欧州経済ウオッチャー

シーメンス子会社、コロナの迅速検査キットを投入

独シーメンスの医療機器子会社シーメンス・ヘルシニアーズは14日、新型コロナウイルスに感染したかどうかを調べる迅速抗原検査キットを市場に投入したと発表した。わずか15分で結果が出る。専門家でなくても検査を行えるメリットもあ […]

エアバスと独自動車部品大手が合弁、航空機用燃料電池開発で

自動車部品大手の独エルリングクリンガーは14日、欧州航空機大手のエアバスと提携で合意したと発表した。合弁会社を設立してエアバスが実用化を目指す航空機向けに燃料電池スタックを開発する。 エアバスは9月下旬、水素を燃料とする

ポーランドEC最大手アレグロ、ワルシャワ証取に上場

ポーランドの電子商取引(EC)最大手アレグロが12日、ワルシャワ証券取引所に上場した。初日の取引は公募価格(43ズロチ)を大きく上回る65ズロチで開始。一時は71ズロチまで値上がりした。初値を基にした時価総額は660億ズ

ポーランド、日曜閉店法緩和を検討

ポーランド政府は13日、日曜閉店法の緩和を検討していることを明らかにした。新型コロナウイルスの新規感染者が連日、過去最多記録を更新していることを受けたもので、小売店の開店時間を延ばして混雑を防ぐ狙いがある。 ポーランドは

ポーランド・ハンガリー商工会議所、ワルシャワに開設

ポーランドのワルシャワで13日、ポーランド・ハンガリー商工会議所が開設された。同商工会議所はポーランドとハンガリー間の経済関係強化を目的としたもので、ハンガリーの輸出促進機関「CED」やポーランドの関係機関と連携していく

仏エア・リキード、ポーランドで空気分離装置受注

仏工業ガス大手エア・リキードはこのほど、ポーランドの鉱業会社ポルスカ・ミエズが同国西部のグウォグフで運営する工場に空気分離装置(ASU)を設置すると発表した。投資額は約4,000万ユーロ。 設置するASUは日量1,200

ルノー傘下のダチア、初のEVを発表

仏自動車大手ルノーのルーマニア子会社ダチアは15日、初の電気自動車(EV)「ダチア・スプリング・エレクトリック」を発表した。小型SUVの同モデルは4人乗りで、2021年春の発売を予定する。販売価格は明らかにされていないも

ラトビア通信サービス大手LMT、5Gルーターを共同開発

ラトビアの移動体通信サービス大手LMTとITサービスのミクロティクが第5世代移動通信(5G)の関連技術開発に共同で取り組んでいる。LMTのリデーレ広報担当がこのほど現地通信社LETAに明らかにしたもので、先ごろ両社の共同

ロシア中銀、仮想通貨発行を検討

ロシア中央銀行は13日、デジタル通貨に関する報告書を発表し、ルーブル建ての中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行を検討していることを明らかにした。利用者が通貨を電子財布(ウォレット)に自由に出し入れしたり、モバイル機器で

欧州医薬品庁、米独連合のコロナワクチンも逐次審査開始

欧州医薬品庁(EMA)は6日、米製薬大手ファイザーと独バイオ医薬品会社ビオンテックが共同開発している新型コロナウイルス用ワクチンについて、試験データを順次審査する「逐次審査」を開始したと発表した。新型コロナワクチンでの逐

EU、米モデルナからもワクチン調達へ

欧州委員会は24日、米バイオ医薬品大手モデルナと新型コロナウイルス用ワクチンの調達をめぐる予備的交渉を終えたと発表した。EUによるコロナ用ワクチン調達が決まったのは5社目となる。 モデルナはメッセンジャーRNA(mRNA

EU、コロナワクチン調達でJ&Jとも正式契約

米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は8日、同社が開発中の新型コロナウイルス用ワクチンの調達についてEUの欧州委員会と正式契約したと発表した。EUによるコロナワクチン調達の正式契約は3件となる。

欧州委がレムデシビルを追加調達、3400人分を確保

欧州委員会は7日、米バイオ医薬品企業ギリアド・サイエンシズから新型コロナウイルスの治療薬として使われている抗ウイルス薬「レムデシビル」を追加調達する契約を結んだと発表した。EUで新型コロナの患者が増え、レムデシビルが不足

財政規律の適用停止、21年末まで継続へ

欧州委員会のジェンティローニ委員(経済担当)は5日、新型コロナウイルスの感染拡大による経済危機に対応するため、EU加盟国の財政赤字を厳しく制限する財政規律の適用を一時的に停止する措置を2021年末まで継続すると発表した。

ユーロ圏の小売業売上高、8月は3.7%増

EU統計局ユーロスタットが5日に発表したユーロ圏の8月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比で3.7%増となり、2カ月ぶりにプラスに転じた。7月は速報値で0.4%増となっていたが、0.1%減に下方修正された。(

ユーロ圏生産者物価、8月は2.5%下落

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の8月の生産者物価(建設業を除く)は前年同月比で2.5%の下落となった。下落は13カ月連続。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響は緩和されつつあり、下げ幅は7月の3.1

ユーロ圏住宅価格、4~6月は5%上昇

EU統計局ユーロスタットが7日に発表したユーロ圏の2020年4~6月期の住宅価格は、前年同期比で5.0%の上昇となり、上げ幅は前期の5.1%をわずかに下回った。EU27カ国ベースの上昇率は5.2%だった。(表参照) 上昇

ユーロネクスト、イタリア取引所買収で合意

フランスを本拠とする欧州の多国籍取引所ユーロネクストは9日、ロンドン証券取引所(LSE)傘下のイタリア取引所を買収することで合意したと発表した。買収額は43億2,500万ユーロ。2021年上期の買収手続き完了を見込む。

ドイツ取引所がDAXを改革、銘柄を30から40に拡大

フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所は5日、優良銘柄で構成するドイツ株価指数(DAX)を改革すると発表した。採用銘柄を30社から40社に増やすことが最大の柱。金融サービス大手ワイヤーカードのスキャンダルなどで浮

伊電子決済サービス2社が合併、欧州最大級の事業者に

イタリアの電子決済サービス大手ネクシは4日、伊同業SIAと合併で合意したと発表した。誕生する新会社は売上高が18億ユーロに上る欧州最大級の電子決済サービス会社となる。 両社は株式交換方式で合併する。事実上はネクシがSIA

NEC、スイス金融ソフト大手のアバロクを買収

NECは5日、スイスの金融機関向けソフトウエア大手アバロクを買収すると発表した。アバロクの親会社であるオランダの持ち株会社の全株式を20億5,000万スイスフラン(約2,360億円)で取得する。金融業界のデジタル化推進を

テリアが国際通信事業を売却、負債削減と配当に売却益充当

スウェーデンの通信大手テリアは6日、国際通信事業のテリア・キャリアをインフラ分野に特化した投資会社プールヘム・インフラに売却することで合意したと発表した。売却額は94億5,000万スウェーデンクローナ(約1,135億円)

仏ダノンがヤクルトの全株式を売却、提携は継続

仏食品大手ダノンは6日、保有するヤクルト本社の全株式を売却すると発表した。財務強化が目的で、売却額は600億円程度となる見込みだ。今後も提携は継続することでヤクルトと合意した。 ダノンはヤクルトと2004年に戦略的提携を

ヤマハ発動機、伊の二輪車エンジン子会社を売却

ヤマハ発動機は8日、自動二輪車用エンジンの製造を手掛けるイタリア子会社のモートリ・ミナレリを売却すると発表した。業務提携している伊自動二輪車・電気自動車メーカーのファンティックモーターに全株式を譲渡する。売却額は明らかに

伊インテーザ銀、スイスのプライベートバンクを買収

イタリア大手銀行のインテーザ・サンパオロは5日、プライベートバンキング(PB)部門のフィデウラムがスイス同業レイルを買収することで合意したと発表した。株式69%を取得し、スイスのPB子会社であるインテーザ・サンパオロ・プ

三井化学、コーティング材の独社を買収

三井化学は6日、超撥水・反射防止コーティング材料の製造・販売・研究を手がける独COTECを買収したと発表した。メガネレンズ向けコーティング・ソリューションの強化が狙い。グループ会社の米SDCテクノロジーズを通じて、1日付

アルセロール・ミタル、クラクフの一次製品生産施設を閉鎖

鉄鋼世界最大手のアルセロール・ミタル(ルクセンブルク)のポーランド子会社は8日、南西部クラクフにある鉄鋼一次製品の生産施設を閉鎖すると発表した。同拠点の溶鉱炉と製鉄所は世界的な鉄鋼需要の縮小の影響で昨年11月から操業停止

独ザルトリウス、スロベニアのバイオ企業を買収

医薬品製造機器や実験室用機器の有力企業である独ザルトリウスは2日、スロベニアのバイオテクノロジー企業BIAセパレーションズを3億6,000万ユーロで買収すると発表した。取引額のうち2億4,000万ユーロを現金で、1億2,

英フィンテック大手、スロベニアのソフト開発企業を買収

英フィンテック企業のエヌチェーンはこのほど、スロベニアのソフトウエア開発企業イコールアイズを買収すると発表した。ブロックチェーンを利用したシステムなどへのアクセスを容易にするソリューションの開発が目的。買収額は明らかにし

露ヤンデックス、慈善団体などに技術・サービスを無料提供

ロシアIT大手のヤンデックスは6日、新型コロナ危機での社会支援を目的としたイニシアチブ「ヘルピングハンド」を、慈善団体や非営利組織(NPO)の支援のための常設ESG(環境・社会・ガバナンス)活動として組織化すると発表した

トルコ複合企業オヤック、傘下の化学2社を合併

トルコの複合企業オヤック・グループは5日、傘下の化学2社を合併したと発表した。新会社の名称はアクデニズ・ケムソンで、塩化ビニル(PVC)安定剤メーカーとして世界トップの座につく。 オヤックはイズミールを本拠とするアクデニ

アストラゼネカの新型コロナワクチン、EMAが逐次審査に着手

欧州医薬品庁(EMA)は1日、英アストラゼネカと英オックスフォード大が共同開発している新型コロナウイルスのワクチンについて、正式な承認申請に先立ち試験データを順次審査する「ローリングレビュー(逐次審査)」を開始したと発表

ユーロ圏インフレ率、2カ月連続マイナスに

ユーロ圏でコロナ禍に伴うデフレ懸念が強まっている。EU統計局ユーロスタットが2日に発表した9月のインフレ率(速報値)は前年同月比で0.3%下落し、2カ月連続のマイナスとなった。マイナス幅は前月の0.2%を上回り、インフレ

8月のユーロ圏失業率、8.1%に上昇

EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏の8月の失業率は8.1%となり、前月の8.0%から0.1ポイント悪化した。失業率の上昇は4カ月連続。各国はコロナ禍で景気が落ち込む中、雇用支援策を講じているが、失業者の増加

国家補助ルールの一時緩和、21年6月末まで延長へ

欧州委員会は2日、EUの国家補助に関するルールを一時的に緩和する措置の延長を加盟国に提案した。同措置は新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた企業を支えるため3月に決まったもので、2020年12月31日が期限となっていた

ウーバー、ロンドンでの営業継続可能に

英ロンドンの裁判所は9月28日、配車サービス大手の米ウーバー・テクノロジーズによる同市での営業継続を認める判決を下した。ロンドン交通局は2019年、営業免許の更新を拒否したが、今回の決定で1年半は営業を続けることができる

VW、コロナ禍で構造改革を加速

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW)は9月30日、従来型の自動車メーカーからの脱皮に向けた取り組みを強化する意向を表明した。ヘルベルト・ディース社長は株主総会で、「コロナ禍を理由に改革を遅らせるのではなく、加速する」

独ワイヤーカードのルーマニア事業、ポルトガル企業が買収

ポルトガル決済サービス大手SIBSは9月28日、6月に経営破綻した独ワイヤーカードのルーマニア法人を買収した。東欧市場での地位強化が目的。取引額は明らかにされていない。ルーマニア法人のワイヤーカード・ルーマニア事業は親会

中国レノボ、ハンガリーに工場建設

中国パソコン大手のレノボ(聯想集団)がハンガリーのブダペスト郊外のユレーに工場を建設する。投資額は82億フォリント(2,470万ユーロ)で、政府から20億フォリントの助成を受ける。稼働開始は来春の予定。1,000人の雇用

露ネット通販最大手、ウクライナでサービス開始

ロシアのネット通販最大手ワイルドベリーズは1日、ウクライナでサービスを開始した。ネット通販市場が急成長しているウクライナへの進出で、海外事業拡大を加速させる。 同社はウェブサイト「wildberries.ua」とスマート

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