企業情報

BMW―EV販売比率を30年に50%超へ、エンジン開発は継続―

高級乗用車大手の独BMWは17日、車両の電動・デジタル化に向けたロードマップを発表した。競合フォルクスワーゲン(VW)も同様の計画を前日に打ち出したばかり。独メーカーは構造転換に向けた長期の時程表を明確化している。 BM […]

フォルクスワーゲン―電動車販売を今年は2倍以上に―

独フォルクスワーゲン(VW)ブランド乗用車は17日の決算発表で、2021年12月期の電動車販売台数を前期の2倍強の45万台以上に拡大する計画を打ち出した。電気自動車(EV)などのモデル攻勢を通して販売を一気に加速。EVで

ポルシェ―30年までに炭素中立へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツ車子会社ポルシェは、二酸化炭素(CO2)の排出量を差し引きでゼロにする炭素中立(カーボンニュートラル)を2030年までに実現する目標だ。オリファー・ブルーメ社長が週刊紙『ツァイト』

ポルシェ―クロアチアのリマックと合弁協議―

独フォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツ車子会社ポルシェがVW傘下ブランドのブガッティをクロアチアの電気自動車(EV)メーカー、リマックと合弁事業化する方向で協議している。VWのヘルベルト・ディース社長が16日、明らか

トレイトン―電動車シフト加速、燃料電池車には否定的―

独フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社トレイトンは22日、電動車の研究・開発投資を大幅に拡大すると発表した。2025年までの同投資総額を従来計画の10億ユーロから16億ユーロへと拡大する。これと並行して内燃機関車用パ

コンチネンタル―運転アシスト・自動運転を新事業領域に―

自動車部品大手の独コンチネンタルは16日の監査役会で、運転アシスト・自動運転システム事業を2022年1月1日付でオートモティブ・テクノロジーズ部門内の独立事業領域「オートノモス・モビリティ(AM)」へと格上げすることを決

オペル―中国市場参入を検討―

欧米自動車大手ステランティスの独子会社オペルが中国市場への参入を検討している。同社のミヒャエル・ローシェラー社長は経済誌『キャピタル』に、「オペルが中国に到達する道を見つけるという大きな希望を持っている」と述べた。 オペ

ティッセンクルップ―中国で電動車向けダンパー生産―

独複合企業ティッセンクルップは18日、子会社ティッセンクルップ・ビルシュタインが中国でダンパーを製造すると発表した。同国の複数の電動車メーカーから受注を獲得したことから現地生産に踏み切る。 上海と南京の中間に位置する常州

パナソニック―欧州民生用電池事業を独社に売却―

パナソニックは17日、欧州で展開する民生用電池事業をドイツの投資会社オーレリウスグループに売却することで合意したと発表した。将来性の高いアジア、中南米市場などへの投資を重点強化する方針を受け、成熟市場の欧州から撤退する。

ハパックロイド―蘭同業を買収、西アフリカ路線強化へ―

海運大手の独ハパックロイドは17日、蘭同業ナイルダッチを完全買収することで合意したと発表した。西アフリカ路線を強化する狙い。ロルフハッベン・ヤンセン社長は「アフリカは重要な戦略成長市場だ。ナイルダッチの買収でわが社の地位

ロシュ―分子診断の米ジェンマーク買収で合意―

スイスの製薬大手ロシュは15日、分子診断システムの米ジェンマーク・ダイアグノスティクスを約18億ドル(約1,960億円)で買収することで合意したと発表した。両社の取締役会はすでに買収計画を承認しており、2021年第2四半

ザルツギター―工場でグリーン水素生産へ―

独鉄鋼大手のザルツギターは11日、本社工場で水素製鉄の実現に向けたプロジェクト「ウインドH2」を開始すると発表した。コークスの代わりに再生可能エネルギー電力で生産する「グリーン水素」を用いて銑鉄を製造する技術の確立を目指

BASF―バイオケミカルのACSと戦略協業―

化学大手の独BASFは10日、日本のバイオケミカル企業、アライド・カーボン・ソリューションズ(ACS)との協力関係を戦略協業に発展させると発表した。生分解性界面活性剤・作用物質市場で主導的な立場を強化することが狙い。AC

IDTビオロギカ―J&Jのコロナワクチンを生産―

独製薬会社IDTビオロギカは15日、武田薬品工業から請け負っているデング熱ワクチン生産の施設を米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が開発した新型コロナウイルス用ワクチンの製造に転用すると発表した。武田薬品

フォルクスワーゲン―欧州の電池セル工場を6カ所に拡大―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は15日、車載電池分野の2030年までの事業計画(ロードマップ)を発表した。電動車の今後の生産拡大を見据えて電池セルの生産能力を大幅に拡大するとともに、電池製造コストを大幅に引き下

アウディ―「エンジンを新規開発せず」=社長―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社アウディは新たなエンジンを開発しない意向だ。マルクス・デュースマン社長が16日発行『フランクフルター・アルゲマイネ』紙のインタビューで明らかにした。 内燃機関車は現在、アウディ

BMW―CO2無排出製鉄の米社に出資―

高級乗用車大手の独BMWは12日、二酸化炭素(CO2)を排出しない製鉄技術を持つ米スタートアップ企業ボストン・メタルに出資すると発表した。BMWは製品ライフサイクル全体で排出されるCO2の総量を削減する戦略を打ち出してお

BMW―減益も黒字確保、CO2排出量は平均99グラムに―

高級車大手の独BMWが11日発表した2020年12月期決算の純利益は38億5,700万ユーロとなり、前期を23.2%下回った。コロナ禍で4-6月期に赤字へと転落したことが響いた格好。下半期は業績が改善し、10-12月期の

フォルクスワーゲン―2月販売2割増、中国市場回復で―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)が12日発表した2月のグループ新車販売台数は前年同月比19.3%増の65万1,600台と大幅に拡大した。比較対象の2020年2月はコロナ禍に伴う中国市場の大幅縮小が響いて24.6%減

メルク―空間仕切り用の液晶ガラスを市場投入―

化学大手の独メルクは10日、特定の空間を必要に応じて透明にしたり外部から見えなくする液晶ガラス「アイライズi350」を市場投入すると発表した。電子機器以外の分野に液晶の用途を拡大する取り組みの一環。窓ガラスの透過率を自由

DMG Mori―利益が60%以上減少―

DMG森精機の独子会社DMG Moriが9日発表した2020年12月期の営業利益(EBIT)は8,170万ユーロとなり、前期を63%割り込んだ。コロナ禍で工作機械の需要が特に大きく落ち込んでいることが直撃。税引き後利益も

ファルタ―電動車向けを生産へ―

電池大手の独ファルタが電動車向けの電池を生産する。経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』が報じ、同社が追認したもので、広報担当者は本社所在地エルヴァンゲンの工場にパイロット生産ラインを設置し年末から製造を開始することを明らかに

住友電気工業―独社との印送電プロジェクト、商業運転開始―

住友電気工業は16日、独シーメンス・エナジーと共同受注したインドの送電システムが商業運転を開始したと発表した。同国の送電系統の安定と、再生可能エネルギー電力の効率的な利用に寄与するとしている。 両社は2017年、印送電公

ボロコプター―NTTや東京センチュリーから資金調達―

空飛ぶクルマを開発する独ボロコプターは3日、総額2億ユーロを投資家から調達する契約に調印したと発表した。自動車大手ダイムラーなど既存の出資者のほか、東京センチュリー、NTT、資産運用大手ブラックロック、インフラ大手アトラ

フリードリヒ・フォーヴェルク―水素経済など見据えIPO―

天然ガス、電力、水素向け輸送インフラの設置事業を手がける独フリードリヒ・フォーヴェルクは8日、新規株式公開(IPO)計画を発表した。再生可能エネルギーと水素の利用が欧州で拡大することを踏まえ資金を調達。事業の成長を加速さ

シュターダ―医療用大麻を市場投入―

独製薬大手シュターダが医療用大麻をドイツ市場に投入した。将来性が高いと判断したため。中堅企業ノイラックスファームも1月に4製品を投入しており、医療市場調査会社インサイト・ヘルスの専門家は経済紙『ハンデルスブラット』に「製

ルフトハンザ―過去最大の赤字に―

航空大手の独ルフトハンザは4日、2020年12月期決算の純赤字が過去最大の67億2,500万ユーロとなったことを明らかにした。コロナ禍の直撃を受けた格好。前期は12億1,300万ユーロの黒字を計上していた。 コロナ禍で乗

パークナウ―親会社ダイムラーとBMWが売却―

独高級車大手のダイムラーとBMWは9日、駐車仲介サービス合弁パークナウをスウェーデン同業のイージーパークに売却することで合意したと発表した。ダイムラーとBMWの移動サービス合弁は業績の足かせとなっていることから、今回の取

ポルシェ―クロアチアEVメーカーに追加投資―

独フォルクスワーゲン(VW)グループのスポーツカー製造子会社ポルシェが、クロアチア電動車メーカー、リマック・オートモビーリへの出資比率を従来の15.5%から24%へ引き上げた。追加投資額は7,000万ユーロ。リマックの部

ボッシュ―半導体新工場、年末に生産開始―

自動車部品大手ボッシュは8日、独東部のドレスデンに建設した半導体工場での生産を年末に開始すると発表した。同工場では需要の拡大が見込まれる車載品とIoT向け製品を製造する。 ボッシュはこれまで西南ドイツのロイトリンゲンにあ

バイエル―100億ユーロ超の赤字に転落―

ライフサイエンス大手の独バイエルが2月25日発表した2020年12月期決算の純損益は104億9,500万ユーロの赤字となり、前期の黒字(40億9,100万ユーロ)から大幅に悪化した。農業化学部門の巨額特別費計上が響いた格

BASF―20年は10億ユーロ超の純赤字に―

化学大手の独BASFが2月26日発表した2020年12月期決算の純損益は10億6,000万ユーロの赤字となり、前期の黒字(84億2,100万ユーロ)から大幅に悪化した。コロナ禍に伴い4-6月期と7-9月期に赤字を計上。1

コベストロ―20年は減益も第4四半期は大幅増益に―

化学大手の独コベストロが新型コロナ危機の痛手から急速に立ち直っている。需要が回復しているうえ、コスト削減も奏功したためで、2020年10-12月期(第4四半期)の純利益は前年同期の3,700万ユーロから8倍強の3億1,2

メルク―頭頸部がん治療薬の開発・販売権取得―

製薬大手の独メルクは1日、スイスのバイオ医薬品企業デビオファームから頭頚部がん治療薬「ゼビナパント(Xevinapant)」の独占開発・販売権を取得することで合意したと発表した。既存のパイプラインを補完し、事業の拡大に寄

シェル―仮想発電所の独社買収―

英・蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは2月25日、仮想発電所(VPP)運営の有力企業である独ネクスト・クラフトヴェルケを完全買収することで合意したと発表した。シェルは温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロとす

シェル―独で合成ケロシン生産へ―

英蘭系石油大手シェルは2月26日、独西部のヴェッセリングにある製油拠点内に合成ケロシン(航空機燃料)の商業生産施設を建設する方針を明らかにした。ドイツ国内で排出する温室効果ガスを大幅に削減する計画に基づく措置で、同拠点で

ヴィテスコ―ハンガリー新工場で操業開始―

独自動車部品大手のコンチネンタルは2月26日、パワートレイン子会社ヴィテスコ・テクノロジーズがハンガリー新工場の操業を開始したと発表した。電気自動車(EV)からプラグインハイブリッド車(PHV)、内燃機関車まであらゆるタ

フォルクスワーゲン―20年営業益45%減少―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が2月26日発表した2020年12月期決算の営業利益(特別費計上前)は前期比45.0%減の106億700万ユーロへと落ち込んだ。コロナ禍が響いた格好。特に上半期が振るわなかった。売

ビルケンシュトック―事業拡大に向け身売り―

サンダルで有名な独ビルケンシュトックは2月26日、同社の過半数資本を米仏系投資会社Lキャタルトンと仏アルノー家の資産管理会社フィナンシエール・アガシュに売却することで合意したと発表した。中国やインドなど将来性の高い市場で

フレゼニウス―コスト削減へ、コロナ禍が業績圧迫―

総合医療大手の独フレゼニウスは2月23日の決算発表で、収益力の強化方針を打ち出した。コロナ禍は医療企業の追い風になるという市場の見方とは裏腹に業績の大きなリスク要因となっていることから、逆風のなかで成長できる体制を整える

ビオテスト―コロナ治療薬のバッチ生産に成功―

独製薬会社ビオテストは18日、新型コロナウイルス感染症治療用の高度免疫グロブリン製剤のバッチ生産に成功したと発表した。現在、治験を進めており、数週間以内に米国で認可申請を提出する予定。認可を得た場合は生産能力を拡大する考

オールツアーズ―ワクチン接種を宿泊条件に―

独旅行大手オールツアーズは19日、新型コロナウイルス用ワクチンの接種を今秋から傘下ホテルの宿泊条件とする方針を明らかにした。顧客が安心してホテルを利用できるようにすることが狙い。ワクチンの接種率が今後、高まると、他の旅行

キューネ・アンド・ナーゲル―中国企業エイペックスを買収―

スイス物流大手のキューネ・アンド・ナーゲルは22日、中国同業エイペックス・インタ-ナショナルを韓国の投資会社MBKパートナーズから買収することで合意したと発表した。経済が急成長するアジア太平洋で事業を強化する狙い。独禁当

上部へスクロール