ドイツ自動車工業界の動き

電動車のシェアがやや低下、PHVの失速で

ドイツ連邦陸運局(KBA)が15日発表した電動車(乗用車)の1月の新車登録台数は3万9,823台となり、前年同月(3万6,911台)を7.9%上回った。ただ、乗用車新車登録台数は8.5%増えており、新車全体に占める電動車 […]

Skoda Auto

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 は9日、ダイレクトシフト・ギアボックス(DSG)「DQ200」の累計生産が400万基に達したと発表した。シュコダは、「DQ200」をチェコ北部のヴ

Daimler Truck

独自動車大手ダイムラーの商用車部門ダイムラー・トラック は10日、電気トラック向けにデモンストレーション用の充電パークを整備すると発表した。同社のトラック工場やショールームなどがあるドイツ南西部のヴェルト・アム・ラインに

電動キックボードの保険金、平均4000ユーロ弱に

電動キックボードの利用で第三者に発生した損害への保険金支払額が2020年は平均3,850ユーロに上ったことが、独保険協会(GDV)の発表で分かった。原動機付き自転車に匹敵する額という。 ドイツでは電動キックボードの公道走

BMW―中国合弁への出資比率引き上げ完了―

高級車大手のBMWは11日、華晨中国汽車(ブリリアンス)との現地合弁会社、BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)への出資比率引き上げ計画が同日付で現地当局から承認されたと発表した。これにより出資比率は従来の50%

ダイムラー・トラック―MDAXに採用―

フランクフルト証券取引所を運営するドイチェ・ベルゼは8日、商用車大手ダイムラー・トラックを11日付でMDAXに採用すると発表した。これまでMDAXに採用されていた不動産大手アルストリア・オフィス・リートが買収され、浮動株

ドイツ乗用車新車登録、1月は8.5%増加

ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、2022年1月の国内乗用車新車登録が1万8,411台となり、前年同月に比べ8.5%増加したと発表した。昨年7月から6カ月連続の減少だったが、1月は増加に転じた。 顧客別の内訳は、法人が全

ドイツ国内生産、1月は8%増加

独自動車工業会(VDA)によると、2022年1月の国内生産は、前年同月比8%増の25万6,300台だった。7カ月連続で2ケタの減少だったが、増加に転じた。輸出も前年同月比6%増の18万9,100台と、前年同月を上回った。

フォルクスワーゲン(自動車)―コロナ一時金を支給―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は8日、ドイツ本国の従業員にコロナ一時金を支給することで従業員代表と合意したと発表した。感染リスクのあるなかで勤務したり、子供の世話を焼きながら在宅勤務するなど難しい状況下で業務を行

メルセデスベンツ―全固体電池の開発で台湾PLGと協業―

独ダイムラーの乗用車子会社メルセデスベンツは1月27日、台湾の輝能科技(プロロジウムテクノロジー=PLG)と電動車用の次世代全固体電池を共同開発することで合意したと発表した。最先端の電池を自社モデルに速やかに取り入れ、競

BMW―電動車「i3」の生産を終了―

高級車大手の独BMWが電動車「i3」の生産を7月までに終了する。販売不振を受けた措置。英『オートカー』誌が報じ、同社が追認した。 i3はBMW初の電動車で、2013年9月に販売が開始された。電気自動車(BEV)とプラグイ

ダイムラー―1日付で社名変更―

高級車大手の独ダイムラーは1日付で社名をメルセデスベンツ・グループへと改めた。商用車部門の分離・上場に伴う措置で、金融・移動サービス子会社もダイムラー・モビリティからメルセデスベンツ・モビリティへと変更された。 ダイムラ

ボッシュとVW子会社、自動運転技術を共同開発

独自動車部品大手のボッシュは1月25日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のソフトウエア子会社CARIADと自動運転技術の開発で提携すると発表した。両社の協力により、自動運転技術をVWグループのすべてのクラスの車両で

Opel/Vauxhall

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペル は18日、姉妹ブランドの英ボクスホールを含む2021年の乗用車の西欧市場におけるシェアが4.3%となり、前年から0.1ポイント上昇したと発表した。新モデル攻勢が奏功したほか、E

トヨタ―独で社用車販売を拡大―

トヨタ自動車は19日、ドイツで社用車として新車登録された同社製モデルが昨年は1万9,469台となり、前年を15%上回ったと発表した。同国の社用車新車登録台数が6.5%縮小したなかで、トヨタは台数を大幅に拡大。シェアを2.

MANがクラクフ工場拡張、車両・キャブの4分の3を生産

●拡張により生産能力が3倍に ●小型から大型トラックまで1本の生産ラインで混流生産 独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車メーカーMANは21日、ポーランド南部のクラクフ工場で生産施設拡張の定礎式を行った。コストを削減

フォルクスワーゲン―EUのCO2規制達成―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は24日、欧州連合(EU)域内(非加盟国のノルウェーとアイスランドを含む)でグループが昨年、販売した乗用車の二酸化炭素(CO2)排出量が許容上限を下回ったことを明らかにした。一昨年

MAN―クラクフ工場拡張、車両・キャブの4分の3を生産―

フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車メーカーMANは21日、ポーランド南部のクラクフ工場で生産施設拡張の定礎式を行った。コストを削減して投資資金をねん出するための措置の一環。同工場は生産能力が3倍となり、MANのトラッ

VWとボッシュ、電池セルの生産設備事業で協力

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)とボッシュは18日、電池セルの生産設備事業の立ち上げに関する趣意書(MoU)を締結したと発表した。バッテリーの生産システムを供給するほか、電池セルメーカーや電池システムメーカーの工

シュコダ自、世界販売12.6%減に

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は11日、2021年の世界販売が87万8,200台となり、前年から12.6%減少したと発表した。新型コロナウイルスの世界的な流行に加え、半導体部品の

Daimler

独自動車大手ダイムラー の高級乗用車ブランドであるメルセデスベンツは20日、米テクノロジー会社ルミナー・テクノロジーズと次世代の自動運転技術の開発で提携すると発表した。ルミナー・テクノロジーズが開発するLiDAR(ライダ

BMW―電動車充電スタートアップに出資―

高級車大手の独BMWは13日、電動車充電の独スタートアップ企業ヘイチャージ(HeyCharge)に資本参加すると発表した。ヘイチャージの技術を用いるとインターネットに接続できない場所でも充電と決済ができることから、将来性

BMW―6年ぶり高級車世界1位に―

乗用車大手の独BMWグループが12日発表した主力ブランドBMWの2021年販売台数は前年比9.1%増の221万3,795台となり、過去最高を更新した。競合メルセデスベンツ(5.0%減の205万4,962台)を抜いて高級車

BMW、独新興企業HeyChargeに資本参加

独自動車大手のBMWグループは13日、傘下の投資会社BMW iベンチャーズを通して独新興企業のHeyChargeに出資したと発表した。HeyChargeは2020年の設立。このほど実施した投資ラウンドで470万ドルの資金

Daimler

独ダイムラーの乗用車・小型商用車子会社メルセデスベンツ  は5日、電動(EV)ミニバン「EQV」のキャンピングカーモデルを発表した。モーターホーム(フルコンバージョン・キャンピングカー)分野の電動化を強化する。新モデルの

Opel

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペル は6日、ドイツのアイゼナハ工場でコンパクトSUV「グランドランド」のプラグインハイブリッド(PHV)モデル「グランドランド・ハイブリッド」の生産を開始したと発表した。電動化戦略

ビンファスト―独でEV生産へ―

ベトナム複合企業ビングループの自動車子会社ビンファストがドイツで電気自動車(EV)を生産する計画だ。独貿易・投資振興機関(GTAI)と現在、協議を進めている。実現すれば米テスラに次いで独にEV工場を持つ外資系2社目の企業

BAIC、19年からダイムラーの議決権を約10%保有

独自動車大手のダイムラーは12月13日、中国の北京汽車集団(BAICグループ)が2019年からダイムラーの議決権の9.98%を保有していると明らかにした。ダイムラーには中国の自動車メーカー、浙江吉利控股集団(Geely)

ダイムラーとBYD、合弁会社の出資比率変更へ

独自動車大手のダイムラーは12月24日、中国のバッテリー・自動車メーカー、比亜迪汽車(BYD)と設立した合弁会社の出資比率を変更すると発表した。両社は2010年に合弁会社、深センBYDダイムラー・ニュー・テクノロジー(B

ドイツ乗用車新車登録、12月は26.9%減少 1/3

ドイツ連邦陸運局(KBA)は1月5日、2021年12月の国内乗用車新車登録が22万7,630台となり、前年同月に比べ26.9%減少したと発表した。2021年通期の新車登録は、前年比10.1%減の262万2,132台となり

ビンファスト、ドイツに欧州初の工場を計画

ベトナムの自動車メーカー、ビンファストは1月6日、同社にとって欧州初となる工場をドイツに建設する計画を明らかにした。ドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)と協力し、候補地を探している。ドイツ工場では、電気自動車(乗用車、バ

独新政権、電動車の支援措置を1年間延長

ドイツ連邦経済・気候保護省のロベルト・ハーベック大臣は13日、電動車を対象とした現行の購入支援措置を2022年末まで一年間、延長すると発表した。2023年以降は、これまで以上に気候保護に寄与する電動車を支援の対象とする意

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