2015/11/25

ハンガリー

独航空部品メーカーのディール、ハンガリー工場拡張

この記事の要約

ドイツ複合テクノロジー企業ディールの航空機部品事業であるディール・エアロシステムズは18日、ハンガリー北東部にあるニールバートル工場で新工場棟を開所した。主にエアバスA380型機の部品を生産する。 新工場棟は床面積6,6 […]

ドイツ複合テクノロジー企業ディールの航空機部品事業であるディール・エアロシステムズは18日、ハンガリー北東部にあるニールバートル工場で新工場棟を開所した。主にエアバスA380型機の部品を生産する。

新工場棟は床面積6,600平方メートルで、既存の工場棟を合わせて面積が約1万平方メートルに増床した。生産品目を増やし、生産量も拡大する。雇用も2018年末までに現行の330人から675人に増員する。投資額は約1,000万ユーロ。以前の発表によると、今回の投資で同工場の年間売上高が3,000万ユーロ超へ倍増する見込みだ。

ディール・アエロシステムズは2012年、500万ユーロを投じて旧自動車用電線工場を買収してニールバートルに進出した。これまでは主にエアバスA320、A330型機の荷物収納棚、乗員休憩室、ダクトなどの部品を手がけてきたが、今後はA350、A380型機向けにも生産する。