環境

持続可能な製品政策を欧州委が発表

欧州連合(EU)の欧州委員会は3月30日、域内で販売される幅広い製品を対象に、耐久性に優れ、再利用や修理などがしやすい製品の設計やリサイクルの推進を目的とする、持続可能な製品政策に関する枠組みパッケージを発表した。これは

シーメンス・エナジー―ベルリンで電解モジュール量産へ―

エネルギー設備大手の独シーメンス・エナジーは3月31日、ベルリンのモアビート地区にある拠点で電解モジュールを量産すると発表した。量産によって同モジュールの低価格化を促進。水素経済の実現を加速させる。 モアビートの生産ホー

EnBW―LNG調達を拡大、ロシア依存軽減に向け―

エネルギー大手の独EnBWは3月31日、独北部のシュターデ港に建設予定のLNG(液化天然ガス)ターミナルを通して天然ガスを調達することで、同ターミナルの建設・運営プロジェクトを進めるハンゼアティック・エナジー・ハブ(HE

ヘンケル―CO2を20万トン削減へ、BASFの手法を取り入れ―

化学大手の独ヘンケルは3月31日、製品製造に伴い発生する二酸化炭素(CO2)の量の削減計画を発表した。同業BASFが開発したバイオマス・バランス・アプローチという手法を用い、主に欧州で製造する消費財で排出削減を図る。 バ

独エネルギーEnBW、LNG調達を拡大

エネルギー大手の独EnBWは3月31日、独北部のシュターデ港に建設予定のLNG(液化天然ガス)ターミナルを通して天然ガスを調達することで、同ターミナルの建設・運営プロジェクトを進めるハンゼアティック・エナジー・ハブ(HE

欧州委、持続可能な製品政策発表

欧州委員会は3月30日、EU域内で販売される幅広い製品を対象に、耐久性に優れ、再利用や修理などがしやすい製品の設計やリサイクルの推進を目的とする、持続可能な製品政策に関する枠組みパッケージを発表した。これはEUの成長戦略

エーオン―欧州への水素供給で豪FFIと協業―

エネルギー大手の独エーオンと豪鉄鉱石大手フォーテスキュー・メタルズ・グループ(FMG)傘下のフォーテスキュー・フューチャー・インダストリーズ(FFI)は29日、再生可能エネルギー電力で作るグリーン水素を欧州に供給すること

米アマゾン、イスタンブールにトルコ初のFCを設置

●秋にも運営を開始、当初は1,000人を雇用 ●同社のFCは全行程を自動化し、迅速な処理を実現 米アマゾンが1億米ドル強を投資し、トルコのイスタンブールに同国初のフルフィルメントセンター(FC)を設置する。同国における需

中東欧自動車産業、電動化がもたらすリスク

●EV関連の投資は西欧に集中、退行するエンジン車生産は東欧に移管 ●政府による直接的な働きかけは望めない=米識者 自動車の電動化が、チェコやスロバキアなど東欧諸国の経済に打撃を与える懸念がある。電気自動車(EV)関連の投

三菱重工、トルコに自立給電システムのデモプラントを設置

●利用状況の実演を通じて拡販につなげたい意向 ●同システムは再可エネとレシプロエネ、蓄電池を組み合わせる 三菱重工(MHI)は22日、トルコのチャルック・ホールディングと共同でトリプルハイブリッド方式の自立給電システム「

独がロシア産化石燃料依存から脱却、天然ガスは2年後に

ドイツのロベルト・ハーベック経済・気候相は25日、ロシア産化石燃料への依存度が高い状況から脱却する方針を打ち出した。石炭では今秋までの全面脱却、石油でも年末までのほぼ全面的な脱却が可能だとしている。他の国への調達先切り替

VWが北米に71億ドル投資、中国・欧州依存是正へ

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は21日、北米事業に今後5年で71億ドルを投資すると発表した。中国と欧州市場に偏った販売体制を是正していく。電気自動車(BEV)の販売も強化する方針で、米国に電池工場を設置する。

日産と伊エネルが提携、EVバッテリーの二次利用で

日産自動車は18日、欧州電力大手の伊エネルと、電気自動車(EV)の廃バッテリーを利用した蓄電システムの運用で提携すると発表した。エネルのスペイン子会社エンデサがアフリカ北西部メリリャで運営する発電所において日産「リーフ」

廃車の回収などでカルテルか、欧州委が調査開始

欧州連合(EU)の欧州委員会は15日、欧州に拠点を置く複数の自動車メーカーに対して、EU競争法違反の疑いで立ち入り調査を実施したと発表した。廃車の回収、リサイクルをめぐるカルテルを結んでいる疑いが浮上しているという。 欧

RWE―「グリーンアンモニア」ターミナルを独北部に建設―

エネルギー大手の独RWEは18日、ドイツ北部のブルンスビュッテル港にグリーンアンモニアの輸入ターミナルを建設すると発表した。RWEは今月上旬、政策金融機関のドイツ復興金融公庫(KfW)、蘭天然ガス大手ガスニーと共同で同港

フォルクスワーゲン―ザルツギターからグリーン鉄鋼調達へ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は21日、独鉄鋼大手ザルツギターから「グリーン鉄鋼」を調達することで基本合意したと発表した。サプライチェーンの脱炭素化を促進する狙いで、鉄鋼残材のリサイクルでも協業する。 ザルツギ

フォルクスワーゲン―電池材料合弁2社を中国企業と設立―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は21日、電池材料の分野で中国企業と合弁会社を2社、設立することで基本合意したと発表した。新エネルギー車(NEV)のコスト競争力を高める狙い。正極材のコスト効率を高め、電池コストを

21年は石炭発電急増、風力を抜き最大の電源に

ドイツ連邦統計局が17日発表した2021年の国内発電量(送電網への供給ベース)5,177億キロワット時(kWh)となり、前年を2.6%上回った。コロナ禍直前の19年比に比べると3.1%少ない。再生可能エネルギー発電が天候

「炭素国境調整措置」導入でEUが基本合意

欧州連合(EU)は15日の財務相理事会で、気候変動対策が不十分な国からの輸入品に課税する「炭素国境調整措置(CBAM)」の導入に関する規則案の内容で基本合意した。2023年から段階的に導入し、26年に完全実施する計画。加

ノースボルト、独北部に工場建設

スウェーデンのリチウムイオン電池メーカー、ノースボルトは15日、ドイツ北部のハイデに工場を建設する計画を発表した。ドイツには有力な自動車メーカーが多いことから白羽の矢を立てた。ピーター・カールソン最高経営責任者(CEO)

VW、フォード向けBEV車台供給を倍増

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は14日、米同業フォードとの提携を深化させると発表した。VWが開発した電気自動車(BEV)専用車台「MEB」の供給量を従来計画の2倍に拡大。フォードは同車台ベースのBEVを独ケルン

ブルガリア、今後5年でEV充電設備を1万基整備

ブルガリアで5年以内に、再生可能エネルギーを電源とする電動車(EV)用充電設備が1万基整備される見通しだ。非政府団体(NGO)のブルガリア・エネルギー鉱業フォーラムが14日、関連団体の提携目標として発表した。 同フォーラ

独加系のロック・テック、ルーマニアにリチウム工場設置へ

●カナダ産リチウム鉱石を精製し、EVバッテリーメーカーに供給 ●同社はルーマニア工場含め欧州に5工場を計画 独・カナダ系の資源会社ロック・テック・リチウムは8日、ルーマニアでの水酸化リチウム工場設置に関して、同国政府と覚

ブルガリア、今後5年でEV充電設備を1万基整備

●EV普及数は20年までに20万台、50年には350万台に増える見込み ●消費電力は1,000万MWhまで拡大 ブルガリアで5年以内に、再生可能エネルギーを電源とする電動車(EV)用充電設備が1万基整備される見通しだ。非

米フォード、トルコでEVバッテリーを合弁生産

●コチ財閥、韓国SKとの3社合弁 ●年産規模は30~45GWh、国内で生産するLCVなどに搭載する計画 米フォードがトルコ複合企業のコチ・ホールディング、韓国SKイノベーションのバッテリー子会社SKオンと合弁し、トルコで

再生エネ助成分担金を7月に廃止、全額国庫負担方式へと転換

ドイツ政府は9日の閣議で、再生可能エネルギー助成分担金を7月1日付で廃止することを柱とする法案の起草支援を了承した。同分担金が消費者や企業の大きな負担となっていることを受けた措置。与党は政権協定で来年1月1日付の廃止を取

ノースボルト―独北部に工場建設―

スウェーデンのリチウムイオン電池メーカー、ノースボルトは15日、ドイツ北部のハイデに工場を建設する計画を発表した。ドイツには有力な自動車メーカーが多いことから白羽の矢を立てた。ピーター・カールソン最高経営責任者(CEO)

フォルクスワーゲン―フォード向けのBEV車台供給を倍増―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は14日、米同業フォードとの協業を深化させると発表した。VWが開発した電気自動車(BEV)専用車台「MEB」の供給量を従来計画の2倍に拡大。フォードは同車台ベースのBEVを独ケルン

ナノテクノロジー技術開発 Naco(ラトビア)

ナノテクノロジーを応用したコーティングソリューションを開発している。グリーン水素生産に向けた独自技術の「EHコーティング」は原子レベルで生成される高密度の薄膜で、電極触媒に用いることで接触抵抗を下げ、耐腐食性を高められる

独が再エネ助成分担金を7月に廃止、全額国庫負担方式に

ドイツ政府は9日の閣議で、再生可能エネルギー助成分担金を7月1日付で廃止することを柱とする法案の起草支援を了承した。同分担金が消費者や企業の大きな負担となっていることを受けた措置。与党は政権協定で来年1月1日付の廃止を取

スカニア、コペンハーゲン市に電動ごみ収集車104台を供給

独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手スカニア(スウェーデン)は1日、コペンハーゲン市に完全電気駆動のごみ収集車「Lシリーズ」を104台(うちオプション契約25台)供給すると発表した。清掃委託事業者であるアマー・リ

ナノロボットで排水浄化、プラハの大学で開発

●感温性ポリマーと酸化鉄製のロボットは幅約200ナノメートル ●実験では100分の稼働でヒ素を平均65%除去 チェコのプラハ化学工科大学の研究チームが、産業排水を浄化するナノロボットを開発した。磁場を使って稼働させるため

欧州の「夢の島」~ポーランド

ポーランドでごみの不法投棄が大きな問題になっている。2017年に中国が廃棄物の輸入をストップしたのを機に、その量が急増した。18年に投棄先の埋立場で次々に火災が起こり、世論の注目するところとなった。 ウッヂ工科大学のグジ

テスラ―独工場建設に最終許可、今月下旬にも開所式―

独ブランデンブルク州環境庁は4日、米テスラの電気自動車(BEV)工場建設計画を最終承認した。工場はすでに完成しており、今回の決定により同社は操業を開始できるようになった。22日ないし23日に開所式が行われる見通しだ。 テ

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