ドイツのアルミホイール製造大手ユニホイールズがワルシャワ証券取引所に上場する。ポーランドにおける生産事業強化に向けた資金調達が目的で、22日に募集期間が終了し、来月7日から取引を開始する予定だ。
ユニホイールズは本社こそドイツにあるものの、主要な生産拠点はポーランド南東部のスタロバ・ボラに置いている。これまで2工場を運営し、1,800人を雇用する。
目標とする公募価格は1株119ズロチで、実現すれば6,750万ユーロが調達できる。この資金で第3工場を整備する計画だ。
ユニホイールズは1996年の創立。一般向けも手がけるが、売上の8割は自動車メーカーとの取引が占める。顧客にはドイツのアウディ、BMW、メルセデスベンツのほか、英ジャガー、仏PSA、スウェーデンのボルボなどが名を連ねる。
昨年は720万本を販売し、売上高で前年比7.5％増の3億6,300万ユーロを計上した。営業利益（EBIT）は3,260万ユーロと前年実績を38％も上回った。（1PLN＝31.94JPY）
