EUウオッチャー

欧州委、モンテネグロの加盟候補国認定を勧告

欧州委員会は9日発表したEU拡大に関する年次報告書で、モンテネグロを加盟候補国として認定することを勧告した。同国はEU加盟国による承認を経て、正式に加盟候補国となる見通しで、悲願のEU加盟に向けて大きく前進した。 \ 2 […]

EUが台湾市民にビザ免除、欧州議会が承認

欧州議会は11日の本会議で、台湾の市民がEUを旅行する際のビザ(査証)取得義務を免除することを賛成多数で承認した。90日以内の短期滞在であれば、バスポートだけでEU域内に入り、各加盟国を訪れることができるようになる。ビザ

モンテネグロ、「裕福な外国人に市民権」計画を凍結

EU加盟を目指すモンテネグロが、国内に多額の投資をした外国人に市民権を与える計画を凍結した。外務省高官が8日、AP通信に明らかにした。EUが域内のルールに抵触する恐れがあるとして難色を示したのを受けたもので、中止はしない

欧州委が新通商戦略を発表、アジアとの貿易拡大など柱

欧州委員会は9日、向こう5年間の通商政策の指針となる新戦略を発表した。世界貿易機関(WTO)多角的通商交渉(ドーハ・ラウンド)の早期妥結を目指す一方、インドなど新興国との自由貿易協定(FTA)の締結交渉を加速させることな

日本とEPAに向けた閣僚級協議、首脳会談で合意

菅直人首相は12日、ソウルでEUのファンロンパイ大統領(首脳会議常任議長)らと会談し、来春の日本・EU定期首脳会議で経済連携協定(EPA)締結交渉を開始することを提案した。両首脳は交渉に先立ち、年明けにも担当閣僚による協

英トワイニング、ポーランド移転めぐる補助金に疑問符

英国の老舗の紅茶製造・販売会社トワイニングが、生産施設を英国からポーランドに移管するのに伴い、EUの地域開発基金から補助金を受給したことをめぐり、欧州委員会はこのほど、補助金支給を認めたポーランド政府に確認をとっているこ

9月のユーロ圏鉱工業生産、前月比0.9%低下

EU統計局ユーロスタットが12日発表したユーロ圏の9月の鉱工業生産指数(季節調整済み)は前月比で0.9%低下し、3カ月ぶりにマイナスとなった。マイナス幅は過去18カ月で最大。耐久消費財が3%低下するなど、全部門で低迷した

冠捷科技によるフィリップスの中国TV事業取得を承認

欧州委員会は9日、香港のテレビ受託生産大手、冠捷科技(TPVテクノロジー)がオランダ電機大手フィリップスの中国におけるカラーテレビ販売権など取得する計画を承認したと発表した。 \ フィリップスは9月、中国でのカラーテレビ

仏クレディ・アグリコルの伊銀支店網取得を承認

欧州委員会は11日、仏大手銀行クレディ・アグリコルが伊同業インテサ・サンパオロのイタリア国内支店の一部およびインテサが出資するリテール(小口金融)銀行の伊カサ・ディ・リスパルミオ・デラ・スペツィアを取得する計画を承認した

産業施設の汚染物質排出規制、加盟国承認で年内発効へ

EU加盟国は8日の閣僚理事会で、域内の産業施設から排出される汚染物質を規制するための指令案を承認した。エネルギー、金属、化学、廃棄物処理など幅広い分野の産業施設について、利用可能な最善技術(BAT)の導入状況を許認可プロ

欧州委が来年の漁獲規制案提示、タラの漁獲量は50%削減

欧州委員会は11日、大西洋と北海を中心とした来年の漁獲規制案を提示した。漁獲量は「漁業に関する科学技術経済委員会(STECF)」の科学的助言に基づき、加盟各国や漁業関係者と作業方法を話し合った。全体では漁獲量を10%削減

英ボーダフォン、ソフトバンク権益を売却

携帯電話サービス世界最大手の英ボーダフォンは9日、2006年の日本法人売却時にソフトバンクから得た権益を総額31億ポンド(4,125億円)でソフトバンクに売却すると発表した。対象となるのはソフトバンク子会社BBモバイルの

仏ダノン、ミネラル水事業売却で日本企業と交渉か

9日付の米ウォール・ストリート・ジャーナル紙が、仏食品飲料大手のダノンがミネラルウオーター事業の売却について日本企業と交渉中だと報じた。消息筋から情報を伝えたもので、交渉相手にはキリンホールディングス、アサヒビール、サン

森精機、ギルデマイスターへの出資拡大

工作機械大手の独ギルデマイスターは7日、戦略提携先の森精機が同社への出資比率を引き上げることを明らかにした。ギルデマイスターが来年上半期に実施する増資を森精機が引き受ける。森精機の出資比率がどの程度になるかは不明。ギルデ

独エーオン、欧州外市場の開拓強化へ

独エネルギー大手のエーオンは10日、収益力の強化に向けた新しい事業戦略を発表した。急速な成長が期待できる欧州域外の事業を大幅に増強するほか、市場環境の変化に対応して事業構造をスリム化することが柱。これに伴い既存事業の選別

シーメンス(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第4四半期)決算の最終損益は3億9,600万ユーロの赤字となったが、赤字幅は前年同期の10億6,000万ユーロから63%減少。リストラ費用がかさんだものの、エネルギー関連部門を中心に需要が回復し、収

コメルツバンク(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算で1億1,300万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(10億6,000万ユーロ)から黒字に転換。貸倒引当金が33%減少したことに支えられ、収益が改善した。ただ、リテール事業は不振

アリアンツ(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は12億7,000万ユーロで、前年同期から8.8%減少。資産管理部門は増益となったが、保険部門が不振で収益が悪化した。 \

ミュンヘン再保険(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は7億6,400万ユーロで、前年同期から19%増加。保険金支払いが予想を下回ったほか、投資収益が拡大し、増益を確保した。 \

ドイツポスト(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は2億2,600万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(8,300万ユーロ)から回復。国際貨物の取り扱いが急増し、収益が改善した。売上高は14%増の128億ユーロ。 \

クレディ・アグリコル(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は7億4,200万ユーロで、前年同期の2.6倍に増加。貸倒引当金が18%減の9億7,300万ユーロに縮小したことが大きな増益要因となった。 \

バークレイズ(2010年7-9月期決算)

2010年7-9期(第3四半期)決算の税引き前利益は3億2,700万ポンドで、前年同期から76%減少。自社債務の評価替え損で投資銀行部門が赤字に転落したことが響いた。 \

テレフォニカ(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は50億6,000万ユーロで、前年同期の18億8,000万ユーロから急増。中南米事業が好調だったほか、保有するブラジル最大の携帯電話サービス会社ヴィーヴォの株式の値上がりで収

EADS(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算で1,300万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(8,700万ユーロ)から黒字に転換。航空機部門エアバスの納入が増え、収益が改善した。売上高は18%増の112億ユーロ。 \

INGグループ(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は3億7,100万ユーロで、前年同期から26%減少。米保険事業の評価損が膨らみ、収益を圧迫した。 \

カールスバーグ(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は19億5,000万クローネ(3億6,400万ドル)で、前年同期から30%増加。欧州で夏の猛暑でビール消費量が増えたことが追い風になった。売上高は8%増の177億クローネ。

ウニクレディト(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は3億3,400万ユーロで、前年同期から15%減少。貸倒引当金は減ったものの、トレーディング部門が不振で減益となった。 \

洗濯用洗剤のリン酸塩使用禁止、欧州委が法案発表

欧州委員会は4日、洗濯用洗剤のリン酸塩使用をEU全域で禁止する法案を発表した。水質汚染防止策の一環で、2013年1月からの実施を目指す。 \ 今回の規制は、リン酸塩を含む排水が河川、湖、海の富栄養化を招き、赤潮などの被害

明治安田生命、独保険3位と戦略提携

明治安田生命は5日、独総合保険大手のタランクスと戦略提携することで合意したと発表した。タランクスが発行する転換型永久劣後債を3億ユーロで取得するほか、中東欧を中心に国際市場の開拓でも協働していく。 \ 両社はタランクスの

三菱UFJ、英RBSの開発金融部門買収で交渉中

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が英大手銀行ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)のプロジェクトファイナンス(開発金融)部門を買収する方向で交渉を行っていることが3日明らかになった。英フィナンシャ

独州立銀2行の合併協議が中止に

経営難にある独州立銀行ウェストLBとバイエルンLBは4日、6週間前から進めてきた合併協議を中止したと発表した。両行の合併は経営基盤の弱い州立銀業界の全面再編につながると期待されていただけに、政界内には失望感が広がっている

BMWが2013年からEV量産、新工場に4億ユーロ投資

高級車大手独BMWのライプチヒ工場で5日、環境に優しい電気自動車(EV)を生産する新工場棟の起工式が行われた。式典には地元ザクセン州のティルリヒ首相のほか、メルケル独首相や米ワシントン州知事も参列しており、EV事業のかけ

スペインBBVA銀、トルコのガランティ銀に出資

スペイン大手銀行のバンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア(BBVA)は2日、トルコのガランティ銀行に24.9%を出資することで合意したと発表した。スペイン市場への依存度を減らし、海外展開を拡大する戦略の一環だ。 \

BMW(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は8億7,400万ユーロで、前年同期の7,800万ユーロから11倍に拡大。販売が中国で急増したほか、米国での需要が回復し、収益を大きく押し上げた。売上高は35.6%増の159

コンティネンタル(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算で1,410万ユーロの純利益を計上し、前年同期の赤字(10億4,000万ユーロ)から黒字に転換。中国など新興市場での需要が急増し、収益が回復した。売上高は22%増の64億9,000万

メトロ(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は1億4,900万ユーロで、前年同期の6,700万ユーロから急増。中東欧での売上げが急回復したほか、コスト削減も奏効し、大幅増益を達成した。売上高は4.5%増の163億ユーロ

BNPパリバ(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は19億1,000万ユーロで、前年同期から46%増加。投資銀行部門は不調だったが、リテール銀行部門が米国で黒字に転換するなど好調で、収益を押し上げた。貸倒引当金が47%減少し

ソシエテ・ジェネラル(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の純利益は8億9,600万ユーロとなり、前年同期の4億2,600万ユーロから急増。貸倒引当金を39%減の9億1,800万ユーロまで圧縮したことが大きな増益要因となった。 \

アルカテル・ルーセント(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は2,500万ユーロの黒字となり、前年同期の赤字(1億8,200万ユーロ)から改善。インフラ機器の販売が好調だったほか、年金絡みの特別利益も計上し、収益が向上した。売上高は

BP(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)決算の最終損益は17億9,000万ドルの黒字となり、米メキシコ湾の原油流出事故で巨額の損失を出した前期の赤字(172億ドル)から改善した。ただ、原油流出事故関連のコストが77億ドルに達し

ユニリーバ(2010年7-9月期決算)

2010年7-9月期(第3四半期)の純利益は12億5,000万ユーロで、前年同期から19%増加。新興市場を中心に販売が伸びたほか、コスト削減、ユーロ安効果もあって増益を確保した。売上高は13.2%増の115億ユーロ。 \

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