ドイツ電気電子産業界の動き

ファラシス―独に車載電池工場―

独東部ザクセン・アンハルト州は8日、電池大手の米ファラシス・エナジーが同州に車載電池工場を建設すると発表した。2022年末までに完成させ、自動車メーカーに製品を販売する。すでに顧客企業を獲得したとしている。 ライプチヒ北 […]

シーメンス―デジタルセキュリティでテュフ・ズードと協業―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は6日、エネルギー業界向けのデジタルセキュリティ分野で技術監査大手の独テュフ・ズードと協業すると発表した。あらゆるものがインターネットでつながるIoTの進展に伴い生活の重要基盤であるエ

レーベ―民事再生手続きを申請―

高級テレビ製造の独レーベは3日、民事再生手続きの適用をコーブルク区裁判所に申請したと発表した。市場環境が厳しさを増し業績が悪化しているため。同手続きにより現経営陣の主導権を維持できるようにしたうえで再建を進める。 テレビ

架線ハイブリッドトラックの実用テスト、独でスタート

道路の上部に設置した電線から電力の供給を受けて走行する架線給電ハイブリッドトラックの実用テストが7日、フランクフルト近郊のアウトバーン(高速道路)でスタートした。同トラックの実用テストがドイツで行われるのは初めて。経済省

家電の著作権料で合意、HDDテレビで12ユーロ

独電気電子工業会(ZVEI)と独情報通信業界連盟(Bitkom)は2日、複製機能を持つ家電に課金される著作権料をめぐる交渉で著作権管理団体と合意したと発表した。これにより10年以上に渡る交渉が終了。家電メーカーと輸入事業

シーメンス―イラクの電力インフラ再建で受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は4月30日、イラクの電力インフラ再建に向けた契約を同国政府との間で締結した。エネルギーの安定供給実現を通してイラクの復興を支援する。ベルリンで開催された調印式にはドイツのアンゲラ・メ

独シーメンス、ロシアでデジタル事業の提携拡大に意欲

独電機大手シーメンスがロシアでのデジタル事業拡大に乗り出している。現地ウェブ誌『Inc.Russia』がロシア子会社のリベロフ社長の談話としてこのほど報じたもので、製造業の刷新に大きく関わるビッグデータやスマートネットワ

ツァイス―測定機器メーカーを買収―

精密機器大手の独カール・ツァイス(オーバーコッヘン)は11日、立体物の3次元的な形状を測定する自動3D三次元測定機(3D CMM)を手がける独GOMを買収することで合意したと発表した。産業用測定・品質チェック製品の分野で

センヴィオン―民事再生手続きを申請―

ルクセンブルクに本社を置くドイツ系風力発電設備大手センヴィオンは9日、独事業会社が民事再生手続きの適用を裁判所に申請したと発表した。経営再建に向けた銀行との融資交渉がまとまらないことから、同手続きにより現経営陣の主導権を

電機業界受注、2月は1.3%減に

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独業界の2月の新規受注高は前年同月を1.3%下回った。ユーロ圏(ドイツを除く)からの受注は2.3%増えたものの、ユーロ圏外が4.0%減、国内が0.8%減と振るわなかった。1~2月

最新のICE車両に欠陥、ドイツ鉄道が受け取りを停止

ドイツ鉄道(DB)は4日、シーメンスが製造する最新の高速鉄道「ICE4」に欠陥が見つかったとして、車両の受け取りを当面、停止することを明らかにした。安全性に支障はないものの、長期的にみてメンテナンス費用の増加につながるこ

ハンブルク港がドローン投入を検討

ハンブルク港運営会社HHLAは3月27日、港内のコンテナ輸送へのドローン(無人機)投入を検討していることを明らかにした。同社は自動運転トラックやハイパーループの利用も視野に入れるなど、港湾作業の効率化と新しい事業モデルの

シーメンスの露合弁、2階建電車開発へ

独電機大手シーメンスとロシア機関車製造会社シナラ(Sinara)との合弁企業LLCウラル・ロコモーティブズはこのほど、国営ロシア鉄道(RZD)と2階建て(ダブルデッカー)電車の開発協力で合意した。長距離路線用の車両を開発

充電インフラに補助金10億ユーロ、交通省が予算要求へ

ドイツ連邦交通省は充電インフラの拡充に向けて2020年度予算で総額10億ユーロの上乗せを要求する方針だ。充電スタンドの不足が電動車の普及の大きな足かせとなっているためだ。電動車の利用が大幅に広がらないと同国の二酸化炭素(

インフィニオン

半導体大手の独インフィニオンは3月27日、2019年9月通期の業績見通しを引き下げた。需要の低迷と世界経済の先行き不透明感を受けたもので、売上高営業利益率を2月に提示した17.5%から16%へと下方修正。売上高についても

シーメンス―三菱重工と大型タービン事業を合弁化か―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が大型タービン事業の合弁化に向けた協議を三菱重工業と再開したもようだ。大型ガスタービン市場は再生可能エネルギー市場の拡大を背景に縮小し、シーメンスの業績を圧迫していることから、同社は合

シーメンス―中国電力大手SPICと戦略提携―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は26日、中国の国有電力会社、国家電力投資集団公司(SPIC)と包括的な戦略提携契約を締結した。SPICに対しては昨年、大型ガスタービンの研究・開発を支援することなどで基本合意しており

協働ロボットで独製造業の雇用30万人減少

ドイツの工場で協働ロボットが本格導入される結果、製造業の雇用は2025年までに最大30万人失われる――。ボストンコンサルティンググループ(BCG)は世界のメーカー1,300社強を対象に実施したアンケート調査を踏まえこんな

1月電機輸出5%増加、日本向けは+23%に

独電気電子工業会(ZVEI)が21日発表した同国の1月の電機製品輸出高は前年同月比4.8%増の180億ユーロへと拡大した。電機業界の受注、生産、売上高が減少するなかで輸出が伸びたことについてZVEIのエコノミストは「景気

ヤンマー―独社を買収―

ヤンマーは12日、欧州子会社ヤンマー・ヨーロッパを通して独エッシェンフェルダー・ケルテ・クリーマ・ウント・ウンヴェルトテヒニクなど3社(KKUグループ)を買収することで合意したと発表した。エネルギーシステム事業を強化する

独での電池セル生産、30社以上が補助金に関心

ドイツ連邦経済省は18日、国内で車載電池セルを生産する企業に政府が交付する意向の補助金に、計30以上の企業が関心を示していることを明らかにした。自動車メーカーからサプライヤー、電池メーカー、化学メーカー、原料・リサイクリ

電機業界受注、1月は0.4%減に

独電気電子工業会(ZVEI)が12日発表した独業界の1月の新規受注高は前年同月比で0.4%減少した。国内は5.6%増えたものの、ユーロ圏(ドイツを除く)が5.8%減、ユーロ圏外が4.8%減と振るわなかった。 1月の生産高

レオニ―従業員2,000人を削減―

電線大手の独レオニ(ニュルンベルク)は17日、世界の従業員9万2,000人のうち2,000人を整理すると発表した。業績不振を受けた措置の一環で、事業ポートフォリオの見直しも行う。 事務、経理などの間接部門で人員削減を行う

センサー大手の独バルフ、ハンガリー新工場開所

センサー部品大手の独バルフ・エレクトロニカ(Balluff Elektronika)は4日、ハンガリー西部のチェテーニで新工場の開所式を行った。投資額は6億5,000万フォリント(200万ユーロ)で、80人を雇用する。フ

通信セキュリティ基準を厳格化、華為排除を経済相は否定

独連邦ネットワーク庁(BNetzA)は7日、電気通信のセキュリティ基準強化原案を発表した。中国の通信設備・端末メーカー、華為技術が製品に組み込んだ部品などを通してスパイ活動を行っているとの批判が世界的に高まっていることを

ミュンヘン再保険―世界初の電池性能保険を開発―

ミュンヘン再保険は7日、電池メーカーが顧客に保証した性能を対象とする保険を世界で初めて開発したと発表した。同保険により電池メーカーとその顧客はともに事業やプロジェクトを展開しやすくなることから、再生可能エネルギーの利用拡

マイクロン―ミュンヘンで雇用拡大―

半導体メモリー大手の米マイクロンは独南部のミュンヘンで雇用を拡大する考えだ。自動車や家電、製造業のIoT化を背景に需要の拡大が見込めるため。同市にはメモリー関係の技術者が多いことから、優秀な人材を比較的、確保しやすいとみ

独シーメンス、ハンガリーMOLの化学工場に変電設備供給

独電機大手シーメンスは先ごろ、独複合企業ティッセンクルップ子会社のティッセンクルップ・インダストリアル・ソリューションズ(TIS)とハンガリーにおける変電所関連設備の供給契約を結んだことを明らかにした。取引額は明らかにさ

シーメンス

電機大手の独シーメンスは1日、ソーラーインバーターの有力企業である独KACOニュー・エナジーを買収すると発表した。分散型エネルギーシステム事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。上半期中の買収手続き完了を見込む

レーベ―東洋一通商と戦略提携―

高級テレビ製造の独レーベは21日、東洋一通商と戦略提携合意したと発表した。世界的な大手メーカーとの競争を生き残るために策定した経営戦略に基づく措置で、コスト削減と国際市場の開拓を強化する。 東洋一は2015年以降、中国家

カトライン―移動通信向け事業をエリクソンに売却―

アンテナ大手の独カトライン(ローゼンハイム)は25日、主力の移動通信向けアンテナ、フィルター事業をスウェーデン通信設備大手のエリクソンに譲渡することで合意したと発表した。カトラインは事業売却を進めており、手元に残るのは衛

オスラム―投資会社が買収も―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は13日、米投資会社ベインキャピタルとカーライル・グループが同社の共同買収を検討していると発表した。ブルームバーグ通信の報道を追認したもので、同投資2社はオスラム株を最大100%取得する

独電池大手ファルタ、ルーマニア工場拡張

ドイツの電池大手ファルタ・マイクロソフトバッテリーは先ごろ、ルーマニア中部のブラショフに持つ工場を拡張する計画を明らかにした。投資額は1,000万ユーロで、一部はルーマニア政府が助成する予定。 ファルタのルーマニア事業の

フランクフルト空港が空飛ぶロボタ導入へ

フランクフルト国際空港を運営するフラポートは13日、空飛ぶロボットタクシー(無人機)の導入に向けコンセプトを開発する発表した。同空港と市中心部を結ぶ形で運行する考えで、必要なインフラや法律上の問題などを空飛ぶロボタクの開

独シーメンス、ロシアから高速鉄道幹線整備を共同受注

独電機大手シーメンスの率いる企業連合が、ロシアから高速鉄道幹線整備を受注した。チェリヤビンスクとエカテリンブルグを結ぶ220キロメートル区間を新設するもので、2021年着工、25年完工の予定。投資額は3,000億ルーブル

シーメンス主導の信頼性憲章に三菱重工が参加

電機大手の独シーメンスは19日、モノのインターネット(IoT)の普及拡大に必要不可欠なサイバーセキュリティを実現するために同社主導で立ち上げた「信頼性憲章(チャーター・オブ・トラスト)」に三菱重工業が加盟することを明らか

独オスラムの10-12月決算11.9%減、市場縮小が影響

独照明大手オスラムは7日、2018年10-12月期(第1四半期)の売上高が前年同期比11.9%減の8億2,800万ユーロに後退したと発表した。中国を中心に市場が縮小し、3部門すべてで業績が悪化した。売上高営業利益率(EB

シーメンス・ヘルシニアーズ―レントゲン事業など移管―

シーメンスの医療機器子会社シーメンス・ヘルシニアーズは11日、レントゲン装置とX線発生装置の開発・製造事業を本社所在地である独南部のエアランゲンから近隣のフォルヒハイムに移管すると発表した。エアランゲン拠点は手狭で生産能

独仏2社の鉄道事業統合を欧州委が不承認

欧州連合(EU)の欧州委員会は6日、独電機大手シーメンスと仏鉄道車両・設備大手アルストムの鉄道事業統合計画を承認しないと発表した。同委は欧州精銅最大手の独アウルビスが圧延製品(FRP)部門を同業の独ヴィーラントヴェルケに

電機業界売上5年連続拡大、受注は減少

独電気電子工業会(ZVEI)が8日発表した独業界の2018年の売上高は前年比1.9%増の1,950億ユーロとなり、過去最高を更新した。増加は5年連続。通商摩擦や英国の欧州連合(EU)離脱問題などを背景に伸び率は前年の7.

日本電産―独2社を買収―

日本電産は2月上旬、独メーカー2社の買収を発表した。同社は事業拡大にドイツメーカーの買収を積極活用する姿勢を示しており、その一環で、プレス機用周辺機器製造のズィステーメ・シュトイエルンゲン(Systeme+Steueru

インフィニオン―投資額引き下げ―

半導体大手の独インフィニオン(ミュンヘン)は5日の決算発表で、2019年9月通期の投資額を引き下げると発表した。市場の冷え込みが鮮明になっているためで、従来計画の「16億~17億ユーロ」から「約15億ユーロ」へと下方修正

レオニ―20年目標を撤回―

電線大手の独レオニ(ニュルンベルク)は7日、中期目標を撤回した。業績悪化を受けたもので、2020年まで売上高を年5%拡大するとともに、同年までに売上高営業利益率(EBITベース)で5%以上を実現するとした目標は達成できな

シーメンス―「EU競争法は時代遅れ」=社長―

独電機大手シーメンス(ミュンヘン)のジョー・ケーザー社長は1月30日の株主総会で、欧州連合(EU)の競争法は現在の市場環境に見合わない時代遅れの規制になっているとの見方を示した。同社と仏アルストムの鉄道事業の統合計画に対

ヤマハ―UC販売業務を米子会社から欧州に移管―

ヤマハは1月30日、これまで米子会社ヤマハ・ユニファイド・コミュニケーションズ(YUC)で行ってきたユニファイドコミュニケーション(UC)製品の販売業務を4月から、楽器・音響機器の欧州販売統括会社である独ヤマハ・ミュージ

天然ガス大手の露ノバテク、独シーメンスから圧縮機を調達

ロシアの天然ガス大手ノバテクは1日、液化天然ガス(LNG)プロジェクト「アークティック(北極)LNG2」向けに独電機大手シーメンスから設備を調達すると発表した。ガス液化トレイン3本に使われるフィードガス圧縮機3基、ボイル

独シーメンス、ウズベキスタン公営企業と提携

独電機大手シーメンスはこのほど、ウズベキスタン企業と複数の提携合意を結んだ。2年前に発表したウズベキスタンでの提携強化計画を実現する形となる。 提携するのは石油ガス公社(ウズベクネフチガス)と電力公社(ウズベクエネルゴ)