2022年8月3日

インフレ率2カ月連続低下、7月は7.5%に

ドイツ連邦統計局が7月28日発表した同月の消費者物価指数(ドイツ基準、速報値)は前年同月比7.5%増と大幅に上昇したものの、上げ幅は2カ月連続で縮小した。物価高騰の直撃を受ける消費者向けの負担軽減策が奏功した格好。インフ […]

メルセデスベンツ―BEV生産に向けハンガリーに巨額投資―

独高級車大手メルセデスベンツがハンガリー中部にあるケチケメート工場の生産能力増強に4,000億フォリント(約10億ユーロ)を投資する。電気自動車(BEV)専用の次世代プラットフォームを用いた車両生産に向けたもの。シーヤー

RWE―利益予測を大幅引き上げ―

エネルギー大手の独RWEは7月27日、2022年12月期の利益見通しを大幅に引き上げた。エネルギー取引事業が予想外に好調なほか、電力料金が値上がりしたことが大きい。同社は競合ユニパーと異なりロシアから天然ガスを調達してい

ルフトハンザ―シェルからSAF調達へ―

航空大手の独ルフトハンザは1日、石油大手の英シェルから持続可能な航空燃料(SAF)を調達することで基本合意したと発表した。フライトに伴う二酸化炭素(CO2)の排出量を削減する狙い。販売する航空燃料の10%を2030年まで

バイエル―米農業テックを買収―

農業化学大手の独バイエルは1日、米農業テック、カバークレス(CCI)への出資比率を65%に拡大し、子会社化することで合意したと発表した。CCIが開発中の技術は農業の脱炭素化、窒素肥料の投入削減のほか、農家の収入増につなが

ショット―医薬包装材事業を分離、IPO視野に―

特殊ガラス大手の独ショットは1日、医薬品包装材事業を法的に分離すると発表した。利益を伴う成長を加速させるとともに、資金調達の選択肢を増やす考え。新会社の新規株式公開(IPO)を視野に入れている。フランク・ハインリヒト最高

スーパー大手レーベがチラシ廃止、環境・気候に悪影響と判断

独スーパー大手レーベは7月27日、チラシ広告を全面廃止すると発表した。大量のチラシの作製は環境・気候に悪影響をもたらすことから、来年7月以降、印刷と配布を止める。独小売大手ではホームセンターのオビが6月に全廃したが、スー

6月小売売上8.8%減少、物価高騰で統計開始後最大の下げ幅に

ドイツ連邦統計局が1日発表した6月の小売売上指数(営業日数・季節調整値)は物価調整後の実質で前月比8.8%減(暫定値)となり、統計を開始した1994年以降で最大の下げ幅を記録した。インフレ高進と、それに伴う消費者の支出抑

独企業の半数で人手不足、中・長期的にさらに深刻化

労働力不足で業務に支障が出ている企業が7月はドイツ全体の49.7%に達し、調査を開始した2009年以降の最高を更新したことが、Ifo経済研究所の2日の発表で分かった。4月に記録したこれまでの最高(43.6%)を6ポイント

ルフトハンザのパイロットがスト決議

独パイロット労組VCは7月31日、ルフトハンザ航空を対象にストライキを実施することの是非を問う組合員投票で圧倒的多数が賛成票を投じたと発表した。これによりVCはいつでもストを決行できるようになった。ただ、労使の溝を可能な

機械業界受注が再び減少、6月は-9%に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が1日発表した同国の6月の機械新規受注高は前年同月を実質9%下回った。減少は2カ月ぶり。サプライチェーンひっ迫のほか、ウクライナ戦争に伴う受注のキャンセルが響いた。 国内受注が11%、国外が

上期ビール販売が4%増加、コロナ規制緩和で

ドイツ国内の醸造所ないし倉庫から出荷されたビールの量が今年上半期は約43億リットルとなり、前年同月を3.8%上回ったことが、連邦統計局の発表で分かった。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止策がほぼ廃止されたことから、飲

メルセデスベンツ―22年予測を引き上げ―

高級車大手の独メルセデスベンツは7月27日、2022年12月期の業績予測を引き上げた。上半期決算が好調だったためで、売上高を従来予測の前期を「やや上回る」から「大幅に上回る」へと上方修正。営業利益(EBIT)も「前期並み

6月輸入物価+29.9%に、上げ幅は2カ月連続縮小

ドイツ連邦統計局が7月29日発表した6月の輸入物価指数は前年同月比29.9%増となり、これまでに引き続き大きく上昇したものの、上げ幅は2カ月連続で縮小した。直近のピークである4月は31.7%に上っていた。最上流に位置する

ガス料金1000ユーロ以上増加も、輸入会社の調達コスト転嫁で

ロシア産天然ガスの供給削減を受けて膨らんでいる輸入会社の調達コストが川下に転嫁されると、一般世帯の負担額は大幅に膨らむ可能性がある。ショルツ首相は先ごろ、負担増加額が最大で年300ユーロにとどまるとの見方を示したが、これ

「ガス発電の全面停止は不可能」=経済省

ドイツで天然ガス発電を100%停止することはできないもようだ。ロシア産ガスの供給が大幅に削減されたことを受け同国では国内供給を維持するため発電での使用を全面停止するよう求める声が出ているが、経済・気候省は1日付の文書で不

第2四半期ゼロ成長に

ドイツ連邦統計局が7月29日発表した2022年第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)は物価・季節・営業日数調整後の実質で前月と同水準にとどまった。コロナ禍、サプライチェーンのひっ迫、物価高騰、ロシアのウクライナ侵攻

消費者信頼感2カ月連続で過去最低に

市場調査大手GfKが7月27日発表したドイツ消費者信頼感指数の8月向け予測値は7月の確定値(-27.7ポイント)を2.9ポイント下回るマイナス30.6ポイントとなり、1991年の調査開始後の最低を2カ月連続で更新した。イ

PHVの購入補助金を来年廃止、BEVとFCVは減額

ドイツ経済・気候省は7月26日、電動車向けの国の補助金を来年から縮小すると発表した。与党合意に基づく措置で、電気自動車(BEV)と燃料電池車(FCV)で支給額を引き下げ、プラグインハイブリッド車(PHV)では補助金を廃止

失業増も雇用情勢は安定

ドイツ連邦雇用庁(BA)が7月29日発表した同月の失業者数は247万人となり、前月を10万7,000人上回った。季節要因のほか、ロシアの軍事侵攻を受けているウクライナからの難民の多くが求職活動を開始し失業者として登録され

7月と8月の法令改正

・改正エネルギー安定確保法(EnSiG)が7月12日付で施行。天然ガス輸入会社の調達コストが急上昇した場合、ガス料金に上乗せされる分担金を通して川下に迅速転嫁することが可能に。同ルールは10月1日付で適用される見通し ・

コベストロ―利益予測引き下げ、価格転嫁しきれず―

化学大手の独コベストロは2日の決算発表で2022年12月期の営業利益(EBITDA)見通しを引き下げた。原料価格の高騰と世界経済の減速を踏まえたもので、従来予測の「20億~25億ユーロ」から「17億~22億ユーロ」へと下

病欠が過去最多に、コロナ規制の緩和で風邪が急増

今年上半期に少なくとも1度、病気休業した就労者の割合は前年同期の4.35%から5.70%へと上昇し、統計を開始した2011年以降の最高を更新したことが、企業別健康保険組合(BKK)の頂点団体BKKダッハフェアバントの調査

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