ドイツ

Kion Group GmbH―豊田自動織機からの首位奪取に照準―

フォークリフト世界2位メーカーの独Kion(ヴィースバーデン)が最大手の豊田自動織機から市場トップの座を奪い取る意向だ。ゴルドン・リスケ社長は『ハンデルスブラット』紙に対し、両社の売り上げの差は小さいと述べ目標達成に自信 […]

葉脈をセラミックに、独研究所が新技法開発

葉脈組織をセラミックの一種であるセメンタイト(鉄カーバイド)に簡単に変換する技術を、マックス・プランク・コロイド界面研究所(MPIKG)のツォーエ・シュネップ博士を中心とする研究チームが開発した。葉脈を酢酸鉄に浸して乾燥

Manroland AG―自力再建へ、同業との合併はなし―

印刷機械大手の独Manroland(オッフェンバッハ)は17日、新たな事業再編計画を発表した。3工場の事業分担を改め、技術サービス部門も新設するほか、人員削減の規模を従来計画より500人拡大するという内容。競合企業との合

ドイツ人の金融資産、1人当たり5万6860ユーロ=アリアンツ

保険大手アリアンツが14日発表した世界資産調査レポートによると、ドイツの一般世帯の金融資産(貯金、保険、証券などの合算)は昨年4兆7,000億ユーロで、前年に比べ5%拡大した。国民1人当たり金融資産の国際比較ではスイスが

独プライベート・エクイティ市場の回復に遅れ

プライベート・エクイティ(PE)投資市場の回復が遅れている。独プライベートエクイティ・ベンチャーキャピタル協会(BVK)がこのほど発表した市場動向によると、2010年1-6月期の国内PE投資額(ベンチャーキャピタル、出資

RWE AG―電気自動車で中国BYDと提携―

電力大手の独REW(エッセン)は16日、中国の自動車メーカーBYDと提携したと発表した。電気自動車(EV)の販売とドライバーへの電力供給サービスを欧州で共同展開していく。 \ BYDはEV車「e6」を2012年から欧州で

資源ごみ回収をめぐり民間企業と自治体が対立

連邦環境省が導入予定の新規の資源ごみ回収制度をめぐって、民間の廃棄物処理業者と自治体が運営権の獲得競争を繰り広げている。プラスチックや金属など原料の価格は世界的に上昇しており、廃棄物からこれらの資源を回収する事業は今後、

Siemens AG―組織的に支払い遅延か―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)が取引先に対する支払いを意図的に遅らせているもようだ。『フランクフルター・アルゲマイネ(FAZ)』紙が15日付で報じたもので、請求書を受け取ってから支払うまでの期間が半年に及ぶケー

産業界、交通インフラ予算引き上げを要求

ドイツ産業連盟(BDI)やドイツ自動車工業会(VDA)など計13の経済団体・企業は15日、政府に交通インフラ予算の拡大を求める共同声明を発表した。国内の交通インフラの質は慢性的な投資不足で劣化しているとして、具体的な戦略

Siemens AG―IT部門を10月1日付で分社化―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は19日、業績不振のIT部門SISを10月1日付で分社化し、100%傘下の有限会社にすると発表した。同部門が自立経営できるようにするのが狙いで、2010~12年の3年間に約5億ユー

オンライン広告の成長加速、新聞に迫る勢い

ドイツのオンライン広告市場が成長を加速している。独デジタル産業連盟(BVDW)はこのほど、今年の独オンライン広告市場(古典的広告と検索連動型、アフィリエイト)の成長率を当初予測の14%から19%に引き上げた。金額にすると

Deutsche Lufthansa AG―機内ネットサービスなど再導入―

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)が機内でのネットサーフィンやSMS(携帯電話のショート・メッセージ・サービス)の利用サービスを数年ぶりに再導入する。対象となるのは長距離路線で、まずは今秋から大西洋路線でス

移民統合が政治・社会の大きな問題に急浮上

統一からおよそ20年が経ち東西冷戦と全面核戦争の危機が歴史と化した現在、ドイツ社会を2つの新しい不安が揺すぶっている。1つは経済のグローバル化を背景とする生計の先行きに対する不安、もう1つはイスラム系を中心とする移民に対

Alfred Ritter―オーダーメードチョコのChocriに出資―

「Ritter Sport」ブランドで有名なチョコレート製造大手の独Alfred Ritter(シュツットガルト)が顧客の注文に応じて板チョコを製造する新興のネット企業Chocriに約3分の1出資した。両社への取材をもと

独RWE 、電気自動車で中国BYDと提携

電力大手の独REW(エッセン)は16日、中国の自動車メーカーBYDと提携したと発表した。電気自動車(EV)の販売とドライバーへの電力供給サービスを欧州で共同展開していく。 \ BYDはEV車「e6」を2012年から欧州で

ドイツ銀が100億ユーロ増資、ポストバンク買収などに投入

独最大手銀行のドイツ銀行は12日、最低98億ユーロの増資を実施すると発表した。増資規模はドイツテレコムが1999年に実施した108億ユーロに次ぐドイツ史上2番目の大きさ。市場資金をリテール銀行大手ポストバンクの買収と自己

独ダイムラー、商用車販売で2009年は世界2位に転落

2009年の商用車販売(トランスポーター、トラック、バス)で独ダイムラーが世界2位に転落した。金融危機の影響により、同社の主力市場である欧州や米国、ロシアでの販売が急減したことが響いた。世界首位に躍進したのは、中国の大手

Mitec-Jebsen、大連にバランスシャフト工場を開設

独Mitec Automotiveと香港のJebsenによる合弁会社Mitec-Jebsenはこのほど、中国の大連に自動車部品工場を開設した。高級車メーカー向けにエンジンの振動を抑えるためのバランスシャフトを供給する。新

ドイツテレコム、ネットワーク関連新事業開始

ドイツテレコムは7日、新たに「インテリジェント・ネット・ソリューション」事業を開始すると発表した。車両、電力、医療の3分野において高度な情報通信ネットワーク向けのソリューションを開発するもので、2015年までに売上高で1

フォード、ICタグで新車輸送管理

フォード・ドイツのケルン工場が導入した無線ICタグ(RFID)を使った自動車の輸送管理システムが大きな効果を挙げている。同工場のクリス・バルトキエヴィッツ氏によると、新システムの導入以来、出荷ミスがほぼゼロになったほか、

ドイツ人の理想の中古車、今年は「VWアストラ4ドアセダン」

ドイツ人の憧れの中古車はフォルクスワーゲン(VW)「ボーラ」とオペル「アストラ」を足して2で割った4ドアセダンで、色は黒とシルバーのツートンカラー――独中古車サイト大手2社がサイト内で最も検索されたキーワードを元に「秘密

仏アルトラン、ドイツにソフト開発拠点開設

技術コンサルティング大手の仏アルトランは、ミュンヘンにソフトウエア開発拠点を開設する方針だ。同社のリーダー・キルスタン取締役(自動車事業担当)が明らかにしたもので、新拠点では車載ソフトウエア制御装置などを中心に開発すると

BMW、中央物流センターに自動出荷システムを導入

独高級車メーカーのBMWは、独ディンゴルフィングにある中央物流センターにpbsイントラロジスティクス(ピルマーゼンス)が開発した部品出荷管理システムを導入する。ディーラーなどから受注した交換部品の出荷手続きをを完全自動化

「MINI E」の実証試験、後半をスタート

独BMW傘下の小型車ブランドMINIは9月半ばから、英国で実施している電気自動車(EV)「MINI E」の実用試験の後半をスタートさせる。前半は今年6月に終了。後半は2011年2月まで実施する。BMWは実用試験の結果を2

Tognum

独大型エンジンメーカーのトグナム は9日、中国北方工業公司(ノリンコ)と中国・山西省の大同(北京から西に約300km)に合弁工場を開設したと発表した。高速大型ディーゼルエンジンと原子力発電所向けの非常用発電機を生産する。

BLG

独ブレーメン港湾会社(BLG) は10日、独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)から完全ノックダウン(CKD)工場向け部品の発送・管理業務を受注した。ブレーメンにあるBLGのロジスティックセンターから世界のVW工場に向

キルヒホ―フ・グループ

ドイツの自動車部品・特殊車両・工具メーカー。1785年創業の同族企業で、今年で創業225年を迎える。現在、4代目のヨッヘン・F・キルヒホ―フ氏と同氏の息子たちが経営の中核を担っている。本社は独西部のイーザーローンに置く。

国際自動車部品見本市「Automechanika」開幕

ドイツのフランクフルトで14日、世界最大の国際自動車部品見本市「Automechanika」が開幕した。今年は世界76カ国から4,486社が出展、前回(2008年)を15社上回った。19日の閉幕までに約15万人の来場が見

ダイムラー、ルノー・日産との提携をEVに拡大

独自動車大手ダイムラーのトーマス・ウェーバー取締役(研究開発担当)はこのほど、ロイター通信に対し、ルノー・日産アライアンスとの提携関係を電気自動車(EV)の分野にまで広げることを明らかにした。3社は、電気モーター、バッテ

製造業売上2カ月連続で後退、7月は前月比0.9%減に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2010年7月の製造業売上高(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を0.9%下回った。減少は2カ月連続で、景気の減速感が強まりそうだ。 \ 部門別でみると、自動車・自動車部品

Allianz

保険大手のAllianzが傘下のヘッジファンドAllianz Alternative Asset Management(AAAM)を米国のヘッジファンドNexar Capitalに売却する。Nexarが13日、明らかにし

7月製造業受注2.2%減に、大型受注の減少響く

連邦経済省が7日発表した2010年7月のドイツ製造業受注高(暫定値)は前月を実質2.2%下回り、同3.6%増となった6月のから大きく減少した。6月は船舶・航空機・鉄道車両の分野で大型受注が極端に多くその反動が出た格好。7

ストレス解消でとんだお騒がせ

夜間に裸でジョギングをしていた男性が鉄道路線の敷地内に入り込み、1時間半にわたって運行を停止させる事件が9日、ゾーリンゲン市で起きた。 \ 事件を起こしたのは同市に住む42歳の男性。夜道を真っ裸で走っているところを犬の散

7月輸出19%増加、伸び率は鈍化

ドイツ連邦統計局が8日発表した2010年7月の輸出高は前年同月比18.7%増の830億ユーロとなり、これまでに引き続き2ケタ成長となった。世界経済の回復を受け、特に欧州連合(EU)域外向けが好調だった。ただ、輸出成長率は

フィッシング詐欺が再び急増、09年は64%増に

連邦警察庁(BKA)と独情報通信業界連盟(Bitkom)は6日、2009年の国内ハイテク犯罪に関する報告書を発表した。それによると、電子計算機使用詐欺、電磁記録の不正作出、電子計算機損壊等業務妨害などの狭義のコンピュータ

Media-Saturn Holding-GmbH―PB発表、年末から販売へ―

家電販売欧州最大手の独Media-Saturn(インゴルシュタット)は9日、同社初のプライベートブランド(PB)を発表した。年末のクリスマス商戦から販売を開始する予定。ローラント・ヴェイゼ社長はブランド製品について「販売

独機械業界、2010年生産成長率6%に引き上げ

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は13日、加盟企業の2010年生産成長率を従来予測の3%から6%へと上方修正した。ここ数カ月間の新規受注が極めて良好の推移しているため。5~7月の受注はVDMAのすべての部門で前年同期を上回

Q-Cells SE―システムサプライヤーに脱皮へ―

太陽電池大手の独Q-Cells(ビターフェルト・ヴォルフェン)が太陽光発電セルメーカーから、顧客のニーズに見合った総合的なソリューションを提供するシステムサプライヤーへと脱皮する意向だ。3月に就任したネディム・ツェン社長

Tognum AG―中国で合弁、原発向け発電機など製造へ―

大型エンジン大手の独Tognum(フリードリヒスハーフェン)は9日、中国の兵器大手Norinco(中国北方工業公司)と共同で現地に合弁会社を設立することで合意したと発表した。北京の西およそ300キロにある大同で大型高速デ

Adam Opel GmbH―労使の再建合意をGMが承認―

自動車大手Opel(リュッセルスハイム)の労使が結んだ同社の再建計画を親会社の米General Motors(GM)が承認した。再建計画にゴーサインが出た格好で、Opelは年内にも有限会社(GmbH)から株式会社(AG)

再生紙利用が企業で定着、環境戦略が後押し

再生紙の利用がドイツ企業に定着した。企業コンサルティング大手A.T. Kearneyと再生紙の普及を目指す経済団体「Pro Recyclingpapier」が120社を対象に実施したオンライン調査によると、再生紙を使用し

Daimler AG―BMWと中国で共同調達へ―

高級車大手のDaimler(シュツットガルト)が競合BMWとの協力関係を拡大する。同社のトーマス・ヴェーバー取締役(研究・開発担当)は14日公開されたロイター通信とのインタビューで、両社の提携は新たな段階に入ると明言、具

薬局の処方薬販売、割引は少額なら「可」=最高裁

患者の自己負担額が法律で固定されている処方薬の販売にあたり、薬局が商品券のプレゼントなどで実質的な割引を行うことの是非をめぐる係争で連邦司法裁判所(BGH、最高裁)は9日、「小額であれば認められる」との判断を示した。ただ

Gebr. Maerklin & Cie. GmbH―投資家なしで再建へ―

昨年2月に倒産した老舗鉄道模型メーカーMaerklin(ゲッピンゲン)は13日、戦略投資家の出資を受けず経営を自力再建できるメドがたったと発表した。上半期決算で営業黒字を計上するなど、事業が好調に推移しているため。 \

金属業界、60歳以上の割合が10年で倍増

電機・自動車などの金属業界で高齢の従業員数が増加している。金属雇用者団体ゲザムトメタルの調査によると、業界就労者全体に占める50~64歳の割合は2000年の19%から2009年には27%へと上昇。特に60歳以上は2%から

上部へスクロール