東欧経済ニュース

イスラエル、国内初の量子コンピュータ開発に成功

●能力は5量子ビットと小さいが、ノイズ耐性の高い技術を採用 ●より高性能な64量子ビット機は1~2年後に実現する見通し イスラエルのワイツマン科学研究所は22日、同国初となる量子コンピュータを開発したと発表した。能力は5 […]

ロステック、複合現実技術利用のシミュレーターを開発

●大がかりな設備がなくてもシミュレーション訓練が可能に ●ハイテク産業従事者の訓練効率を大きく向上させるもの ロシアの国営ハイテク企業ロステックは17日、複合現実(MR)技術を利用した新型シミュレーターの試作品を発表した

ロシアのIT技術者、国外流出が加速

●これまでの流出数は5万~7万人、4月はさらに10万人の見通し ●財務省はIT産業に対する支援策を導入 ロシア電子通信連合(RAEC)はこのほど、同国からのIT技術者の流出が加速していることを明らかにした。プルゴタレンコ

スロバキアEV電池大手イノバット、英国オフィス開所

●欧州事業の支援と、米・東南アジア事業の拡大に取り組む ●同社は「空飛ぶクルマ」用のバッテリー開発も受注 スロバキアの電気自動車(EV)用バッテリー大手イノバットは18日、英国中部のウォリック大学サイエンスパークのイノベ

中東欧自動車産業、電動化がもたらすリスク

●EV関連の投資は西欧に集中、退行するエンジン車生産は東欧に移管 ●政府による直接的な働きかけは望めない=米識者 自動車の電動化が、チェコやスロバキアなど東欧諸国の経済に打撃を与える懸念がある。電気自動車(EV)関連の投

TDK、ハンガリーにEV向けセンサー工場を設置

●西部ソンバトヘイの拠点に設置、投資額は260億フォリント ●ハンガリーへの国別投資額で日本は7位 ハンガリーのシーヤールト外務貿易相は28日、TDKの現地子会社TDKハンガリー・コンポーネンツが、西部ソンバトヘイ拠点に

シュコダ自の21年決算、減産でも増収増益を確保

●半導体不足の中、営業利益は43.2%増の10.8億ユーロに拡大 ●今期はウクライナ戦争の影響で供給不足に陥るリスク 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車が22日発表した2021年12月期の営業

仏ルノーがモスクワ工場停止、アフトワズとの提携も見直し

●停止の決定は操業再開のわずか2日後 ●通年の営業利益率見通しを約1ポイント引き下げ 仏自動車大手ルノーは23日、ロシアのモスクワ工場を停止したと発表した。同国での事業継続に対する風当たりが強まる中、すでに操業を停止して

仏トタルが露からの原油調達中止、LNG事業は継続

●独の製油所は代替策として非ロシア産の原油を調達 ●LNG供給は欧州各国の政府が必要とする限り続ける 仏エネルギー大手のトタルエナジーズは22日、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ロシア産原油、石油製品の購入を年内に中止す

オーストリア航空機部品FACC、クロアチア工場が稼働

●投資額は1,250万ユーロ、軽量素材製の内装部品を生産 ●短・中距離旅客機の分野で需要急増、工場拡張も計画 オーストリアの航空機部品メーカー、フィッシャー・アドバンスト・コンポジット・コンポーネント(FACC)は23日

三菱重工、トルコに自立給電システムのデモプラントを設置

●利用状況の実演を通じて拡販につなげたい意向 ●同システムは再可エネとレシプロエネ、蓄電池を組み合わせる 三菱重工(MHI)は22日、トルコのチャルック・ホールディングと共同でトリプルハイブリッド方式の自立給電システム「

トルコ航空会社ギョゼンがeVTOLを導入、アボロンと提携

●英社製eVTOL50機を販売またはリース、もう50機のオプションも ●アボロンはeVTOLの運営でJALとも提携 アイルランドに拠点を置く航空機リース会社アボロンは29日、トルコの航空持ち株会社ギョゼン・ホールディング

トルコ初のリチウムイオン電池量産、5月から開始

●工場は年産能力22MWh、円筒形の電池を生産 ●第2期工事の完了後はEV向けのバッテリー生産も開始 トルコの電池メーカー、アスピルサン・エナジ(Aspilsan Energy)はこのほど、国内初となるリチウムイオン電池

EUが天然ガス共同調達で合意、エネルギー高騰抑制へ

●共同調達で交渉力を高め、価格高騰を抑制する狙い ●ロシア産原油や天然ガスの輸入禁止については合意できず 欧州連合(EU)は25日に開いた首脳会議で、ロシアによるウクライナ侵攻で拍車がかかるエネルギー価格高騰への対応策を

ブルガリアとギリシャのガス相互接続、6月末の完工目指す

●総工費は2億2,000万ユーロ、アゼルバイジャン産ガスを輸入 ●ブルガリアは露ガスプロムとの供給契約を更新しない方針 ブルガリア政府は21日、同国とギリシャを結ぶ天然ガスパイプライン「インターコネクター・ギリシャ・ブル

まずは航空機で「ソ連復活」~ロシア

ロシアが「ソ連モデル」の航空機の生産再開を検討している。欧米による制裁発動で「西側部品」が調達できなくなったためだ。ロシアは航空会社がリースしたエアバスやボーイングの機材を返却せずに運航を続ける姿勢だが、遅かれ早かれ部品

ミュンヘン再保険、ロシア事業から原則撤退

●「西側の価値共同体」が打ち出した制裁を明確に支持=同社社長 ●制裁に抵触しない範囲で事業を行う例外的なケースも 再保険大手の独ミュンヘン再保険は16日、ロシアとベラルーシの事業から原則的に撤退する意向を表明した。ロシア

米テキストロン、スロベニアの電動航空機メーカーを買収

●新事業部門を立ち上げ、電動航空機分野へ進出する狙い ●ブランド名「ピピストレル」を残し、本社拠点などを継続運営 米複合企業テキストロンは17日、スロベニア電動航空機メーカーのピピストレル(Pipistrel)を買収する

クロアチア、天然ガスを増産

●天然ガスを今後20年のつなぎ資源と位置付け ●2024年までに国内の天然ガス生産が20%増加する可能性 クロアチアのトミスラフ・チョリッチ経済・持続可能発展相は17日、2024年までに国内の天然ガス生産が20%増加する

ロシア・ウクライナ戦争で化学肥料の高騰に拍車

●ロシアは世界貿易の15%、カリ肥料に限ると17%を占める ●FAOは22/23農業年度の肥料参照価格が13%上昇すると予想 ロシアのウクライナ侵攻で、化学肥料の高騰に拍車がかかっている。ロシアが世界貿易の15%、カリ肥

アルバニア、所得税軽減や電力料金補助を実施

●エネルギー価格高騰による負担を軽減 ●最低賃金の引き上げも実施 アルバニア政府は15日、世界的なエネルギー危機による物価上昇の国民への影響を軽くするため、所得税負担の軽減や電力料金補助金などの措置を発表した。4月1日付

トルコ中銀が3会合連続で据え置き、高インフレの中

●金利14%、インフレ率は54.4% ●エルドアン大統領は低金利による経済成長を優先 トルコ中央銀行は17日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を14%に据え置いた。金利据え置きは3会合連続。インフレ率

ロシア中銀、金利を20%で据え置き

●中銀は先月28日に10.5ポイントの緊急利上げを実施 ●ロシア経済は大規模な構造転換の時を迎えている=中銀 ロシア中央銀行は18日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を20%に据え置いた。金利据え置き

オドメーター改ざんにご注意

車を買い替える間隔は3~5年おきという人が多いが、中古車を購入する場合には総走行距離を示すオドメーターが改ざんされている可能性を頭に入れておくべきだ。車歴データを提供するエストニアの新興企業カーバーティカルの調べによると

ポーランド、衛星技術開発で米バージン・オービットと協同

●ポーランドは国家衛星システムの構築を目指している ●バージン側は同国の要求に沿ったソリューションを提供する ポーランド宇宙局(POLSA)は16日、英コングロマリット、バージングループ傘下の米バージン・オービット(Vi

華為の広告サービス部門、ルーマニアに地域ハブを設置

●新拠点は南東欧諸国の事業を統括 ●同部門はモバイル端末への広告掲載サービスを提供 中国通信設備大手の華為技術(ファーウェイ)は15日、東欧における地域拠点をルーマニアに開設したと発表した。首都ブカレストの新拠点は広告掲

イスラエルのシピア、車内監視システムで事故予防

●コンピュータービジョン技術を活用し、車内全体の様子を監視 ●運送会社などでのフリート安全管理需要を見込む イスラエルのスタートアップ企業シピア(Cipia、旧アイサイト)が、不注意運転による事故を予防する車内センシング

イスラエルとシンガポール、AI分野の提携で合意

●アグリテックやヘルステック、AI、デジタル化などで提携を深化 ●両国共同の研究開発財団は25年間で190案件に1.2億ドルを支援 シンガポールのビビアン・バラクリシュナン外務大臣は21日、イスラエルを訪れ、同国のオリッ

三菱UFJの合弁会社、AI活用で融資審査を迅速化

●通常6~12週間かかる審査が、わずか72時間で完了 ●合弁会社はイスラエルのフィンテック企業と折半で設立 イスラエルのフィンテック企業リクィディティと三菱UFJ銀行(MUFG)の合弁会社マーズ・グロース・キャピタル(シ

ヤンデックス、2事業の売却を検討

●社債の繰り上げ償還に備え資金を準備する狙い ●売却先の有力候補はVK(旧メール・ル)か ロシアIT大手ヤンデックスが事業計画を見直している。社債の繰り上げ償還を求められた場合を想定し、資金を準備する狙いとみられる。ニュ

米グラブハブ、ヤンデックスとの提携中止

●ロシアのウクライナ侵攻を受けた判断とみられる ●両社は自律走行ロボを用いた大学構内向け食事配達で提携 米フードデリバリー事業者のグラブハブが、ロシアのテクノロジー大手ヤンデックスとの提携を中止する。理由は明言していない

物流フルフィルメントサービス Omnipack(ポーランド)

電子商取引(EC)事業者向けにフルフィルメント(ECのバックヤード業務代行)の物流サービスを提供している。拡大を続けるEC市場のニーズを捉えて成長を続けており、このほど実施したシードラウンドでは750万ユーロの調達に成功

スロバキアのエアロモービル、4人乗り「空飛ぶ車」発表

●空飛ぶ「配車」サービス需要を見込み、27年の市場投入を計画 ●同サービスの潜在需要は北米だけでも年700億米ドルに上る 「空飛ぶ車」を開発するスロバキアのエアロモービルは15日、4人乗りの新モデル「AMネクスト」を発表

中国車部品の敏実、セルビアに新工場

●投資額は約1億ユーロ、新規雇用は1,000人 ●アルミ部品を生産し、BMW、ルノー、トヨタなどに供給 中国の自動車部品メーカー、敏実集団はこのほど、セルビア西部のロズニツァ拠点に新工場を開設した。投資額は約1億ユーロ。

仏ルノー、モスクワ工場を再稼働

●ロシアは黒字確保のための重要市場 ●撤退する競合の多い中、仏政府も生産再開を支持 仏ルノーが21日、モスクワ工場の操業を再開した。ロシアのウクライナ侵攻を機に、競合の多くがロシア事業から撤退しているのと相反する動きだ。

イスラエル・トルコ大統領会談、両国関係修復に期待

●イスラエル元首のトルコ訪問は2007年以来 ●トルコ側に関係改善の意向が強い イスラエルのアサク・ヘルツォーク大統領は9日、訪問先のアンカラでトルコのレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領と会談した。イスラエル元首がト

ロシア、ルーブルによる「非友好国」への債務返済を容認

●毎月の返済額が1,000万ルーブル以上の主要通貨建て債務が対象 ●資金流出を防ぎつつ債務を返済し、デフォルトを回避する狙い ロシア政府は5日、同国政府と企業が「非友好国」に対する債務の返済をルーブルで行うことを認める大

ロシア、自動車など200品目超を年内輸出禁止に

●対ロ制裁への報復措置、48ヵ国に影響が及ぶもよう ●政府は同国から撤退する外国企業の資産の国有化を画策 ロシア政府は10日、ウクライナ侵攻に対する広範な経済制裁の対抗措置として、特定製品の輸出を年内禁止することを決めた

アイスの改名でウクライナを支持~チェコ

チェコの食品メーカー、ビッドフードが人気の「ロシア・アイス」の名称を「ウクライナ・アイス」に改めようとしている。ロシアのウクライナ侵攻を受けて、「ウクライナとウクライナの人々に連帯の意を表する」目的だ。プロコプ・ヴォルフ

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