ドイツ自動車工業界の動き

電動車の上期登録2%減少、シェアは24.7%に拡大

ドイツ連邦陸運局(KBA)が15日発表した電動車(乗用車)の上半期の新車登録台数は30万6,383台となり、前年同期を2.0%下回った。半導体不足で生産が滞っていることが響いた格好。内燃機関車を含む乗用車全体では減少幅が […]

Opel

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペル は7日、主力の小型車「コルサ」の内燃車モデルが6月および上半期(1~6月)のドイツ小型車市場で最も売れた車だったと発表した。同月の「コルサ」の新車販売台数は約5,800台、小型

Renault

仏自動車大手のルノー は4日、コンパクトEV「ゾエ E-Tech」の2022年モデルの受注を開始したと発表した。今回発売するのは、EV「エボルーションEV50」とEV「アイコニックEV50」の2モデル。装備のバリエーショ

メルセデスベンツ―eラーニングのプラットホーム立ち上げ―

高級乗用車・バン大手の独メルセデスベンツは7日、従業員の再教育をこれまで以上に強化すると発表した。デジタル化の進展と車両の電動化を背景に業務で必要となる知識や技能が大きく変化していることを受けた措置。ザビーネ・コーライゼ

BMW―上期販売13%減少、BEVは110%増に―

独BMWが8日発表した上半期のグループ乗用車販売台数は116万443台となり、前年同期を13.3%下回った。ロシアのウクライナ侵攻、中国のロックダウン、半導体不足が響いた格好。電気自動車(BEV)は好調で、110.3%増

メルセデスベンツ―上期販売15%減少―

独乗用車メルセデスベンツが11日発表した主力ブランド「メルセデスベンツ」の上半期の販売台数は98万5,200台となり、前年同期を15%下回った。半導体不足と物流のひっ迫、中国のロックダウンが響いた格好。競合BMWは同期の

ドイツ乗用車新車登録、6月は18.1%減少 1/4

ドイツ連邦陸運局(KBA)は5日、2022年6月の国内乗用車新車登録が22万4,558台となり、前年同月に比べ18.1%減少したと発表した。1~6月の累計は、前年同期比11.0%減の123万7,975台だった。新型コロナ

ドイツ国内生産、6月は19%増加

独自動車工業会(VDA)は5日、2022年6月の国内の乗用車生産が30万2,500台となり、前年同月に比べ19%増加したと発表した。1~6月の累計生産は、前年同期比3%減の168万5,800台だった。なお、2019年と比

MAN、独ニュルンベルク工場でバッテリー生産

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車大手MANトラック・アンド・バス (MAN)は6月29日、ドイツのニュルンベルク工場で電気トラック・電気バス用のバッテリーを生産すると発表した。2025年初めから量産を開

Opel

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペル はこのほど、小型SUV「クロスランド」の累計生産が50万台を超えたと発表した。「クロスランド」は、スタイリッシュなデザインとコンパクトな設計のSUVで、2017年からスペインの

現代・起亜などに立ち入り調査、排ガス不正容疑で

韓国の現代自動車と同子会社の起亜自動車、および米サプライヤー大手ボルグワーナーの事務所を対象にドイツとルクセンブルクの検察当局が6月28日、それぞれ立ち入り調査を実施した。現代と起亜のディーゼル車に違法な排ガス制御ソフト

ガソリン2.8ユーロで50%超が運転見合わせ

ガソリンの価格が1リットル当たり2.80ユーロに達するとドイツのドライバーの50%超が運転を見合わせざるを得なくなることが、自動車部品大手コンチネンタルのアンケート調査で分かった。エネルギーを含む物価の高騰を背景に移動費

新車登録の低迷続く、6月は-18%

ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日発表した6月の乗用車新車登録台数は前年同月比18.1%減の22万4,558台となり、下げ幅は前月(10.2%)を大きく上回った。減少は4カ月連続。半導体不足による生産低迷がこれまでに引き続

独VW、EVセダンのコンセプトカー「ID. AERO」を世界初公開

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は6月27日、中国市場向けの電気自動車(EV)セダンのコンセプトカー「ID. AERO」を世界初公開した。2023年下半期に中国市場に投入する計画。欧州および北米市場向けのモデルは

シーメンス、VWの米充電インフラ子会社に資本参加

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は6月28日、独電機大手のシーメンスがVWの米充電インフラ子会社エレクトリファイ・アメリカ(EA)に資本参加すると発表した。VWとシーメンスが合計で4億5,000万米ドルをEAに投

Continental

独自動車部品大手のコンチネンタル は6月23 日、独ダイムラーの高級車部門メルセデス・ベンツの新型電動SUV「EQB」に新車装着用タイヤを供給すると発表した。今回供給するタイヤは、夏タイヤ「EcoContact 6」と高

Skoda Auto

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 はこのほど、チェコ投資会社PPFグループの子会社である重工大手シュコダ(プルゼニ)からシュコダの商標権を買収した。独業界紙『オートモビルボッへ』(

5GCroCo

国境地域における円滑な第5世代移動通信システム(5G)の利用に取り組む共同プロジェクト。ドイツ~フランス間、ドイツ~ルクセンブルク間の国境地域で5Gを活用した運転支援システムの試験を実施する。 プロジェクト予算は総額約1

BMW―中国に新工場、現地生産能力83万台に―

独高級車大手BMWの中国合弁BMWブリリアンス・オートモーティブ(BBA)は23日、瀋陽市で新工場の開所式を行った。同工場は中国の電動車市場拡大を踏まえて設置したもので、主に電気自動車(BEV)を生産する。投資額は150

フォード、西バレンシア工場で次世代EVを生産

米自動車大手のフォードは22日、スペインのバレンシア工場で次世代電気自動車(EV)を生産すると発表した。当該EVは、フォードが最初から独自に開発した初めてのEVモデルとなる。次世代EVの生産に向けては、ドイツのザールルイ

MAN Truck Bus

独フォルクスワーゲン(VW)傘下のトラック大手MANトラック・アンド・バス は15日、ミュンヘン本社の研修施設「MAN・eモビリティ・センター」が開設から1年を迎え、大型電気トラックの量産に向けた準備が順調に進んでいるこ

フォルクスワーゲン―5月グループ販売24%減に―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)が17日発表した5月のグループ新車販売台数は前年同月比23.5%減の65万8,300台となり、これまでに引き続き大幅に落ち込んだ。半導体不足に伴う生産低迷にロシアのウクライナ侵攻と

BMW―墺エンジン工場で電動パワートレイン生産へ―

高級乗用車大手の独BMWは20日、オーストリア北西部のシュタイルにある製造・開発拠点に、2030年までに総額およそ10億ユーロを投資すると発表した。これまでのエンジンに加え、新たに電動パワートレインの生産と開発を行う。

独新車登録予測、VDAが2度目の下方修正

独自動車工業会(VDA)は20日、2022年の国内乗用車新車登録台数を従来予測の前年比5%増の275万台から同3%増の270万台へと引き下げた。下方修正は5月初旬に次いで2度目。当初は280万台を予想していた。受注は好調

アウディが中国BEV企業を提訴、NIOのSUVは商標権侵害と批判

高級車大手の独アウディが中国の電気自動車(BEV)メーカー上海蔚来汽車(NIO)をミュンヘンの裁判所に提訴した。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』が報じたもので、NIOのSUVがアウディの商標権を侵害しているとしている

VW、露ニジニ・ノヴゴロド工場から撤退

独自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)は、ロシアのニジニ・ノヴゴロドにある組み立て工場から撤退する。自主的に退職を申し出た従業員には補償金を支払う。同工場は当初、期間限定で操業継続の認可を受けていたが、認可が更新されな

Opel

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペル は8日、主力の小型車「コルサ」の電気駆動(BEV)モデル「コルサ-e」が5月のドイツ電気自動車(BEV)市場で最も売れた車だったと発表した。「コルサ-e」はBEV市場で6.5%

ドイツ乗用車新車登録、5月は10.2%減少 1/4

ドイツ連邦陸運局(KBA)は3日、2022年5月の国内乗用車新車登録が20万7,199台となり、前年同月に比べ10.2%減少したと発表した。半導体など電子部品の供給不足や原料価格の上昇、ウクライナ戦争による先行き不透明感

ドイツ国内生産、5月は25%増加

独自動車工業会(VDA)によると、2022年5月の国内の乗用車生産は30万6,500台となり、前年同月に比べ25%増加した。3カ月連続で減少していたが、増加に転じた。今年5月は、前年同月に比べ営業日が2日多かったことがプ

Opel

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペル は3日、5月のドイツ市場におけるシェアが6.3%となり、前年同月から0.8ポイント上昇したと発表した。主力の小型車「コルサ」や新型「アストラ」、小型SUV「モカ」の販売が好調だ

Skoda Auto

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車 は2日、フィンランドで風力発電パークの建設支援事業に参加すると発表した。シュコダが進める環境戦略「グリーン・フューチャー」の一環で、再生可能エネル

独BMWがハンガリー工場の定礎式、次世代BEVモデル生産へ

●次世代の主力モデル「ノイエ・クラッセ」を2025年から生産 ●投資額10億ユーロ超、年産能力は15万台 高級車大手の独BMWは1日、ハンガリー東部デブレツェンに建設する完成車工場の定礎式を行った。完全電気自動車(BEV

メルセデス―電池R&D拠点を本社工場内に建設―

高級乗用車・バン大手の独メルセデスベンツは5月31日、シュツットガルト・ウンターチュルクハイム地区にある本社工場で車載電池研究・開発拠点の定礎式を行った。「メルセデスベンツ・eキャンパス」と命名された同拠点では将来世代の

中古車価格が1年で30%上昇、新車不足のしわ寄せで

中古車価格が大幅に上昇している。調査会社DATのデータをもとにdpa通信が報じたところによると、3年落ちの4月の平均価格は2万7,900ユーロとなり、前年同月を30.1%上回った。ディーゼル車は31.8%増の2万8,96

Opel

欧州自動車大手ステランティス傘下の独オペル はこのほど、超小型2人乗り電気自動車「Rocks-e」の消防車両(1台)をリュッセルスハイムの本社工場敷地内に配備したと発表した。今回配備した電気消防車は、特殊警光灯や方向指示

Daimler Truck

独商用車大手のダイムラー・トラックの金融サービス子会社であるダイムラー・トラック・ファイナンシャル・サービス は5月25日、米保険大手のマーシュとトラックおよびバス向けの自動車保険サービス事業で提携したと発表した。両社は

IDAM

金属3D積層造形に関するドイツの産学連携プロジェクト。2019年にスタートした。自動車の金属部品を3D積層造形で量産することを目標としており、プロジェクトに参加するBMWグループのミュンヘン拠点とGKNパウダー・メタラジ