欧州委員会動向、EU域内産業・サービス・政策をウオッチ

2015/10/12

東欧・ロシア・その他

GSユアサ、トルコのバッテリー最大手に資本参加

この記事の要約

自動車用バッテリー大手のGSユアサ(本社:京都)は7日、トルコ同業で業界最大手インヂ・アク(Inci Aku)の発行済み株式50%を取得したと発表した。同社との提携の一環で、社名をインジGSユアサ(Inci GS Yua […]

自動車用バッテリー大手のGSユアサ(本社:京都)は7日、トルコ同業で業界最大手インヂ・アク(Inci Aku)の発行済み株式50%を取得したと発表した。同社との提携の一環で、社名をインジGSユアサ(Inci GS Yuasa)に改め、新体制で事業を開始する。新会社の資本金は5,300万トルコリラ(約1,610万ユーロ)で、従業員数は644人。投資額は明らかにしていない。

GSユアサは、新会社を通して需要が伸びているトルコ国内の販売を拡大するとともに、これまで手薄だった欧州、中東、北アフリカなどへの輸出を強化する。同社は自動車用バッテリー市場シェアを現在の7%から10%超に拡大する目標を掲げており、同地域での事業拡大が大きく貢献することを期待する。

インヂは、GSユアサの国際市場での強みや多様な製品ラインナップ、最新のバッテリー技術のノウハウを後ろ盾に市場シェア拡大を狙う。今後、同国西部のマニサ工場でユアサの製品も生産し、輸出額を5年以内に2倍に増やす計画だ。