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2010/9/17

企業情報 - 自動車メーカー

独ダイムラー、商用車販売で2009年は世界2位に転落

この記事の要約

2009年の商用車販売(トランスポーター、トラック、バス)で独ダイムラーが世界2位に転落した。金融危機の影響により、同社の主力市場である欧州や米国、ロシアでの販売が急減したことが響いた。世界首位に躍進したのは、中国の大手 […]

2009年の商用車販売(トランスポーター、トラック、バス)で独ダイムラーが世界2位に転落した。金融危機の影響により、同社の主力市場である欧州や米国、ロシアでの販売が急減したことが響いた。世界首位に躍進したのは、中国の大手商用車メーカー北汽福田汽車(Beiqi Foton Motor)。独デュースブルク・エッセン大学CARセンター・オートモーティブ・リサーチ(以下、CAR)の調べでこのほど明らかになった。

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CARによると、北汽福田汽車は2009年、約58万台を販売した。これに対し、ダイムラーは42万5,000台にとどまり、2008年の81万1,000台からほぼ半減した。今年はダイムラーの販売が回復している一方、北汽福田汽車も中国販売が伸びているため、首位争いは接戦となる見通し。

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CARは今年の国別販売について、首位は中国の約675万台で世界市場の55%を占めると予想している。2位は日本(約74万台)、3位はインド(約66万台)、4位はフランス(44万5,000台)、5位はドイツ(26万3,000台)となる見通し。フランスは軽商用車を自家用車として使用する人が多いことからドイツに比べ販売台数が多い。

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