化学

エボニック―コロナワクチン用脂質の生産前倒し―

特殊化学大手の独エボニックは22日、独バイオ医薬品企業ビオンテックと米製薬大手ファイザーが共同開発した新型コロナウイルスワクチン向けに重要な原料である脂質の供給を開始したと発表した。当初は供給を年央にスタートする予定だっ

廃プラの化学的リサイクルへ、BASFなど3社が提携

化学大手の独BASFと廃棄物処理大手の独リモンディス、廃プラスチックの再利用技術を手がけるノルウェー企業クアンタフューエルは21日、プラスチックごみの化学的リサイクルで提携することで基本合意したと発表した。リサイクルして

ボッシュ―中国で燃料電池合弁、再来年までに量産開始―

自動車部品大手のボッシュは14日、中国商用車大手の慶鈴汽車と燃料電池の合弁会社を設立したと発表した。世界最大の市場である同国で今後、燃料電池車の需要が大幅に増えると予想。燃料電池モジュールを現地生産し、可能な限り多くのメ

コベストロ

化学大手の独コベストロは14日、2021年12月通期の営業利益(EBITDA)見通しを引き上げた。1-3月期の業績が予想を上回ったためで、通期予測を従来の「17億~22億ユーロ」から「22億~27億ユーロ」へと上方修正し

メルク

化学大手の独メルクは15日、半導体とディスプレー向け材料を手がける静岡県の拠点に2,000万ユーロを投資すると発表した。研究開発と生産能力を拡張。新材料発見から開発、生産に至るプロセスを顧客がこれまでよりも迅速化できるよ

BMW

高級乗用車大手の独BMWは19日、次世代電池の本命とされる全個体電池を搭載した試作車を「2025年よりもかなり前の時点で」公開する見通しを明らかにした。20年代末には現行電池に比べ少なくとも50%程度、エネルギー密度の高

ヴィルヘルムスハーフェン港を独の水素ハブに、国内需要の10%

エネルギー大手の独ユニパーは14日、ヴィルヘルムスハーフェン港にドイツのグリーン水素ハブを構築する計画を明らかにした。経済脱炭素化のカギを握るグリーン水素は今後、需要の大幅拡大が予想されることから、輸入から生産、輸送、投

独に水素供給網構築へ、燃料電池車普及に向けニコラなど協業

水素燃料電池トラック製造の米ニコラと提携先の伊イベコ、独天然ガス輸送パイプライン会社OGEの3社は14日、水素インフラをドイツに構築することで基本合意したと発表した。水素補給網を拡充することで、燃料電池トラックの普及を促

ボッシュが中国で燃料電池合弁、再来年までに量産開始

自動車部品大手の独ボッシュは14日、中国商用車大手の慶鈴汽車と燃料電池の合弁会社を設立したと発表した。世界最大の自動車市場である同国で燃料電池車の需要が大幅に増えることを見込んだもので、燃料電池モジュールを現地生産し、可

商用車大手ボルボ、脱化石燃料の鉄鋼を用いた車両開発へ

スウェーデン商用車大手ボルボ・グループと鉄鋼大手SSABは8日、化石燃料を使わずに製造した鉄鋼を用いた車両の開発と生産、および商品化で協力すると発表した。化石燃料を使わずに作られた鉄鋼で自動車を生産するのは世界で初めて。

ファルタ―6分でフル充電の電池を開発、車への投入を視野に―

リチウムイオン電池の弱点を克服した新製品を電池製造の独ファルタが開発したもようだ。自動車への投入を視野に入れており、すでに顧客メーカーと協議を行っている。同社が自社サイト上の動画で明らかにした。 「V4ドライブ」と命名さ

BASF―高吸水性樹脂のパイロット設備を設置―

化学大手の独BASFは25日、ベルギーのアントワープにある統合生産拠点内に高吸収性樹脂のパイロット設備を設置すると発表した。より優れた特性を持つ製品を開発することが狙い。アントワープ拠点は同社最大の高吸収性樹脂工場である

大型産業プラント業界、20年受注35%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は23日、同国大型産業プラント業界の新規受注高が昨年は前年比35%減の119億ユーロと大幅に落ち込んだことを明らかにした。コロナ禍を受けて顧客産業で投資が先送りされたことが響いた格好だ。 分

SGLカーボン―生産拠点統廃合へ―

炭素製品大手の独SGLカーボンは25日の決算発表で生産拠点の統廃合方針を打ち出した。コスト削減策の一環で、トルステン・デル社長は年商10億ユーロの企業が世界に21もの工場を持つのは分不相応だと明言した。 同社は昨年10月

トレイトン、EVへのシフト加速

独フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社トレイトンは22日、電気自動車(EV)の研究・開発投資を大幅に拡大すると発表した。2025年までの投資総額を従来計画の10億ユーロから16億ユーロに引き上げる。これと並行して内燃

丸紅、エストニアのウルトラキャパシタメーカーに出資

丸紅は5日、ウルトラキャパシタ(電気二重層キャパシタ)の開発製造を手がけるエストニアのスケルトン・テクノロジーズに出資すると発表した。日本とアジア地域で同社製ウルトラキャパシタの販売と次世代蓄電技術の用途・顧客開拓を行う

セルビアがロシアのワクチンを生産、RDIFと契約締結

ロシアが開発した新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」をセルビアが国内で生産する。同ワクチンの海外販売を担当する政府系ファンドのロシア直接投資基金(RDIF)が25日、セルビアのワクチン研究・製造機関トルラクと契約

覚せい剤の生産減少~チェコ

覚せい剤「クリスタルメス(メタンフェタミン、日本での商品名:「ヒロポン」)」の「生産拠点」がチェコからオランダに移りつつある。チェコにおける取り締まりが強化されたためで、「供給ルート」も変化しつつあるという。 東西冷戦時

独企業の2割弱が存続の危機

コロナ禍の影響で存続の危機にさらされている企業の割合がドイツで18.7%に上ることが、Ifo経済研究所が2月に実施したアンケート調査で分かった。11月に比べ1.1ポイント増加している。調査担当者は「資金繰りに問題のある企

独がカナダと脱炭素で協業、水素分野に期待

ドイツ政府とカナダ政府は16日、脱炭素社会の実現に向けて協業することで基本合意した。ペーター・アルトマイヤー独経済相は、「特に水素分野で協業の大きなチャンスがあると思う」と述べた。 両国は2050年までの炭素中立実現に向

ポルシェ―30年までに炭素中立へ―

フォルクスワーゲン(VW)の高級スポーツ車子会社ポルシェは、二酸化炭素(CO2)の排出量を差し引きでゼロにする炭素中立(カーボンニュートラル)を2030年までに実現する目標だ。オリファー・ブルーメ社長が週刊紙『ツァイト』

トレイトン―電動車シフト加速、燃料電池車には否定的―

独フォルクスワーゲン(VW)の商用車子会社トレイトンは22日、電動車の研究・開発投資を大幅に拡大すると発表した。2025年までの同投資総額を従来計画の10億ユーロから16億ユーロへと拡大する。これと並行して内燃機関車用パ

VWなど10社が脱炭素に1000億ユーロ投資

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)やエネルギー大手の伊エネルなど欧州10社の社長が立ち上げた「欧州の復興・改革・回復力のためのCEOアライアンス」は19日にポジションペーパーを発表した。各社とその製品の脱炭素に向け

丸紅、エストニアのウルトラキャパシタメーカーに出資

丸紅は5日、ウルトラキャパシタ(電気二重層キャパシタ)の開発製造を手掛けるエストニアのスケルトン・テクノロジーズへの出資を発表した。日本とアジア地域で同社製ウルトラキャパシタの販売と次世代蓄電技術の用途・顧客開拓を行う。

ハンガリーMOL、バイオ燃料生産を開始

ハンガリー石油最大手MOLは17日、ブダペスト近郊のドナウ精製所でバイオ燃料の生産を開始したと発表した。2050年までに温室効果ガス排出をゼロにするという目標の達成に向けたもの。バイオ燃料では30年までに年間10万トン超

独ポリマー樹脂加工企業、東欧ハブをルーマニアに開設

ポリマー樹脂加工の独レーハウは15日、1,000万ユーロを投じてルーマニア中部のシビウに東欧のハブとなる拠点を開設すると発表した。生産・サービス・物流能力を引き上げ、ルーマニアを含む東欧事業を強化する狙い。ハブ開設と同時

独ZF、EV向け800Vシステムを量産へ

独自動車部品大手のZFフリードリヒスハーフェンは9日、800ボルトの高電圧システムに対応した電気自動車(EV)用ドライブトレインのコンポーネントの量産を開始すると発表した。800ボルトの電源システムは従来の400ボルトシ

ワッカー・ケミー

化学大手の独ワッカー・ケミーは16日、独バイオ医薬品企業キュアバックが開発中の新型コロナウイルス用ワクチンを受託生産すると発表した。同ワクチンが当局の承認を受けた後、蘭アムステルダム工場で製造する予定。年央から年1億回分

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