スウェーデンのボルボ・カーズは4月24日、ヨーテボリのトゥーシュランダにある工場に新たな車体工場を開設したと発表した。これにより、同工場の年産能力は20万台から30万台に拡大する。
新工場の床面積は2万4,000平方メートルで、2015年第1四半期に発売される新型「XC90」の生産を手がける。この新型XC90は、ボルボの新世代プラットフォーム「スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー(SPA)」を採用する初のモデルとなる。
今年で開設から50年目を迎えたトゥーシュランダ工場は、従業員3,000人を擁するボルボ・カーズの主力工場のひとつ。同社は長期的に世界販売台数を年間80万台に伸ばすことを目標に掲げており、トゥーシュランダ工場の生産能力増強は、目標達成に向けた大きな一歩だと説明している。