済、貿易、運輸などの各分野に関連 ●中国とは旅客・貨物輸送の円滑化を規定 トルコ議会はこのほど、経済、貿易、運輸などに関する5つの国際協定を批准した。ハンガリーとの間で締結された道路輸送の割り当てに関するものの

露中国を結ぶアムール川鉄橋が完成、来年から一般開通

●鉄橋は全長2.2キロ、時速100キロメートルでの走行を想定 ●輸送距離を短縮、物流の大幅な効率化に期待 ロシア極東のニジュネレニンスコエと対岸の中国黒竜江省の同江市を結ぶアムール川鉄橋プロジェクトで、軌道敷設工事が17

余白一滴

アフガニスタンの首都カブールの陥落は冷戦終了後の世界史の大きな転換点になるだろう。民主主義と自由経済はいつでもどこでも普遍的な効力を持つという楽観的な見方に最終的なとどめが刺されたためだ。 2001年の同時多発テロを契機

4-6月期GDP1.6%増に、コロナ規制緩和で個人消費がけん引

ドイツ連邦統計局が24日発表した4-6月期(第2四半期)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比1.6%増となり、成長率は速報値から0.1ポイント上方修正された。プラス成長は2四半期ぶり。コロ

上期財政赤字が統一後2番目の高水準に

連邦統計局が24日発表した2021年上半期の国全体の財政赤字は809億ユーロとなり、上期では1995年に次ぐ東西ドイツ統一後2番目の高水準に達した。コロナ禍対策で支出が大幅に膨らんだことが反映されている。財政赤字の対名目

アフガン難民は選挙の主要争点にならず

アフガニスタンの首都カブールをタリバンが15日に占領し、同国政府が事実用崩壊したことを受け、独与党キリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)のアーミン・ラシェット首相候補(CDU党首)は翌16日の会議で、「2015年を繰

タリバンとの協力は人権尊重条件=EU

欧州連合(EU)加盟国は17日、オンライン形式で緊急の外相理事会を開き、イスラム主義組織タリバンが全土を掌握したアフガニスタン情勢について協議した。理事会後の声明で、「今後のアフガン政府との協力は、女性や少数派の基本的権

中国海運大手がハンブルク港に出資の方向

中国国営の海運大手、中国遠洋海運集団(COSCO)がハンブルク港に出資する可能性が高まっている。同港運営会社HHLAのアンゲラ・ティッツラート社長は17日の講演で、「(COSCOの出資受け入れに向けた)交渉はかなり進展し

ユーロ圏の輸出、6月は23%増

EU統計局ユーロスタットが13日に発表した6月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の輸出は2,099億ユーロとなり、前年同月から23.8%増加した。前年同月にコロナ禍の影響で大きく落ち込んだ反動で急増し

7月のユーロ圏インフレ率、確定値も2.2%

EU統計局ユーロスタットが18日に発表した7月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比2.2%で、前月の1.9%から0.3ポイント拡大した。(表参照) インフレ率は18年10月以来

英の4~6月期GDPは4.8%増、2期ぶりプラス成長に

英政府統計局が12日に発表した同国の2021年4~6月期の実質国内総生産(GDP、速報値)は前期比4.8%増となり、前期の1.6%減から改善した。コロナ禍を受けたロックダウンの緩和で経済正常化が進み、2四半期ぶりのプラス

スロバキアとポーランド、ガスパイプラインが接続

スロバキアとポーランドを結ぶ天然ガスパイプラインが8月初めに相互接続された。同パイプラインは欧州の南北間を結び天然ガスの供給円滑化を図るためのもので、EU域内のエネルギー・交通・通信インフラの形成を促進するプログラム「コ

ドイツが接種完了者を優遇、無料検査は10月10日まで

ドイツのメルケル首相と国内16州の首相は10日、新たな新型コロナ規制を決めた。ワクチン接種の進展と、感染力の高いデルタ株の流行を踏まえたもので、感染状況の判断基準を変更。また、接種率を一段と高めて集団免疫を獲得するため、

ベルギーが外食規制廃止、ワクチン接種進展で

ベルギー政府は20日、成人の約70%が新型コロナウイルスのワクチン接種を完了したことを受け、レストランやカフェなどに対する規制を廃止すると発表した。経済活動の正常化に向けた規制緩和計画の一環で、9月1日から従来の時間帯で

ユーロ圏鉱工業生産、6月は0.3%低下

EU統計局ユーロスタットが12日に発表したユーロ圏の6月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で0.3%低下し、2カ月連続でマイナスとなった。コロナ禍に伴う経済・社会活動の制限が緩和され、経済正常化が進んで3月

4~6月のユーロ圏GDP、速報値と同じ2%増

EU統計局ユーロスタットが17日に発表した2021年4~6月期のユーロ圏の域内総生産(GDP)は前期比2.0%増で、7月末発表の速報値から変わらなかった。前年同期比では13.6%増となり、速報値の13.7%から0.1ポイ

英が仏からの渡航者の隔離免除、ワクチン接種完了を条件に

英政府は4日、イングランドに入国するフランスからの渡航者について、新型コロナウイルスワクチンの接種が完了していれば入国時の自己隔離を免除すると発表した。これにより、フランスからの渡航者は8日午前4時以降、他の欧州連合(E

次期政権の温暖化対策、主導権確保に向け緑の党が布石

独緑の党が「気候保護緊急プログラム」を発表した。9月の連邦議会選挙後の政権入りをにらんだもので、過去最大規模の包括的な温暖化防止政策案を短期間で成立させ、自らの主導下で改革を実現することを狙っている。7月にドイツ西部を襲

接種完了者優遇を国と州が決議、無料検査は10月10日まで

ドイツのメルケル首相と国内16州の首相は10日の会議で、新しいコロナ規制を取り決めた。ワクチン接種の進展と、感染力の高いデルタ型変異株の流行を踏まえたもので、感染状況の判断基準を変更。また、接種率を一段と高めデルタ株に対

7月の乗用車新車登録-25%に、5カ月ぶり減少

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した7月の乗用車新車登録台数は23万6,393台となり、前年同月を24.9%下回った。減少は2月以来で5カ月ぶり。比較対象の昨年7月は新型コロナ危機対策として電動車購入補助金が引き上げ

チェコの大学と警察、雑踏監視用システムを共同開発

●ニューラルネットワークによりドローンの撮影映像を自動分析 ●「通常の人の動き」をモデル化し、異なる動きを検知 チェコのブルノ工科大学と地元の警察が、ドローンを用いた雑踏警備でいち早く異常を感知できるよう、人間の脳の神経

ガスプロム、ブルー水素の対欧州輸出を計画

●天然ガス販売の減少をブルー水素輸出で補う狙い ●ロシアは30年までに世界水素市場シェア20%の獲得を目指す ロシアのエネルギー大手国営ガスプロムが、天然ガスの代替燃料として「ブルー水素」を中長期的に欧州に輸出することを

チェコ中銀が2会合連続利上げ、政策金利0.75%に

●景気の過熱を抑え、物価の安定を図る目的 ●「段階的な金融引き締め」に向け、今後複数回の利上げを示唆 チェコ中央銀行は5日、主要政策金利である14日物レポ金利を0.25ポイント引き上げ、0.75%に設定した。利上げは2会

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