欧州債務危機が長期化する中、ラトビアは2014年初めのユーロ導入を目指している。ドンブロフスキス首相が英『フィナンシャル・タイムズ』紙に明らかにしたもので、通貨同盟加盟に必要な条件はすべてクリアしているという。実現すれば2011年のエストニアに続き、18カ国目の参加となる。
\ラトビアは金融危機の影響で2008年、09年と深刻な打撃を受けた。政府は緊縮財政で対応し、09年の国内総生産(GDP)は前年比で18%も縮小した。
\その後、経済は回復し、欧州連合(EU)の中でも高い成長率を記録するまでに至っている。EUのレーン通貨担当委員も先ごろ、ラトビアがユーロ導入条件を満たしている可能性はかなり高い」との見方を表明した。
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