ドイツ経済ニュース

ドイツ鉄道で24日から3G検査、乗車には証明書の携帯が必要に

ドイツ鉄道(DB)は23日、車内での3G検査を24日(水)から開始すると発表した。改正感染防止法が24日付で発効することを踏まえた措置。新型コロナウイルスのワクチン接種、感染からの快復、陰性のいずれかを証明する文書を持た […]

18歳以上にブースター、独予防接種委が勧告へ

国の予防接種常任委員会(STIKO)は18日、追加免疫(ブースター)接種の勧告対象を18歳以上の新型コロナウイルス用ワクチン接種完了者全員に拡大する意向を発表した。これまでは70歳以上の高齢者などに限定してきたが、感染者

豪富豪が独へのグリーン水素輸出に意欲

オーストラリアの富豪で鉄鉱石採掘大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)の会長を務めるアンドリュー・フォレスト氏がドイツへのグリーン水素輸出に向け着々と準備を進めている。同氏は15日、独経済省で同国の有力企業の

独機械輸出、コロナ禍前の水準をほぼ回復

連邦統計局のデータをもとにドイツ機械工業連盟(VDMA)が18日発表した第3四半期(7~9月)の機械輸出高は446億ユーロ(暫定値)となり、前年同期を8.8%上回った。コロナ禍からの回復が順調に進んでおり、1-9月期は前

電機輸出、9月は6%増に

独電気電子工業会(ZVEI)が18日発表した同国電機製品の9月の輸出高は前年同月比6.0%増の191億ユーロとなり、これまでに引き続き拡大した。1~9月の累計は前年同期比11.5%増の1,653億ユーロ。生産高と売上高も

1~10月の電動車シェア、2.2倍の24.2%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が19日発表した電動車(乗用車)の1~10月の新車登録台数は53万2,448台となり、前年同期(25万2,530台)を110.8%上回った。乗用車新車登録に占める割合は10.9%から約2.2倍の

10月粗鋼生産7%増加

独鉄鋼業界団体シュタールが19日発表した10月の粗鋼生産高は前年同月比7.0%増の365万5,000トンとなり、8カ月連続で拡大した。高炉鋼が13.2%増の252万1,000トンと大きく拡大。電炉鋼は4.6%減の113万

タイムカードの違反、妥当な処分は?

義務や規律違反の社員にどの処分を下すべきかは、雇用主が頭を悩ませる問題であろう。社内に示しをつけなければならないだろうし、情が働くこともあるだろう。法律的には過度の処分は認められず、裁判になれば敗訴することになる。今回は

余白一滴

感染者急増のスピードに驚いている。秋が深まって気温が下がり、屋内での接種が増えれば感染が拡大することは分かっていたが、これほど速いとは思っていなかった。デルタ株恐るべし。 感染防止策の強化を求める声は専門家だけでなく、市

蘭がロックダウン再実施、墺は未接種者の外出制限

新型コロナウイルスの感染が再拡大している欧州で、再びロックダウン(都市封鎖)の動きが広がってきた。オランダ政府は12日、全土で部分的なロックダウンを13日から3週間にわたって実施すると発表。オーストリア政府はワクチン未接

EU当局がコロナ抗体薬承認、新開発の治療薬では初

欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は11日、スイス製薬大手ロシュと米バイオ医薬品企業リジェネロン・ファーマシューティカルズが共同開発した「ロナプリーブ」など2種の新型コロナウイルス感染症向け抗体治療薬の承認を勧告し

エネルギーが物価押し上げ、灯油の上げ幅は100%超に

ドイツ連邦統計局が10日に発表した10月の消費者物価統計の詳細によると、前年同月比のインフレ率は4.5%となり、1993年8月(同4.6%)以来の高水準に達した。昨年はコロナ禍で石油製品の価格が急落していたうえ、7~12

卸売物価が74年3月以来の上げ幅に、10月は15.2%

ドイツ連邦統計局が12日発表した10月の卸売物価指数は前年同月比15.2%増となり、1974年3月以来47年7カ月ぶりの大きな上げ幅を記録した。同物価の上昇は9カ月連続。6月以降は上げ幅が2ケタ台に上っている。景気の回復

シェフラー―グリーン鉄鋼をスタートアップから調達へ―

ベアリング大手の独シェフラーは9日、二酸化炭素(CO2)の排出量を大幅に低減するグリーン製鉄のスタートアップ企業H2グリーン・スチール(H2GS)から鉄鋼を調達することで合意したと発表した。サプライチェーンの脱炭素化に向

インフィニオン―通期純益3倍以上に―

欧州半導体最大手の独インフィニオンが10日発表した2021年9月通期決算の純利益は11億6,900万ユーロとなり、前期(3億6,800万ユーロ)から約3.2倍拡大した。世界的な半導体不足で出荷価格が上昇したことが大きい。

シーメンス―道路信号子会社、売却先候補を5社に選定―

電機大手の独シーメンスが道路信号子会社ユネックスの売却手続きを進めている。経済紙『ハンデルスブラット』の報道によると、売却先候補を5社に絞り込んだもようだ。関連各社は報道内容へのコメントを控えている。 ユネックスは交通料

ランクセス―高機能材料事業ユニットを法的に独立化―

化学大手の独ランクセスは11日、高機能材料(HPM)事業ユニットを法的に独立させると発表した。車両電動化のトレンドを踏まえた措置で、来年上半期に手続きを開始する。 HPM事業ユニットでは強度や耐熱性の高いエンジニアリング

BASF―洋上風力発電パークの電力を長期購入―

化学大手の独BASFは11日、デンマークのエネルギー大手オーステッドから洋上風力発電で作る電力の供給を受けることで合意したと発表した。BASFは生産の脱炭素化に取り組んでおり、すでに独RWE、スウェーデンのバッテンフォー

シーカ―建設用化学品の独MBCCを買収―

特殊化学品大手のシーカ(スイス)は11日、独建設用化学品メーカーのMBCCグループを買収することで合意したと発表した。建設用化学品事業の強化が目的。買収額は55億スイスフラン(約6,800億円)に上る。 MBCCの前身は

ルフトハンザ―決議権のない出資を国に完済―

航空大手の独ルフトハンザは12日、コロナ禍に伴う経営悪化を受けて国から受けていた支援のうち決議権のない出資を同日付で完済したと発表した。国の政策金融機関KfWから受けた融資10億ユーロは2月に全額返済していることから、国

シーメンス―通期純益53%増加―

電機大手の独シーメンスが11日発表した2021年9月通期決算の純利益は前期比53%増の61億6,100万ユーロと大幅に伸びた。中核事業の好調のほか、周辺事業の売却で水準が押し上げられた。売上高は13%増の622億6,50

シーメンス・エナジー―赤字幅70%縮小―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは10日、シーメンスからの分社化後初の通期決算を発表した。それによると、2021年9月期の純損益は5億6,000万ユーロの赤字となったものの、赤字幅は前期の18億5,900万ユー

ダイムラー

自動車大手の独ダイムラーは10日、仏同業ルノーの全保有株を機関投資家に売却したことを明らかにした。ルノーも今春、保有する全ダイムラー株を売却しており、両社は戦略出資関係を解消したことになる。事業分野の協業は継続する。

ノルドストリーム2の認証手続き凍結、独当局が要件不備で

ドイツ連邦ネットワーク庁は16日、ロシア産天然ガスの輸送パイプライン「ノルドストリーム2」の認証手続きを凍結すると発表した。同パイプライン運営会社が提出した書類を検討した結果、同手続きの要件を満たしていないことが判明した

燃料電池バスの実用化に向けZFなどがプロジェクト

自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは10日、燃料電池バスの実用化に向け同業フロイデンベルク、長距離バス大手フリックスブス、温暖化防止の非営利団体アトモスフェアとプロジェクトを実施すると発表した。旅行バスへの燃料

建造物のCO2排出削減目標、3割をデジタル技術で達成可

独情報通信業界連盟(Bitkom)は10日、デジタル技術を活用することで建造物部門の二酸化炭素(CO2)排出削減目標の3割を達成できるとの見解を発表した。断熱リフォーム・暖房交換支援など政府が重視する従来型の政策はコスト

化学業界がコロナ禍前を凌駕、売上記録更新へ

独化学工業界(VCI)は16日、同国化学・製薬業界の2021年売上高を従来予測の前年比11%増の2,110億ユーロから同15.5%の2,200億ユーロへと上方修正した。上昇した原料調達コストの転嫁が順調に進んでいるためで

鉱工業の有形固定資産投資、昨年は14%減少

ドイツ連邦統計局が16日発表した鉱工業の昨年の有形固定資産投資額は608億4,200万ユーロとなり、前年に比べ13.9%減少した。コロナ禍の発生で景気が急速に冷え込んだうえ、資金繰り確保の重要性が高まったことが反映された

独電子部品市場、コロナ禍前の水準をほぼ回復

独電気電子工業会(ZVEI)は16日、同国の電子部品市場が今年は前年比14%強増の185億ユーロとなり、コロナ禍前の2019年水準をほぼ回復する見通しを明らかにした。欧州市場規模も17%強増の560億ユーロ弱に拡大すると

フォルクスワーゲン―脱炭素化加速に向け戦略協業―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は3日、環境や温暖化防止分野で投資活動などを手がけるEITイノエナジーと戦略パートナーシップを締結すると発表した。車両の電動化など脱炭素化に役立つ技術を持つ企業を効率的に見つけ出し

BMW―販売減も増収増益に、第3四半期EBIT50%増加―

高級車大手の独BMWが3日発表した2021年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBIT)は28億8,300万ユーロとなり、前年同期を49.8%上回った。新車販売は大きく落ち込んだものの、良好な製品ミックスと高い新車

アドブルー不足が深刻に、物流やバス運行に支障の恐れ

ディーゼル車の排ガス浄化に欠かせないアドブルー(尿素水)が不足している。アドブルーがなければディーゼル車は法律上、走行できないことから、事態が一段と悪化すると物流やバスの運行に支障が出る恐れがある。 独物流業界団体BGL

メーカーの7割以上で原材料不足

原材料不足に苦慮する独メーカーの割合が10月は70.4%に上ったことが、Ifo経済研究所の企業アンケート調査で分かった。過去最高となった前月(77.4%)からはやや低下したものの、水準は依然として極めて高い。調査担当者は

古紙の卸売価格、1年で3倍以上に

ドイツ連邦統計局は3日、混合古紙の9月の卸売価格が前年同月を222.4%上回ったことを明らかにした。供給不足とコロナ禍のしわ寄せが反映されており、古紙の輸入価格も75.0%上昇。製紙原料である木材パルプ・セルロースの輸入

乗用車新車登録の減少幅拡大、10月は-35%に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が3日発表した10月の乗用車新車登録台数は前年同月比34.9%減の17万8,683台と大きく落ち込んだ。減少は4カ月連続。半導体不足に伴う生産調整の影響が一段と強まっており、下げ幅は前月の22.

電機業界の新規受注9月も2ケタ増

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した同国電機業界の9月の新規受注高は前年同月を26.5%上回り、7カ月連続で2ケタ台の伸びを記録した。世界経済の急速な回復が大きい。国内受注が28.7%、国外が24.9%増加。国外は

9月の独機械受注65%増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が4日発表した独業界の9月の新規受注高は物価調整後の実質で前年同月を65%上回った。大型設備の受注が多く水準が強く押し上げられたという事情はあるものの、同要因を除いたベースでも上げ幅は約20

ドイツの電力料金は世界最高

ドイツの消費者が支払う電力料金は現在、世界で最も高いもようだ。エネルギー価格調査会社グローバル・ペトロール・プライシズのデータをもとに価格比較サイトのベリボックスが調べたところによると、同国の料金は1キロワット時(kWh

昨年は死者数5%増加、新型コロナが押し上げ

ドイツの昨年の死者数は98万5,572人となり、前年を4.9%上回ったことが、連邦統計局の発表で分かった。新型コロナウイルスの感染拡大で死者が大きく増えた。 新型コロナが死亡の直接の原因と診断された人は3万9,758人で

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