農林水産

インフレ高進進む、川上物価の上昇が川下に波及

ドイツ連邦統計局が13日に発表した9月の消費者物価統計の詳細によると、前年同月比のインフレ率は4.1%となり、1993年12月(同4.3%)以来の高水準に達した。昨年はコロナ禍で石油製品の価格が急落していたうえ、7~12 […]

イネオス―独でグリーン水素生産へ―

化学大手の英イネオスは18日、独西部のケルン工場に電解施設を設置すると発表した。欧州でのグリーン水素生産拡大に向けた総額20億ユーロと投資計画の一環。グリーン水素ベースのアンモニアを製造する。 ケルン工場に100メガワッ

卸売物価の上昇率、9月は13.2%に

ドイツ連邦統計局が12日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比13.2%増となり、1974年6月以来47年3カ月ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は8カ月連続。6月以降は上げ幅が2ケタ台に上っている。景気の回復を

輸入物価の上げ幅が一段と拡大、8月は16.5%に

ドイツ連邦統計局が9月29日発表した8月の輸入物価指数は前年同月を16.5%上回り、上げ幅は前月の同15.0%を一段と上回った。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押し上げ、第2次石油危機の渦中にあった198

再生エネベースの航空機燃料、世界初の量産開始

再生可能エネルギー電力ベースの「持続可能な航空燃料(SAF)」を量産する施設の開所式が4日、ドイツ北部のヴェルルテで行われた。再生エネベースのSAFを量産するのは世界初。式典にはアンゲラ・メルケル首相などが参列した。 S

バイエル―有機種子を市場投入―

農薬・種子大手の独バイエルは22日、有機種子事業に参入すると発表した。有機食品のニーズが世界的に拡大していることから、需要を取り込む意向だ。 温室栽培の主要な野菜であるトマト、パプリカ、キュウリの有機種子を来年、発売する

生産者物価が1974年以来の上げ幅に、8月は12%

ドイツ連邦統計局が20日発表した8月の生産者物価指数は前年同月比12.0%増となり、第1次石油危機の余波が残る1974年12月以来の大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は9カ月連続。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き

「21年インフレ率は3%に」=Ifo

Ifo経済研究所は15日、ドイツの今年のインフレ率が3%に達し、1993年(4.5%)以来の高水準に達する見通しを明らかにした。昨年はコロナ禍でエネルギー価格が急落したほか、7月から12月にかけて景気対策で付加価値税率が

トルコのCYグループ、可動式農園を開発

●コンテナ内で気候や日照時間に関係なく野菜や果物を栽培 ●設置してから最初の収穫までわずか1カ月 トルコの複合企業CYグループが、貨物用コンテナを利用した可動式農園を開発した。気候や日照時間に関係なく、野菜や果物を育てら

8月のインフレ率、93年以来の高水準に

ドイツ連邦統計局が10日に発表した8月の消費者物価統計の詳細によると、前年同月比のインフレ率は3.9%となり、1993年12月以来の高水準に達した。昨年はコロナ禍対策で7~12月の半年間、付加価値税率が引き下げられており

卸売物価が47年来の上げ幅に、8月は12.3%

ドイツ連邦統計局が13日発表した8月の卸売物価指数は前年同月比12.3%増となり、1974年10月以来およそ47年ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は7カ月連続。6月以降は上げ幅が2ケタ台に上っている。景気の回復

インフレ率が一段と上昇、8月は3.9%に

ドイツ連邦統計局が8月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比3.9%増となり、インフレ率は約28年来の高水準となった前月を0.1ポイント上回った。石油や中間財の価格高騰を背景とする輸入物価上昇の影響が最

7月輸入物価15%上昇、約40年来の上げ幅に

ドイツ連邦統計局が8月27日発表した7月の輸入物価指数は前年同月を15.0%上回り、上げ幅は第2次石油危機の渦中にあった1981年9月以来およそ40年ぶりの水準に達した。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押

エネルギーなどが物価押し上げ、7月インフレ率3.8%に

ドイツ連邦統計局が11日に発表した7月の消費者物価統計の詳細によると、前年同月比のインフレ率は3.8%となり、1993年12月以来の高水準に達した。昨年はコロナ禍対策で7~12月の半年間、付加価値税率が引き下げられており

生産者物価が51年来の上げ幅に、7月は10.4%

ドイツ連邦統計局が20日発表した7月の生産者物価指数は前年同月比10.4%増となり、第1次石油危機の余波が残る1975年1月以来51年6カ月ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は8カ月連続。エネルギーと中間財がこれ

露コグニティブパイロット、農業用ドローンで米国進出

●同社は国営金融・デジタルサービス大手ズベルの合弁 ●コンピュータービジョンやAI分野でのプロジェクトを開発 人工知能(AI)を使った自動運転技術でロシア大手のコグニティブバイロット(Cognitive Pilot)が、

露コグニティブパイロット、農業用ドローンで米国進出

人工知能(AI)を使った自動運転技術でロシア大手のコグニティブバイロットが、農業用ドローンで米国に事業進出する。現地紙ベドモスチが5日報じた。テキサス州に設立した子会社を通じてカンザス、オハイオ、オクラホマ、テキサス、デ

輸入物価の上げ幅が石油危機来の水準に、6月は12.9%

ドイツ連邦統計局が7月28日発表した6月の輸入物価指数は前年同月を12.9%上回り、上げ幅は第2次石油危機の渦中にあった1981年10月以来およそ40年ぶりの水準に達した。エネルギーと中間財が全体を強く押し上げた格好。エ

BASF―業績見通し引き上げ―

化学大手の独BASFは7月28日の暫定決算発表で2021年12月期の業績予測を引き上げた。6月中間期決算が好調だったうえ、世界経済の回復が今後も続くと予想されるためで、売上高を従来予測の「680億~710億ユーロ」から「

生産者物価が石油危機来の上げ幅に、6月は8.5%

ドイツ連邦統計局が20日発表した6月の生産者物価指数は前年同月比8.5%増となり、第2次石油危機の渦中にあった1982年1月以来の大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は7カ月連続。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全

BASF―水耕栽培の印スタートアップに出資―

化学大手の独BASFは13日、水耕栽培を手がけるインドのスタートアップ企業アーバン・キサーンに出資すると発表した。IT活用型農業(アグテック)関連の事業をアジアで強化する狙い。出資額や出資比率は公表しないことで合意した。

有機畜産農家が10年で41%増加

ドイツ国内の有機畜産事業者が2020年に1万7,300件となり、10年に比べ41%増えたことが連邦統計局の発表で分かった。畜産事業者全体(16万8,800件)に占める割合は10%で、4ポイント上昇した。 有機養牛事業者は

6月インフレ率、エネルギーが押し上げ

ドイツ連邦統計局が13日に発表した6月の消費者物価統計の詳細によると、前年同月比のインフレ率は速報値と同じ2.3%だった。前月の2.5%からややや低下したものの、依然として高い水準にある。これまでに引き続きエネルギーが全

卸売物価が石油危機来の大幅上昇に、6月は10.7%

物価の高騰が止まらない。ドイツ連邦統計局が12日発表した6月の卸売物価指数は前年同月比10.7%増となり、第2次石油危機の渦中にあった1981年10月以来およそ40年ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は5カ月連続

鉱工業生産2カ月連続減少、半導体不足響く

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した5月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.3%減(暫定値)となった。減少は2カ月連続。半導体不足が深刻な自動車業界の生産調整が響いたもようだ。経済省は

住宅建築価格が6.4%上昇、建材不足背景に

ドイツ連邦統計局が9日発表した5月の住宅建築価格は前年同月を6.4%上回り、2007年5月以来14年ぶりの大きな上げ幅となった。コロナ禍からの世界経済の回復を背景に幅広い業界で原料や部材、部品が不足。その影響が建材にも及

トルコ中部のカラタイ大学、R&D支援センターを開設

●スマート農機の開発製造を促進 ●中長期的には他業種や外国企業との協業も目指す トルコ中部のコンヤにあるカラタイ大学でこのほど、スマート技術設計・開発・プロトタイプセンター(STEDEC)が開設された。スマート技術を備え

独英が定期共同閣議開催へ、ブレグジット後の関係深化に向け

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は2日、英首相の別荘「チェッカーズ」で同国のボリス・ジョンソン首相と会談し、両国の共同閣議を年に1度、開催することで合意した。欧州連合(EU)を離脱した英国との関係を新たな基盤上で深化させて

BASF―ボッシュとのスマート農業合弁を当局が承認―

化学大手の独BASFは6月29日、IoT大手の独ボッシュと共同でスマート農業ソリューションの折半出資会社を設立する計画が、審査を行った世界のすべての独禁当局から承認されたと発表した。新会社は有限会社ボッシュBASFスマー

5月小売売上が前月比4.2%増加

ドイツ連邦統計局が1日発表した5月の小売売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を4.2%上回った。新型コロナウイルスの新規感染者数が大幅に減り店舗営業規制が緩和されたことが大きい。コロナ禍がドイツで本格化す

ルーマニアのスマート農業市場、拡大への兆し

●欧州最大規模の耕作面積と高度なIT技術が素地に ●同分野の新興企業の資金調達規模は2年強でわずか400万米ドル 情報通信技術(ICT)を活用したスマート農業(アグリテック)がルーマニアで拡大の兆しを見せている。業界に詳

コウノトリの村~ポーランド

ロシアの飛地領土カリーニングラード州と国境を接しているポーランド北東部のジフコヴォは、「コウノトリの村」として知られている。住民数19人に対して、晩夏に旅立つコウノトリの数は毎年200羽近く。村人たちはコウノトリに居心地

余白一滴

ディスカウントストア大手のアルディが動物福祉度の低い食肉・肉製品の販売を2030年までに打ち切る方針を打ち出した。動物福祉度に応じて4種類ある飼育形態のうち上位の「3」と「4」を満たす製品に制限。最低の「1」に該当する製

6月インフレ率2.3%に低下、来月は大幅上昇の見通し

ドイツ連邦統計局が29日発表した6月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比2.3%増となり、上げ幅は前月の2.5%から縮小した。エネルギーと食料品、サービスで上昇率が低下したことが大きい。昨年下半期のコロナ禍対策の反動で

輸入物価が40年来の上げ幅に、5月は11.8%

ドイツ連邦統計局が28日発表した5月の輸入物価指数は前年同月比11.8%増となり、1981年10月以来およそ40年ぶりの大きな上げ幅を記録した。エネルギーと中間財が全体を強く押し上げた格好。エネルギーを除いたベースでは上

欧州議会と加盟国、共通農業政策改革案で基本合意

欧州議会とEU加盟国は25日、2023~27年を対象とする次期共通農業政策(CAP)の改革案で基本合意した。現行CAPの基本的な枠組みを維持しつつ、農家への所得補助となる直接支払いのより公平な配分、気候変動や環境保全への

生産者物価の上げ幅、12年7カ月来の高水準に

ドイツ連邦統計局が18日発表した5月の生産者物価指数は前年同月比7.2%増となり、2008年10月以来12年7カ月ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は6カ月連続。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押

気が付けば有機農家~モルドバ

モルドバの農業が思わぬ転換を迎えている。1991年の体制転換で国家からの助成に頼れなくなった農家は、農薬や化学肥料の購入もままならず、厳しい日々を送ってきた。そして2014年。欧州連合(EU)との連合協定締結に反発したロ

5月インフレ率、エネルギーとサービスが押し上げ

ドイツ連邦統計局が15日に発表した5月の消費者物価統計の詳細によると、前年同月比のインフレ率は速報値と同じ2.5%で、9年8カ月来の高水準に達した。エネルギーの上げ幅が前月の7.9%から10.0%へと上昇したことが最大の

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