アジア企業の欧州動向

中国リンロンタイヤのセルビア工場、30日に着工

中国のタイヤ―メーカー、山東玲瓏(リンロンタイヤ)は今月30日にセルビア北部のズレニャニン自由貿易区で工場を着工する。ズレニャニン市当局によると、敷地面積は70ヘクタールで、新規雇用は1,200人。2021年に稼働を開始 […]

中国バス製造大手、セルビアで電気バス生産へ

中国のバス製造大手、銀隆(YinLong)グループが、買収を予定しているセルビア同業イカルバス(Ikarbus)の工場で電気バスを生産する計画だ。イカルバスのヴィチェンティッチ社長が22日明らかにした。 イカルバスは1月

エネマルタ、モンテネグロの風力発電所が試験稼働

マルタ電力公社(エネマルタ)が月末にもモンテネグロ南部のモジュラ風力発電所(出力46メガワット:MW)を試験稼働する。8,900万ユーロを投じて整備しているもので、出力2MWのタービン23基を擁する。 同発電所の整備はエ

中国化学工程、ロシア窒素メーカーから設備受注

中国化学工程集団公司(CNCEC)はこのほど、ロシアの窒素メーカーであるシュチョーキノアゾト(ShchyokinoAzot)から、アンモニアと尿素の製造設備を受注した。設計・調達・建設(EPC)を請け負う。 新設備はモス

スロベニア家電大手ゴレニエ、セルビアの冷蔵庫生産を強化

中国家電大手の中国海信集団(ハイセンス)のスロベニア子会社ゴレニアが月末までに、ベレーネ本社工場からセルビア・ヴァリェヴォ工場への生産移管作業を完了する。ヴァリェヴォをハイセンスの欧州冷蔵・冷凍庫生産センターに強化する計

中国の投資会社、タリン・ヘルシンキ間トンネル計画に出資

中国の投資会社タッチストーン・キャピタル・パートナーズは8日、エストニアのタリンとフィンランドのヘルシンキを結ぶ海底トンネルプロジェクトを運営するファイネストベイ・エリア・デベロプメントと、150億ユーロの投資に向けた基

韓国現代、ハリコフ市の地下鉄建設事業参加に意欲

韓国の現代グループがウクライナ東部ハリコフの地下鉄建設事業に参加する意向だ。ハリコフ市当局が先ごろ明らかにしたもので、現代は特に地下鉄車両の納入に関心を示しており、ターンキー契約を含むオファーを行う可能性を示唆している。

韓国SKがハンガリーに追加投資、EV用電池工場を増設

韓国のエネルギー・石油化学大手SKイノベーションが、ハンガリー北西部のコマーロムにある電気自動車(EV)用バッテリー工場を拡張する。ハンガリーのシーヤールト外務貿易相が2月27日明らかにしたもので、面積11万2,000平

中国海信傘下のゴレニア、本社拠点で来年末からテレビ生産

家電大手の中国海信集団(ハイセンス)は先ごろ、スロベニア子会社ゴレニアがベレニエに置く本社拠点でテレビを生産する計画を明らかにした。隣接する3万2,500平方メートルの敷地に工場を新設し、当初は年間100万台の生産能力を

三菱UFJ、独銀の航空機ファイナンス事業を買収

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は1日、傘下の三菱UFJ銀行がMUFGの持分法適用会社である東銀リースと共同で、独信用協同組合の中央機関であるDZバンクの子会社DVBバンクから航空機ファイナンス関連事業を買

パナソニック、スウェーデンの換気機器大手と提携

パナソニックは2月26日、スウェーデンの換気システム大手システムエアーと提携すると発表した。互いの強みを生かして空調の統合ソリューションを共同開発し、欧州市場で販売していく。 システムエアーは家庭・業務用の換気、空調機器

トム・テイラー―復星国際がTOB―

中国投資大手の復星国際は19日、経営再建中の独アパレル大手トム・テイラーに対する株式公開買い付け(TOB)方針を発表した。トム・テイラーの経営陣はTOBを支持するかどうかの最終的な態度を決定していないものの、同日付のプレ

ホンダが英での生産を21年に中止、EU離脱問題も影響か

ホンダは19日、英南西部スウィンドンの自動車工場での生産を2021年中に終了すると発表した。世界的な生産再編の一環と説明しているが、現地では英国のEU離脱をめぐる混迷も要因との見方が出ており、大きな衝撃が広がっている。

韓国電装部品メーカー裕羅、アルバニアに新工場

韓国の自動車部品メーカー、裕羅(Yura)がアルバニアに新工場を建設する。同国経済省が13日明らかにしたもので、投資額は650万ユーロ。年内に開所し、約600人を雇用する。中期的に1,300万ユーロを追加投資し、従業員を

印包装材大手ユーフレックス、露モスクワ州で工場着工

インドの包装材大手ユーフレックスが、ロシアのモスクワ州スツピノにバイオプラスチックを利用した包装材の工場を建設する。モスクワ州政府によると、投資額は7,500万ドル。2020年の稼働、150人の新規雇用を予定している。

ドイツ銀行―中国HNAが出資比率引き下げ―

ドイツ銀行(フランクフルト)の筆頭株主である中国の複合企業・海航集団(HNAグループ)が同行への出資比率を一段と引き下げた。米証券取引委員会(SEC)にHNAが提出した資料で明らかになったもので、従来の7.64%から6.

英政府が日産支援取り消しか、生産計画撤回で

英国のクラーク民間企業相は4日、日産自動車が英サンダーランド工場でスポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」の次期モデルを生産する計画を撤回したことを受けて、日産が予定されていた資金支援を英政府から受けるには「再申請

ベラルーシとインド、医薬品分野の提携強化へ

ベラルーシとインドが医薬品分野での提携を強化する意向だ。ベラルーシ上院のミャスニコヴィッチ議長はこのほど、チョカニ駐ムンバイ・ベラルーシ名誉領事と会談し、新たなプロジェクトの立ち上げに向けて、今年8月にミンスクでミャスニ

CATL―独電池工場の生産能力100GWhに拡大も―

中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)はドイツに建設予定のリチウムイオン電池セル工場の生産能力を当初計画から大幅に引き上げる見通しだ。欧州連合(EU)が乗用車の二酸化炭素(CO2)排出規制を大幅に強化する方向

独水素ステーション網、長城汽車が出資取り止め

燃料電池車(FCEV)の普及に向けて水素ステーション網の構築に取り組む独企業連合H2モビリティは1日、中国の自動車大手・長城汽車が同社への出資計画を撤回したと発表した。長城汽車は将来のFCEV販売の準備として、燃料である

韓国KET、ポーランドにEV用コネクタ工場を建設

韓国のコネクタメーカー、韓国端子工業(KET)がポーランドに欧州初の生産拠点を設置する。投資額は9,000万ズロチ(2,090万ユーロ)。建設予定地は国内南部カトヴィツェ近郊のザブジェで、公的助成の適用を受ける。カトヴィ

欧州委、LG化学へのポーランド政府助成を承認

欧州委員会は28日、ポーランド政府の韓国・LG化学に対する3,600万ユーロの投資助成を承認した。地域の発展に役立ち、競争を阻害する懸念もないと判断した。 LG化学はヴロツワフ近郊に建設中のビスクピツェ・ポドグルネ工場(

アサヒ、英社の高級ビール事業買収

アサヒグループホールディングスは25日、英国でパブやホテル事業を展開するフラー・スミス&ターナーから高級ビール事業を買収すると発表した。買収金額は2億5,000万ポンド(約370億円)。6月末までの手続き完了を

5Gインフラからの華為排除を政府が検討か

中国通信機器大手・華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の製品を次世代(5G)通信インフラから排除することを、ドイツ政府が計画しているとの観測が浮上している。緑の党の質問に対する連邦内務省の回答をもとに経済紙『ハンデル

ブリヂストン―トムトムの車両管理事業買収―

ブリヂストンは22日、ナビゲーション機器大手の蘭トムトムから車両管理事業を譲り受けることで合意したと発表した。車両管理サービスを通してデジタル事業を強化する狙い。 欧州子会社ブリヂストン・ヨーロッパ・エヌヴィー・エスエー

日立が英原発計画を凍結、英政府との協議は継続

日立製作所は17日、英国で進めている原子力発電所の建設計画を凍結すると発表した。原発の安全基準強化に伴うコスト増などで事業費が膨らむ中、資金の出し手を確保できず、英政府の支援拡大も見込めないことから、損失の拡大を防ぐため

チェコ政府、中国通信技術2社製品の安全性を調査

チェコ政府はこのほど、国営・民間の戦略的機関160機関で使われている華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)のソフトウエア及び設備の調査を命じた。サイバー・情報セキュリティ庁(NUKIB)が両社製品の安全性にリスクが

データ・アーチザンズ―アリババが買収―

ソフト開発の独スタートアップ企業データ・アーチザンズが中国IT大手アリババに身売りする。ネット情報サイト『ドイチェ・スタートアップズ』が報じ、同社が8日に追認したもので、創業者はアリババが提供する「巨大な可能性」に惹かれ

武田薬品、シャイアー買収が完了

武田薬品工業は8日、アイルランド製薬大手シャイアーの買収が完了したと発表した。買収額は460億ポンド(約6兆円)。日本企業による海外企業の買収としては、ソフトバンクの英半導体設計大手アーム・ホールディングス買収(約3.7

ハンガリーのイカルス、電動バスの試作車発表

ハンガリーのバス製造会社イカルスが中国の国営鉄道車両メーカー、中国中車(CRRC)傘下のCRRCアーバントラフィックと設立した合弁企業のエレクトロバス・ヨーロッパはこのほど、電動バス「シティパイオニア」の試作車を披露した

中国の大手自動車関連企業、ブルガリア進出を検討

中国の大手自動車関連企業がブルガリア南部のカルジャリ州への投資を検討している。現地のチャネフ州知事によると、産業地区を推進する国家キャンペーンの代表者を交えた会談で当該企業が関心を表明した。企業名は明らかにしていないが、

現代自、サンクトペテルブルクに166億ルーブル投資

韓国の現代自動車はこのほど、ロシアのサンクトペテルブルク市と生産・開発拠点整備に関する特別投資契約を交わした。エンジン、トランスミッション工場と研究開発(R&D)センターを開設するというもので、2027年末まで

積水化成品工業―自動車部材の欧社買収―

積水化成品工業は12月19日、ドイツなど欧州6カ国に製造拠点を持つプロシート・グループをベルギーの樹脂部材メーカー、レクティセルから買収することで合意したと発表した。欧州で自動車向け事業を強化する狙い。各国独禁当局の審査

日立―ABBの送配電事業を買収、過去最大の7,040億円で―

日立製作所は17日、スイス重電大手のABBから送配電事業を買収することで合意したと発表した。ABBのグローバルな当該事業と日立のデジタル技術を融合することで革新的な電力ソリューションを全世界的に提供していくほか、様々な分

インドラマ・ベンチャーズ―エアバッグ繊維の独UTT買収―

タイ石油化学大手インドラマ・ベンチャーズ(IVL)は11日、エアバッグ繊維や工業用繊維を手がける独UTTを買収すると発表した。自動車向け事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。 東洋紡との合弁会社PHPファイバ

ABB、送配電部門売却で日立と交渉

欧州エンジニアリング大手のABBは12日、送配電部門の売却について日立製作所と交渉を行っていることを明らかにした。収益力が低い同事業を手放し、ロボット、オートメーション機器など大きな成長が見込める部門に経営資源を集中する

BYD

中国の電気自動車(EV)メーカー比亜迪(BYD)が欧州に電池工場を建設する考えだ。電池事業の統括責任者であるマイケル・ヒー氏がブルームバーグ通信に明らかにしたもので、英国とドイツを候補地として検討している。

現代自、クロアチアに工場建設へ

韓国の現代自動車が、クロアチア工場の建設を計画している。南東欧経済紙「SeeNews」が5日報じたもので、すでに2カ月前から同国政府と協議を重ねているという。新工場は周辺地域に複数の自動車部品工場がある北西部のヴァラジュ

中国の投資家集団、フィンランドのスポーツ用品大手を買収

中国のスポーツ用品大手、安踏体育用品(アンタ・スポーツ・プロダクツ)が率いる投資家グループは7日、フィンランドのアメア・スポーツを52億ドルで買収することで合意した。アメアはテニスラケットの「ウィルソン」、米大リーグ機構

韓国車部品大手ハノン、ハンガリー事業を増強

自動車の熱・エネルギー管理システムを手がける韓国のハノン・システムズが、ハンガリー事業を強化する。同国のシーヤールト外務貿易相が11月29日明らかにしたもので、既存拠点の拡張に加えて、新たに2拠点を設ける。投資額367億

ダイキン、欧州冷蔵機器大手AHTを買収

ダイキン工業は11月26日、欧州の業務用冷蔵・冷凍機器大手AHTクーリングシステムズ(オーストリア)を買収すると発表した。親会社の英投資会社ブリッジポイントが保有する全株式を8億8,100万ユーロで取得する。 AHTはス

LG化学、ポーランドでEV用電池増産へ

韓国のLG化学がポーランドで、電気自動車(EV)用リチウムイオン電池の第2工場の設置を計画している。ポーランド法人のヨン・シム最高経営責任者(CEO)がこのほど明らかにした。建設中の第1工場だけでは増大する需要を賄いきれ

ベラルーシのMAZと中国企業の合弁、商用車エンジン生産開始

ベラルーシの国営商用車メーカーMAZと中国の自動車部品製造会社ウェイチャイ・パワーが設立した合弁企業「MAZウェイチャイ」はこのほど、ミンスク近郊の工業団地「グレートストーン」にエンジン工場を開設した。現地のBelTA通

印包装材大手フレックス、ハンガリーに工場設置

インドの包装材大手フレックス・フィルムス(Flex Films)が230億フォリント(約92億円)を投じ、ハンガリー北部のレーチャーグに工場を設置する。ポーランドに続く欧州第2の生産拠点となる。170人を雇用する予定だ。

武田薬品のシャイアー買収、欧州委が承認

欧州委員会は20日、武田薬品工業がアイルランド製薬大手シャイアーを買収する計画を承認したと発表した。武田は条件として、シャイアーが開発している炎症性腸疾患の新薬を他企業に売却することを求められる。 武田は5月、シャイアー

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