金属

イグロ―代替肉製品シリーズを投入―

冷凍食品大手のイグロ(ハンブルク)は9日、代替肉を用いた製品を本国の独市場に投入すると発表した。

健康や環境問題、動物福祉を重視する消費者の増加を背景に代替肉がニッチ製品から、多くの消費者が購入する製品へと成長しつつあることから、シリーズ投入に踏み切った。

エンドウをベースとする代替肉を利用した「グリーン・キュイジーヌ」という名のシリーズを2月から独市場で販売する。

ウズベキスタンが日本とウラン供給契約、総額10億ドル超

ウズベキスタンが日本と新たなウラン供給契約を交わした。

2019年12月にミルジヨーエフ大統領が訪日した際に日本政府と合意していたもので、契約期間は2023-30年、発注額は10億ドル超に上る。

日本は2013年、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)を通してウズベキスタンのウラン探鉱免許を取得し、NMMOとの共同探査に着手した。

生産者物価3カ月連続マイナスに、11月は0.7%低下

ドイツ連邦統計局が12月18日発表した11月の生産者物価指数は前年同月比0.7%減となり、下げ幅は前月の同0.6%からやや拡大した。

エネルギーの下げ幅は前月の3.1%から3.4%へと拡大した。

中間財は2.1%低下し、下落幅は前月(1.7%)を0.4ポイント上回った。

輸入物価の下げ幅、11月は2.1%に縮小

ドイツ連邦統計局が12月23日発表した11月の輸入物価指数は前年同月比2.1%減となり、下げ幅は前月の3.5%から大幅に縮小した。エネルギーの低下率が前月の23.4%から12.9%に狭まったことが反映された格好。エネルギ

独経済に薄明かり、業績「拡大」予測が「縮小」を上回る

ドイツ経済はひとまず底を打ったとの見方が出てきた。Ifo経済研究所の企業景況感指数は8月を直近のボトムに上昇基調が継続。財界系シンクタンクIW経済研究所のミヒャエル・フューター所長は国内の主要業界団体を対象とするアンケー

BMW―中国ガンフォンから電池セル用リチウムを調達―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は11日、同社の電動車に搭載する電池向けのリチウムを中国企業ガンフォンリチウムから調達することで合意したと発表した。

BMWの「第5世代電池」に投入するリチウムをガンフォンから調達する。

ガンフォンはBMWに供給するリチウムをオーストラリアの鉱山で採掘する。

熱間圧延平鋼カルテルで制裁金命令、ティッセンなど3社に6.5億ユーロ

4社は2002年半ばから16年6月にかけて定期的に会合を持ち、熱間圧延平鋼の「割増価格(Aufpreise)」と「追加価格(Zuschlaege)」を取り決めていた。

ドイツでは熱間圧延平鋼の価格が伝統的に、顧客との個別交渉で決める「基礎価格(Basispreis)」と、それに上乗せする割増価格・追加価格で構成されており、割増価格は強度などの品質や超音波検査などの付加サービス、追加価格は製品への添加剤の配合に伴ってそれぞれ上乗せされていた。

4社は割増価格と追加価格の分野で顧客との価格交渉を回避するために、違法なカルテルを結んでいた。

BMW、中国ガンフォンから電池セル用リチウムを調達

高級車大手の独BMWは11日、同社の電動車に搭載する電池向けのリチウムを中国の江西ガンフォンリチウムから調達することで合意したと発表した。

BMWの「第5世代電池」に投入するリチウムをガンフォンから調達する。

ガンフォンはBMWに供給するリチウムをオーストラリアの鉱山で採掘する。

独当局、熱間圧延平鋼のカルテルで3社に制裁

4社は2002年半ばから16年6月にかけて定期的に会合を持ち、熱間圧延平鋼の「割増価格」と「追加価格」を取り決めていた。

ドイツでは熱間圧延平鋼の価格が伝統的に、顧客との個別交渉で決める「基礎価格」と、それに上乗せする割増価格・追加価格で構成されており、割増価格は強度などの品質や超音波検査などの付加サービス、追加価格は製品への添加剤の配合に伴ってそれぞれ上乗せされていた。

カルテル庁によると、4社は割増価格と追加価格の分野で顧客との価格交渉を回避するため、カルテルを結んでいた。

露シンテズ・テクノロジー、合成ダイヤ工場を新設

合成ダイヤモンド製品を生産する目的で、6億700万ルーブル(860万ユーロ)を投資する。

ウエハが生産の7割、合成ダイヤが3割を占める見通し。

シンテズ・テクノロジーはこれまで、サンクトペテルブルグで合成ダイヤを製造してきた。

汎欧州電池プロジェクト始動へ、欧州委が総額32億ユーロの助成を承認

欧州連合(EU)の欧州委員会は9日、電池の研究・開発、技術革新に向けた欧州企業のプロジェクトに加盟7カ国が最大で総額32億ユーロを助成する計画を承認したと発表した。

欧州委は2017年、電動車用電池の生産でアジア勢に対抗するため、関連分野の企業が参加する汎欧州企業連合を創設する構想を打ち出した。

今回承認された計画はこれを具体化するもので、参加企業はリチウムイオン電池の原料獲得からリサイクルに至る全バリューチェーンを対象とした計4分野でコンソーシアムを結成。

金属3Dプリント大手GKN、独社と産業バーナー用ユニット生産で提携

英エンジニアリング大手GKN傘下で金属3Dプリンター材料部品大手のGKNアディティブは11月21日、産業用燃焼技術を専門とする独エンジニアリング企業のキュッパー・ソリューションズと戦略提携したと発表した。

キュッパー・ソリューションズが開発したのは空気と天然ガスを混ぜて燃焼させる混合ユニットで、燃焼プロセスを最適化することで窒素酸化物の排出量を大幅に削減している。

製造に際しては、最新の金属3Dプリント技術であるバインダー・ジェット方式を採用する。

製造業の輸出見通し、11月は2カ月ぶりに悪化

Ifo経済研究所が11月26日に発表した独製造業の11月の輸出期待指数はマイナス1.7となり、前月の同マイナス1.4を0.3ポイント下回った。

同指数は5月までプラスの領域にとどまっていたが、6月にマイナスへと転落。

11月は化学業界で輸出期待指数が特に振るわなかった。

輸入物価が3年3カ月来の下げ幅に、10月は-3.5%

中間材は1.9%減となり、下げ幅は前月の1.1%から拡大した。

耐久消費財は前年同月比0.8%増となり、上げ幅は前月の1.3%から縮小した。

10月の輸入物価指数は前月比では0.1%低下し、2カ月ぶりに下落した。

ノルウェー板金加工スタファ、リトアニア拠点に新生産棟

ノルウェーの板金加工会社スタファ・インダストリアーがリトアニア中東部にあるウクメルゲ産業パークに生産施設を新設する。

ウクメルゲ産業パークでスタファは生産事業と同時に賃貸事業も展開している。

ウェストビー社長によると、新施設面積の半分は生産施設や倉庫スペースとして他社に賃貸する考えだ。

独当局が自動車3社に制裁、条鋼調達めぐるカルテルで

ドイツ連邦カルテル庁は21日、同国の自動車大手BMW、ダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)の3社が条鋼の調達でカルテルを結んでいたとして、合わせて約1億ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。

3社は2004年から13年末にかけて、鉄鋼・鋳造メーカーやシステムサプライヤーと年に2回の定期会合を持ち、条鋼調達価格の上乗せ分を同一額にすることを取り決めていた。

自動車メーカーはこれを受け入れたものの、上乗せ額を3社とも同一にすることを取り決めたことから独禁規制に抵触した。

生産者物価が2カ月連続低下、10月は-0.6%に

ドイツ連邦統計局が20日発表した10月の生産者物価指数は前年同月比0.6%減となり、下げ幅は前月の同0.1%から拡大した。

エネルギーの下げ幅は前月の1.9%から3.1%へと拡大した。

エネルギーが前月の0.4%増から0.1%減へとマイナスに転換したほか、中間財の下げ幅が0.3%から0.7%へと拡大したことが響いた。

独自動車3社にカルテル制裁金、条鋼の調達で

自動車メーカーはこれを受け入れたものの、上乗せ額を3社とも同一にすることを取り決めたことから独禁規制に抵触した。

3社は事実関係を認め、調査にも協力したことから、制裁額を軽減された。

BMWとダイムラーはそれぞれ制裁受け入れを表明した。

ティッセンクルップ―通期純赤字5倍に拡大―

産業ソリューション部門(プラントエンジニアリング)の赤字が34%増の1億7,000万ユーロへと膨らんだほか、印タタ製鉄の欧州事業と合併に失敗した鉄鋼部門の利益が95%減の3,100万ユーロへと激減したことなどが響いた。

自動車部品部門は18%増の2億3,300万ユーロ、エレベーター部門は5%増の9億700万ユーロと増益を確保した。

売上高は1%増の419億9,400万ユーロで、売上高営業利益率は前期の3.5%から1.9%へと低下した。

金属粉末大手GKN、金属3Dプリンター用材料の供給体制を強化

金属3Dプリンター材料の世界大手GKNアディティブの金属粉末・部品事業部門であるGKNパウダー・メタラジーは13日、金属3Dプリンター向け金属粉末の供給体制を強化する方針を明らかにした。

顧客企業に近い現地で生産や保管することでリードタイムを短縮する狙いがある。

独西部のヒュッケスヴァーゲンにある拠点で「316L」、「17-4PH」、「20MnCr5」などの金属粉末を保管し、水およびガス式の噴霧装置向けや特注向けに常時出荷できる体制を構築している。

独当局が自動車3社に制裁、条鋼調達めぐるカルテルで

ドイツ連邦カルテル庁は21日、同国の自動車大手BMW、ダイムラー、フォルクスワーゲン(VW)の3社が条鋼の調達でカルテルを結んでいたとして、合わせて約1億ユーロの制裁金支払いを命じたと発表した。

3社は2004年から13年末にかけて、鉄鋼・鋳造メーカーやシステムサプライヤーと年に2回の定期会合を持ち、条鋼調達価格の上乗せ分を同一額にすることを取り決めていた。

自動車メーカーはこれを受け入れたものの、上乗せ額を3社とも同一にすることを取り決めたことから独禁規制に抵触した。

金属粉末大手GKN、金属3Dプリンター用材料の供給体制を強化

金属3Dプリンター材料の世界大手GKNアディティブの金属粉末・部品事業部門であるGKNパウダー・メタラジーは13日、金属3Dプリンター向け金属粉末の供給体制を強化する方針を明らかにした。

顧客企業に近い現地で生産や保管することでリードタイムを短縮する狙いがある。

独西部のヒュッケスヴァーゲンにある拠点で「316L」、「17-4PH」、「20MnCr5」などの金属粉末を保管し、水およびガス式の噴霧装置向けや特注向けに常時出荷できる体制を構築している。

鉱工業の有形固定資産投資、昨年は7.5%増加

ドイツ連邦統計局が15日発表した国内鉱工業の有形固定資産投資額は昨年684億3,400万ユーロとなり、前年比で7.5%増加した。

同投資額が最も大きかったのは自動車・自動車部品で、166億4,000万ユーロに上った。

2位は機械(82億7,000万ユーロ)、3位は化学(54億7,500万ユーロ)、4位は金属製品(47億5,900万ユーロ)。

アルセロール・ミタル、クラクフの生産拠点を閉鎖

同社は世界鉄鋼市場が今年、3.1%縮小すると見込んでいる。

アルセロール・ミタルは今年5月に一旦、二酸化炭素(CO2)排出コストを理由にクラクフ拠点を9月に閉鎖すると発表した。

その後、方針を変更し、同国にある高炉3基の減産で需要低下に対応してきた。

アルセロール・ミタル、クラクフの生産拠点を閉鎖

鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)が、ポーランド南西部クラクフにある高炉、製鉄所の操業を11月23日に停止する。

アルセロール・ミタルは5月、二酸化炭素(CO2)排出コストを理由にクラクフ拠点を9月に閉鎖すると発表した。

その後に方針を変更し、同国にある高炉3基の減産で需要低下に対応してきた。

風力発電機の解体が21年から本格化、ブレードのリサイクなどに課題

ドイツ連邦環境庁(UBA)はこのほど公表したレポートで、風力発電機の解体、撤去、リサイクルに伴う課題を指摘した。

同国では2021年から風力発電機の処分が本格化すると予想されることから、問題点を事前に指摘して、国(連邦)や州に対応を促す考えだ。

一方、FRPで作られているブレードは解体量が年最大7万トンと相対的に少ないものの、FRPの処理施設は国内に1カ所しかなく、風力発電機の解体の本格化に伴い廃ブレードが大量に発生すると処理しきれないのが現状だ。

鉱工業生産2カ月ぶり減少、9月は-0.6%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した9月は月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.6%減となり、2カ月ぶりに落ち込んだ。

エネルギー業と建設業は各2.0%、1.8%の幅で増加し、ともに2カ月ぶりに拡大した。

経済省は「製造業の景気低迷は終わっていない」としながらも、9月に新規受注が拡大に転じたほか、メーカーの先行き見通しがやや好転したことを指摘。

独自動車部品カマックス、スロバキア工場に追加投資

独自動車部品メーカーのカマックスがスロバキア東部のバルデヨフ工場に2,500万ユーロを追加投資する。

経済省は設備調達に対し200万ユーロ、さらに2031年までの税制優遇の形で300万ユーロを助成する方針だ。

2018年は従業員3,500人で7億8,700万ユーロの売上高を計上した。

ルノーのトルコ合弁、アルミ鋳造部品工場が試験稼働

欧州自動車大手ルノーのトルコ合弁会社オヤック・ルノーは23日、同国北西部ブルサの拠点でアルミ鋳造部品工場の試験稼働を開始した。

トルコのヴァランク産業技術相によると、原材料のアルミニウムは国内メーカーから調達し、製品は中国、スペイン、英国に輸出する。

同相はまた、国内でルノーのHVモデル生産が行われることを要望していることも明らかにした。

輸入物価の下げ幅やや縮小、9月は2.5%に

ドイツ連邦統計局が29日発表した9月の輸入物価指数は前年同月比2.5%減となり、下げ幅は前月の同2.7%からやや縮小した。

エネルギーは19.1%減と大きく落ち込んだものの、下げ幅は前月の19.6%からやや縮小した。

9月の輸入物価指数は前月比でも0.6%低下し、4カ月連続で落ち込んだ。

ルノーのトルコ合弁、アルミ鋳造部品工場が試験稼働

仏自動車大手ルノーのトルコ合弁会社オヤック・ルノーは23日、同国北西部ブルサの拠点に新設したアルミ鋳造部品工場の試験稼働を開始した。

トルコのヴァランク産業技術相によると、原材料のアルミニウムは国内メーカーから調達し、製品は中国、スペイン、英国に輸出する。

同相はまた、国内でルノーのHVモデル生産が行われることを要望していることも明らかにした。

生産者物価が約3年来のマイナスに

エネルギーの下げ幅は前月の0.3%から1.9%へと拡大した。

非耐久消費財は1.8%増となり、上げ幅は前月の1.7%からやや拡大した。

生産者物価指数は前月比では0.1%増となり、2カ月ぶりに拡大した。

ティッセンクルップ―管理部門スリム化―

マルティーナ・メルツ暫定社長が8日、管理職を対象とした講演で明らかにしたもので、自動車部品部門と産業ソリューション部門(プラントエンジニアリングと造船)の本部で従業員およそ300人を削減する。

収益力が高いエレベーター部門の新規株式公開(IPO)ないし売却を実施し、財務基盤を強化する方針へと転換した。

ティッセンクルップは自動車部品と産業ソリューション部門の合弁化を模索している。

フォルクスワーゲン―トルコのシリア侵攻で工場建設撤回も―

トルコがシリアへの侵攻を開始したためで、広報担当者は15日、メディアの問い合わせに「新工場建設の最終決定は取締役会によって延期された」ことを明らかにした。

トルコは9日、隣国シリアへの軍事侵攻を開始した。

現在の状況下ではトルコ工場建設を考えられないとする立場は他の監査役も共有していると述べた。

加鉱業企業、ルーマニアで鉱物資源探査

カナダの鉱業会社リーディングエッジマテリアルズ(LEM)は先ごろ、ルーマニア子会社が同国の国家鉱物資源庁に対し探査ライセンスを申請したことを明らかにした。

対象となるのは同国西部のビホル・スドにある面積25平方キロメートルの鉱区で、LEMが過半数の株式を持つLEMリソーシーズSRLが申請を提出した。

ルーマニアの探査ライセンスは、対象となる鉱区の公開後に競争入札により配分される。

米ノベリスのアレリス買収、欧州委が条件付きで承認

欧州委員会は1日、アルミ圧延製品大手の米ノベリスが米同業アレリスを買収する計画を条件付きで承認したと発表した。

ノベリスはアレリスが欧州で展開する自動車用アルミ製ボディシート事業を手放すことを求められる。

これに対してノベリスがアレリスの欧州の自動車用アルミ製ボディシート事業を売却することを提案したことから、欧州委は競争上の問題が解消されるとして、その実施を条件に買収を承認した。

Mitsubishi Heavy:三菱日立製鉄機械、シーメンスとの合弁を完全傘下に

三菱重工業は1日、子会社の三菱日立製鉄機械が独シーメンスから合弁会社プライメタルズテクノロジーズ(PT)の株式49%を取得することで合意したと発表した。

競争当局の承認などを得て2020年初に取引が完了すると、PTは三菱日立製鉄機械の100%子会社となる。

PTは2015年1月、三菱日立製鉄機械とシーメンスがロンドンに設立した合弁。

Thyssen:ティッセンクルップ、社長を実質解任

同社では前社長と監査役会長が株主と対立して昨年7月に辞任しており、ケルクホッフ社長が退任することで、社長が2人続けて任期を全うできない異例の事態となった。

エレベーター部門のIPO/売却を実施することではキルヒホッフ社長とセビアンなどの間に意見の違いはなかったが、エレベーター部門の過半数株を保持したい同社長と、同部門の株式をすべて売却して特別配当を支給するよう求めるセビアンなどの間で対立が発生。

ティッセン株15.08を保持する第2位株主で、前社長と前監査役会長に対しても激しい批判を展開していた。

JFEエンジニアリング―独で廃熱回収ボイラー受注―

JFEエンジニアリングは9月27日、化学大手エボニックがドイツ西部のマールに持つ工場向けに廃熱回収ボイラーを、独子会社スタンダードケッセル・バウムガルテ(SBG)を通して受注したと発表した。

JFEは同国で5月にもガス焚きボイラーを受注している。

ボイラーの蒸気は、ガスタービンの排気ガスと化学工場の酸化エチレン製造プロセスなどで発生する副生ガスを利用することで得られるもので、発電および化学製品の製造工程で利用される。

Mitsubishi Heavy:三菱日立製鉄機械―シーメンスとの合弁を完全傘下に―

三菱重工業は1日、子会社の三菱日立製鉄機械が電機大手の独シーメンスから合弁会社プライメタルズテクノロジーズ(PT)の株式49%を取得することで合意したと発表した。

PTは2015年1月、三菱日立製鉄機械とシーメンスがロンドンに設立した合弁。

市場環境が厳しさを増すなかで競争力を強化することが同合弁設立の狙いで、三菱日立製鉄機械はPTを通して製品ラインアップを拡充するとともにグローバル展開を加速した。

FORRES:トルコ建材メーカーのフォレス、カザフで生産増強

トルコの建材メーカーでドアハンドルやヒンジを生産するフォレス(FORRES)は先ごろ、カザフスタン西部のアルマトイ州にある工場の拡張工事を完了した。

拡張後の工場の広さは5,000平方メートルで、生産量は以前の3倍にあたる年間3,000トンに拡大する。

同社はトルコの建材メーカー、アクペン(AKPEN)の関連企業で2016年に工場を開設した。

輸入物価が3年来の下げ幅に、8月は-2.7%

ドイツ連邦統計局が9月27日発表した8月の輸入物価指数は前年同月比2.7%減となり、2016年8月以来、3年ぶりの大きな下げ幅を記録した。

エネルギーの下落幅が15.7%から19.6%へと拡大したことが最大の押し下げ要因で、エネルギーを除いた輸入物価の下落率は0.4%にとどまった。

8月の輸入物価指数は前月比でも0.6%低下し、4カ月連続で落ち込んだ。

Thyssen:ティッセンクルップ―社長を実質解任―

同社では前社長と監査役会長が株主と対立して昨年7月に辞任しており、ケルクホッフ社長が解任されることで、社長が2人続けて任期を全うできない異例の事態となっている。

エレベーター部門のIPO/売却を実施することではキルヒホッフ社長とセビアンなどの間に意見の違いはなかったが、エレベーター部門の過半数株を保持したい同社長と、同部門の株式をすべて売却して特別配当を支給するよう求めるセビアンなどの間で対立が発生。

ティッセン株15.08を保持する第2位株主で、前社長と前監査役会長に対しても激しい批判を展開していた。

BMW:持続可能なコバルト採掘実現へ、独韓4社がコンゴでパイロットプロジェクト

そのうえで環境と人権に配慮した採掘方法を開発し実践する。

周辺自治体では◇子供が教育を受けられるようにする◇金銭に関する住民の理解力を高める◇鉱山労働以外の収入源を確保できるようにする――といった取り組みを行う。

鉱山労働に強く依存せざるを得ない状況を、その原因にさかのぼって改善していく狙いだ。

生産者物価の上げ幅が16年11月以来の低水準に

エネルギーが0.3%下落して全体を強く押し下げた格好で、ネルギーを除いた生産者物価の上昇率は0.6%だった。

非耐久消費財は1.7%上昇した。

耐久消費財は1.3%、投資財は1.5%の幅で上昇した。

GMD:仏車部品GMDがハンガリー新工場を開設、アルミ鋳造部品を生産

自動車の内外装部品を手掛ける仏GMDはこのほど、ブダペストの北西約40キロメートルに位置するドログで新工場を開設した。

240人を雇用して乗用車用のアルミニウム鋳造部品を生産する。

GMDはハンガリーで、北部のエステルゴムにある拠点にも2,000万ユーロを追加投資して160人を増員する予定。

仏車部品GMDがハンガリー新工場を開設、アルミ鋳造部品を生産

自動車の内外装部品を手掛ける仏GMDはこのほど、ブダペストの北西約40キロメートルに位置するドログに新工場を開設した。

240人を雇用して乗用車用のアルミニウム鋳造部品を生産する。

GMDはハンガリーで、北部のエステルゴムにある拠点にも2,000万ユーロを追加投資して160人を増員する予定。

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