ドイツ自動車工業界の動き

乗用車新車登録3カ月連続減に、11月は-9.9%

ドイツ連邦陸運局(KBA)が4日発表した11月の乗用車新車登録台数は前年同月比9.9%減の27万2,674台となり、3カ月連続で落ち込んだ。欧州連合(EU)の排ガス検査方式が変更されたことがこれまでに引き続き直撃した格好 […]

レクサス独法人、アマゾンで予約販売の受付開始

トヨタの高級車ブランドであるレクサスのドイツ法人は11月28日、インターネット販売大手アマゾン(Amazon.de)でレクサスの新型コンパクトクロスオーバー「UX」の予約販売の受付を開始したと発表した。アマゾンで予約する

独シクスト、EV充電サービス・スタートアップに出資

独レンタカー最大手のシクストはこのほど、EV(電気自動車)向けの出張充電サービスを展開するスタートアップ「チャージェリ(Chargery)」に出資すると発表した。 チャージェリは、充電装置を搭載した台車をけん引する自転車

VWに販売価格の全額返還判決、排ガス不正で

違法な排ガス操作装置を搭載したフォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車を購入した顧客が購入価格の全額返還を求めて起こしている係争で、一審のアウグスブルク地方裁判所は22日、原告の訴えを全面的に認める判決を下した。排ガス不

ディーゼル車が温暖化を加速、大型化と登録増でCO2排出量拡大

乗用車の二酸化炭素(CO2)排出総量がドイツで増えていることが、連邦統計局のデータで分かった。増加幅は特にディーゼル車で大きい。ドイツをはじめ欧州の自動車メーカーは長年、ディーゼル車を地球温暖化防止に寄与する「グリーンな

ソノ・モーターズ―コンチネンタルから駆動ユニット調達―

太陽光を動力源として走行できる電気自動車(EV)を手がける独スタートアップ企業ソノ・モーターズ(ミュンヘン)は22日、同社が発売予定のEV「シオン」の電気駆動ユニット(EDU)をサプライヤー大手のコンチネンタルから調達す

自動車の低故障率で独車の優勢一段と

テュフ・ズードなどドイツの技術監査協会が加盟する業界団体VdTUEVが発表した自動車の故障に関する最新レポート(TUEV-Report 2019)によると、2017年7月~18年6月の1年間に行われた車検で重大な故障が見

不振の中国市場で独高級車好調

需要減が続く中国の乗用車市場で、独メーカーの高級車が堅調を保っている。高級車では需要が落ちていないほか、中国の対米関税引き上げの影響を独高級車メーカーは自力で緩和しているもようだ。日刊紙『ヴェルト』が報じた。 中国の乗用

VW

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW) は19日、VWブランドの中国における出荷台数が2018年11月に累計で3,000万台に達したと発表した。VWは1985年に中国で約2,000台を出荷。1992年までの累計出荷台数

VW商用車販売数、1-10月は0.4%減

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は15日、1~10月の商用車の世界販売台数が40万9,300台となり、前年同期比で0.4%減少したと発表した。9月に欧州連合(EU)ですべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLT

VWグループ、将来の重要分野に5年間で約440億ユーロ投資

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)グループは16日、2019~2023年の5年間に、電動車(エレクトロモビリティ)、自動運転、新しい移動(モビリティ)サービス、自動車および工場のデジタル化に、約440億ユーロを投資

独アウディ、中国FAWと提携30年に

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車大手アウディは19日、中国の第一汽車(FAW)と提携30周年の祝賀会を行った。FAWとは今後さらに現地生産モデルを拡大する計画。2019年には、アウディにとって中国初の電気自動車と

独シクスト、増収増益を見込む

ドイツのレンタカー最大手シクストの業績が好調だ。同社は15日、今年の売上高が前年比約10%増、税引前利益が同15%増以上に拡大する見通しと発表した。増収増益の背景には、米国市場におけるレンタル・リース事業の好調がある。当

走行禁止回避に向け法改正、NOx濃度を高く設定へ

ドイツ政府は15日の閣議で、大気保護法の改正案を了承した。ディーゼル車の走行禁止回避策の一環で、窒素酸化物(NOx)の濃度が1立方メートル当たり50マイクログラム以下の都市に走行禁止措置を導入することを禁止することが柱。

シュコダ自の10月販売7.4%減、2カ月連続で減少

チェコのシュコダ自動車は14日、10月の販売台数が9万9,400台となり、前年同月から7.4%減少したと発表した。販売数の減少は2カ月連続。9月に欧州連合(EU)ですべての新車に新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP:乗用

フォルクスワーゲン―車の電動・IoT化に巨額投資―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループ(ヴォルフスブルク)は16日の監査役会で、電動車、自動運転、情報通信技術を活用したモビリティサービス、車両と工場のデジタル化に2019~23年の5年間で総額440億ユーロ(

シュコダの本社拠点、小型部品倉庫を自動化

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社シュコダは13日、生産本拠地であるムラダー・ボレスラフ工場で小型部品の自動倉庫(ASPW)を開所した。2025年までの長期事業戦略で掲げる生産デジタル化の一環で、高度な作業自動化

フォルクスワーゲン―独電動車工場を3カ所に拡大―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は14日、ドイツ北部のエムデン、ハノーバー工場で電動車を生産する計画を発表した。独東部のツヴィッカウ工場でも電動車を生産することが決まっているため、同国のVW電動車工場は3カ所に拡

ダイムラー―北京に新R&Dセンター設置―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は14日、北京に「中国R&Dテックセンター」を新設すると発表した。同社はすでに同市に研究開発(R&D)拠点を持っており、新拠点は2カ所目。ダイムラーは中国で

Opel:オペル―R&D事業の部分売却で仏セギュラと合意―

仏自動車大手PSAの独子会社オペルは15日、研究開発(R&D)事業を技術サービス大手の仏セギュラ・テクノロジーズに部分売却することで合意したと発表した。将来的に余剰となる人員と設備を譲渡する。取引金額は非公開。

BMW―英に部品空輸も、無秩序離脱対策で―

自動車大手の独BMW(ミュンヘン)は英国が通商協定を締結せずにEUを離脱する「無秩序離脱」への準備を進めている。無秩序離脱が現実になると、EU~英国間の物流が大幅に滞りEU製部品をジャストインタイムで英工場に輸送できなく

フォルクスワーゲン―グループ販売2カ月連続2ケタ減に―

自動車最大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が19日発表した10月のグループ新車販売台数は前年同月比10.0%減の84万6,300台へと後退し、2カ月連続で2ケタ減となった。欧州連合(EU)の排ガス検査方

低コスト電池量産技術開発へ、産官学で共同プロジェクト

西南ドイツのバーデン・ヴュルテンベルク州は19日、高品質の電池セルを低コストで量産する技術開発に向けたプロジェクトを産官学が共同で実施すると発表した。電動車の価値の30~40%を占める電池分野でアジアメーカーに全面依存す

VWで生産に支障、エンジン部品の供給不足で

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)で生産に支障が出ている。エンジン部品の供給が不足しているためで、ヴォルフスブルク本社工場では9日に生産ラインが停止した。ツヴィッカウ工場ではハッチバック車「ゴルフ」の生産ラインを停止

VWとFAW VW、部品・完成車の輸入に関する覚書締結

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)はこのほど上海で開催された中国国際輸入博覧会(CIIE 2018、開催期間:11月5~10日)で、VWと中国の第一汽車(FAW)との合弁会社である一汽大衆(FAW VW)と総額約6

VW、国内の電動車工場を2カ所増加

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は14日、ドイツのツヴィッカウ工場に続き、同国のエムデン工場とハノーバー工場でも電動車を生産する計画を発表した。両工場で生産している内燃車モデルは段階的に他の工場に移管する。詳細に

ダイムラー、北京に2カ所目のR&D拠点を建設

独自動車大手のダイムラーは14日、中国の北京に研究開発センター(Daimler R&D Tech Center China)を建設する計画を発表した。2014年に設立したメルセデスベンツの研究開発センターに続き

VW、韓国SKIから電池セル調達

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)・グループは12日、韓国の石油・化学大手SKイノベーションから電池セルを調達すると発表した。SKIの電池セルは、VWグループが欧州で生産する純粋な電気自動車の一部に加え、北米市場向

ドイツテレコム、独自のEV向け充電網を整備へ

独電気通信大手のドイツテレコムはこのほど、ダルムシュタットとボンに電気自動車(EV)向け充電スタンドを計3基開設した。 充電スタンドはドイツテレコムがこれまで公衆電話ボックスなどとして活用してきた通信設備を改修したもので

ケルンとボンにも旧型車の走行禁止命令

独西部のケルン市とボン市の大気浄化計画は効果が不十分だとして環境保護団体DUHがノルトライン・ヴェストファーレン州を提訴している裁判で、一審のケルン行政裁判所は8日、原告勝訴判決を下した。ケルンでは一定地域全体(ゾーン)

電池セル工場を政府が助成、総額10億ユーロに 生産開始は21年

ドイツのペーター・アルトマイヤー経済相は13日、ベルリンで開催された電動車に関する会議で講演し、欧州企業のコンソーシアムが車載電池セル工場を建設する場合は総額10億ユーロの助成金を交付する意向を表明した。電動車の価値の約

フォルクスワーゲン―韓SKIからもセル調達―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は13日、韓SKイノベーション(SKI)を車載電池セルの戦略サプライヤーに指名したと発表した。VWはすでにLG化学、サムスン、CATLからセルの供給を受けることに

フォルクスワーゲン―ポルトガルにソフト開発拠点開設―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は6日、ポルトガルの首都リスボンにソフトウエア開発センター(SDCリスボン)を開設した。SDCは本社所在地ヴォルフスブルク、ベルリンに次いで3カ所目。自動車業界で急速に進むデジタル

BMW―大幅減益に、7-9月期営業益-27%―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)が7日発表した2018年7-9月期(第3四半期)決算の営業利益(EBIT)は前年同期比26.8%減の17億4,500万ユーロと大幅に落ち込んだ。欧州の排ガス検査方式変更に伴う値引き競争や

ドイツ乗用車新車登録、10月は7.4%減少

ドイツ連邦陸運局(KBA)が2日発表した2018年10月の国内乗用車新車登録は、25万2,682台となり、前年同月に比べ7.4%減少した。10月は前年同月に比べ営業日が2日多かったものの、欧州連合(EU)で9月からすべて

独自工会、国内生産・輸出の通期予想を下方修正

独自動車工業会(VDA)は11月2日、2018年の国内生産の通期予想を約530万台(前年比7%減)、輸出を410万台(6%減)に下方修正した。欧州連合(EU)で9月から新しい燃費・排ガス試験方法(WLTP)がすべての新車

ダイムラー、独電池子会社の従業員を1000人に倍増

独自動車大手のダイムラーは11月6日、リチウムイオン電池の研究開発・生産子会社ドイッチェ・アキュモーティヴの生産拠点であるカーメンツ工場の従業員を約1,000人に倍増すると発表した。ダイムラーでは乗用車部門のメルセデスベ

BMW、タイ工場で増産・中国へ輸出

独自動車大手のBMWはタイのラヨーン県にある工場で増産を進めているもようだ。米国と中国の貿易摩擦を受けた措置で、タイ工場で生産したモデルを中国へ輸出する方針とみられている。独自動車業界紙『オートモビルボッヘ』が消息筋から

オペル「インシグニア」、2種類のインフォシステムを搭載

オペルは10月30日、「インシグニア」シリーズに次世代のインフォテイメントシステムを採用したと発表した。ネットワーク機能を強化しているのが特徴で、「マルチメディア・ラジオ」と「マルチメディア・ナビプロ」の2つのシステムを

独フリックスブス、中国製電気バスを投入

独長距離路線バス大手のフリックスブスは10月25日から、フランクフルト~マンハイム間(約115キロメートル)で電気バスの運行を開始した。独自動車業界紙『オートモビルボッヘ』によると、同区間では、中国のバッテリー・自動車メ

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