自動車用プラスチック部品を製造するニフコはこのほど、ポーランドのシュフィドニツァ工場の拡張工事を終え、開所式を行った。新工場では主にフォルクスワーゲン(VW)やポルシェ向けに空調部品やグローブボックスを製造する。投資規模は6,000万ズロチ(約1,400万ユーロ)以上になる見込み。ニフコ・ポーランドのジークフリート・バイアー社長は「新技術を積極的に導入していく」と述べ、生産能力の増強に自信を示した。
同工場は南西部のヴァウブジフ経済特区に位置する。拡張を通じて床面積を1万1,000平方メートルに増床し、180人を新規雇用する。
ニフコは2006年にポーランドへ進出した。シュフィドニツァ工場は07年に操業を開始し、トヨタやマジャールスズキにも製品を供給している。