欧州自動車部品工業界の動き

自部品メーカーの中国・敏実集団、セルビアに新規工場

●西部のシャバツに敷地10ヘクタールを追加購入 ●第1工場は今年4月に完工する予定 中国の自動車部品メーカー、敏実集団(Minth)がセルビア西部のシャバツに第2工場を設ける。現地のアレクサンダル・パジッチ市長によると、

TTTech Auto、2.5億ユーロの増資

オーストリアのITエンジニアリング会社ティーティーテック・グループ(TTTech)傘下のTTTech Autoは2月3日、総額2億5,000万ユーロの増資を実施したと発表した。米自動車部品大手のアプティブ(旧デルファイ)

仏ミシュラン、サマータイヤの新製品2種類を発売

仏タイヤ大手のミシュランは1月28日、夏用タイヤの新製品としてスポーツタイヤ「パイロットスポーツ5」とコンフォートタイヤ「プライマシー4+」を発売したと発表した。どちらも旧製品よりグリップ力が高められているほか、競合製品

ノキアンタイヤズ、持続可能なコンセプトタイヤを発表

フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤズは1月26日、材料の93%をリサイクル素材または再生可能資源とするコンセプトタイヤ「グリーン・ステップ(Green Step)」を発表した。タイヤ製品の持続可能性を高める方針に沿っ

TPR、イスラエルの新興エンジン企業に追加投資

●投資額500万ドルをもとに日本などでの事業を加速 ●両社は昨年春に事業提携で合意 イスラエルのアクエリアス・エンジンズは1日、エンジン部品大手のTPRから500万米ドルの追加投資を受け入れたと発表した。この資金を活用し

スイスの自動車部品大手オートニウム、21年は2.3%減収

スイスの自動車部品大手オートニウムが21日発表した2021年通期(1-12月)の売上高は17億40万スイスフランとなり、前年に比べ2.3%の減収となった。世界的な半導体部品の不足により、特に主力の北米市場で自動車生産が停

VWとブローゼ、ポーランドのシート合弁会社が始動

●VW子会社のジーテヒにブローゼが50%出資する形で発足 ●ポーランド、ドイツ、チェコ、中国を合わせた全8拠点を運営 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)と部品大手ブローゼがポーランドに設立した合弁会社ブローゼ・ジーテ

豪資源大手リオ・ティント、セルビアのリチウム開発に遅れ

●長引く許認可手続きと、環境保護上の反対運動が理由 ●EVサプライチェーンを構築する政府の目論見に黄信号 豪資源大手のリオ・ティントは18日、セルビアにおけるリチウムの生産開始が2027年に遅れる見通しを明らかにした。許

Alstom

仏鉄道車両・設備大手のアルストム は12月17日、深圳宝安国際空港のサテライトホールの開設と同時に、アルストムのイノビア自動無人運転車両(APM)システムが旅客輸送サービスを開始したと発表した。深圳宝安国際空港は利用者数

伊藤忠、英廃タイヤ回収・加工大手を買収

伊藤忠商事(東京都港区)は12月20日、英国の廃タイヤ回収・加工大手マーフィッツ・グループの全株式の取得ついて同月17日に基本合意したと発表した。株式取得は、伊藤忠商事の事業投資先である英タイヤ卸・小売事業会社EUROP

Continental

独自動車部品大手のコンチネンタル は6 日、英高級車メーカーのジャガー・ランドローバー(JLR)の電気自動車(EV)「I-PACE(アイペース)」に新車装着用タイヤとして「PremiumContact 6」を供給すると発

新たな成長モデルが求められる中東欧=WIIWレポート

●西欧へのキャッチアップ型の成功モデルは限界に ●イノベーションに基づく新しい経済モデルの創出が必要 製造業を中心に着実に成長してきた中東欧諸国が課題に直面している。最近では独フォルクスワーゲン(VW)グループがチェコ工

マレリ、30年までにオペレーション部門で炭素中立

自動車部品大手のマレリ(旧カルソニックカンセイ)は11月30日、2030年までにオペレーション部門(スコープ1およびスコープ2)におけるカーボンニュートラル(炭素中立)を達成する計画を発表した。省エネ、再生可能エネルギー

ハイドロジェンプロ、中国THMと合弁設立

水素を生成する電気分解装置を開発・生産するノルウェーのハイドロジェンプロ(HydrogenPro)は17日、中国のTianjin HQY Hydrogen Machinery(THM)と合弁会社の設立について合意したと発

ノキアンタイヤ、需要増加で本社工場の生産増強

フィンランドのタイヤ大手ノキアンタイヤは17日、本社工場を3交代制の連続操業とし、生産を強化していると発表した。乗用車用タイヤの需要増加を受けた措置。併せて80人を新たに雇用し、2022年年初からは週7日・5交代制に移行

仏POと墺AVL、中・高出力の燃料電池システムの開発で協力

仏自動車部品大手のプラスチック・オムニウム(PO)とオーストリアのエンジニアリング会社AVLは23日、中・高出力の燃料電池システムの開発で協力すると発表した。これによりPOは、2022年から幅広い車両カテゴリー向けに様々

豪ヴォルトがセルビア企業を買収、リチウム業界参入狙い

●自社株3,605万株と引き換えに、鉱山開発免許の取得権を得た ●セルビア国内の2鉱区が免許の対象 アノード(電極)材料の開発を手がける豪ヴォルト・リソーシズが、ロパ・インベストメンツ(ジブラルタル)との取引により、セル

オートリブ、日本の拠点再編・中部地域に新工場建設

スウェーデンの安全システム大手オートリブは12日、日本における拠点の再編計画を発表した。中部地域に新工場を建設する一方、既存の2工場を閉鎖する。新工場は2023年第3四半期末までに操業を開始し、既存の2工場は、2023年

マルヤス工業とベンテラー、EGRクーラーの開発・生産で協力

オーストリアの自動車部品大手ベンテラーとマルヤス工業(本社:名古屋市)は11日、内燃エンジン車の排ガスに含まれる有害物質の削減に寄与する排気再循環(EGR)クーラーの開発・生産で協力すると発表した。両社の生産能力と技術を

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