過体重に該当するドイツ成人の割合が昨年52%に上ったことが、連邦統計局が5日に発表したデータで明らかになった。1999年の48%から4ポイント増加。特に男性では56%から62%へと6ポイント拡大した。女性は同43%で、99年の40%から3ポイントの上昇にとどまった。統計局は世界保健機関(WHO)の定義に基づきボディマス指数25以上を過体重、30以上を肥満と定義している。
肥満に該当する人は昨年16%だった。男性で17%、女性で14%となっている。
「健康に問題を抱えている男性」に占める肥満の人の割合は昨年、23%に上った。健康な男性では同割合が16%にとどまっており、肥満が健康リスクを高めることが分かる。女性ではそれぞれ21%、13%だった。
一方、15歳以上に占める喫煙者の割合は昨年25%弱となり、99年の28%から約3ポイント低下した。男性で35%から29%、女性で22%から20%に下がっている。非喫煙者は約76%で、そのうち19%は元喫煙者が占めた。
非喫煙者の割合は若年層でも増加しており、15~19歳の男性では09年の80%から84%に上昇。同女性では85%から89%に高まった。