スウェーデンのボルボ・カー・コーポレーションは11月30日、12月にスウェーデンとベルギーの両工場で生産を縮小すると発表した。長引く欧州の信用不安によって、新車需要が落ち込んでいることに対応する。
\スウェーデンのトルスランダ工場では12月第3週(17日~23日)に3日間の操業休止を実施。ベルギーのヘント工場でも2日間、操業を休止する。また、シフトの削減も実施し、トルスランダ工場で2シフト、ヘント工場で1シフトをそれぞれ削減する。さらに、トルスランダ工場では2013年初旬に生産ラインの速度を落とし、1時間当たりの生産台数を45台とする。
\ボルボのWrebo生産担当上級副社長は、「販売はここ数年間非常に好調に推移してきたが、12年に入ってから顧客の需要は減少を続けており、今のところ回復の兆候は見られないため、一段の生産調整が必要だと判断した」と説明している。
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