東欧市場における自動車工業界の動き

スロバキアのエアロモービル、4人乗り「空飛ぶ車」発表

●空飛ぶ「配車」サービス需要を見込み、27年の市場投入を計画 ●同サービスの潜在需要は北米だけでも年700億米ドルに上る 「空飛ぶ車」を開発するスロバキアのエアロモービルは15日、4人乗りの新モデル「AMネクスト」を発表

仏ルノー、モスクワ工場を再稼働

●ロシアは黒字確保のための重要市場 ●撤退する競合の多い中、仏政府も生産再開を支持 仏ルノーが21日、モスクワ工場の操業を再開した。ロシアのウクライナ侵攻を機に、競合の多くがロシア事業から撤退しているのと相反する動きだ。

クノールブレムゼ―ロシア事業を凍結―

ブレーキ大手の独クノールブレムゼは7日、ロシア事業を凍結することを明らかにした。ウクライナへのロシアの軍事侵攻を受けすでにロシア向けの供給を停止していたが、今後は現地事業も見合わせる。 具体的には露商用車大手カマズとの合

ブルガリア、今後5年でEV充電設備を1万基整備

●EV普及数は20年までに20万台、50年には350万台に増える見込み ●消費電力は1,000万MWhまで拡大 ブルガリアで5年以内に、再生可能エネルギーを電源とする電動車(EV)用充電設備が1万基整備される見通しだ。非

米フォード、トルコでEVバッテリーを合弁生産

●コチ財閥、韓国SKとの3社合弁 ●年産規模は30~45GWh、国内で生産するLCVなどに搭載する計画 米フォードがトルコ複合企業のコチ・ホールディング、韓国SKイノベーションのバッテリー子会社SKオンと合弁し、トルコで

仏ルノーのロシア子会社アフトワズ、部品不足で減産

●16日から生産ラインを部分的に再稼働、18日以降は別に計画 ●ロシアはルノーの「お得意先」、撤退は言い出せず 仏ルノーのロシア子会社であるアフトワズは10日、一時停止していたトリヤッチ本社工場とイジェフスク工場の完成車

ステランティス、ロシアでの完成車輸出入を停止

●三菱自と合弁でカルーガ工場を運営 ●三菱自はすでにロシアへの完成車輸出を停止 欧州自動車大手ステランティスは10日、ロシアにおける完成車の輸出入を停止すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受けた措置。同社は三菱自動車

ロシア新車販売、2月は4.8%減少

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は4日、同国の2022年2月の新車販売(乗用車・小型商用車)が11万4,349台となり、前年同月に比べ4.8%減少したと発表した。1~2月の累計は、前年同期比4.3%減の20万6,011

トヨタがロシア工場を停止、戦争と制裁で部品供給に問題

●サンクトペテルブルク工場ではRAV4とカムリを生産 ●ウクライナ事業については2月24日から停止 トヨタ自動車は3日、ロシアのサンクトペテルブルク工場の稼働を4日から停止すると発表した。ウクライナへの同国の軍事侵攻と欧

フォルクスワーゲン―ロシア生産と同国向け輸出を停止―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)グループは3日、ロシアでの車両生産を当面、停止すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻とそれに対する欧米などの制裁で事業継続の見通しが不透明になったためで、対露輸出も即時停止する。

シュコダ自、ロシア事業を凍結

●同社はロシア2工場で3モデルを生産 ●ウクライナからの部品供給も停滞 チェコのシュコダ自動車が3日、ロシアでの生産を停止した。親会社である独フォルクスワーゲン(VW)の決定に沿うもので、カルーガ、ニージニー・ノヴゴロド

ロシア向けの半導体、インド自動車産業に供給か

●恩恵を受けるのは欧州と韓国の自動車メーカー ●延びに延びた納期の大幅な短縮につながる見込み ロシア・ウクライナ戦争が、欧州および韓国自動車メーカーのインド拠点に思いがけない恩恵をもたらしそうだ。欧州メーカーがロシア現地

独電動商用車メーカー、ブルガリアに新工場

●小型トラックを年1,000台生産し、西欧や米国向けに輸出 ●「v500e」は走行可能距離300km、最大積載量600kg ドイツの電動商用車メーカー、セビック・システムズ(Sevic Systems)がブルガリアに新工

独ダイムラー・トラック、ロシア事業を即時凍結

●商用車最大手カマズとの提携事業をすべて凍結 ●独政府の姿勢転換、自社に対する世論の批判拡大などを受け 商用車大手の独ダイムラー・トラックは2月28日、ロシア事業を即時停止すると発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受けての

ボルボ・カーがロシア販売を停止、ABボルボは生産もストップ

●「取引を取り巻く潜在的リスク」が理由=ボルボ・カー ●ABボルボは「規制に沿ってさらなる措置をとる」方針 浙江吉利控股集団(ジーリー)傘下のスウェーデン乗用車大手ボルボ・カーは2月28日、ロシアへの出荷を当面、取りやめ

露自動車最大手、半導体部品の代替供給確保を目指す

●ロシアは半導体製品を完全に外国に依存 ●アフトワズの昨年の売上高は前年比10.4%増 ロシア自動車最大手アフトワズは2月22日、対ロ経済制裁による半導体部品の供給不足に備えた対策を講じると発表した。米国などの半導体メー

Skoda auto

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW) はこのほど、小型電気自動車(EV)「e-up!」の受注をおよそ1年ぶりに再開したと発表した。同社は、「e-up!」の需要急増で生産が追いつかず、2020年末から新規受注を一時的に

ソラリス、プラハ市からトロリーバス20編成を受注

●全長24メートルの「トロリーノ24」を受注 ●同モデルの受注台数としては過去最大 ポーランドのバス製造大手ソラリスは18日、チェコ法人のソラリスCZおよびシュコダ・エレクトリックからなるコンソーシアムが、プラハ市の公共

中国吉利、イスラエルEV市場攻略に乗り出す

●航続距離の長さと価格競争力を武器に、長期的に攻略する戦略 ●受注好調のEV「幾何C」は3万7,000ユーロから 中国自動車最大手の吉利汽車がイスラエル市場での電動車(EV)展開に意欲を燃やしている。現地子会社のロネン・

印OSM、イスラエルのEVRモータースと提携

●EVRの特許技術を採用し、自社モデル用の電気モーターを開発 ●モーターの製造はOSMのインド工場で行う インド複合企業アングリアン・オメガグループ傘下の電動三輪車メーカー、オメガ・セイキ・モビリティ(OSM)は17日、

Skoda Auto

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 は9日、ダイレクトシフト・ギアボックス(DSG)「DQ200」の累計生産が400万基に達したと発表した。シュコダは、「DQ200」をチェコ北部のヴ

トルコ、重要技術を内製化し競争力を強化

●政府の技術開発イニシアチブ「国家技術運動」の一環 ●起業、AI、宇宙開発、車などの分野でイノベーションを狙う トルコのバランク技術・産業相はこのほど、同国が産業用技術の開発でグローバルなプレイヤーになりつつあるとの認識

ハンガリー、燃料電池バスの運行試験を開始

●ソラリスの「ウルビーノ12」1台を投入して実施 ●同国は大型燃料電池バス・トラック4800台の導入を目指す ハンガリーの首都ブダペストで11日、国内初の燃料電池バス(FCバス)の運行試験が始まった。気候・エネルギー政策

シュコダ自、DQ200型ギアボックス生産数が400万基突破

●ヴルフラビー工場の日産能力は2,300基に上る ●同ギアボックスはVWグループの複数ブランド車に搭載 独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は9日、DQ200型ダイレクトシフトギアボックス(DS

ロシア新車販売、1月は3.7%減少

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は4日、同国の2022年1月の新車販売(乗用車・小型商用車)が9万1,662台となり、前年同月に比べ3.7%減少したと発表した。 ロシアの新車販売は、半導体不足による生産台数の減少や物流

ポーランドの新車電動車登録数、21年は93%増

●予算5億ズロチの購入助成プログラムが追い風に ●新車登録数全体に占める電動車の割合は約4%にとどまる ポーランドの電動車市場が勢いづいている。同国の自動車工業会(PZPM)が1月に発表した2021年の電動乗用車新規登録

チェコとスロバキア、新車・BEV販売状況に差

●チェコは新車販売が増加もBEVは減少 ●正反対のスロバキア、BEVは助成金なしの「自力」成長 チェコの新車市場は2021年、前年比1.9%増とわずかな増加にとどまった。増加が期待された完全電動車(BEV)は前年実績を6

シュコダ自、21年販売車両のCO2排出量でEU基準を達成

●「エンヤックiV」などBEVの販売好調が貢献 ●同社は排出量を30年までに20年比で50%未満に抑える方針 シュコダ自動車は1日、昨年、欧州で販売した車両の二酸化炭素(CO2)平均排出量が欧州連合(EU)の基準を下回っ

ステランティス、ロシア工場から商用バンを欧州に出荷

●欧州での商用車需要拡大を受け、3モデルを出荷 ●同社はカルーガ工場を増強する方針 欧州自動車大手ステランティスは1月25日、ロシアのカルーガ工場で生産した商用バンの欧州向け輸出を開始すると発表した。宅配業界がコロナ禍を

シュコダ自、使用済みペットボトルを使用したシート採用

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は25日、使用済みのペットボトルを原料とするポリエステル繊維を座席のシートに使用すると発表した。シュコダの電気自動車「エンヤックiV」に、内装のカス

MANがクラクフ工場拡張、車両・キャブの4分の3を生産

●拡張により生産能力が3倍に ●小型から大型トラックまで1本の生産ラインで混流生産 独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車メーカーMANは21日、ポーランド南部のクラクフ工場で生産施設拡張の定礎式を行った。コストを削減

シュコダ自、シートカバー素材にペットボトルを活用

●電動SUV「エンヤックiV」のシートカバーに採用 ●1台分の生地生産には約1,000本のペットボトルが必要 環境意識の高まりを反映し、自動車業界でも環境負荷を低減した車づくりに取り組む動きが活発化している。チェコのシュ

スロバキアの「空飛ぶ車」、耐空証明を取得

●欧州航空安全局(EASA)の規定に準じる ●同車はBMWの1.6ℓエンジン(140馬力)が動力を供給 スロバキアのクライン・ビジョン(Klein Vision)は24日、自社の開発する空飛ぶ車「エアカー」が同国運輸当局

シュコダ自、世界販売12.6%減に

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は11日、2021年の世界販売が87万8,200台となり、前年から12.6%減少したと発表した。新型コロナウイルスの世界的な流行に加え、半導体部品の

チェコでハイブリッド車の販売急増、完全EVは減少

●PHVの販売台数は89%増加 ●首位のトヨタは乗用車販売の75%がHV チェコ自動車輸入事業者協会はこのほど、2021年のハイブリッド車(HV)の販売台数が前年比82%増の2万3,000台に急増したことを明らかにした。

ロシア新車販売、21年通期は4.3%増加 1/3

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は13日、同国の2021年通期の新車販売(乗用車・小型商用車)が166万6,780台となり、前年に比べ4.3%増加したと発表した。ただ、12月の新車販売は13万3,470台と、前年同月に

ステランティス、ポーランド2工場を合併

●合併後の名称は「ステランティス・グリヴィツェ」 ●工場では今後、傘下ブランドのLCVを生産 欧州自動車大手ステランティス傘下のオペルとPSAは3日、ポーランド南部のグリヴィツェで操業する工場を正式に合併した。合併後の名

シュコダ自、地元IT大手とソフト開発の合弁設立

●30年までにデジタル転換を図る戦略の一環 ●顧客サービスの向上と次世代のEV向けソフト開発を行う フォルクスワーゲン(VW)グループのチェコ子会社であるシュコダ自動車は6日、地元IT企業のエトネテラグループと合弁会社「