化学

東レ―自動車分野の開発拠点を独に開設―

東レは1月下旬、独ミュンヘン近郊で「オートモーティブセンター欧州(以下「AMCEU」)」の開所式を行った。環境規制で先行する欧州で、同社の自動車向け高機能素材、先端技術を活かしたグリーンイノベーション事業を拡大するための

日立化成―再生医療製品の独社買収―

日立化成は1月31日、再生医療等製品を受託製造する独アプセス・バイオファーマ(アプセスバイオ)の全株式を取得し子会社することで合意したと発表した。米国に次ぐ世界2位の再生医療市場である欧州で事業を拡大する狙い。買収金額は

シムライズ―米社買収でペットフード添加剤事業強化へ―

香料大手の独シムライズ(ホルツミンデン)は1月31日、プロテイン製品製造の米ADF/IDF(アメリカン・ディーハイドレイテッド・フーズ/インターナショナル・ディーハイドレイテッド・フーズ)を買収することで合意したと発表し

独水素ステーション網、長城汽車が出資取り止め

燃料電池車(FCEV)の普及に向けて水素ステーション網の構築に取り組む独企業連合H2モビリティは1日、中国の自動車大手・長城汽車が同社への出資計画を撤回したと発表した。長城汽車は将来のFCEV販売の準備として、燃料である

欧州プラスチック卸最大手ヴィンク、バルト3国の同業を買収

欧州のプラスチック卸最大手ヴィンク・ホールディングス(英)はこのほど、バルト3国の同業プロプラスチックを買収した。プロプラスチックは広告材、産業、建設用のプラスチック・アルミ中間品の販売を手がける。エストニア、ラトビア、

東洋エンジニアリング、東シベリアで石化プラント受注

東洋エンジニアリングは1月31日、ロシアの石油会社イルクーツクオイルカンパニー(INK)子会社のイルクーツク・ポリマー・プラント(IPP)から石油化学プラントを受注したと発表した。東シベリアのイルクーツク州ウスチクートに

ベラルーシとインド、医薬品分野の提携強化へ

ベラルーシとインドが医薬品分野での提携を強化する意向だ。ベラルーシ上院のミャスニコヴィッチ議長はこのほど、チョカニ駐ムンバイ・ベラルーシ名誉領事と会談し、新たなプロジェクトの立ち上げに向けて、今年8月にミンスクでミャスニ

日立化成、再生医療製品の独社を買収

日立化成は1月31日、再生医療等製品を受託製造する独アプセス・バイオファーマを買収することで合意したと発表した。米国に次ぐ世界2位の再生医療市場である欧州での事業拡大が狙い。全株式を7,550万ユーロで取得する。4月の買

仏タイヤ大手ミシュラン、インドネシア同業を買収

仏タイヤ大手のミシュランは1月22日、インドネシア同業のPTマルチストラーダ・アラー・サラナ・TBKを買収すると発表した。4億3,900万米ドルで株式80%を取得する。既存設備を活用し、新規投資を抑えることで競争力を高め

ロシア軍需企業、BOPS製品の工場設置

ロシア軍需企業のNOPクルガンプリボール(NOP KurganPribor)が同国中南部のクルガン州でポリスチレン2軸延伸シート(BOPS)を生産する工場の設置を計画している。州政府の発表によると投資額は9億ルーブル(1

2038年までの石炭発電廃止を諮問委が答申

石炭火力発電の廃止に向けた政府の諮問委員会(石炭委員会)は26日、最終答申書を21時間に及ぶ審議の末にまとめ上げた。石炭発電を遅くとも2038年までに全廃することを提言しており、ドイツは原子力と石炭発電を世界で初めてとも

BASF―上海に抗酸化剤工場開設―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は23日、上海化学工業区で抗酸化剤工場の竣工式を行った。アジアは世界最大の抗酸化剤市場であるうえ、中長期的に高い成長が見込まれることから、同市場の65%を占める中国に新工場

BASF―テイラーメイド化粧品で仏社と戦略協業―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は28日、テイラーメイド化粧品分野で仏企業B2Bコスメティクスと長期独占戦略パートナーシップを締結したと発表した。世界的に需要が高まっているテイラーメイド化粧品の分野で事業

BASF、上海に抗酸化剤工場を建設

化学大手の独BASFは23日、中国の上海化学工業区に建設する抗酸化剤工場の着工式を行った。アジアは世界最大の抗酸化剤市場であるほか、中・長期的に高い成長が見込まれることから、同市場の65%を占める中国に新工場を開設した。

BASFによるソルベイのポリアミド事業買収、欧州委が承認

欧州委員会は18日、独化学大手のBASFがベルギーの同業ソルベイのポリアミド(ナイロン樹脂)事業を買収する計画を条件付きで承認したと発表した。「ナイロン6.6」と呼ばれる合成繊維などの分野で公正な競争を維持するため、ソル

仏動物医薬品大手シーバ、ブダペスト拠点を増強

仏動物医薬品大手シーバ・サンテアニマールのハンガリー子会社シーバ・フィラクシア(Ceva Filaxia)が、ブダペスト郊外のワクチン工場と研究開発(R&D)センターを増強する。シーヤールト外務貿易相が15日明

ウズベキスタン、製薬を対象としたFEZを設置

ウズベキスタンが東部アンディジャンに製薬業界を対象とした自由経済区(FEZ)を設置する。大統領令によると、主にインドからの投資を呼び込むことで先端技術を定着させ、地元製薬業界の振興につなげるのが狙い。 具体的には、◇イン

生産者物価の上げ幅、昨年は横ばいの2.6%に

ドイツ連邦統計局が21日発表した2018年の生産者物価指数は前年比2.6%増となり、上昇率は前年と同水準に達した。指数の拡大は2年連続。エネルギーの上げ幅が5.5%と大きく、エネルギーを除いたベースでは伸び率が前年の2.

BASF―インドでアクリル合弁生産へ―

化学大手のBASF(ルートヴィヒスハーフェン)は17日、インドの複合企業アダニ・グループと同国に合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。現地需要が高まっているアクリル製品を生産する計画。実行可能性調査を年末までに

エボニック―3Dプリンター材料分野で買収―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は17日、3Dプリンター(積層造形)用樹脂材料の製造技術を手がける米スタートアップ企業ストラクチャード・ポリマーズを買収すると発表した。積層造形材料を顧客ニーズに合わせて「オーダーメ

ヘンケル―今期は利益率低下見込む―

化学大手の独ヘンケル(デュッセルドルフ)は21日、投資額を今年から年およそ3億ユーロ上乗せすると発表した。事業の拡大やデジタル化の加速に充てる考え。これに伴い2019年12月期の売上高営業利益率(EBITベース、調整済み

プラごみ削減に向け世界の企業が協働、独からBASFなど参加

世界の石油・化学企業およそ30社は16日、プラスチックごみの削減に向けた非営利団体「プラスチック廃棄物を除去するためのアライアンス(AEPW)」を立ち上げた。適切に廃棄処理されない樹脂製包装材などが海洋汚染などの深刻な環

BASFによるソルベイのポリアミド事業買収、欧州委が承認

欧州連合(EU)の欧州委員会は18日、独化学大手BASFがベルギーの同業ソルベイからポリアミド(ナイロン樹脂)事業を買収する計画を条件付きで承認したと発表した。「ナイロン6.6」と呼ばれる合成繊維のなどの分野で公正な競争

BASFによるソルベイのポリアミド事業買収、欧州委が承認

欧州委員会は18日、独化学大手BASFがベルギーの同業ソルベイのポリアミド(ナイロン樹脂)事業を買収する計画を条件付きで承認したと発表した。「ナイロン6.6」と呼ばれる合成繊維のなどの分野で公正な競争を維持するため、ソル

BASF、インドでアクリル製品を合弁生産

化学大手の独BASFは17日、インドの複合企業アダニ・グループと同国に合弁会社を設立することで基本合意したと発表した。現地での需要が高まっているアクリル製品を生産する。実行可能性調査を年末までに完了する予定だ。 インド西

卸売物価2年連続上昇、18年は+2.7%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2018年の卸売物価指数は前年比2.7%増となり、2年連続で拡大した。石油製品が11.6%増と大幅に上昇し、全体を強く押し上げた格好。このほか、穀物・葉たばこ・種子・飼料(7.7%増)、果

ニチバン

ニチバンは10日、独西部のデュッセルドルフに駐在員事務所を設置すると発表した。自社製品の販売拡大と成長戦略促進に向けて情報収集や市場調査を行う。30日に開設する。

ベルギーのユミコア、燃料電池用触媒の韓国生産を強化

ベルギーの非鉄金属大手ユミコアは先ごろ、韓国における燃料電池用触媒の生産能力を拡大すると発表した。現代自動車グループや他の自動車関連顧客への安定供給が目的。ソウル近郊にあるユミコアの技術開発センターに近接して生産施設を設

新薬の独市場投入件数、昨年は36件に増加

研究開発型製薬工業会(VfA)によると、2018年に独市場に新規投入された特許薬(新薬)の件数は36件となり、前年を4件上回った。増加は2年連続。希少疾患用医薬品は16件と、前年の10件から大幅に拡大した。 希少疾患は患

BASFの台湾社員が逮捕、中国企業への機密漏えい容疑で

台湾当局は7日、独化学大手BASFの機密情報を中国企業に提供していたとして、同社の社員1人と元社員5人を逮捕したと発表した。BASFは社員逮捕の事実などを追認したうえで、知財権保護体制を強化する意向を表明した。 犯人は中

東京材料、チェコに現地法人設立

日本ゼオンは12月26日、各種化学商品などの仕入販売を行う子会社の東京材料(本社:東京)がチェコのプラハに現地法人を設立したと発表した。在欧州日系企業のサポート体制確立が目的で、自動車部品メーカー、樹脂加工メーカーを対象

スイスの特殊化学企業、ルーマニア社を買収

スイスの特殊化学メーカー、シーカはこのほど、ルーマニアの屋根材メーカー、アルコン・メムブラネ(Arcon Membrane)の買収で合意したことを明らかにした。取引額は非公表。これによってシーカはルーマニアでの事業を強化

製薬大手リヒター、ロシア生産強化へ

東欧製薬最大手のリヒター・ゲデオンがロシア現地生産を強化する。まずはモスクワ州に包装工場を新設し、総合的生産拠点として整備していく方針だ。詳しい時期や投資規模は明らかにしていない。 リヒターはブダペストを本拠とし、世界で

ダイムラー―燃料電池開発子会社の社名変更―

自動車大手の独ダイムラーは2日、車用燃料電池システムの開発を手がける完全子会社ヌセルシス(NuCellSys)の社名を今月からメルセデスベンツ・フューエル・セル(Mercedes-Benz Fuel Cell)へと改めた

VTBとシステマ、製薬のOBLファームを買収

ロシアの大手銀行VTBと投資会社システマから成る企業連合が、国内医薬品メーカーであるOBLファームの経営権を獲得した。同社を核に大手製薬グループを組織する計画で、システマが経営権を握るバイオ医薬品企業ビノファームなどとの

積水化成品工業―自動車部材の欧社買収―

積水化成品工業は12月19日、ドイツなど欧州6カ国に製造拠点を持つプロシート・グループをベルギーの樹脂部材メーカー、レクティセルから買収することで合意したと発表した。欧州で自動車向け事業を強化する狙い。各国独禁当局の審査

卸売物価の上げ幅縮小、11月は3.5%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した11月の卸売物価指数は前年同月比3.5%増となり、上げ幅は前月の4.0%から縮小した。上昇率自体は依然として大きい。 最大の押上げ要因は石油製品で、18.9%の伸びを記録した。穀物・葉たば

大陽日酸―リンデの米国事業を部分買収―

大陽日酸は13日、工業ガス大手の独リンデから米国事業を部分買収することで合意したと発表した。リンデは米同業プラクスエアとの合併に伴い米連邦取引委員会(FTC)から米事業の一部売却を命じられたことから、天然ガスなどから水素

三菱商事―独社の炭素繊維再資源化子会社に出資―

三菱商事は14日、独リサイクリング大手ELGハニエルから、炭素繊維の再資源化を手がける英子会社ELGカーボン・ファイバー(ECF)の株式25%を取得することで合意したと発表した。取引金額は明らかにしていない。規制当局の承

ニフコ―独子会社を統合―

ニフコは10日、自動車向けプラスティック部品の製造・販売を手がけるドイツの完全子会社2社を経営統合すると発表した。一体化を通して独OEM事業の成長戦略を実現するためと説明している。 独南部のヴァイセンブルクにあるニフコK

インドラマ・ベンチャーズ―エアバッグ繊維の独UTT買収―

タイ石油化学大手インドラマ・ベンチャーズ(IVL)は11日、エアバッグ繊維や工業用繊維を手がける独UTTを買収すると発表した。自動車向け事業を強化する狙い。買収金額は明らかにしていない。 東洋紡との合弁会社PHPファイバ

三菱商事、独社の炭素繊維再資源化子会社に出資

三菱商事は14日、独リサイクリング大手ELGハニエルから、炭素繊維の再資源化を手がける英子会社ELGカーボン・ファイバー(ECF)の株式25%を取得することで合意したと発表した。取引金額は明らかにしていない。規制当局の承

大陽日酸、リンデの米国事業を部分買収

大陽日酸は13日、産業ガス大手の独リンデから米国事業を部分買収することで合意したと発表した。リンデは米同業プラクスエアとの合併に伴い、米連邦取引委員会(FTC)から米事業の一部売却を命じられたことから、天然ガスなどから水

上部へスクロール