ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)が8日発表した2012年9月の国内新車販売(乗用車・小型商用車)は25万9,582台となり、前年同月に比べ10%増加した。ただ、8月の伸び率(15%)を大きく下回った。1~9月の累計は前年同期比14%増の218万7,797台だった。
\AEB自動車製造業者委員会(AMC)のシュライバー会長は9月の販売実績について、「ロシア市場では前年の伸び率を上回る好調期は今や過ぎ去った。しかし、他の欧州市場の状況と比べれば、10%増は見事な実績である」とコメントした。
\9月の登録台数をメーカー・ブランド別に見ると、国内自動車最大手アフトワズのラーダは前年同月比1%減の5万168台に低迷したものの、首位をキープ。以下、シボレー(1万8,497台、21%増)、起亜(1万6,544台、38%増)、現代(1万5,221台、1%減)、フォルクスワーゲン(1万4,047台、17%増)などが続いた。日本勢では日産の1万3,666台(9%増)が最も多く、トヨタが1万2,673台(26%増)で続いた。
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