総合 - ドイツ経済ニュース

欧州中銀が金利据え置き

欧州中央銀行(ECB)は4日にスロベニアで開いた定例政策理事会で、ユーロ圏17カ国に適用される最重要政策金利を現行の年0.75%に据え置くことを決めた。金利据え置きは3カ月連続。 \ ECBは7月に0.25%の利下げを実 […]

インフレ率、9月はやや低下

ドイツ連邦統計局が9月26日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比の上昇率(インフレ率)が2.1%となり、前月の同2.0%からやや低下した。前月比はプラスマイナス0%。欧州連合(EU)基準の物価変動率は前年同

社民党の次期首相候補はシュタインブリュック前財務相に

ドイツの最大野党・社会民主党(SPD)は1日の役員会で、ペーア・シュタインブリュック前財務相を全会一致で次期首相候補に指名した。12月の臨時党大会で正式に選出される見通し。2013年秋に実施予定の連邦議会(下院)選挙で、

リースター年金改善へ、透明性の向上などが狙い

ドイツ政府は9月26日の閣議で、老齢年金改善法案を承認した。同法案は公的助成付き確定拠出型個人年金(リースター年金)の制度を改めるもので、年金商品の透明性向上に向けた新ルールなどが盛り込まれている。法案は今後、連邦議会(

小売売上が2カ月連続で実質減に

ドイツ連邦統計局が9月28日発表した2012年8月の小売売上指数(自動車販売店を除く)は前年同月を名目で1.7%上回ったものの、物価を加味した実質では0.8%減少し、2カ月連続で実質減となった。営業日数は今年8月も昨年8

失業者数が3カ月ぶりに減少、9月279万人に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が9月27日発表した同月の失業者数は278万8,000人で、前月から11万7,000人減少した。減少は3カ月ぶり。夏季バカンスの終了に伴い企業の採用数が増えたことが大きく、季節要因を加味した実質で

輸入物価、8月は上げ幅が大きく拡大

ドイツ連邦統計局が9月27日発表した2012年8月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が3.2%となり、前月の同1.2%から大きく拡大した。エネルギー価格が11.4%上昇して全体を強く押し上げた格好で、前月比の上げ幅も1.

貧富の差が拡大、10%の富裕層が個人資産の半分以上を所有

貧富の差や貧困層の拡大を示すレポートなどが最近ドイツで、相次いで公表・報道されている。富裕層は資産を一貫して増やし続けているのに対し、低賃金層の割合は上昇。連邦労働省は、所得の二極化は市民の公正感を損ない社会の一体性を危

家畜への抗生物質投与制限へ、法改正案を閣議了承

ドイツ政府は19日の閣議で、薬事法改正案を了承した。養鶏・家畜農家が抗生物質を大量投与している現状を改めることが狙い。法案は議会での採決を経て来春に施行される見通しだ。 \ 鶏や豚を大量に飼育する鶏舎/畜舎で感染症や伝染

独企業景況感、5カ月連続で悪化

Ifo経済研究所が24日発表した2012年9月のドイツ企業景況感指数は101.4となり、前月の102.3から0.9ポイント低下した。同指数の悪化は5カ月連続。これまでに引き続き欧州債務危機と世界経済の減速が響いた格好で、

独消費者景況感、3カ月連続で横ばいに

市場調査大手のGfKが25日発表したドイツ消費者景況感指数の10月向け予測値は5.9となり、3カ月連続で同水準を保った。所得の見通しに関する指数は大きく落ち込んだものの、景気の見通しに関する指数がひとまず底を打ったことで

8月生産者物価+1.6%

ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年8月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.6%となり、前月の同0.9%を0.7ポイント上回った。エネルギー価格が3.2%上昇したことが大きく、エネルギーを除いたコアの上げ幅が

ドイツはEU唯一の対中貿易黒字国

欧州連合(EU)統計局ユーロスタットが18日発表した2012年上半期の対中貿易統計によると、EUの輸出額は前年同期比10.8%増の727億1,200万ユーロ、輸入額は同0.3%減の1,401億5,600万ユーロで、貿易収

2013年独成長率、経済研究所が大幅引き下げ

財界系シンクタンクのIWドイツ経済研究所は17日、2013年の国内総生産(GDP)成長率を従来予測の2.0%から0.7%へと大きく引き下げた。欧州債務危機を最大のマイナス要因とみており、IWのミヒャエル・ヒューター所長は

小売業界の業況判断指数、3年ぶりマイナスに

独小売業中央連盟(HDE)が加盟企業へのアンケート調査をもとに18日発表した2012年上半期の業況判断指数(業績が「改善した」企業の割合から「悪化した」の割合を引いた数)はマイナス7となり、1年前の調査のプラス12から大

製造業の就業者数、08年末以来の高水準に

ドイツ連邦統計局が17日発表した国内製造業の2012年7月の就業者数(従業員50人以上の企業が対象)は前年同月比2.5%増の522万8,000人となり、2009年末以来の高水準に達した。景気見通しは悪化しているものの、製

航空・防衛の最大手誕生か、EADSとBAEが合併協議

欧州航空宇宙最大手のEADSと英防衛大手BAEシステムズは12日、合併に向けて交渉している事実を明らかにした。合併が実現すると、売上高750億ユーロの新企業が誕生。航空宇宙・防衛分野で現在世界最大の米ボーイング(売上高5

ESMがようやく発足へ、独憲法裁が合憲判断

ドイツ憲法裁判所は12日、債務危機に直面するユーロ参加国に対する欧州連合(EU)の新たな緊急金融支援の枠組みとなる「欧州安定メカニズム(ESM)」を合憲とする判断を下した。これを受けガウク大統領は13日、ESM関連法案に

EUが反ダンピング調査開始、中国製太陽光電池問題で

欧州連合(EU)の欧州委員会は6日、中国製の太陽光パネルおよび部品に対する反ダンピング(不当廉売)調査を開始したと発表した。EUが中国から輸入する太陽光パネルや、太陽電池など部品は年間約210億ユーロ(2011年)に上り

人件費が大幅上昇、第2四半期は1.5%に

ドイツ連邦統計局が7日発表した2012年第2四半期の1時間当たりの人件費は季節要因と営業日数を加味した実質で前期比1.5%増となり、1997年の統計開始以来4番目に高い伸びを記録した。労使の大幅ベア合意が相次いだことを受

紙・樹脂加工業界でベア合意

独紙・樹脂加工業中央連盟(HPV)は7日、サービス労組Verdiとの間で新しい賃金協定を締結したと発表した。今年11月に賃金を3.1%、来年11月にも同3.0%引き上げるという内容。協定期間は9月1日から2年間で、9月と

独製造業売上7月は1.9%増に

ドイツ連邦統計局が10日発表した2012年7月の製造業売上指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月を1.9%上回り、2カ月ぶりに増加した。ユーロ圏外と国内売上がそれぞれ2.4%、2.2%増えて全体をけん引、ユーロ

製造業受注7月は0.5%増に

連邦経済省が6日発表した2012年7月のドイツ製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比0.5%増(暫定値)となり、2カ月ぶりに好転した。受注指数の上振れにつながる大型受注は極めて少なかったものの、国内

独輸出2カ月連続で大幅増に

ドイツ連邦統計局が7日発表した2012年7月の輸出高は前年同月比9.2%増の936億ユーロとなり、前月(同7.5%増)に引き続き大きく拡大した。欧州連合(EU)域外向けが15.9%増と好調で全体が押し上げられた格好。 \

燃料高響く、8月卸売物価3.1%上昇

ドイツ連邦統計局が11日発表した2012年8月の卸売物価指数は前年同月比の上昇率が3.1%となり、9カ月ぶりの高い水準を記録した。石油製品・石炭類の価格が7.2%上昇したことが大きい。前月比の卸売物価上昇率も1.1%と7

「年金生活者の3人に1人が貧困層に」、労働省が警鐘

年金をきちんと払い続けたにもかかわらず貧困に陥る高齢者の増加が懸念されている。連邦労働・社会省(以下:連邦労働省)の試算によると、フルタイム勤務で35年間年金を払い続けてきた月収2,500ユーロ(税・社会保険込)の被用者

協定賃金、今年上期に締結の業界は上げ幅大きく

ドイツ連邦統計局は8月31日、今年上半期に引き上げられた協定賃金の一覧表を発表した。それによると、同期に賃上げ合意した業界では好景気を反映して上げ幅が概して大きく、金属・電機は4.3%を記録。一方、先の金融危機の影響が残

独小売売上、7月は実質1%減に

ドイツ連邦統計局が8月31日発表した2012年7月の国内小売売上指数は前年同月を名目で1.1%上回ったものの、物価を加味した実質では1.0%後退した。営業日数は昨年7月も今年7月もともに26日。冷夏の影響で飲料や夏物衣料

失業者数が2カ月連続で増加、8月は290.5万人に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が8月30日発表した同月の失業者数は前月から2万9,000人増の290万5,000人となり、2カ月連続で拡大した。夏季バカンスなどの季節要因のほか、経済の減速が反映された格好で、季節要因を加味した

8月インフレ率2%に上昇

ドイツ連邦統計局が8月29日発表した同月の消費者物価指数は前年同月比の上昇率が2.0%(速報値)となり、7月の同1.7%(確定値)を0.3ポイント上回った。自動車燃料と暖房油の値上がりが反映された格好で、前月比でも0.3

EU域外への輸出比率が42%に拡大

ドイツの貿易に占める欧州連合(EU)域外の存在感が高まっている。欧州債務危機の影響でユーロ圏向けの輸出が低迷する一方で、EU以外の地域との取引は着実に増えているためだ。特に世界経済のけん引車である新興諸国は中国を中心に重

中国製太陽電池への反ダンピング課税、メルケル首相は反対

ドイツのメルケル首相は8月30日、訪問先の中国で温家宝首相と共同で記者会見を開き、中国製太陽電池に欧州連合(EU)が反ダンピング(不当廉売)課税を行うことに反対の意向を表明した。アルトマイヤー環境相は7月の時点で同課税へ

海底送電線の責任問題明確化、政府が法案了承

ドイツ政府は8月29日の閣議で、海底送電線の敷設遅延や送電障害が起きた場合の補償ルールを定めた法案を了承した。洋上風力発電パークと海底送電線に安心して投資できる環境を整えることで、再生可能エネルギーの普及を加速させる狙い

年金料率引き下げに向け閣議決定、来年から19%に

ドイツ政府は8月29日の閣議で、労使が折半する公的年金の料率を来年1月に現在の19.6%から19.0%に引き下げる法案を閣議決定した。好景気を背景に年金財政にゆとりが出ていることに対応する。政府方針には州政府の代表からな

受診率アップで早期発見推進へ、がん対策法案閣議了承

ドイツ政府は22日、がん対策法案を閣議了承した。同法案は連邦保健省が今年1月に提出した「がん対策推進国家計画(Nationaler Krebsplan)」に基づくもので、無料がん検診の通知対象を拡大して早期発見を推進。全

企業景況感4カ月連続で悪化

Ifo経済研究所が27日発表した2012年8月のドイツ企業景況感指数は102.3となり、前月の103.2から0.9ポイント低下した。同指数の悪化は4カ月連続。事業の現状判断を示す指数は0.3ポイント減の111.5と小幅後

消費者景況感、横ばい保つ

市場調査大手GfKが28日発表したドイツ消費者景況感指数の9月向け予測値は5.9となり、前月と同水準を保った。景気の見通しは大きく悪化したものの、欧州債務危機を背景に貯蓄性向が低下していることがプラスに働いた。 \ 景気

7月輸入物価、上げ幅1.2%に縮小

ドイツ連邦統計局が27日発表した2012年7月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が1.2%にとどまり、09年12月以来の低水準となった。景気減速を反映。エネルギー価格は1.5%増と低く、金属・金属鉱石の価格は軒並み下落し

上期財政収支が4年ぶり黒字に

連邦、州、市町村、社会保険機関を合わせたドイツ全体の財政収支が今年上半期に83億ユーロの黒字(暫定値)となったことが23日、連邦統計局の発表で分かった。上半期に黒字を計上するのは2008年以来で4年ぶり。好景気が反映され

6月輸出、前月比で減少へ

ドイツ連邦統計局が8日発表した2012年6月の輸出高は946億ユーロで、前年同月を7.4%上回った。比較対象の11年6月に比べ営業日数が2日多かったことが大きく、営業日数と季節要因を加味した実質では前月を3.0%下回った

7月生産者物価+0.9%、上げ幅は2年来の低水準に

ドイツ連邦統計局が17日発表した2012年7月の生産者物価指数(2005年=100)は117.8となり、前年同月比の上昇率は6月の1.6%から0.9%へと低下した。上げ幅は2年2カ月ぶりの低水準。景気減速が物価を押し下げ

卸売物価、3カ月ぶりに前月比プラスに

ドイツ連邦統計局が13日発表した2012年7月の卸売物価指数は前年同月比の上昇率が2%となり、前月の同1.1%を0.9ポイント上回った。石油製品・石炭類と穀類・飼料の値上がりが反映された格好。前月比では0.3%増となり、

政府が暖房買い替え補助金などの導入検討

原子力発電の廃止を前倒しするとともに再生可能エネルギーの利用拡大と大幅な省エネを目指す「エネルギー転換政策」の実現に向け、政府が法令を少なくとも2つ準備していることが、最近のメディア報道で明らかになった。1つは洋上風力発

軍事転用可能な技術輸出で罰則強化、貿易法改正で

ドイツ政府は15日の閣議で貿易法(AWG)改正案を了承した。条文規定の簡素化や、ドイツ企業の貿易に不利なルールの廃止を通して経済競争力を強化することが最大の狙い。同時に軍事転用が可能ないわゆる「デュアル・ユーズ」技術につ

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