総合 - ドイツ経済ニュース

1-3月期GDP-1.7%に、ロックダウンで消費不振

ドイツ連邦統計局が4月30日発表した1-3月期の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期を1.7%下回った。マイナス成長は昨年4-6月期以来で3四半期ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために

消費者信頼感が大幅悪化、コロナ制限措置の再強化で

市場調査大手GfKが4月28日発表したドイツ消費者信頼感指数の5月向け予測値はマイナス8.8ポイントとなり、4月の修正値(-6.1ポイント)から2.7ポイントも落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染第3波を受けて制限措置が

インフレ率が2年ぶりの高水準に、4月は2%

ドイツ連邦統計局が4月29日発表した同月の消費者物価指数は前年同月比の上げ幅が2.0%(速報値)となり、2年来の高水準に達した。エネルギー価格の上昇率が前月の4.8%から7.9%へと拡大したことが最大の押し上げ要因。食品

輸入物価が10年来の上げ幅に、3月は6.9%

ドイツ連邦統計局が4月29日に発表した3月の輸入物価指数は前年同月を6.9%上回り、2011年4月以来およそ10年ぶりの大きな上げ幅となった。世界的な景気回復を受けてエネルギーと中間財が大幅に上昇。エネルギーを除いた同物

3月の鉱工業売上5.7%増加

ドイツ連邦統計局が4月28日発表した3月の鉱工業売上指数(2015年=100)は季節要因・営業日数調整ベースで141.4(暫定値)となり、前月を5.7%上回った。同指数はコロナ禍を受けて昨年3月に前月の131.9から12

失業者数が2カ月連続減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が4月29日に発表した4月の失業者数は前月比5万6,000人減の277万1,000人と大幅に縮小した。減少は2カ月連続。ロックダウン(都市封鎖)の影響はあるものの、春の到来を受けて建設業などで雇用

5月1日付の法令改正

・新型コロナウイルスの新規感染者数が100人に達した地域に全国一律で厳しい制限措置を適用する「緊急ブレーキ」ルールが4月23日付でスタート ・新型コロナに感染していないかどうかを調べる検査、雇用主が被用者に提供する義務が

全国一律のコロナ規制開始、夜間外出規制は当初案より緩和

新型コロナウイルスの感染拡大防止策をドイツ全国で一律化することを柱とする改正感染防止法案が22日までに連邦議会(下院)と連邦参議院(上院)で可決・承認された。同法はシュタインマイヤー大統領の署名を経て23日に施行された。

貿易政令を改正、AI企業などへの外資の出資に申告義務

ドイツ政府は27日の閣議で、貿易政令改正案を了承した。欧州連合(EU)への域外からの直接投資の審査枠組みを定めた指令を踏まえたもので、人工知能(AI)、自動運転、半導体、オプトエレクトロニクス、量子コンピューターなど将来

政府が成長率予測を引き上げ

ドイツ政府は27日、2021年の国内総生産(GDP)予測を引き上げた。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための制限措置が4-6月期に徐々に緩和され、内需と個人消費が急速に回復すると予想。実質成長率見通しを1月の3.0

温効ガスを30年までに55%削減へ、EU加盟国と欧州議会が合意

欧州連合(EU)加盟国と欧州議会は12日、2050年までにEU域内の温室効果ガス排出量を実質ゼロにする目標に法的拘束力を持たせる「欧州気候法(案)」の内容で合意した。争点となっていた30年までの温室効果ガス削減目標は、現

EU共通のインド太平洋戦略策定へ、中国念頭に積極関与

欧州連合(EU)は19日の外相会合で、EU共通のインド太平洋戦略を策定することで合意した。同地域で影響力を強める中国を念頭に、日本やオーストラリアなど「EUと同じ考えを持つ国々」との連携を強化し、経済や安全保障の面でEU

首相候補出そろう、初擁立の緑の党は女性共同党首に

9月の連邦議会(下院)選挙で第一党となり次期首相を輩出する可能性のあるキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)と緑の党が首相候補を相次いで決定した。これで選挙戦の顔が出そろった格好。メルケル首相(CDU)の後継を巡る争

物価が3カ月連続で上昇、エネルギーは上げ幅4.8%に

ドイツ連邦統計局が15日発表した3月の消費者物価指数(確定値)は前年同月を1.7%上回った。物価の上昇は3カ月連続。石油価格の上昇とカーボンプライシングの導入、新型コロナ危機対策の一環で引き下げられた付加価値税率が元の水

生産者物価が9年4カ月ぶりの上げ幅に、3月は3.7%

ドイツ連邦統計局が20日発表した3月の生産者物価指数は前年同月を3.7%上回り、上げ幅は2011年11月以来9年4カ月ぶりの高水準となった。エネルギーと中間財が全体を強く押し上げた。 エネルギーは8.0%上昇した。上げ幅

【4月の法令改正】

・新型コロナウイルスに感染しているかどうかを迅速に調べることができる抗原検査を週に1度、無料で受けることが可能に。検査はテストセンターのほか、病院、薬局で受けることができる(サービスを提供していないケースもあるので事前の

コロナ規制を統一へ、政府が法案了承

ドイツ政府は13日の閣議で、感染防止法改正案を了承した。新型コロナウイルスの新規感染者数が一定基準を超えた地域に全国一律の規制を適用することが柱。州によって規制が異なるというこれまでのちぐはぐな対応を是正し感染防止策の効

独がロシアのワクチン調達を計画

ドイツ政府はロシアが開発した新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」を単独で調達する方向だ。欧州連合(EU)が共同調達しない方針を打ち出したことから、確保に向けて自ら交渉を行う。イエン・シュパーン保健相が8日、ラジ

EMAがアストラ製ワクチンと血栓の「関連性」確認

欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)は7日、英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンと血栓の因果関係について、ごくまれな副作用の可能性があるとの調査結果を公表した。 調査した症例の多くはアストラゼネカのワ

事業所委の共同決定権強化へ

ドイツ政府は3月31日の閣議で事業所委員会近代化法案を了承した。被用者の社内代表機関である事業所委員会の共同決定権を時代の変化を踏まえて拡大することが柱。法案は9月の連邦議会選挙前に可決される見通し。 事業所委員会は法律

製造業新規受注が18年12月以来の高水準に

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が8日発表した2月の製造業新規受注指数(2015年=100)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.2%上回る107.9(暫定値)となり、18年12月以来2年2カ月ぶりの高水準に達し

鉱工業生産2カ月連続低下

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が9日発表した2月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.6%下回った。減少は2カ月連続。経済省はコロナ禍で先行きが不透明だとしながらも、企業景況感が良好で

2月輸出は前月比で実質増に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節要因調整後の実質で前月を0.9%上回った。増加は10カ月連続。世界経済がコロナ禍から回復に向かっていることが背景にあり、輸入高(同)も同3.6%増えた。

輸入物価が1年10カ月ぶりに上昇、2月は+1.4%に

ドイツ連邦統計局が3月30日発表した2月の輸入物価指数は前年同月比1.4%増となり、2019年4月以来1年10カ月ぶりに上昇した。世界経済が新型コロナ危機から回復していることが反映された格好だ。 輸入物価を最も強く押し上

卸売物価が約4年ぶりの上げ幅に、3月は4.4%

ドイツ連邦統計局が13日発表した3月の卸売物価指数は前年同月比4.4%増となり、2017年4月以来およそ4ぶりの大きな伸びを記録した。物価を最も強く押し上げたのは石油製品で、上昇率は13.7%に上った。 上げ幅が特に大き

失業者数が名実ともに減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が3月31日発表した同月の失業者数は前月比7万7,000人減の282万7,000人へと縮小した。気温の上昇で雇用が拡大したという事情があるものの、季節要因を加味した実質でも8,000人減少しており

フランスからの入国、陰性証明が必要に

独外務省、保健省、内務省は26日、フランスを新型コロナウイルスの「高感染数地域」に指定すると発表した。陰性証明を提示できない人は28日以降、同国から入国できなくなった。 ドイツは人口10万人当たりの直近7日間の新規感染者

消費者信頼感が大幅改善も感染急増で再悪化の懸念

市場調査大手GfKが25日発表したドイツ消費者信頼感指数の4月向け予測値はマイナス6.2ポイントとなり、3月の確定値(-12.7ポイント)から6.5ポイント上昇した。同指数の改善は2カ月連続。新型コロナウイルスの感染拡大

EU基準のインフレ率2%に上昇、年末には3%の可能性

ドイツ連邦統計局が30日発表した3月の消費者物価統計(速報値)によると、欧州連合(EU)基準の同国のインフレ率は前年同月比2.0%となり、前月の1.6%から上昇した。インフレ率は今後さらに高まり、欧州中央銀行(ECB)が

米国務長官が「ノルドストリーム2」反対を表明

ブリンケン米国務長官は23日、訪問先のブリュッセルでドイツのマース外相と会談し、ドイツとロシアを結ぶガスパイプライン計画「ノルドストリーム2」に反対する意向を表明した。米国はエネルギー分野で欧州のロシア依存が高まることを

「州のコロナ対策は不適切」、首相が名指し批判

ドイツのアンゲラ・メルケル首相は28日のテレビインタビューで、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けた取り組みが不適切な州があると批判した。新規感染者数が急速に増えるなか、国とのコロナ規制合意を都合よく解釈し小売店などの

コロナ5連休合意を撤回、メルケル首相が市民に謝罪

ドイツのメルケル首相は24日に臨時記者会見を開き、イースター休暇を今年に限り5連休にするとした国内16州の首相との合意を撤回すると発表した。経済界から批判を受けたうえ、法的に問題があることも内部の検討で明らかになったこと

航空機での入国、搭乗時の陰性証明提示を義務化

ドイツ政府は26日の閣議でコロナウイルス入国政令を改正した。航空機で入国するすべての人に搭乗前に陰性証明を提示することを義務付ける。これまではコロナの感染者数が多い地域と変異株が流行する地域からの入国者に限定してきたが、

EU共通ワクチン証明書を夏までに導入へ、欧州委が法案提出

欧州連合(EU)の欧州委員会は17日、新型コロナウイルス用ワクチンの接種を受けた人などにEU共通の証明書を発行し、域内を自由に移動できるようにする制度の導入に向けた法案を発表した。夏の観光シーズン前の導入を目指す。 「デ

独企業の2割弱が存続の危機

コロナ禍の影響で存続の危機にさらされている企業の割合がドイツで18.7%に上ることが、Ifo経済研究所が2月に実施したアンケート調査で分かった。11月に比べ1.1ポイント増加している。調査担当者は「資金繰りに問題のある企

製造業受注残高8カ月連続増、1月は+0.8%に

ドイツ連邦統計局が18日発表した製造業の1月末時点の受注残高(暫定値)は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月末を0.8%上回った。増加は8カ月連続。国内受注の残高が0.9%増、国外が同0.8%増と、ともに拡大した。

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