ドイツロジスティックス業界の動き

Hapag-Lloyd

旅行大手のTuiは5日、保有する海運大手Hapag-Lloydの株式を売却する方向で複数の投資家と交渉している事実を明らかにした。交渉先は中東の産油国オマーンと中国の物流大手HNAが有力視されている。ただTuiは、オマー […]

ドイツ鉄道に競争法違反の疑い、欧州委が立ち入り調査

欧州委員会は3月31日、欧州有数の鉄道運営会社であるドイツ鉄道(DB)が、独占的な立場の悪用を禁止するEU競争法に違反した疑いがあるとして、同社の事務所に立ち入り調査を行ったことを明らかにした。 \ 立ち入り調査は29日

TX Logistik AG―伊国鉄の完全傘下に―

イタリア国鉄Ferrovie dello Stato傘下のTrenitaliaが独鉄道貨物子会社TX Logistik(バート・ホンネフ)を完全子会社化した。今後はTX Logistikの輸送網を拡大。現在イタリア、スイ

Hapag-Lloyd

独海運大手Hapag-Lloydの株主が4月中旬に予定していた同社の売出しを延期した。日本の震災とリビア情勢を受け株式市場を取り巻く環境が悪化したため。市場が落ち着きを取り戻せば5月末にも売出しに踏み切るもようだ。各種メ

独航空貨物料金、第4四半期は前期比で5.1%上昇

ドイツ連邦統計局は9日、IATAのデータなどを利用して作成したドイツ発航空貨物の運賃指数(2006年=100)を発表した。それによると、2010年第4四半期は前期比で5.1%増加、6四半期連続で上昇した。景気拡大が反映さ

鉄道貨物輸送、昨年は14%増に

ドイツ連邦統計局が2月28日発表した2010年の鉄道貨物輸送量は3億5,57万トンとなり、前年から14.0%増加した。過去最高(3億7,130万トン)となった2008年に比べると4.2%少ないものの、金融・経済危機に伴う

TNT(オランダ物流郵便大手)

2010年12月通期決算の純利益は3億5,100万ユーロで、前年から21.5%増加。売上高は8.2%増の113億3,000万ユーロ。分離が決まっている急送便部門が13%超の増収と好調だった。 \

ハンブルク港が回復

世界的な景気回復を追い風にドイツ最大の港湾ハンブルク港が活気を取り戻した。ハンブルク港湾マーケティング協会(HHM)が7日開いた年次記者会見によると、2010年の貨物取扱量は前年より1,100万トン多い1億2,100万ト

航空貨物取扱量が過去最高に

連邦統計局が15日発表したドイツの2010年の航空貨物取扱量(郵便を含む)は前年比22.7%増の410万トンとなり、過去最高を更新した。景気回復を受け特にアジア、南北アメリカ大陸との貿易が活発化したことが大きい。 \ 輸

フェーマルン海峡横断プロジェクト、橋からトンネルに変更

デンマーク議会はこのほど、独フェーマルン島とデンマークのロラン島を結ぶ道路建設プロジェクトについて、構造物の種類を当初計画の橋からトンネルに変更することを賛成多数で可決した。沈埋工法で全長18キロメートルのトンネルを敷設

海運貨物運賃、2010年は8割上昇

ドイツ連邦統計局が1日発表した2010年の海運貨物運賃指数(定期船、2006年=100)は前年比77.5%の大幅上昇を記録した。景気回復のほか、ユーロ安と石油価格の上昇が大きな押し上げ要因となった。 \ 運賃の上昇率が特

ライン川タンカー事故で物流に支障、BASFは生産調整へ

ライン川のローレライ近辺で13日に起きた化学タンカー事故が物流に影響をもたらしている。化学大手のBASFでは原料の調達に支障が出、一部の製品で減産を実施中だ。同社への取材などをもとに各種メディアが20日付で報じた。 \

海運貨物取扱量、昨年1-9月期は6%増加

ドイツ連邦統計局が21日発表した2010年1-9月期の海運貨物取扱量は2億760万トンで、前年同期から5.8%増加した。景気回復が反映された格好。ただ、経済危機前の08年1-9月期に比べるとなお17%下回っている。 \

ライン地溝帯路線の拡張、DB計画を地元当局が却下

ドイツのカールスルーエとスイスのバーゼルを結ぶライン地溝帯路線(Rheintalbahn)の複々線化に向けたドイツ鉄道(DB)の計画が地元当局に却下された。独バーデン・ヴュルテンベルク州南バーデン県庁は18日、計画には不

自動車物流業界の景気回復せず

自動車業界が好景気に沸いているにもかかわらず、自動車物流業界では厳しい状況が続いているもようだ。自動車大手ダイムラーが欧州の自動車運輸企業およそ200社を対象に実施したアンケートによると、2010年に赤字を計上した企業は

寒波で物流に支障、輸送量2割減 除雪は北部で問題目立つ

11月末から続く寒波と大雪による交通の混乱で、物流業界が打撃を受けている。独運送・ロジスティクス産業連盟(DSLV)によると、多くの会員企業で貨物輸送量が例年に比べ20%以上減少した。独運送業者全国連盟(BGL)は、トラ

トラック走行料金、適用対象の一般国道を拡大

ドイツ政府は15日の閣議で、トラック道路利用料金の適用対象となる一般国道を大幅に増やす法案を了承した。運送業者などが物流コストを圧縮する目的で課金対象外の道路にトラックを迂回させる動きを強めていることに対応する狙い。来年

航空貨物運賃、第3四半期は30%上昇

IATA CargoISのデータをもとに連邦統計局が16日に発表した2010年第3四半期のドイツ航空貨物運賃指数は前年同期比29.9%増と大幅に上昇した。比較対象の09年第3四半期は経済危機の影響で同39.8%減と急低下

Tui AG―海運大手Hapag-Lloyd株売出しへ―

旅行大手のTui(ハノーバー)が旧子会社である海運大手Hapag-Lloydの株式を市場に放出する。同社は2日、投資銀行Credit Suisse、Goldman Sachs、Grennhillに対し売出しの準備を委託し

エルベ川浚渫の早期実施を外国海運会社が要求

計画実施が大幅に遅れているエルベ川浚渫(しゅんせつ)事業に対し、国外の海運会社が苛立ちを強めている。中国の国営海運会社Coscoの魏家福(Wei Jiafu)最高経営責任者(CEO)は11月26日開催された中国・欧州フォ

輸送会社数社、安全性の問題で認定取り消し

イエメン発の航空貨物から爆弾小包が見つかった事件をきっかけに航空貨物・小包の安全対策の強化を求める声が高まっていることを受け、連邦航空局(LBA)はこのほど、航空貨物取扱で業務認定を受けている国内70の運送会社を対象に調

独港湾取扱量9%増の見通し

独港湾事業者中央連盟(ZDS)はこのほど、国内港湾(河川を除く)の2010年の貨物取扱量が2億8,400万トンとなり、前年から9%増加するとの見方を示した。景気回復を反映、2011年も4%増加すると予想している。 \ 独

Ifco Systems N.V.―豪企業が買収―

欧州食品物流大手のIfco Systems(独プーラハ)は14日、投資会社のIsland International Investment Limited Partnership(英Apax子会社)と他の株主が保有するI

イエメン発民間機の着陸を解禁

ドイツ政府はイエメン発の航空機に適用していた国内空港への着陸および領空通過禁止措置を12日午後に部分解除し、民間機の乗り入れを解禁した。週刊誌『シュピーゲル』が報じ、内務省が追認した。貨物便については禁止措置を継続してい

ドイツポスト(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は2億2,600万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(8,300万ユーロ)から回復。国際貨物の取り扱いが急増し、収益が改善した。売上高は14%増の128億ユーロ。 \

イエメン便の着陸・通過を全面禁止

ドイツ政府は1日、イエメン発の貨物便と旅客便を対象にドイツへの着陸と領空通過を全面禁止したことを明らかにした。10月30日未明に英空港で発見されたイエメン発の爆発物が独ケルン・ボン空港を経由していたことに対応した格好。政

Deutsche Bahn AG―物流部門の人員削減、当初計画より少なく―

独鉄道最大手Deutsche Bahn(DB、ベルリン)が物流部門で予定する人員削減の規模は当初計画よりも小さくなる見通しだ。景気が順調に回復しているため。同社のカールフリードリヒ・ラオシュ取締役(物流担当)が日刊紙『ヴ

海上貨物取扱量、上期は8.1%増加

ドイツ連邦統計局が21日発表した2010年上半期の海上貨物取扱量は1億3,810万トンで、前年同期から8.1%増加した。景気回復が反映された格好で、特に輸入量は11.2%増の8,390万トンと大きく伸びた。ただ、経済・金

世界最長の鉄道トンネルがスイスで貫通

スイスのエルストフェルト(ウーリ州)とボディオ(ティチーノ州)を結ぶ鉄道トンネル「ゴッタルト基底トンネル」が15日の14時17分、貫通した。全長は56.7キロメートル(km)で、日本の青函トンネル(53.9km)を抜いて

ユーロコンビ、全国導入は見送り

国(連邦)と州の交通相は6~7日に開催された閣僚会議で、超大型トレーラー「ユーロコンビ(ギガライナー)」の全国実用試験を2011年から実施する計画案を、反対8州、賛成7州、棄権1州で否決した。ただ、賛成した7州は州レベル

SchenkerDBシェンカー、チェコに新物流センター開設

独運輸大手のDBシェンカーが21日、チェコのバルドゥビツェに新物流センターを開設した。同市はチェコの東北部に位置し、国内の重要な経済圏のひとつであるフラデツ・クラーロベー地方やポーランド国境に近い。「交通上の重要な中継点

高速料金値上げを独政府が凍結

ドイツ政府は9日の閣議で、2011年1月に予定していたトラック高速道路料金の引き上げを凍結した。昨年秋の政権協定を履行したもので、ラムザウアー連邦交通相は「現政権の期間中は値上げを行わない」との立場を表明した。今回の決定

HHLA

ハンブルク港運営会社のHHLAが黒海北岸オデッサ港の処理能力を強化する。2012年までに約7,000万ユーロを投資して橋型クレーンを増設、コンテナ処理能力を現在の年55万本から120万本に引き上げる。投資の大部分はオデッ

Deutsche Post AG―小包配達業務を外部委託か―

郵便大手のDeutsche Post(ボン)が小包配達業務の外部委託を検討しているもようだ。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が独自入手した取締役会の機密文書を元に報じたもので、業務を全面的に外部委託した場合で年1億4

ドイツポスト(2010年4-6月期決算)

2010年4-6月期(第2四半期)決算の純利益は8,100万ユーロで、前年同期から22.7%増加。急送便事業が好調だった。郵便事業も取扱高は0.8%減ったものの、事業所の縮小によるコスト削減で42%の増益となった。売上高

超大型トラックの導入試験、結果は良好

独テューリンゲン州のエアフルト専門大学はこのほど、同州で1年半にわたり実施された超大型トレーラー「ユーロコンビ(EuroCombi)」の実用試験プロジェクトについて、「環境、経済の両面で大きなプラス効果が確認された」との

墜落したルフトハンザ貨物機、安全性に問題

7月24日にサウジアラビアのリヤド空港で墜落したルフトハンザの貨物機について、安全性の問題が以前から指摘されていたことが分かった。2日付『南ドイツ新聞』が報じた。 \ 事故機はマクドネル・ダグラス(現ボーイング)製の「M

鉄道貨物輸送、「環境にやさしい」とは言い切れず

サステナビリティコンサルティング会社のPE Internationalはこのほど実施した調査をもとに、「鉄道はトラックよりも環境にやさしい輸送手段だ」という従来の考えは必ずしも当てはまらないとの見解を示した。貨物の種類や

猛暑でエルベ川の水位低下、一部で通行に支障

猛暑が続いている影響でエルベ川の水位が低下し、河川交通に支障が出始めている。dpa通信が報じたもので、エルベ川に面するドレスデン市の河川交通当局は「すでに極めて危機的な状況にある」(広報担当者)との見方を示した。 \ ド

土曜日のトラック走行、夏季バカンスで大幅制限

ペーター・ラムザウアー連邦交通相は6月30日、トラックの走行規制を7月1日~8月31日までの2カ月間、大幅に強化すると発表した。バカンスシーズを踏まえた措置で、旅行客が渋滞に巻き込まれる頻度を下げる狙いがある。 \ ドイ

Amazon―食品ネット通販を独でスタート―

ネット通販世界最大手のAmazonが食料品の通販サービスを1日からドイツで開始した。取扱商品は4万種類と国内最大で、生鮮食料品も取り扱っている。同社は高齢・単身世帯の増加を背景に食品通販の潜在需要は大きいと判断、新事業に

DHL International GmbH―仏事業を部分売却―

Deutsche Postのエクスプレス・ロジスティクス子会社DHL(ボン)が、仏エクスプレス部門(DHL Express France)の小口配送事業を6月30日付で投資ファンド会社Caravelleに売却した。宅配市

Brenntag AG―同業買収でアジア事業強化―

化学品の卸売と輸送を手がける独Brenntag(ミュールハイム・アン・デア・ルール)は5日、デンマークの複合企業East Asiatic Company(EACグループ)からアジアの化学物流子会社EAC Industri

独港湾の貨物取扱量が回復へ

ドイツの港湾業界で景気回復が鮮明になってきた。自動車の輸出好調のほか、昨年末から続くアジア製品などの輸入の増加がけん引車となり、貨物取扱量がここ数カ月大きく伸びているのだ。独港湾運営事業者中央連合(ZDS)のデットホルト

トラック輸送料上昇の見通し

年明けに落ち込んだトラック輸送料金が、今後数カ月以内に再び上昇に転じる見通しだ。物流業界紙『Verkehrsrundschau』が企業237社を対象に実施したアンケート調査によると、ロジスティック企業とその顧客である製造

海運業界、2011年には危機前の水準に

世界不況の直撃で激減していた海運需要が回復に向かっている。チャーター貨物船欧州最大手Peter Doehleのヨッヘン・デーレ社長は5月25日、遅くとも2011年には業界の需給バランスが金融危機以前の水準まで回復するとの

独北部の新コンテナ港、操業開始が12年8月に延期

北海沿岸のヴィルヘルムスハーフェンに建設中の新コンテナ港Jade-Weser-Portの操業開始時期が当初予定の2011年11月から2012年8月に延期された。戦後最悪の不況の影響で海運需要が急落し、積み替え需要が現在も

国内輸送市場で鉄道のシェア低下

ドイツ鉄道(DB)は19日、国内旅客・貨物輸送市場の動向をまとめた「市場競争レポート」を発表した。それによると、トラック、内陸水運、パイプライン、鉄道を合わせた2009年の陸上貨物輸送量(トンキロメートルベース)は前年比

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