電子、電機

インフィニオン―通期純益3倍以上に―

欧州半導体最大手の独インフィニオンが10日発表した2021年9月通期決算の純利益は11億6,900万ユーロとなり、前期(3億6,800万ユーロ)から約3.2倍拡大した。世界的な半導体不足で出荷価格が上昇したことが大きい。

シーメンス―道路信号子会社、売却先候補を5社に選定―

電機大手の独シーメンスが道路信号子会社ユネックスの売却手続きを進めている。経済紙『ハンデルスブラット』の報道によると、売却先候補を5社に絞り込んだもようだ。関連各社は報道内容へのコメントを控えている。 ユネックスは交通料

ランクセス―高機能材料事業ユニットを法的に独立化―

化学大手の独ランクセスは11日、高機能材料(HPM)事業ユニットを法的に独立させると発表した。車両電動化のトレンドを踏まえた措置で、来年上半期に手続きを開始する。 HPM事業ユニットでは強度や耐熱性の高いエンジニアリング

シーメンス―通期純益53%増加―

電機大手の独シーメンスが11日発表した2021年9月通期決算の純利益は前期比53%増の61億6,100万ユーロと大幅に伸びた。中核事業の好調のほか、周辺事業の売却で水準が押し上げられた。売上高は13%増の622億6,50

シーメンス・エナジー―赤字幅70%縮小―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは10日、シーメンスからの分社化後初の通期決算を発表した。それによると、2021年9月期の純損益は5億6,000万ユーロの赤字となったものの、赤字幅は前期の18億5,900万ユー

燃料電池バスの実用化に向けZFなどがプロジェクト

自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは10日、燃料電池バスの実用化に向け同業フロイデンベルク、長距離バス大手フリックスブス、温暖化防止の非営利団体アトモスフェアとプロジェクトを実施すると発表した。旅行バスへの燃料

建造物のCO2排出削減目標、3割をデジタル技術で達成可

独情報通信業界連盟(Bitkom)は10日、デジタル技術を活用することで建造物部門の二酸化炭素(CO2)排出削減目標の3割を達成できるとの見解を発表した。断熱リフォーム・暖房交換支援など政府が重視する従来型の政策はコスト

トヨタ、チェコ工場で新型「ヤリス」を生産開始

●新ヤリスはTNGA-Bプラットフォームを採用 ●コリーン工場では来年、アイゴの後継モデルを生産予定 トヨタ自動車は9日、チェコのコリーンにある小型乗用車工場で新型「ヤリス」の生産を開始したと発表した。ガソリンモデルに加

鉱工業の有形固定資産投資、昨年は14%減少

ドイツ連邦統計局が16日発表した鉱工業の昨年の有形固定資産投資額は608億4,200万ユーロとなり、前年に比べ13.9%減少した。コロナ禍の発生で景気が急速に冷え込んだうえ、資金繰り確保の重要性が高まったことが反映された

独電子部品市場、コロナ禍前の水準をほぼ回復

独電気電子工業会(ZVEI)は16日、同国の電子部品市場が今年は前年比14%強増の185億ユーロとなり、コロナ禍前の2019年水準をほぼ回復する見通しを明らかにした。欧州市場規模も17%強増の560億ユーロ弱に拡大すると

トルコ電動国民車プロジェクト、セダンの開発に着手

●セダンはミドルクラスSUVに次ぐ第2弾モデル ●TOGGは製造部長に元ホンダの工場長を招聘 トルコ初の電動国民車の開発製造を手がける合弁会社TOGGは12日、ミドルクラスセダンの開発に着手したと発表した。2030年まで

中東欧、EU向け半導体部品の供給基地となるか

●EUは「欧州半導体法」を来年施行し半導体不足に対処する方針 ●安定供給には域外企業による投資受入れも重要 世界的な半導体部品不足が、欧州の製造業を悩ませている。新型コロナ禍からの景気回復に伴う需要急増を受けたもので、自

トヨタ、チェコ工場で新型「ヤリス」生産開始

トヨタ自動車は9日、チェコのコリーンにある小型乗用車工場で新型「ヤリス」の生産を開始したと発表した。ガソリンモデルに加えハイブリッド(HV)モデルを製造する。 新「ヤリス」はトヨタのグローバルプラットフォーム「トヨタ・ニ

中東欧、EU向け半導体部品の供給基地となるか

世界的な半導体部品不足が、欧州の製造業を悩ませている。新型コロナ禍からの景気回復に伴う需要急増を受けたもので、自動車メーカーの中には生産の一時中止に追い込まれたところも多い。半導体はコンピューターや携帯電話、自動車、診断

電機業界の新規受注9月も2ケタ増

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した同国電機業界の9月の新規受注高は前年同月を26.5%上回り、7カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。世界経済の急速な回復が大きい。国内受注が28.7%、国外が24.9%増加。国外は

モビリティ分野の技術開発、ロシア企業が活躍

●スマートドライビング社はコネクテッドバスのデータを収集 ●単一インフラによる大規模フリートの管理システムも実用化 デジタル技術をモビリティ分野に活用することに取り組むロシア企業が元気だ。規模の大小に関わらず、新しい移動

ブロックチェーン・ソリューション開発 スロバキア

主に航空宇宙分野向けに、ブロックチェーン技術をベースとする「サービスとしてのソフトウエア(SaaS)」プラットフォームを開発している。宇宙船部品の品質管理向上や品質検査にブロックチェーンシステムを用いることで、コスト削減

独コンチネンタル、ルーマニアCESの守備範囲を拡大

●同CESは今後、地域の自動車・非自動車分野の全てを手がける ●コンチネンタルは全5事業がルーマニアで活動中 自動車部品大手の独コンチネンタルは3日、ルーマニア子会社コンチネンタル・エンジアリング・サービシーズ(CES)

リマックとポルシェ、合弁会社が始動

●スーパーカーを超える高性能の電動ハイパーカーを生み出す ●CEOはマテ・リマック氏が兼任 電動スーパーカーを製造するクロアチアの新興企業リマック・オートモビリは2日、独フォルクスワーゲン(VW)傘下のポルシェと設立した

鉱工業生産9月も減少

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が5日発表した9月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%減の93.7(暫定値)となり、2カ月連続で減少した。原材料不足を背景に製造業で生産

フォルクスワーゲン―脱炭素化加速に向け戦略協業―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は3日、環境や温暖化防止分野で投資活動などを手がけるEITイノエナジーと戦略パートナーシップを締結すると発表した。車両の電動化など脱炭素化に役立つ技術を持つ企業を効率的に見つけ出し

ドイツテレコム―光通信網の敷設加速へ、子会社を合弁化―

ドイツテレコムは5日、子会社グラスファーザープルスを豪年金基金系のIFMグローバル・インフラストラクチャー・ファンドとの合弁会社に切り替えると発表した。国内の人口希薄地域での光ファイバー通信網敷設を加速する狙い。当局の承

メーカーの7割以上で原材料不足

原材料不足に苦慮する独メーカーの割合が10月は70.4%に上ったことが、Ifo経済研究所の企業アンケート調査で分かった。過去最高となった前月(77.4%)からはやや低下したものの、水準は依然として極めて高い。調査担当者は

乗用車新車登録の減少幅拡大、10月は-35%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した10月の乗用車新車登録台数は前年同月比34.9%減の17万8,683台と大きく落ち込んだ。減少は4カ月連続。半導体不足に伴う生産調整の影響が一段と強まっており、下げ幅は前月の22.

VW、脱炭素化加速に向けEITイノエナジーと提携

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は3日、環境や温暖化防止分野で投資活動などを手がけるEITイノエナジーと戦略パートナーシップを締結すると発表した。車両の電動化など脱炭素化に役立つ技術を持つ企業を効率的に見つけ出し

三菱ケミカル、独の半導体洗浄能力増強

三菱ケミカルは1日、半導体産業が盛んな独東部ドレスデンの拠点にクリーンルームを新設すると発表した。世界的に旺盛な半導体需要を踏まえ、半導体洗浄能力を増強し、顧客の生産をサポートしていく。 約1,000万ユーロを投じて現地

リマックとポルシェ、合弁会社が始動

電動スーパーカーを製造するクロアチアの新興企業リマック・オートモビリは2日、独フォルクスワーゲン(VW)傘下のポルシェと設立した合弁会社ブガッティ・リマックが1日付で事業を開始したと発表した。電動車(EV)分野のリマック

欧州人は環境意識高いがEV導入には消極的=フォード調査

米自動車大手フォードの欧州法人(独ケルン)は10月27日、欧州8カ国の成人を対象に実施した環境および電気自動車(EV)に関する意識調査で、気候変動に対して個人的な責務を感じている人の割合が平均で90%に上るとする結果を発

米エヌビディアの英アーム買収、欧州委が本格調査開始

欧州委員会は10月27日、米半導体大手エヌビディアが英半導体設計大手アームを買収する計画について、本格的な調査を開始したと発表した。エヌビディアと競合する企業がアームの技術を活用できなくなることを懸念したもので、詳細な調

シュコダ自、半導体不足で25万台減産

●半導体不足は10-12月期に底打ち後、緩やかに改善する見込み ●1-9月は増収増益 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は1日、今年の通期生産台数が予定を25万台下回るという見通しを明らかにし

企業の現状判断がコロナ禍前の水準回復

ドイツ商工会議所連合会(DIHK)は10月28日に発表した企業景気アンケート調査レポートのなかで、2021年の国内総生産(GDP)を夏期に発表した従来の実質3.0%から2.3%へと下方修正した。エネルギー価格の高騰や原材

輸入物価の上げ幅が一段と拡大、9月は約18%に

ドイツ連邦統計局が10月27日発表した9月の輸入物価指数は前年同月を17.7%上回り、上げ幅は前月の同16.5%を一段と上回った。エネルギーと中間財がこれまでに引き続き全体を強く押し上げ、第2次石油危機の渦中にあった19

エネルギー価格高騰対策でEU加盟国が合意できず

欧州連合(EU)は10月26日、ルクセンブルクでエネルギー相理事会の臨時会合を開き、深刻化しているエネルギー価格高騰への対応策を協議した。加盟国の多くは減税や補助金などを通じて家計や企業への短期的な負担軽減策を講じており

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