金融
中央アジア各国の対外債務、欧米に代わり中国が存在感
アジア開発銀行(ADB)の最新の調査レポートによると、中央アジア諸国が今後も経済成長を維持していくには国内総生産(GDP)の6.8%に相当する投資を継続していくことが必要だ。しかしキルギスのように天然資源が乏しく外貨獲得
ロシア鉄道貨物大手、来月にもロンドン証取に上場
ロシア鉄道貨物大手のルストランスコム(Rustranscom)は2日、ロンドン証券取引所(LSI)での新規株式公開(IPO)を計画していることを明らかにした。来月にも新規発行株のグローバル預託証券(GDR)を公開し、3億
スウェーデン大手銀がCEO解任、資金洗浄疑惑で米当局が調査
スウェーデンの大手銀行スウェドバンクは3月28日、ビギット・ボネセン最高経営責任者(CEO)を解任したと発表した。スウェドバンクをめぐっては、デンマークのダンスケ銀行による最大2,000億ユーロの資金洗浄疑惑に関与した疑
英金融当局がゴールドマンに制裁金、取引報告義務違反では過去最高額
英金融行為監督機構(FCA)は3月28日、米金融大手ゴールドマン・サックスの英子会社ゴールドマン・サックス・インターナショナルに制裁金3,430万ポンド(約49億6,400万円)を科したと発表した。同行がEUの金融商品市
欧州スタートアップの資金調達、昨年は過去最高の213億ユーロに
設立10年以内の欧州のスタートアップ企業が2018年に投資家から調達した資金の総額は前年比11%増の212億5,000万ユーロとなり、過去最高を更新した。投資家から将来性を高く評価される企業が増えていることが大きく、調達
チェコ中銀、年内1回の利上げを示唆
チェコ国立銀行(中央銀行)のマレク・モラ副総裁は18日、ブルームバーグとのインタビューで、年内に利上げを1回行う可能性に言及した。ただし今月行われる政策決定会合で利上げが決定されることはないとの見通しを示した。政策金利は
クロアチア信用格付け、「投資適格級」に復帰=S&P
米格付け大手のスタンダード・アンド・プアーズ・グローバル・レーティングス(S&P)は22日、クロアチアの長期信用格付けを従来の「BBプラス」から「BBBマイナス」へ、短期信用格付けを「B」から「A-3」へ、それ
欧州新興企業の資金調達、昨年は過去最高
コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)によると、欧州で創業10年以内の新興企業が2018年に投資家から調達した資金の総額は前年比11%増の212億5,000万ユーロとなり、過去最高を更新した。投資家から将
英金融当局がUBSに制裁金、取引情報の報告義務違反で
英金融行為監督機構(FCA)は19日、スイスの大手金融グループUBSがEUの金融商品市場指令(MiFID)に基づく取引情報の報告義務を怠ったとして、制裁金2,760万ポンド(約41億円)の支払いを命じたと発表した。FCA
ノルウェー中銀が再利上げ、半年以内の追加利上げ示唆
ノルウェー中央銀行は21日、昨年9月に続いて政策金利を0.25%引き上げ、年1%に設定した。産油国ノルウェーは原油相場の回復で経済が堅調に推移。物価も上昇基調を強めており、金融引き締めを進める。 ノルウェー中銀は半年前、
政策金利は「22年まで現状維持」=ポーランド中銀総裁
ポーランド中央銀行(NBP)のグラピンスキー総裁は14日、ワルシャワで開催された金融フォーラムにおける講演で、過去最低水準にある政策金利を2022年まで据え置く可能性が高いとの見通しを示した。同総裁は、同国の金利は安定し
ドイツ銀とコメ銀が合併の本交渉入り
独民間銀行最大手のドイツ銀行と同2位のコメルツ銀行は17日、合併協議を正式に開始すると発表した。政府の強い要請を受けてこれまで行ってきた予備交渉を本交渉へと切り替える。両行とも結果ありきの交渉は行わないとして合併するかど
ドイツ銀とコメ銀、合併交渉を開始
ドイツ大手銀行のドイツ銀行とコメルツ銀行は17日、合併に向けた交渉を行っていることを明らかにした。実現すれば資産規模で英HSBC、仏BNPパリバに次ぐ欧州3位の銀行が誕生する。 両行の合併観測は、欧米の複数のメディアが1
ユーロネクスト、オスロ証取のTOB期限を延長
オスロ証券取引所(ノルウェー)の買収を計画している欧州の多国籍取引所ユーロネクストは11日、株式公開買い付け(TOB)の期限を同日から4月1日まで延長すると発表した。対抗買収に乗り出した米ナスダックに苦戦し、株主の支持獲
ECBが年内の利上げ断念、景気減速で方針転換
欧州中央銀行(ECB)は7日に開いた定例政策理事会で、今年の夏以降としていた利上げを来年以降に先送りすることを決めた。世界的な経済環境の悪化でユーロ圏の景気が減速していることを受けたもので、圏内の銀行に9月から低利の長期
中国の投資会社、タリン・ヘルシンキ間トンネル計画に出資
中国の投資会社タッチストーン・キャピタル・パートナーズは8日、エストニアのタリンとフィンランドのヘルシンキを結ぶ海底トンネルプロジェクトを運営するファイネストベイ・エリア・デベロプメントと、150億ユーロの投資に向けた基
シェフラー―自動車向け部門を再編―
軸受け大手の独シェフラー(ヘアツォーゲンアウラハ)は6日、自動車向け部門の再編計画「RACE」を発表した。業績不振を受けた措置で、エンジン、トランスミッション関連事業の一部を売却するほか、小規模拠点の統廃合を実施。同部門
ロシアの2月インフレ率、5.2%へ加速
ロシア連邦統計局(ロススタット)が6日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で5.2%上昇し、伸び幅は前月から0.2ポイント拡大した。インフレ率の上昇は昨年7月以来8カ月連続となる。 食品が前年同月比で5.9
メルク―為替差損が直撃、営業益10%以上減少―
製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)が7日発表した2018年12月期決算の営業利益(EBITDA)は前期比10.5%減の38億ユーロと大きく落ち込んだ。米ドルや南米通貨が対ユーロで下落したことが響いた格好で、為替
レーズン―提携先の銀行を買収―
金融関連のITスタートアップ企業(フィンテック)である独レーズンは7日、業務提携先の独銀MHBバンクを米投資会社ローン・スターから買収すると発表した。事業の国際化を加速することが狙い。買収金額と出資比率は非公開。決済サー
ドイツ銀とコメ銀が合併協議入り
独銀大手のドイツ銀行とコメルツ銀行が合併に向けた非公式協議を開始したもようだ。各種メディアが10日、報じたもので、ドイツ銀のクリスティアン・ゼーヴィング頭取はすでに3週間前、交渉の委任を取締役会から受けたという。両行は報
ECBが年内の利上げ断念、景気減速で方針転換
欧州中央銀行(ECB)は7日に開いた定例政策理事会で、今年の夏以降としていた利上げを来年以降に先送りすることを決めた。世界的な経済環境の悪化でユーロ圏の景気が減速していることを受けたもので、圏内の銀行に9月から低利の長期
ECBと英中銀が通貨スワップ始動、EU離脱に備え英銀にユーロ供給
欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(英中銀)は5日、通貨スワップ協定を始動させたと発表した。英中銀は協定に基づき、ECBから調達したユーロを国内の金融機関に融通すると発表した。3月末に迫った英国のEU離脱に備え、一
ギリシャが9年ぶりに長期国債発行、順調に25億ユーロ調達
ギリシャ政府は5日に10年物国債の入札を実施し、25億ユーロを調達した。長期国債による資金調達は、債務危機に見舞われた2010年以来、9年ぶり。EUによる支援が終了しても信用力が回復していることが裏付けられた格好となる。
閣僚理が域外企業による買収の審査強化策を承認、20年秋に適用開始
EUは5日開いた通商担当相による理事会で、中国など域外の企業による欧州企業の買収をEUレベルで審査する制度の導入を正式に承認した。これまで国ごとにばらつきがあった審査基準を域内で統一し、インフラやハイテクなど戦略的に重要
資産運用・保険会社にESG情報開示義務、欧州議会と加盟国が合意
欧州議会とEU加盟国は7日、資産運用会社や保険会社などの機関投資家に対し、環境や社会問題、ガバナンス(企業統治)に関連したリスクと機会についての情報開示を義務付ける法案の内容で基本合意した。情報の透明性を高めて気候変動対
三菱UFJ―独銀の航空機ファイナンス関連事業を買収―
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は1日、傘下の三菱UFJ銀行がMUFGの持分法適用会社である東銀リースとともに、独信用協同組合の中央機関であるDZバンクの子会社DVBバンクから航空機ファイナンス関連事業を譲
協定賃金が4年ぶりの上げ幅に、18年は2.9%
ドイツ連邦統計局が1日発表した2018年の協定賃金上昇率(特別手当込み)は2.9%となり、4年来の高い伸びを記録した。上げ幅が最も大きかったのは人手不足が深刻な建設業で4.4%を記録。これに製造業が3.5%で続いた。製造
仏ソシエテ銀、南東欧の2行を売却
仏金融大手ソシエテ・ジェネラル(SG)は2月28日、北マケドニアとモンテネグロの子会社を売却することで合意したと発表した。経営合理化の一環で、北マケドニアではオフリドスカバンカの株式74.53%をオーストリアのシュタイヤ
エボニック―メタクリル樹脂事業を売却―
化学大手の独エボニック(エッセン)は4日、メタクリル樹脂事業を投資会社アドベント・インターナショナルに売却することで合意したと発表した。景気変動の影響を受けにくい特殊化学分野に経営資源を絞り込む戦略に基づく措置。売却金額
ボッシュ―新ベンチャーファンド立ち上げ―
自動車部品大手の独ボッシュ(シュツットガルト)は2月27日、同社4本目のベンチャー投資ファンドを立ち上げると発表した。自社の殻の閉じこもらず外部の企業や研究機関と協業するオープンイノベーションが技術革新で重要性を増してい
英米がデリバティブ取引継続性維持を確約、合意なき離脱でも金融監督で協力
英国と米国の金融監督当局は2月25日、英国がどのような形でEUから離脱しても、デリバティブ(金融派生商品)取引などに混乱が生じないよう、長期的に協力関係を維持することで合意した。合意なき離脱となった場合でも英米間で円滑に
投資会社に対する規制案で基本合意、事業規模などに応じて異なるルール適用
欧州議会とEU加盟国は2月26日、投資会社の健全性維持を目的とする規制案の内容で基本合意した。EU域内で活動する投資会社を事業規模や業務内容に応じて分類し、銀行と同様のサービスを提供する規模の大きな投資会社に対しては金融
三菱UFJ、独銀の航空機ファイナンス事業を買収
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は1日、傘下の三菱UFJ銀行がMUFGの持分法適用会社である東銀リースと共同で、独信用協同組合の中央機関であるDZバンクの子会社DVBバンクから航空機ファイナンス関連事業を買
仏ソシエテ銀、南東欧の2行を売却
仏金融大手ソシエテ・ジェネラル(SG)は2月28日、北マケドニアとモンテネグロの子会社を売却することで合意したと発表した。経営合理化の一環で、北マケドニアではオフリドスカバンカの株式74.53%をオーストリアのシュタイヤ
豊田通商、ウズベキスタンでMSC近代化を受注
豊田通商はこのほど、ウズベキスタン国営電気通信企業のウズベク・テレコム(ウズテレコム)からインフラ整備を受注した。移動通信交換局(MSC)の近代化などを請け負う。受注額は2,850万ドルに上る。 ウズベキスタンは、MSC
合意なき離脱で導入される英金融規制、15カ月の猶予期間を設定へ
イングランド銀行(英中銀)と英金融行為監督機構(FCA)は2月29日、英国が合意のないままEUから離脱した場合に発効する新たな金融規制の運用ルールを公表した。銀行や保険会社、資産運用会社などが新規制に対応できるよう、15
「合意なき離脱」なら日欧EPA移行は不可能、英政府が表明
英政府は2月21日、欧州連合(EU)離脱に伴う諸外国との貿易協定や関税同盟の移行作業の進捗状況を公表し、合意なき離脱となった場合、3月末の離脱日までに日本とEUの経済連携協定(EPA)と同様の協定を結ぶことはできないとの
資金洗浄疑惑のダンスケ銀、バルト3国・露事業閉鎖
史上最大規模のマネーロンダリング(資金洗浄)疑惑に揺れるデンマークの金融大手ダンスケ銀行は19日、バルト3国とロシアの事業を閉鎖すると発表した。現在デンマーク、エストニア、英国、米国の司法当局がダンスケ銀に対する調査を進
中央アジア諸国、外国資本呼び込みに注力
豊富な天然資源に加え人口増や安価な労働力などにより、中央アジア諸国は外国資本にとり魅力的だ。コンサルティング大手のボストン・コンサルティングによると、カザフスタンやウズベキスタンなど同地域の非資源産業に対しては将来的に4
ポーランド出版大手アゴラ、民放ラジオ大手を共同買収
ポーランドの新聞出版大手アゴラは20日、国内2位の民放ラジオ放送会社ユーロゼットをSFSベンチャーズと共同買収すると発表した。親会社の持ち株会社チェコ・メディア・インベスト(CMI)が持つ株式の40%をアゴラが1億3,1
アリアンツ―デジタル投資ファンド規模を2倍以上に―
保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)は20日、同社のデジタル投資ファンド「アリアンツX」の資金規模を従来の4億3,000万ユーロから10億ユーロへと引き上げると発表した。同ファンドと出資先企業の協業が成果を上げ、アリアン
「合意なき離脱」なら日欧EPA移行は不可能、英政府が表明
英政府は21日、EU離脱に伴う諸外国との貿易協定や関税同盟の移行作業の進捗状況を公表し、合意なき離脱となった場合、3月末の離脱日までに日本とEUの経済連携協定(EPA)と同様の協定を結ぶことはできないとの見解を明らかにし
