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2012/12/7

一般・技術・その他 (旧)

アウディ、デュースブルク港をハブ拠点にCKD部品を輸出

この記事の要約

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカーであるアウディは、ドイツの内陸港であるデュースブルク港を完全ノックダウン(CKD)向けの部品を輸出するハブ拠点とする。2013年晩夏から、主に中国とインド向けに輸出を開始す […]

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車メーカーであるアウディは、ドイツの内陸港であるデュースブルク港を完全ノックダウン(CKD)向けの部品を輸出するハブ拠点とする。2013年晩夏から、主に中国とインド向けに輸出を開始する計画で、将来はメキシコに建設する新工場向けの部品も同港から出荷する計画という。

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デュースブルク港はこれに伴い、約2,500万ユーロを投資して、新たな物流センターをライン川沿いに建設する。CKD部品の輸送は独物流会社のシュネルエッケ・ロジスティクスが受注した。具体的には、アウディは2013年の晩夏から「A4」「A6」「Q3」「Q5」「Q7」のCKD部品を同港から出荷する予定。

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アウディはフル稼働状態で年80万立法メートルの部品を同港から輸出する計画。これはコンテナで約1万6,000個となり、約40万台の自動車を組み立てる部品数量に相当するという。将来は約500社のサプライヤーが約4,000種類の部品やモジュールを主にトラックで同港に運び、その後、内陸船と鉄道でベルギーのアントワープやオランダのロッテルダムに輸送する。この輸送方式により、年1万3,000台分のトラック輸送を削減できるという。

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