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2020/8/17

西欧

日立、スペイン向け高速鉄道車両を受注

この記事の要約

日立製作所は12日、伊鉄道システム子会社の日立レール(イタリア)がカナダ同業ボンバルディアと共同で、スペインの鉄道会社向けの高速鉄道車両を受注したと発表した。受注額は約8億ユーロに上る。受注したのはイタリアの鉄道運営会社 […]

日立製作所は12日、伊鉄道システム子会社の日立レール(イタリア)がカナダ同業ボンバルディアと共同で、スペインの鉄道会社向けの高速鉄道車両を受注したと発表した。受注額は約8億ユーロに上る。

受注したのはイタリアの鉄道運営会社トレニタリアがスペインで展開する合弁会社インテルモダリダ・デ・レバンテ(ILSA)が運行する高速車両「フレチャロッサ1000」23編成。日立レール(イタリア)とボンバルディアがイタリアで製造し、トレニタリアに納入する。同車両は2022年からマドリードとバルセロナ、バレンシア、セビリアなどを結ぶ路線で運用される。

フレチャロッサ1000は日立とボンバルディアが共同開発した高速車両。すでにトレニタリアがイタリアで運用している。1編成の全長は約200メートル、乗車定員は約460人で、最高時速360キロでの営業運転が可能だ。Wi-Fi設備や食堂を備えている。