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2011/9/28

経済産業情報

資産運用、個人投資家では預貯金が人気

この記事の要約

トランザクションバンキング大手のdwp Bankはこのほど、ドイツの個人・機関投資家の投資・資産運用に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、今後の資産運用先として「株式の割合を減らす予定」と回答した個人投資 […]

トランザクションバンキング大手のdwp Bankはこのほど、ドイツの個人・機関投資家の投資・資産運用に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、今後の資産運用先として「株式の割合を減らす予定」と回答した個人投資家は全体の38%で、前年から4ポイント増加した。「預金の割合を増やす」も3ポイント増の32%に拡大しており、個人投資家の間でリスク回避・安全志向が強まっていることが分かる。

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一方、機関投資家では「株式投資の割合を拡大する予定」が40%に上り、縮小の16%を大きく上回った。また、「預金の割合を増やす」は19%で、個人投資家を13ポイント下回った。

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資源・金属などのコモディティ投資でも個人・機関投資家の間で大きな差がみられた。個人投資家では同投資を「減らす」が21%で、「増やす」の16%を上回った。一方、機関投資家では「増やす」が28%、「減らす」が17%だった。

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個人・機関投資家の間に大きな差がなかった運用先は不動産だ。「不動産投資を拡大する」と回答したのは個人投資家で25%、機関投資家で22%だった。

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