証券

フォルクスワーゲン―商用車部門のIPO先送り―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は商用車事業を統括する子会社トレイトン・グループの新規株式公開(IPO)を先送りする。市場環境が悪化しているためで、VWのフランク・ヴィットナー取締役(財務担当)

VW、商用車部門のIPOを先送り

欧州自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW)は13日、商用車事業を統括する子会社トレイトン・グループの新規株式公開(IPO)を先送りすると発表した。市場環境が悪化しているためで、VWのフランク・ヴィットナー取締役(財務

ユーロネクスト、オスロ証取のTOB期限を延長

オスロ証券取引所(ノルウェー)の買収を計画している欧州の多国籍取引所ユーロネクストは11日、株式公開買い付け(TOB)の期限を同日から4月1日まで延長すると発表した。対抗買収に乗り出した米ナスダックに苦戦し、株主の支持獲

ドイツ銀とコメ銀、合併交渉を開始

ドイツ大手銀行のドイツ銀行とコメルツ銀行は17日、合併に向けた交渉を行っていることを明らかにした。実現すれば資産規模で英HSBC、仏BNPパリバに次ぐ欧州3位の銀行が誕生する。 両行の合併観測は、欧米の複数のメディアが1

中国の対EU直接投資40%減少、買収規制の強化など背景に

欧州連合(EU)を対象とする中国の外国直接投資(FDI)が大幅に減少したことが、独メルカトル中国研究所(MERICS)と米調査会社ロジウム・グループの調べで分かった。それによると、2018年の同FDIは前年比40%減の1

レーズン―提携先の銀行を買収―

金融関連のITスタートアップ企業(フィンテック)である独レーズンは7日、業務提携先の独銀MHBバンクを米投資会社ローン・スターから買収すると発表した。事業の国際化を加速することが狙い。買収金額と出資比率は非公開。決済サー

ドイツ銀とコメ銀が合併協議入り

独銀大手のドイツ銀行とコメルツ銀行が合併に向けた非公式協議を開始したもようだ。各種メディアが10日、報じたもので、ドイツ銀のクリスティアン・ゼーヴィング頭取はすでに3週間前、交渉の委任を取締役会から受けたという。両行は報

ブレーキ大手クノールブレムゼなどMDAX昇格

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は5日、採用基準が最も厳しい「プライム・スタンダード」の銘柄入れ替えを発表した。最大手企業30社を対象とする株価指数DAXは据え置いたものの、その他の部門では入れ替えを実施。

エーオンのイノジー買収、欧州委が本格調査開始

欧州連合(EU)の欧州委員会は7日、独エネルギー大手のエーオンとRWEの事業交換のうち、エーオンがRWE傘下の再生可能エネルギー、送配電事業者イノジーを買収する計画について、本格的な調査を開始すると発表した。ドイツなどの

ギリシャが9年ぶりに長期国債発行、順調に25億ユーロ調達

ギリシャ政府は5日に10年物国債の入札を実施し、25億ユーロを調達した。長期国債による資金調達は、債務危機に見舞われた2010年以来、9年ぶり。EUによる支援が終了しても信用力が回復していることが裏付けられた格好となる。

独エーオンのイノジー買収、欧州委が本格調査開始

欧州委員会は7日、独エネルギー大手のエーオンとRWEの事業交換のうち、エーオンがRWE傘下の再生可能エネルギー、送配電事業者イノジーを買収する計画について、本格的な調査を開始すると発表した。ドイツなどの送配電、電力小売市

コンチネンタル、パワートレイン部門は「ヴィテスコ」に

自動車部品大手の独コンチネンタルは7日、新規株式公開(IPO)を予定しているパワートレイン部門の社名を「ヴィテスコ・テクノロジーズ」とすることを明らかにした。すでに組織上の独立手続きを完了しており、下半期にIPOを実施す

トタル、露LNG事業への出資拡大

仏石油大手トタルは5日、ロシア天然ガス2位のノバテクが北極圏のギダン半島で進める液化天然ガス(LNG)事業「アークティックLNG2」の権益の10%を取得することで合意したと発表した。取引額は当初の評価額255億ドルを下回

メルク―半導体材料の米バースームにTOB―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は2月27日、電子材料の有力メーカーである米バースームに同日付で買収提案を行ったと発表した。機能性材料部門の業績を長年、けん引してきた液晶事業が低迷していることから、需要の拡大

エボニック―メタクリル樹脂事業を売却―

化学大手の独エボニック(エッセン)は4日、メタクリル樹脂事業を投資会社アドベント・インターナショナルに売却することで合意したと発表した。景気変動の影響を受けにくい特殊化学分野に経営資源を絞り込む戦略に基づく措置。売却金額

ZF―ブレーキ製造のWABCO買収に向け協議―

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンが米・ベルギー資本の商用車用ブレーキ大手WABCOの買収に向けて協議している。協議は予備交渉段階にあり、決裂の可能性があるものの、成立するとZFは売上高が約400億ユーロに達

ボッシュ―新ベンチャーファンド立ち上げ―

自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は2月27日、同社4本目のベンチャー投資ファンドを立ち上げると発表した。自社の殻の閉じこもらず外部の企業や研究機関と協業するオープンイノベーションが技術革新で重要性を増してい

デリバリー・ヒーロー―UAEで買収―

出前注文仲介サイトを運営するスタートアップ企業、デリバリー・ヒーロー(ベルリン)は4日、印同業ゾマト・メディアからアラブ首長国連邦(UAE)事業を譲り受けることで合意したと発表した。デリバリー・ヒーローはドイツ本国の事業

シーメンス

電機大手の独シーメンスは1日、ソーラーインバーターの有力企業である独KACOニュー・エナジーを買収すると発表した。分散型エネルギーシステム事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。上半期中の買収手続き完了を見込む

協定賃金が4年ぶりの上げ幅に、18年は2.9%

ドイツ連邦統計局が1日発表した2018年の協定賃金上昇率(特別手当込み)は2.9%となり、4年来の高い伸びを記録した。上げ幅が最も大きかったのは人手不足が深刻な建設業で4.4%を記録。これに製造業が3.5%で続いた。製造

仏ソシエテ銀、南東欧の2行を売却

仏金融大手ソシエテ・ジェネラル(SG)は2月28日、北マケドニアとモンテネグロの子会社を売却することで合意したと発表した。経営合理化の一環で、北マケドニアではオフリドスカバンカの株式74.53%をオーストリアのシュタイヤ

独自動車部品ZF、WABCO買収に向け協議

自動車部品大手の独ZFフリードリヒスハーフェンは2月28日、米・ベルギー資本の商用車用ブレーキ大手WABCOの買収に向けて協議していることを明らかにした。協議は予備段階にあり、決裂の可能性があるものの、成立するとZFは売

仏ソシエテ銀、南東欧の2行を売却

仏金融大手ソシエテ・ジェネラル(SG)は2月28日、北マケドニアとモンテネグロの子会社を売却することで合意したと発表した。経営合理化の一環で、北マケドニアではオフリドスカバンカの株式74.53%をオーストリアのシュタイヤ

資金洗浄疑惑のダンスケ銀、バルト3国・露事業閉鎖

史上最大規模のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑に揺れるデンマークの金融大手ダンスケ銀行は19日、バルト3国とロシアの事業を閉鎖すると発表した。現在デンマーク、エストニア、英国、米国の司法当局がダンスケ銀に対する調査を進

EU産業政策で独仏が共同歩調、競争力強化のマニフェスト発表

ドイツのペーター・アルトマイヤー経済相とフランスのブリュノ・ル・メール経済・財務相は19日ベルリンで、欧州連合(EU)の産業競争力強化に向けたマニフェストを発表した。グローバルレベルの競争が激化するなかで欧州が勝ち組とし

ダイムラー―BMWとの移動サービス合弁は5社に―

独高級車大手のダイムラーとBMWは22日、情報通信技術を活用した移動サービス分野の合弁会社5社を立ち上げると発表した。協働することでコストを削減するとともに事業のグローバル化を加速する。ダイムラーのディーター・ツェッチェ

トム・テイラー―復星国際がTOB―

中国投資大手の復星国際は19日、経営再建中の独アパレル大手トム・テイラーに対する株式公開買い付け(TOB)方針を発表した。トム・テイラーの経営陣はTOBを支持するかどうかの最終的な態度を決定していないものの、同日付のプレ

アリアンツ―デジタル投資ファンド規模を2倍以上に―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は20日、同社のデジタル投資ファンド「アリアンツX」の資金規模を従来の4億3,000万ユーロから10億ユーロへと引き上げると発表した。同ファンドと出資先企業の協業が成果を上げ、アリアン

ゴディバ、日本事業などを売却

高級チョコレート大手のゴディバ(ベルギー)は20日、日本などアジア太平洋事業の一部をアジア系投資ファンドのMBKパートナーズに売却することで合意したと発表した。売却額は公表していないが、ロイター通信は10~15億米ドル程

資金洗浄疑惑のダンスケ銀、バルト3国・露事業閉鎖

史上最大規模のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑に揺れるデンマークの金融大手ダンスケ銀行は19日、バルト3国とロシアの事業を閉鎖すると発表した。現在デンマーク、エストニア、英国、米国の司法当局がダンスケ銀に対する調査を進

経常黒字の対GDP比率3年連続で低下

Ifo経済研究所は19日、ドイツの経常黒字の対国内総生産(GDP)比率が昨年は7.4%となり、3年連続で低下したと発表した。同比率はピーク時の2015年に8.9%を記録。その後は16年が8.5%、17年が7.9%と下落が

ゾンネン―シェルに身売り、日本市場参入へ―

一般世帯のソーラー発電を利用した仮想発電所を運営する独ゾンネン(ヴォルトポルツリート)は15日、石油大手の英シェルが同社を買収することで合意したと発表した。大手企業と競合しながら事業を拡大、グローバル化していくには世界的

オスラム―投資会社が買収も―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は13日、米投資会社ベインキャピタルとカーライル・グループが同社の共同買収を検討していると発表した。ブルームバーグ通信の報道を追認したもので、同投資2社はオスラム株を最大100%取得する

エボニック―新ファンド設立でベンチャー投資を2.5倍に―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は13日、同社2本目のベンチャー投資ファンドを設立すると発表した。資金規模は1億5,000万ユーロで、これまでのファンドと合わせた総額は2.5倍の2億5,000万ユーロへと拡大する。

ドイツ銀行―中国HNAが出資比率引き下げ―

ドイツ銀行(フランクフルト)の筆頭株主である中国の複合企業・海航集団(HNAグループ)が同行への出資比率を一段と引き下げた。米証券取引委員会(SEC)にHNAが提出した資料で明らかになったもので、従来の7.64%から6.

コメルツ銀行―純益7倍に、3期ぶり復配―

独コメルツ銀行(フランクフルト)が14日発表した2018年12月期決算の純利益は8億6,500万ユーロとなり、前期実績(1億2,800万ユーロ)の6.8倍に拡大した。比較対象の17年12月期はリストラ費用で業績が圧迫され

アリアンツ―営業利益が過去最高に―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が15日発表した2018年12月期決算の営業利益は前期比3.7%増の115億1,200万ユーロとなり、過去最高を更新した。損保部門が好調だったことが大きい。純利益も9.7%増えて74億

スカウト24―元親会社が買収―

不動産と自動車の売買仲介ポータルを運営する独スカウト24(ミュンヘン)は15日、投資会社ヘルマン・アンド・フリードマンとブラックストーンが同社を共同買収する計画を明らかにした。ヘルマン・アンド・フリードマンはスカウト24

ワイヤーカード株の空売りを金融当局が禁止

独金融監督庁(BaFin)は18日、金融サービス大手ワイヤーカードの株式を対象とする空売りを即日付けで全面禁止した。同株は先月末から投機の対象となり株価が大幅に下落。独金融市場に大きな悪影響をもたらす恐れがあることから、

上部へスクロール