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2014/11/12

経済産業情報

エボラ熱ワクチンの治験、ドイツでスタート

この記事の要約

ハンブルク大学病院は10日、エボラ出血熱ワクチンの臨床試験を開始すると発表した。同ワクチンの治験はドイツで初めて。まずはボランティア30人を対象に3段階ある治験の第1段階であるフェーズ1を6カ月間、実施。治験の全段階が成 […]

ハンブルク大学病院は10日、エボラ出血熱ワクチンの臨床試験を開始すると発表した。同ワクチンの治験はドイツで初めて。まずはボランティア30人を対象に3段階ある治験の第1段階であるフェーズ1を6カ月間、実施。治験の全段階が成功裏に終了すれば来年秋にも投入できるとしている。

同ワクチンはカナダ政府の研究者が開発した「rVSV-ZEBOV」で、米バイオ企業ニューリンク・ジェネティクスがライセンスを持つ。ハンブルク大学病院は世界保健機関(WHO)から供給を受けて治験を実施する。独感染研究センター(DZIF)の協力を受ける。

米国ではすでに治験がスタート。スイスでも近く、開始される。独チュービンゲン大学病院の研究者もアフリカ中部のガボンで実施する計画だ。