欧州電機・電子産業界の動き

ゼネラル・エレクトリック―独研究開発拠点を強化―

電機大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)が独ミュンヘン近郊のガールヒングにある研究開発拠点を拡大する。仏アルストムの重電部門買収で欧州事業の重要性が高まったためだ。製造業のデジタル化(インダストリー4.0)でドイツが […]

伊ケーブル大手、ルーマニア・スロバキア工場を拡張

伊ケーブルシステム大手のプリズミアンはこのほど、ルーマニア南部のスラスティナ工場を拡張すると発表した。2,200万ユーロを投じて新生産棟を建設し、光ファイバーケーブルの年産能力を現在の約2倍の800万キロメートルに引き上

英GSKとグーグル系企業、生体電子工学で合弁

英製薬大手のグラクソ・スミスクライン(GSK)は1日、米グーグル系のライフサイエンス企業ベリリー・ライフサイエンシズ(旧グーグル・ライフサイエンシズ)とバイオエレクトロニクス(生体電子工学)技術を活用した医療機器を開発す

フィリップス、4~6月は57%増益

欧州電機大手のフィリップス(オランダ)が7月25日発表した2016年4~6月期(第2四半期)決算の純利益は4億3,100万ユーロとなり、前年前期から57%増加した。売上高は3%増の58億6,000万ユーロと伸び悩んだが、

カザフスタン、新型旅客機関車の試験走行に成功

カザフスタン国鉄(KTZ)はこのほど、アルストム製の旅客用機関車の試験走行に成功した。この結果を受けて、秋から国内の電気機関車組立工場(EKZ)で製造を開始する。鉄道の高速化で欧州とアジアを結ぶ輸送ハブとしての地位確保を

ソフトバンクが英アームを買収、IoT関連事業強化へ

ソフトバンクグループは18日、英国の半導体設計大手アーム・ホールディングスを約240億ポンド(3兆3,000億円)で買収することで合意したと発表した。あらゆる機器をインターネットでつなげる「モノのインターネット(IoT)

EUのICT市場、今年は0.7%拡大見通し

独情報通信業界連盟(Bitkom)が欧州情報技術観測所(EITO)のデータをもとに18日発表したところによると、欧州連合(EU)の情報通信技術(ICT)市場規模は今年6,860億ユーロとなり、前年比で0.7%増加する見通

ファナック―欧州事業強化―

産業ロボット大手のファナックが欧州事業を強化する。稲葉善治会長が『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙に明らかにしたもので、「欧州市場の重要性がますます高まっている」ためと説明した。 ファナックは昨年、欧州で産業

蘭ASML、台湾の半導体検査装置大手を買収

世界最大の半導体製造装置メーカーであるオランダのASMLは16日、台湾の半導体検査装置大手、漢民微測科技(エルメス・マイクロビジョン)を買収することで合意したと発表した。買収額は約1,000億台湾ドル(約3,200億円)

デトワイラー、英プレミアファーネルを買収

スイスの電子部品メーカー、デトワイラー・ホールディングは14日、英同業プレミア・ファーネルを7億9,200万ポンド(約1,184億円)で買収することで合意したと発表した。年内の買収手続き完了を見込む。 デトワイラーはプレ

エアバス・グループ

欧州航空宇宙大手のエアバス・グループは13日、中国航空器材集団公司(CAS)など中国企業3社のコンソーシアムからヘリコプター「H135s」100機を受注する契約に調印したと発表した。これに伴い青島に最終組み立てライン(F

フィリップス、照明部門が上場

欧州電機大手フィリップス(オランダ)の照明部門フィリップス・ライティングが27日、ユーロネクスト・アムステルダム市場に上場した。新規株式公開(IPO)では7億5,000万ユーロを調達し、欧州で今年最大規模のIPOとなった

ノキア、携帯端末市場に再参入

通信機器大手のノキア(フィンランド)は18日、携帯電話端末市場への再参入を発表した。同社の元幹部らが設立した新会社HMDグローバルを通じて、「ノキア」ブランドのスマートフォン、従来型携帯電話、タブレット端末を販売する。

フィリップス照明部門、IPOで最大8.4億ユーロ調達へ

欧州電機大手のフィリップス(オランダ)は16日、照明部門フィリップス・ライティングが実施する新規株式公開(IPO)の仮条件を発表した。発行済み株式の25%を売り出し、最大8億4,400万ユーロの調達を目指す。 フィリップ

ノキア、1~3月は赤字に

通信機器大手のノキア(フィンランド)は11日発表した2016年1~3月期(第1四半期)決算で5億1,300万ユーロの純損失を計上し、前年同期の黒字(1億7,700万ユーロ)から赤字に転落した。携帯電話のネットワーク機器の

ボーイング―ミュンヘンに研究拠点―

航空機大手の米ボーイングはこのほど、ドイツ南部のミュンヘンに研究・技術オフィスを開設すると発表した。次世代航空機素材と生産オートメーションの分野に焦点を合わせており、製造プロセスの改善やコスト削減につなげる考えだ。競合の

トタル―電池メーカー買収へ―

石油メジャーの仏トタル(クールブヴォア)は9日、電池製造の仏サフトを買収することで合意したと発表した。トタルは再生可能エネルギー事業を強化しており、その普及拡大に欠かせない蓄電池事業を強化する考えだ。 株式公開買い付け(

フィリップス、照明部門のIPO決定

欧州電機大手のフィリップス(オランダ)は3日、照明部門の新規株式公開(IPO)を正式決定したと発表した。株式25%以上を売り出す。残る株式も数年間で段階的に公開する計画だ。 フィリップスは2014年、経営資源を医療機器部

三菱重工業―風力発電設備合弁への出資引き上げず―

三菱重工業は4月28日、デンマーク企業ヴェスタスと折半出資で運営する洋上風力発電設備合弁会社、MHIヴェスタス・オフショア・ウインドへの出資比率を維持すると発表した。同合弁に対する支援体制を検討した結果、急成長している洋

フィリップス―照明部門のIPO決定―

電機大手の蘭フィリップス(アムステルダム)は3日、照明部門の新規株式公開(IPO)方針を決定したと発表した。まずは最低25%をアムステルダム市場で売り出し、数年単位の時間をかけて同部門から資本を全面的に引き上げていく。同

ノキア、仏スマート機器メーカーを買収

通信機器大手のノキア(フィンランド)は4月26日、仏スマート機器メーカーのウィジングスを買収すると発表した。ウィジングスはウェアラブルの健康管理機器で知られる企業。ノキアは買収によって、初めて健康関連のデジタル製品市場に

フィリップスが照明部門のIPOに傾斜、株式市況好転で

欧州電機大手のフィリップス(オランダ)は4月25日、照明部門を分離する計画について、新規株式公開(IPO)の実施を検討していることを明らかにした。これまではIPOと売却の両にらみだったが、株式市況が好転してきたことから、

エアバス―民間無人機市場に参入へ―

欧州航空機大手のエアバスが民間無人機市場に参入する計画だ。無人機事業はこれまで軍用分野にとどめていたが、業務用分野で需要が急速に拡大していることから新規参入の準備を進めている。民間無人機事業を統括するヤナ・ローゼンマン氏

ノキア―独で従業員の3分の1を削減―

通信ネットワーク機器大手ノキア(フィンランドのエスポー)の独法人は6日、国内の従業員削減計画を発表した。ノキアによる仏同業アルカテル・ルーセントの買収に伴う措置で、独従業員(4,800人)の3分の1強に当たる1,400人

バング&オルフセン―中国企業が買収へ―

高級テレビ・音響機器の製造を手がけるデンマーク企業バング&オルフセン(ストルーア)を中国企業、耀莱集団(スパークルロール・グループ)が買収する方向だ。耀莱が22日、明らかにしたもので、取引価格などいくつかの点を

エアバス・グループ―国境管理システム事業の売却中止―

欧州航空宇宙大手エアバス・グループは防衛エレクトロニクス事業の売却計画を変更する。これまでは同事業を全面放出する考えだったが、売却対象事業をレーダーと目標認識システムに制限。国境管理システムは手元に残すことにした。防衛・

ヴェスタス―純利益が過去最高に―

風力発電タービン世界最大手のヴェスタス(デンマーク・オーフス)が9日発表した2015年12月期決算の純利益は前期比75%増の6億8,500万ユーロとなり、過去最高を更新した。黒字計上は2期連続。売上増のほか、利幅の大きい

ABB

スイスの電機大手ABBが3日発表した2015年12月期決算の純利益は前期比25%減の19億3,300万米ドルと大幅に悪化した。米ドル高や組織再編、石油・天然ガス産業の投資抑制が響いた格好で、売上高も11%減の354億8,

フィリップス、15年は55%増益

欧州電機大手のフィリップス(オランダ)が1月26日発表した2015年12月通期決算の純利益は6億4,500万ユーロとなり、前期から55%増加した。医療機器、ジューサーなどライフスタイル製品の販売が好調だったほか、合理化費

エアバス―3Dプリンター製自動車メーカーに出資―

欧州航空宇宙大手のエアバス(蘭ライデン)は17日、6カ月前に設立した同社のベンチャーキャピタルファンド「エアバス・ベンチャーズ)」が3Dプリンター製自動車メーカーの米ローカル・モーターズに資本参加したと発表した。エアバス

ゼネラル・エレクトリック―欧州で従業員6500人削減へ―

電機大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)は13日、欧州の従業員6,500人を今後2年で削減すると発表した。仏アルストムの重電部門買収に伴う措置で、GEに移籍したアルストムの従業員(6万5,000人)の10%が対象とな

エレクトロラックス、CEOが交代

欧州家電大手のエレクトロラックス(スウェーデン)は11日、キース・マクローリン最高経営責任者(CEO)が2月1日付で退任すると発表した。欧州・中東・アフリカ部門の責任者であるヨナス・サムエルソン氏が後任となる。 マクロー

エレクトロラックス、GEの白物家電部門買収が白紙に

米ゼネラル・エレクトリック(GE)は7日、白物家電部門を欧州家電最大手のエレクトロラックス(スウェーデン)に売却することを断念したと発表した。両社は昨年9月に同取引で合意していたが、米当局が阻止に動いたことから中止に追い

フォスロー―スペインの機関車事業を売却―

鉄道設備・車両大手の独フォスロー(ヴェードール)は4日、スペインのバレンシアで展開するディーゼル電気機関車事業(レール・ヴィークルズ)をスイスの鉄道車両メーカーであるシュタートラー・レイルに売却することで合意したと発表し

ユニファイ―仏アトスが買収―

電機大手の独シーメンスと米投資会社ゴアス・グループの合弁会社で通信ソリューションを提供する独ユニファイ(ミュンヘン)を、仏ITサービス大手のアトスが完全買収する。ユニファイは経営が悪化が続いていたことから、親会社2社は売

セイコーエプソン―ベルリンなど4都市にオフィス開設―

セイコーエプソンは2日ロンドンで開催した経営戦略に関する説明会で、欧州事業の強化方針を明らかにした。オフィス向けインクジェットプリンターの販売に力を入れ、同分野で主力のレーザープリンターからシェアを奪い取っていく考えだ。

エアバス

欧州航空宇宙大手のエアバスは10月30日、近・中距離旅客機「A320」の生産能力を増強すると発表した。需要が旺盛なためで、独北部のハンブルクにある工場に生産ラインを1本新設。月当たりの生産数を現在の42機から2019年半

フィリップスの照明事業売却、米当局が懸念

欧州電機大手のフィリップス(オランダ)は10月26日、同社が予定する照明事業の部分売却に米国安全保障当局が懸念を示していることを明らかにした。詳細は明らかにできないとしている。 フィリップスは3月、LED照明部品と自動車

ノキア、7~9月の純利益20%減

通信機器大手のノキア(フィンランド)が10月29日発表した2015年7~9月期(第3四半期)決算の純利益は1億5,200万ユーロとなり、前年同期から20%減少した。中核のコアネットワーク部門が北米、欧州の需要停滞で振るわ

フィリップスの照明事業売却に米当局が懸念

電機大手の蘭フィリップスは26日、同社が予定する照明事業の部分売却に米国安全保障当局が懸念を示していることを明らかにした。詳細は明らかにできないとしている。 フィリップスは3月、LED照明部品と自動車照明事業の資本80.

ロールスロイス、トルコの国家的R&Dプロジェクトに参加

航空機エンジン大手の英ロールスロイスは6日、トルコ政府の主導で設立するトルコ高度製造技術センター(AMTC)に参画すると発表した。AMTCは国内産業の高度化を目指す機関で、ロールスロイスは産業界から初めての参加団体となる

ソニー、ベルギーの画像センサー技術企業を買収

ソニーは8日、ベルギーの画像センサー技術開発会社ソフトキネティック・システムズを買収したと発表した。ソニーはソフトキネティックの技術を取り込み、新たな距離画像センサーの開発を進める。 ソニーはソフトキネティックの全株式を

蘭半導体大手NXPの米社買収、欧州委が承認

欧州委員会は17日、オランダ半導体大手NXPセミコンダクターズによる米同業フリースケールの買収を承認したと発表した。NXPは条件として、RFパワー半導体事業の売却を求められる。 NXPは欧州電機大手フィリップスの元半導体

ABB―組織再編へ、送電設備は合弁化や売却も―

スイスの重電大手ABB(チューリヒ)は9日、組織再編計画を発表した。業績不振を受けた措置で、これまでの5部門体制を顧客企業のニーズを踏まえて来年1月1日付で4部門体制へと変更。最大の事業である送配電向け製品については他社

GEのアルストム重電部門買収、欧州委が承認

欧州委員会は8日、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が仏アルストムの重電部門を買収する計画を条件付で承認したと発表した。GEは主要なガスタービン事業の売却を求められる。 GEは2014年6月、アルストムの重電部門を約12

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