医療品

BASF SE―蘭触媒工場で操業見合わせ、安全性に懸念―

化学大手BASF(ルートヴィヒスハーフェン)の蘭触媒工場が11月第2週から操業を大幅に縮小している。当局が実施した監査で安全システムに不備が見つかり、問題のある施設の稼働停止を命じられたためだ。現時点で操業再開のメドは立 […]

P&GのテバOTC薬事業買収を承認

欧州委員会は12日、米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が後発医薬品最大手テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ(イスラエル)の一般用医薬品(OTC薬)事業を買収する計画を承認したと発表した。 \

製造業売上が大幅減、9月はマイナス3%に

ドイツ連邦統計局が8日発表した2012年9月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比3.0%減となり、3カ月ぶりに悪化した。債務危機の直撃を受けるユーロ圏(ドイツを除く)での売り上げが7.

製薬大手リヒター、1-9月期は営業減益

ハンガリー製薬最大手ゲデオン・リヒターが6日発表した2012年1-9月期決算は、営業利益が前年同期比25.2%減の1億3,500万ユーロに後退した。販売・マーケティング費と研究開発支出の増加が利益の圧迫要因となった。 \

サノフィのルーマニア子会社、生産能力拡大に投資

仏製薬大手サノフィ・アベンティスのルーマニア子会社ゼンティバ・ルーマニアは、自社工場に900万ユーロを投資する。今後5年間に生産と輸出を50%拡大することを目指す。 \ ゼンティバは生産量の10%をフランスやドイツなどに

医薬品販売リグラ、ロボットシステム装備の薬局開設

ロシアの製薬大手プロテクの販売子会社リグラはこのほど、エカテリンブルクに薬剤ピッキングロボットシステムを備えた薬局を開設した。 \ このシステムは、スタッフが必要な薬剤のリストを入力すると、ロボットが10~15秒で薬剤を

Bayer HealthCare―露同業Medsintezと戦略提携―

Bayerの製薬子会社Bayer HealthCare(レバークーゼン)は2日、ロシアの同業Medsintezと戦略パートナーシップを締結したと発表した。同国市場向けのBayer製品を現地で製造、2013年から販売を開始

Oystar Holding GmbH―米国工場を売却―

投資会社傘下の包装機械メーカーOystar Holding(シュトゥーテンゼー)は10月29日、米国の2工場をイタリアの同業Coesiaグループに売却することで合意したと発表した。事業再編の一環で、売却益はアジア事業の強

Lonza

スイスの特殊化学大手Lonzaは10月31日、今後2年間で従業員数を500人削減すると発表した。価格競争が厳しくなっていることなどに対応する狙い。主な削減対象となる拠点は製薬会社向けの原薬を製造する同国西南部のヴィスプ工

独化学業界の業績低迷、売上横ばいに

ドイツ化学工業会(VCI)が1日発表した独業界(製薬を含む)の2012年第3四半期売上高は前期の4~6月と同水準にとどまった。生産高は1.5%増加したものの、出荷価格が平均0.7%低下したため、売り上げがプラマイゼロとな

ロシュのC型肝炎治療薬、インドが特許取り消し

インドの知的財産審判部(IPAB)は2日、製薬大手ロシュのC型肝炎治療薬「ペガシス」について特許を取り消すとの決定を下した。製品が高額なうえ、既存薬に比べ薬効も高くないためとしている。同社は最高裁に上告して争うことができ

12年の医薬品市場は縮小、5~6%減の266億ズロチに

ポーランドの医療情報会社ファーマエキスパート(Pharmaexpert)はこのほど、2012年の国内医薬品売上高は約266億ズロチとなり、前年から5~6%落ち込むとの見通しを発表した。 \ ファーマエキスパートのクラ社長

バイエル、米ビタミンメーカーのシフを買収

独製薬・化学大手のバイエルは10月30日、ビタミン、サプリメント(栄養補助食品)メーカーの米シフ・ニュートリション・インタナショナルを12億ドルで買収することで合意したと発表した。これによりヘルスケア部門の基盤強化を図る

グラクソ・スミスクライン(2012年7-9月期決算)

2012年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は11億2,000万ポンド(約14億ユーロ)で、前年同期から18.5%減少。景気低迷が続く欧州で値下げを迫られ、収益が悪化した。売上高は5%減の65億2,700万ポンド。 \

Bayer AG―米ビタミンメーカーSchiffを買収―

独製薬・化学大手のBayerは30日、ビタミン、サプリメント(栄養補助食品)メーカーの米Schiff Nutrition Internationalを12億ドルで買収することで合意したと発表した。これによりヘルスケア部門

Qiagen N.V.―オーダーメイド医療でBayerと提携―

バイオ大手Qiagen(ヒルデン)は25日、がん治療法の開発で製薬大手のBayerと提携すると発表した。オーダーメイド医療市場の将来性が高まっていることを踏まえたもので、将来的にはがん以外の分野にも提携範囲を広げたい考え

Aenova Holding GmbH―同業Temmlerを買収―

英投資会社BC Partners傘下の医薬品受託製造会社である独Aenova(ペール)は30日、独同業Temmler (マールブルク)を買収すると発表した。取引金額は非公開。買収資金はBC Partnersが提供する。

Celesio AG―ネット薬局を売却―

医薬品流通大手の独Celesio(シュツットガルト)は25日、ネット薬局子会社DocMorrisをスイスのネット薬局Zur Roseに売却することで合意したと発表した。同子会社に対しては顧客であるドイツの実店舗薬局が強く

医薬産業、ドイツの成長のけん引役に

独産業連盟(BDI)は10月25日、ドイツの研究開発型医薬品メーカーが生み出した付加価値が2005~10年の間に40%拡大し、同じ時期の国内総生産(GDP)成長率(約10%)を大きく上回ったと発表した。売り上げに占める研

チェコ・カザフスタン企業、貿易投資協定締結

チェコとカザフスタンの企業代表は24日、1億5,500万ユーロ相当の貿易投資協定に署名した。ヌルスルタン・ナザルバエフ大統領のチェコ訪問を機に締結されたもので、医薬品・食品・医療・農業分野が対象だ。 \ 契約規模が最も大

サノフィ・アベンティス(2012年7-9月期決算)

2012年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は22億2,000万ユーロで、前年同期から7.4%減少。特許が切れた主力薬の販売がジェネリック薬に押されて減少したことが響いた。売上高は3.1%減の90億4,000万ユーロ。

ロシュが副作用の報告義務違反か、欧州医薬品庁が調査開始

欧州医薬品庁(EMA)は22日、スイス製薬大手のロシュが同社の医薬品の副作用に関する報告を怠った疑惑が浮上している問題について、調査を開始すると発表した。調査で違反が確認されれば、同社は巨額の制裁を科されることになる。

アストラゼネカ(2012年7-9月期決算)

2012年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は15億3,000万ドルで、前年同期から56%減少。統合失調症治療薬「セロクエル」など一部主力薬の特許切れで収益が落ち込んだ。売上高は19%減の66億8,000万ドル。 \

Wilex AG―腎臓がん治療薬の市場投入断念―

独バイオ企業Wilex(ミュンヘン)は16日、腎臓がん治療薬「Rencarex」の市場投入を断念すると発表した。臨床試験の最終段階であるフェーズ3で、偽薬(プラセボ)を上回る薬効が確認されなかったためで、今後は腎臓がん診

―通期見通し下方修正―

オーストリアのバイオ企業Intercell(ウィーン)は15日、2012年通期の業績見通しを引き下げると発表した。唯一の製品である日本脳炎予防ワクチンの需要が伸び悩んでいるためで、増収幅を従来予測の「800~1,000万

ルーマニア製薬業界、人材確保に苦慮

ルーマニアの製薬業界は、優秀な人材の確保と払戻し税の負担に苦しんでいることが、『ビジネス・レビュー』紙がこのほど主催した会合「製薬産業ラウンドテーブル」で明らかになった。 \ ルーマニアの製薬産業は約2万人の就労者がいる

対日EPA、「数カ月以内の交渉開始」でEU首脳合意

欧州連合(EU)は19日の首脳会議で、日本との間で貿易やサービスの自由化を目指す経済連携協定(EPA)の締結に向け、数カ月以内の交渉開始を目指すことで合意した。11月末に閣僚理事会を開いて交渉開始の条件を詰め、早期の交渉

Roche

スイスの製薬大手Rocheが16日発表した2012年7-9月期の売上高は112億7,000万スイスフランとなり、前年同期から15%増加した。がん治療薬の販売好調とスイスフラン安が大幅な増収の主因。為替要因を除いた実質の増

BASF

化学大手の独BASFは8日、医薬品の製造に用いる触媒の生産施設をインド南西部の港湾都市マンガロールに建設すると発表した。急速に増加する現地の医薬品需要に対応する考えで、2013年第2四半期から操業を開始する。投資規模は非

独化学生産高、2030年までに40%増加見通し

独化学工業会(VCI)は5日、調査機関Prognosに作成を委託したレポートをもとに、ドイツにおける化学・製薬業界の生産高(物価調整値)が2030年までに40%増加する見通しだと発表した。政策次第では増加幅が大きく下振れ

ワトソンのアクタビス買収を承認

欧州委員会は5日、後発医薬品大手の米ワトソンがスイス同業アクタビスを買収する計画を承認したと発表した。ワトソンは4月、アクタビスを42億5,000万ユーロで買収することで合意していた。 \ ワトソンはアクタビス買収により

遺伝資源合法的利用の規則案発表、「名古屋議定書」に対応

欧州委員会は4日、新薬開発などの目的で地域固有の遺伝資源(生物資源)を原産国から無許可で持ち出し、利益を独占する「バイオ・パイラシー」を防止するための規則案を発表した。国連の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)

Evotec AG―新薬候補探索でBayerと提携―

バイオ医薬品開発の独Evotec(ハンブルク)は1日、子宮内膜症の治療薬候補を製薬大手の独Bayerと共同探索すると発表した。契約期間は5年で、まず一時金として1,200万ユーロを受け取り、開発の進捗に応じたマイルストー

ギリシャ財政危機、製薬業界にも打撃

ギリシャ財政危機のしわ寄せで、同国の国立病院と取引のある製薬会社が損失を被っている。ギリシャ政府が売掛金の一部を現金の代わりに国債で支払っているためだ。デフォルト(債務不履行)懸念から同国国債の市場価格は額面価格を大幅に

公的健保の薬剤費支出が7年ぶりに減少

ドイツの公的健康保険の薬剤費支出動向をまとめた『医薬品処方レポート(2012年版)』が9月27日、発表された。それによると、2011年の国内薬剤費支出(連邦保健省調べ)は前年より11億7,000万ユーロ少ない308億7,

医療機器の規制強化へ、豊胸材の問題受け

欧州委員会は9月26日、医療機器に対する規制を強化する方針を明らかにした。仏企業が製造したシリコン豊胸材をめぐる問題を受け、医療機器関連の2つの指令を規則に格上げし、安全性の確保を図る。 \ シリコン豊胸バッグ分野で世界

家畜への抗生物質投与制限へ、法改正案を閣議了承

ドイツ政府は19日の閣議で、薬事法改正案を了承した。養鶏・家畜農家が抗生物質を大量投与している現状を改めることが狙い。法案は議会での採決を経て来春に施行される見通しだ。 \ 鶏や豚を大量に飼育する鶏舎/畜舎で感染症や伝染

製造業の就業者数、08年末以来の高水準に

ドイツ連邦統計局が17日発表した国内製造業の2012年7月の就業者数(従業員50人以上の企業が対象)は前年同月比2.5%増の522万8,000人となり、2009年末以来の高水準に達した。景気見通しは悪化しているものの、製

Bayer HealthCare AG―Tevaの米動物用医薬品事業を買収―

Bayerの製薬子会社Bayer HealthCare(レバークーゼン)は14日、後発薬大手のTevaから米国の動物用医薬品事業を買収することで合意したと発表した。感染症、生殖ホルモン、皮膚病などの分野で製品の幅を広げる

バイエルの印特許訴訟、販売差し止め請求却下に

自社のがん治療薬「Nexavar」のライセンスをインドの後発医薬品メーカーNatcoに低額で供与することを命じた同国特許庁の命令を不当として製造元のバイエルが起こした訴訟で同国の知財権裁判所は17日、NatcoによるNe

化学・製薬業界のR&D投資、90億ユーロ突破見通し

ドイツ化学工業会(VCI)は11日、独化学・製薬業界の2011年の研究・開発(R&D)投資額が88億ユーロとなり、前年に比べ6.5%増加したと発表した。欧州債務危機の影響で事業環境が厳しさを増しているものの、R

Merck KGaA―がん治療薬の開発・販売ライセンス取得―

製薬大手の独Merck(ダルムシュタット)は6日、デンマークのバイオ企業Symphogenが開発中のがん治療薬「Sym004」について世界開発・販売ライセンスを取得すると発表した。Merckは新薬開発に相次いで失敗したた

口内洗浄剤は医薬品、認可が必要=ECJ判決

殺菌剤を配合した独John O. Butler社(現サンスター・ドイチュラント)の口内洗浄剤は医薬品に当たり当局の販売許可が必要だとして競合のChemische Fabrik Kreussler社が販売差し止めを求めてい

「既存薬より効果ある新薬は64%」=査定委

新規特許薬の価格取り決めに関する法令(AMNOG、11年1月施行)に基づき新薬を査定する合同委員会(G-BA)は3日、中間報告を発表した。それによると、制度スタートからこれまでに査定が終了した新薬は25件で、このうち64

独化学業界が生産予測を下方修正

独化学工業会(VCI)は5日、独業界(製薬を含む)の2012年生産成長率を従来予測の前年比横ばいから同マイナス3%へと引き下げた。欧州債務危機の影響で第2四半期の業績が大きく悪化したためで、通期の業界売上についても従来の

Merck

化学大手の独Merckは4日、国内従業員の1割に当たる約1,100人を2015年末までに削減することで従業員代表と合意したと発表した。コスト削減プログラムの一環として実施する。人員整理は主に希望退職と高齢労働者パートタイ

エピゲノム解析プロジェクト、ドイツでスタート

遺伝子の後天的な変異(エピゲノム)を解析するプロジェクト「DEEP」が1日、ドイツでスタートした。DEEPは国際ヒトエピゲノムコンソーシアム(IHEC)に参画する連邦教育研究省(BMBF)の支援を受けて実施されるもので、

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