バイオテクノロジー

アルゼンチン産バイオ軽油めぐる紛争、WTOのパネルがEU支持

EUがアルゼンチン産のバイオディーゼル燃料に反ダンピング(不当廉売)措置を発動したのは不当としてアルゼンチン政府が世界貿易機関(WTO)に提訴した問題で、WTOの紛争処理小委員会(パネル)は3月29日、EU側を概ね支持す […]

モンサント―バイエルの農業向け事業に関心―

農業化学大手の米モンサントが独バイエルの種子・農薬部門バイエル・クロップ・サイエンスの買収などに向けて動いているもようだ。ロイター通信が消息筋の情報として18日報じたもので、すでにバイエル側と接触。4月に次回会合を予定し

エボテック

独バイオ企業エボテックは22日、自己免疫疾患治療薬事業を新設会社トパス・セラピューティクスに移管すると発表した。第一段階としてエピダレックス・キャピタルなど投資会社3社とともに計1,400万ユーロを拠出。まずはナノ粒子を

製造業売上2カ月連続拡大、1月+1.1%に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2016年1月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.1%増となり、2カ月連続で上昇した。国内が2.2%増えて全体をけん引。ユーロ圏外も0.5%伸びた。ユ

欧州特許出願、サムスンが4年ぶり首位転落

欧州特許庁(EPO)は3日、2015年の特許統計の詳細を発表した。それによると、韓国のサムスンは出願件数が前年比6.9%減の2,366件に後退し、蘭フィリップス(3.7%増の2,402件)に抜かれて2位に転落した。首位の

メルク―売上・営業益が過去最高に―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)が8日発表した2015年12月期決算の営業利益(EBITDA、特別要因を除く)は前期比7.1%増の36億2,980万ユーロとなり、過去最高を記録した。米試薬大手シグマ・アルドリ

ベーリンガー・インゲルハイム―免疫治療薬で提携―

製薬大手の独ベーリンガー・インゲルハイムは7日、免疫治療薬の開発・販売で米同業アッヴィと提携すると発表した。ベーリンガーは免疫治療を重点開発分野と位置づけているものの、同分野の製品を市場投入した経験がないため、免疫治療薬

独化学業界、16年売上予測引き下げ

独化学工業会(VCI)は2日、独業界売上高(製薬を含む)が今年は1,910億ユーロとなり、前年比で0.5%増加するとの予測を発表した。これまでは1.5%の増加を見込んでいたが、昨年第4四半期の景気の冷え込みを受けて、下方

BASF―GM作物の研究開発を集約―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は2月25日、遺伝子組み換え(GM)作物分野の研究開発対象を絞り込むと発表した。同社が進める事業見直しの一環と説明している。農業化学市場の低迷と関係があるかどうかは明らかに

バイエル―製薬事業けん引、2ケタ台の増収増益に―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)が2月25日発表した2015年12月期決算の営業利益(EBITDA、特別項目を除く)は前期比18.2%増の102億6,600万ユーロと大幅に拡大した。ユーロ安ドル高が追い風とな

ネスレ―15年純利益は37%減―

欧州食品・飲料大手のネスレ(スイス、ヴェヴェイ)が18日発表した2015年12月通期決算の純利益は90億6,600万スイスフラン(約82億ユーロ)となり、前期から37%減少した。自国通貨高で売上高が目減りしたほか、前期の

ビッグデータ活用、トップは自動車・保険業界

ビッグデータを活用する企業の割合が最も高いのは自動車と保険業界であることが、情報通信業界連盟(Bitkom)が17日発表した独企業アンケート調査結果で分かった。多くの業界でビッグデータ解析の導入を計画・議論している企業が

バイエル―精密農業の新興企業買収―

化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は15日、精密農業分野の独新興企業プロプラント・ゲゼルシャフト・フュー・アグラール・ウント・ウンヴェルトインフォマティクを買収したと発表した。農業デジタル化事業を強化することが狙い。

中国化工が農薬大手シンジェンタ買収へ

農薬世界最大手のシンジェンタ(スイス)は3日、中国の大手化学メーカー中国化工集団(ケムチャイナ)から買収提案を受けたと発表した。買収提示額は最大430億ドル超で、中国資本による国外企業の買収では過去最高。シンジェンタの経

製造業売上、12月は1.8%増に

ドイツ連邦統計局が9日発表した2015年12月の製造業売上指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比1.8%増となり、2カ月ぶりに好転した。ユーロ圏外での売上高が2.7%増加、国内も1.7%増えた。ユー

中国化工、シンジェンタを買収

農薬世界最大手のシンジェンタ(スイス)は3日、中国化学大手の中国化工集団から買収提案を受けたと発表した。買収額は最大430億ドル超で、中国企業による国外企業の買収では過去最高となる。シンジェンタの経営陣は株主の利益に合致

中国企業の欧州M&A、過去最高の179件に

欧州企業に対する中国企業の関心はこれまで同様、高いもようだ。コンサルティング大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)の独法人が1日発表したレポートによると、中国資本(香港を含む)による欧州企業への新規出資(買収と少数出資)

ノバルティス―眼科部門アルコンを再編―

スイスの製薬大手ノバルティス(バーゼル)は1月27日の決算発表で、業績不振の眼科部門アルコンを再編することを明らかにした。眼科薬事業を特許薬、後発医薬品部門へと移管し、アルコンの経営資源を眼内レンズとコンタクトレンズに集

ロシュ―スイスフラン高が直撃―

スイスの製薬大手ロシュ(バーゼル)が1月28日発表した2015年12月期の純利益は前期比5%減の90億5,600万スイスフランへと後退した。フラン高が響いた格好で、為替の影響を除いたベースでは4%増加した。営業利益も1%

ジカ熱ワクチン開発にサノフィが着手

製薬大手の仏サノフィは2日、ジカ熱の予防ワクチン開発を開始したと発表した。感染による被害が中南米で急速に広がっているためで、同社はワクチン分野で培ったノウハウを生かして早急に投入できるようにする考えだ。英グラクソ・スミス

ツ反検査薬が欧州で不足、血液検査キットの需要拡大

結核菌感染の診断に用いるツベルクリン反応検査薬がドイツをはじめとする欧州諸国で不足している。生産が計画通りに進まないためで、需要をカバーできない状況だ。難民の急増で同検査薬の需要はさらに増えていることから、現場の医師は頭

BASF―美肌成分を共同開発へ、線維芽細胞に焦点―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は21日、仏バイオ企業CYTOOと提携すると発表した。肌の張り・弾力を高める化粧品用の成分を共同開発する。 肌は加齢とともに張りや弾力が失われていく。張りや弾力のもととなる

ベラルーシが川重との提携に意欲

ベラルーシ国立科学アカデミー(NASB)が川崎重工業との提携を模索している。国営ベルタ通信が20日、NASBの広報から入手した情報として伝えたもので、川崎重工業の代表団と水素技術や電子ビーム溶接、細胞の特性解析などでの協

ネスレと米バイオ企業、腸内感染治療薬で提携

欧州食品大手のネスレ(スイス)は11日、製薬子会社ネスレ・ヘルス・サイエンスが米バイオ企業セレス・セラピューティックスと提携したと発表した。セレスが開発中の腸内感染症治療薬「エコビオティクス」の開発を支援。市場投入につな

ブレイン―IPOを計画―

産業用バイオテクノロジー企業の独ブレイン(ツヴィンゲンベルク)は5日、新規株式公開(IPO)方針を発表した。市場資金を調達して開発中の製品の市場投入を加速する考え。ユルゲン・エック社長は『フランクフルター・アルゲマイネ』

ネスレ・ヘルス・サイエンス―腸内感染治療薬で提携―

スイスの食品大手ネスレ(ヴェヴェイ)は11日、製薬子会社ネスレ・ヘルス・サイエンスが米バイオ企業セレス・セラピューティックスと提携したと発表した。セレスが開発中の腸内感染症治療薬「エコビオティクス」の開発を支援。市場投入

がん免疫治療で欧州製薬大手2社が提携先を獲得

欧州製薬大手2社が11日、がん免疫治療分野でそれぞれ事業提携を発表した。スイスのノバルティスは米サーフェス・オンコロジー、仏サノフィは同イネイト・ファーマと協力。同分野の開発力を強化する。 ノバルティスはサーフェス・オン

英のバイオマス発電促進支援策、欧州委が疑義

欧州委員会は5日、石炭火力発電所をバイオマス発電に転換するプロジェクトに対する英政府の支援策がEUの国家補助規定に違反していないか検証するための本格調査を開始したと発表した。再生可能エネルギーの推進を目的とした特定企業へ

バイエル―ゲノム編集で合弁―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は12月21日、スイスのバイオ新興企業クリスパー・セラピューティクスと提携すると発表した。折半出資の合弁会社をロンドンに設立するほか、クリスパー・セラピューティクスに3,500万ドル

ベーリンガー・インゲルハイム―バイオ医薬品工場を新設―

独製薬2位のベーリンガー・インゲルハイムは12月22日、オーストリアの首都ウィーンにバイオ医薬品の生産拠点を設置すると発表した。自社製品と受託製造製品の増加を見据えた措置で、2021年から操業を開始する予定だ。 細胞培養

メディジーン―がん免疫治療事業を大幅強化―

独バイオ企業メディジーン(マルティンスリート)は12月18日、がん免疫治療事業の大幅強化方針を明らかにした。その一環で乳がん治療薬「Endotag」の権利を台湾の提携先企業Syncoreに譲渡。売却益を同事業の強化に充て

バイオ燃料のカルテル疑惑、3社への正式調査開始

欧州連合(EU)の欧州委員会は7日、バイオエタノールの価格カルテル疑惑が浮上している問題で、欧州のバイオ燃料3社に対する調査を正式に開始したと発表した。スペインのアベンゴア、ベルギーのアルコグループ、スウェーデンのラント

ベーリンガー―サノフィと資産交換、動物薬事業を取得へ―

製薬大手の独ベーリンガー・インゲルハイムは15日、仏同業サノフィと資産交換することで合意したと発表した。自社の一般医薬品(OTC)事業を譲渡してサノフィの動物薬事業(メリアル)を取得。動物薬事業の売上高を約38億ユーロに

テバ―独ウルムに巨額投資―

後発医薬品世界最大手のテバ(イスラエルのペタク・チクヴァ)は9日、独子会社ラティオファームのウルム本社工場にバイオ医薬品の生産施設を設置すると発表した。投資額は1億ユーロのケタ台の後半で、テバが行う個々の投資では過去最大

独企業の大半がデジタル化を肯定評価

ドイツ企業の96%がデジタル化を事業のチャンスと考えていることが、独情報通信業界連盟(Bitkom)が10日に発表したアンケート調査結果で分かった。その一方で、競合に比べてデジタル化が遅れているとの回答も56%と多く、B

独化学業界、来年は売上成長率1.5%見込む

独化学工業会(VCI)は9日、同国の化学・製薬業界の売上高が来年は前年比1.5%増の1,936億ユーロに拡大するとの予測を発表した。国外市場がけん引車になるとみている。国内の業界生産高は1.5%増、出荷価格は横ばいを見込

バイオ燃料のカルテル疑惑、3社への正式調査開始

欧州委員会は7日、バイオエタノールの価格カルテル疑惑が浮上している問題で、欧州のバイオ燃料3社に対する調査を正式に開始したと発表した。スペインのアベンゴア、ベルギーのアルコグループ、スウェーデンのラントメネンが対象となる

メルク―抗がん剤の認可申請を断念―

製薬大手の独メルク(ダルムシュタット)は7日、抗がん剤「エボホスファミド(Evofosfamide)」の認可申請を断念すると発表した。治験の結果が思わしくなかったためで、同薬に投入予定だった資金を他の抗がん剤や免疫疾患治

製造業の輸出見通しが好転

製造業の輸出見通しが改善しているもようだ。Ifo経済研究所が11月25日発表した同月の独製造業輸出期待指数は7.5となり、前月の5.9から1.6ポイント上昇。4月から続く低下傾向に歯止めがかかった。 Ifoは企業景況感調

ファイザー

製薬大手の米ファイザーは基礎研究と前臨床研究を手がけるセンターのドイツ開設計画を凍結した。『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、凍結の理由は明らかにされていない。同社のドイツでの研究開発はこれまで、臨床試験

メルク―シグマ・アルドリッチの買収手続き完了―

化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は18日、ライフサイエンス大手の米シグマ・アルドリッチを同日付で買収すると発表した。欧州連合(EU)の欧州委員会から買収計画への許可が下りすべての独禁審査が終了したため。同買収により

メルク

製薬・化学大手の独メルクは20日、アフリカ事業の売上高を2020年までの5年間で15年の2億ユーロ(見通し)から5億ユーロに拡大する計画を発表した。アフリカは人口成長率が最も高く中間層も急速に増えていることから、同社は販

独鉱工業界の実物投資、昨年は2.1%増加

連邦統計局が18日発表した独鉱工業界の2014年の実物投資額(従業員数20人以上の企業が捕捉対象)は前年比2.1%増の577億4,800万ユーロに拡大した。伸び率が最も大きかったのはゴム・樹脂製品業界で13.2%を記録。

I4.0で売上増、関連ソフト利用メーカーの5割が予想

工場・生産設備のネット化である「インダストリー4.0(I4.0)」分野のソフトウエアをすでに利用しているか導入を検討する独メーカーの51%が、同ソフトの利用により売上高が増加すると考えている――。独情報通信業界連盟(Bi

メルク―業績予測引き上げ―

製薬・化学大手の独メルク(ダルムシュタット)は12日の決算発表で、2015年12月期の業績見通しを引き上げた。米ライフサイエンス大手シグマ・アルドリッチの買収手続きを近日中に終了し決算に組み込むためで、売上高を従来予測の

ベーリンガー・インゲルハイム

独製薬2位のベーリンガー・インゲルハイムは11日、研究開発に2016~20年の5年間で総額110億ユーロを投資すると発表した。特に免疫、呼吸器・循環器疾患、がん、中枢神経システム疾患分野を強化する考え。投資額のうち50億

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