東欧・ロシア・その他

ブリヂストンがロシア撤退、現地事業を譲渡の方針

ブリヂストンは10月31日、ロシア事業から撤退する計画を明らかにした。ウクライナ戦争の長期化に伴い、事業の先行きが不透明になっているためで、現地事業者に同国事業を譲渡する方針だ。譲渡先の決定と手続きの完了までは数カ月を要

ノキアンタイヤ、ルーマニアで工場建設

フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤは1日、ルーマニアに乗用車タイヤ工場を新設すると発表した。ロシアからの撤退を受け、欧州で新たな生産能力を整備する。来年初めに着工し、2025年から量産体制に入る。雇用規模は500人、

ハンガリー中銀が金利据え置き、物価安定を優先

ハンガリー中央銀行は25日、政策金利を13%に据え置くことを決めた。景気に減速がみられる中、高金利で物価上昇に歯止めをかける引き締め政策を維持する。中銀は前回まで17会合連続で利上げを実施しており、前回会合で利上げサイク

ロシア中銀が金利据え置き、インフレリスクを警戒

ロシア中央銀行は28日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を7.5%に据え置くことを決めた。中銀は前回まで6会合連続で利下げを行っていた。インフレ率の低下が続く中、インフレリスクの高まりを警戒し追加利下

米フォードがロシアから完全撤退、合弁事業の株式売却

米自動車大手フォードは26日、ロシアの合弁会社の株式を売却し、同国から完全撤退すると発表した。ウクライナへの軍事侵攻を受けた措置。すでに3月から同国での製造、部品供給、ITおよびエンジニアリングサポートにいたる全事業を停

韓国電池メーカーのANPエネルテック、ポーランドに工場設置

ポーランド投資貿易庁(PAIH)はこのほど、韓国のリチウムイオン電池メーカー、ANPエネルテックが同国での工場新設を計画していることを明らかにした。建設予定地は南西部にあるヴァウブジフ経済地域(WSEZ)で、投資額は1億

米エクソンモービル、ロシア市場から撤退

米石油メジャーのエクソンモービルは18日、ロシア市場から完全撤退したと発表した。ロシア政府に同国資産を没収され、「サハリン1」プロジェクトの今後をめぐる協議も一方的に打ち切られたためと説明している。ウクライナ戦争を受けた

スロバキアのEVバッテリー大手、スペイン工場建設を計画

スロバキアの電気自動車(EV)用バッテリー大手イノバットは19日、スペインのカスティーリャ・イ・レオン州バリャドリッドに工場を建設する計画について、市当局と覚書を交わしたと発表した。年末までに最終決定がされる予定。投資規

ボッシュ、スロバキアに電動自転車のモーター工場を設置

独自動車部品大手ボッシュの電動アシスト自転車向け駆動システム子会社ボッシュ・eバイク・システムズは、スロバキアでモーターの工場建設を計画している。現地紙『スペクテイター』がこのほど報じた。工場が設置されるのは同国東部で、

日産がロシア撤退、1千億円の特損計上

日産自動車は11日、ロシア事業から撤退すると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻の長期化で生産再開のめどが立たないためで、同事業をロシア国営の自動車・エンジン中央科学研究所(NAMI)に1ユーロで売却する。これによって約

露トルコ首脳会談、露はトルコを天然ガスのハブにと提案

ロシアのプーチン大統領は13日、訪問先のカザフスタンの首都アスタナでトルコのエルドアン大統領と会談し、トルコを欧州向けのロシア産天然ガスのハブとすることを提案した。同国にはすでにロシア産ガスを欧州に運ぶ「トルコストリーム

ハンガリーとセルビア、石油パイプライン敷設で合意

EUのロシア産石油禁輸措置が12月5日に発効するのを控え、ハンガリーとセルビアが10日までに、両国を結ぶ石油パイプラインの敷設で合意した。セルビアがクロアチアの代わりにハンガリーを経由してロシア産の石油を調達できるように

東芝ESS、ポーランド企業と新型水素燃料電池システム開発へ

東芝エネルギーシステムズ(東芝ESS)は11日、ポーランドのバッテリー製造大手インパクト・クリーンパワーテクノロジー(ICPT)、および伊藤忠プランテックと協力し、バスなどの大型商用車向けの水素燃料電池システムを開発する

ポーランド中銀が金利据え置き、11会合連続利上げの後に

ポーランド中央銀行(NBP)は5日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を6.75%に据え置くことを決定した。金利据え置きは予想外。中銀は前回まで11会合連続で利上げしていた。物価の上昇が続く中、現在の金利の景気への

ルーマニア中銀が9会合連続で利上げ、政策金利6.25%に

ルーマニア中央銀行は5日、政策金利を5.5%から0.75ポイント引き上げ、6.25%に設定した。利上げは9会合連続となる。今回の決定は、インフレ率が依然として高水準にあることや経済成長の減速などの経済要因に加え、金融環境

セルビア中銀が7会合連続で利上げ、政策金利4%に

セルビア中央銀行(NBS)は6日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、4%に設定した。これは過去5年間で最高の水準。景気の減速が予想される中、物価上昇に歯止めをかけるため7会合連続となる利上げに踏み切った。 8月のインフレ

シーリング大手ザールグミ、ポーランドに物流新拠点

自動車用シーリングシステム大手の独ザールグミが、ポーランドに新たに事業拠点を構える。現地不動産開発業者、DLインヴェストグループによると、国内南西部のセンジシュフにあるDLインヴェストパークと9月末、倉庫と事務所のリース

独インフィニオン、ハンガリーに新工場

独半導体大手インフィニオンは6日、ハンガリー中部ツェグレードの拠点に新工場を開設したと発表した。電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)で使用されるハイパワー半導体モジュールの生産およびテストを行う。以前の報道によると

ロシアがサハリン1の事業主体を変更、今夏のサハリン2に続き

ロシアのプーチン大統領は7日、サハリン石油ガス開発(SODECO)が権益を持つ極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」の事業主体を、新設する国営企業に変更する大統領令に署名した。今年夏の「サハリン2」の事業主体変更に続

ソラリス、オランダでトロリーバスを初受注

ポーランドのバス製造大手ソラリスは9月26日、オランダのバス事業者ヘルメスからトロリーバス「トロリーノ18メトロスタイル」10台を受注したと発表した。2024年上半期までに納入する予定。同国でのトロリーバスの受注はこれが

アウディ、ハンガリー・ジュール工場の拡張完了

独フォルクスワーゲン(VW)の高級車部門アウディは9月27日、ハンガリーのジュール工場の拡張工事が完了したと発表した。金型や製造設備、車体部品を開発・生産する部門の生産棟を6,300平方メートル増床し、生産能力を30%増

独コンチネンタル、ブダペストのR&D拠点を拡張

独自動車部品大手のコンチネンタルはこのほど、ハンガリーのブダペストにある研究開発(R%D)拠点にアプリケーション開発センターを設置した。同社は西部のベスプレームに持つ開発センターも拡張しており、両者合わせた投資額は計42

米アマゾン、イスタンブールにトルコ初の物流センター設置

米アマゾンが9月26日、トルコ初の物流センターをイスタンブールに開設した。急速な需要拡大に応えるとともに、地域ビジネスを支援する狙い。投資額は1億米ドルで、最初の1年で1,000人以上を雇用する計画だ。 アマゾンによると

トヨタがロシア工場を閉鎖、日本の自動車メーカーで初

トヨタ自動車は23日、ロシアのサンクトペテルブルク工場(TMR-SP)での生産事業を終了すると発表した。ウクライナ戦争の長期化に伴い事業の見通しが立たなくなっているためで、日本の自動車メーカーが同国工場を閉鎖する初のケー

バルト3国とポーランド、ロシア人の入国を禁止

バルト3国が19日、ロシア人の入国を基本的に禁止した。ロシア国内でウクライナ戦争が広く支持されており、ロシア人の入国が安全保障に影響を与えると説明している。ポーランドも26日から同様な措置を実施する。 今回の措置は、ロシ

トルコ中銀、1ポイントの追加利下げ

トルコ中央銀行は22日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を1ポイント引き下げ、12%に設定した。利下げは2会合連続。市場は据え置きを予想していた。インフレ率が80%を超えて進む中、経済を下支えするため

ユミコア、ポーランドに正極材のギガファクトリーを開設

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは21日、ポーランド南西部のニサに欧州初の電池材料のギガファクトリーを開設したと発表した。欧州の顧客向けに電気自動車(EV)用バッテリーの正極材(カソード)を生産する。年産能力は来年末までに

日立エナジー、ブルガリア工場の拡張完了

日立エナジーは20日、ブルガリア中北部のセヴリエヴォ工場の拡張・近代化プロジェクトの完了を記念する式典を行った。高電圧製品に対する世界的な需要拡大に応え、増産に乗り出す。投資額は明らかにされていない。 新たに設けられた工

ポーランド、電動バスの輸出で欧州トップに

ポーランド代替燃料協会(PSPA)がこのほど発表した報告書によると、欧州連合(EU)加盟国から輸出された電動バスの3分の1がポーランドで生産された車両であることが分かった。2017年から21年にかけての同国からの電動バス

東レのチェコ工場、極細吸音材「エアライト」を生産

東レは15日、不織布の極細吸音材「エアライト(Airlite)」をチェコで生産すると発表した。欧州の自動車用吸音材事業を強化する戦略の一環。チェコの東レ・テキスタイルズ・セントラルヨーロッパ(TTCE)と韓国の東レ先端素

ポーランド政府、来年の最低賃金額を決定

ポーランド政府は13日、2023年の最低賃金額を決定した。2段階に分けて引き上げる計画で、まず1月1日付で月額給与は今年の3,010ズロチから3,490ズロチ(約740ユーロ)、最低時給は19.70ズロチから22.80ズ

トルコのテュルクサット、英アヴァンティと衛星通信で提携

トルコ国営の衛星運用会社、テュルクサット(Turksat)は13日、英国の通信衛星運用・サービス会社のアヴァンティ・コミュニケーションズと5年間の提携契約を交わしたと発表した。これまでの協働関係から一歩進み、今回の提携で

日産、ロシア工場の稼働停止を年末までに延長

日産自動車は12日、ロシア・サンクトペテルブルク工場の稼働停止期間を12月末までに延長することを明らかにした。欧州及び日本からの部品調達が依然として困難なためで、「今後も状況を注視していく」としている。 日産はロシアによ

トレイトン、ロシア事業を売却

フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社トレイトンは13日、ロシアの販売事業などを売却すると発表した。ロシアのウクライナ進攻を受けた措置。販売提携している現地企業に譲渡する。取引の成立には現地当局の承認が必要で、同社は来

ロシア中銀が6会合連続で利下げ、政策金利7.5%に

ロシア中央銀行は16日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を8%から0.5ポイント引き下げ、7.5%とすることを決めた。利下げは6会合連続。物価の上昇ペースが鈍化する中、金融緩和を通じて低迷する経済のテ

中東欧諸国、賃金上昇が物価上昇に追いつかず

英調査会社のオックスフォード・エコノミクスは5日、中欧4カ国とルーマニアの賃金上昇率は高いものの、それが物価の上昇に転化されるいわゆる賃金・物価スパイラルに陥るリスクは低いとする報告書を発表した。経済が回復基調にあり労働

ポーランド中銀が11会合連続で利上げ、政策金利6.75%に

ポーランド中央銀行(NBP)は7日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を0.25ポイント引き上げ、6.75%に設定した。利上げは11会合連続。物価の上昇が続く中、景気の減速を見据えて、これまでで最小の利上げ幅に留め

セルビア中銀が6会合連続で利上げ、政策金利3.5%に

セルビア中央銀行(NBS)は8日、政策金利を0.5ポイント引き上げ、3.5%に設定した。利上げは6会合連続。市場は0.25ポイントの上げ幅を予想していた。景気の減速が予想される中、物価上昇に歯止めをかけるため積極的な引き

中国系EV部品メーカー、ハンガリーに工場建設

中国の自動車部品メーカー、浙江華爍科技がハンガリー東部のデブレツェンに電気自動車(EV)用部品工場を建設する。同社として初の海外生産拠点となる。現地子会社ハームズ・ハンガリーのマシュー・シェン社長が6日、外務貿易省での記

ブルガリアEVメーカーのシン・カーズ、ルーマニア工場を計画

ブルガリアの電動車(EV)メーカー、シン・カーズ・インダストリーは9日、ルーマニアに生産工場を設置する計画を明らかにした。全社的な生産能力の強化に向けたもので、完成後は多目的プラットフォーム「Lシティ」を用いた車両を生産

トルコの8月インフレ率80.2%に上昇、24年ぶり高水準に

トルコ統計局(TUIK)が5日発表した8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月に比べ80.2%上昇し、1998年10月以来で最高を記録した。前月比の上昇幅は1.46%と、年初以来で最も小さくなり、インフレ高進のペースがや

三井物産と三菱商事のサハリン2権益、ロシア政府から承認

ロシア政府は8月30日、三井物産と三菱商事が権益を持つ極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」について、新たに設立した運営会社に対する両社の出資申請を承認した。両社は25日に新会社への出資継続を決定し、同日中にロシア政

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