東欧経済ニュース

欧州委員、域内の半導体産業強化へ「数百億ユーロ投資」

●EUは30年までに半導体市場シェアを20%に引き上げる目標 ●「EUを半導体の純輸出国に」=欧州委のブルトン氏 欧州委員会のブルトン委員(域内市場担当)は1月27日、世界的な半導体不足を踏まえ、数百億ユーロを投じて域内 […]

ウルトラキャパシタのスケルトン、新たに3,760万ユーロを獲得

●獲得資金は独工場のキャパシタ製品の生産拡大に振り向ける ●これまでの調達額は2億ユーロを超える ウルトラキャパシタ(電気二重層キャパシタ)の開発製造を手掛けるエストニアのスケルトン・テクノロジーズは1月28日、シリーズ

露データセンター大手、1.9億ドルを調達

●露データセンター業界における資金調達として過去最大規模 ●イクセレレートは業界第3位 ロシアのデータセンター大手イクセレレート(IXcellerate)が、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ政府系ファンドのムバダラ、

イスラエルのスタートアップAIR、個人用eVTOLを開発

●「エア・ワン」は4基のプロペラで飛行 ●2年以内に20万ドルで発売の予定 イスラエルのスタートアップ企業AIRは1月26日、地上走行の可能な電動垂直離着陸機(eVTOL)「エア・ワン」を公表した。同機は2人乗りで、最高

チェコとスロバキア、新車・BEV販売状況に差

●チェコは新車販売が増加もBEVは減少 ●正反対のスロバキア、BEVは助成金なしの「自力」成長 チェコの新車市場は2021年、前年比1.9%増とわずかな増加にとどまった。増加が期待された完全電動車(BEV)は前年実績を6

シュコダ自、21年販売車両のCO2排出量でEU基準を達成

●「エンヤックiV」などBEVの販売好調が貢献 ●同社は排出量を30年までに20年比で50%未満に抑える方針 シュコダ自動車は1日、昨年、欧州で販売した車両の二酸化炭素(CO2)平均排出量が欧州連合(EU)の基準を下回っ

ステランティス、ロシア工場から商用バンを欧州に出荷

●欧州での商用車需要拡大を受け、3モデルを出荷 ●同社はカルーガ工場を増強する方針 欧州自動車大手ステランティスは1月25日、ロシアのカルーガ工場で生産した商用バンの欧州向け輸出を開始すると発表した。宅配業界がコロナ禍を

イスラエルのバッテリー開発企業、2,700万ドルを調達

●電極形状を立体化することで二次電池を高性能化 ●EVなどへの応用を加速させ、24年の商業化を目指す バッテリー開発に取り組むイスラエルのスタートアップ企業アディオニクス(Addionics)は1月25日、シリーズAラウ

TPR、イスラエルの新興エンジン企業に追加投資

●投資額500万ドルをもとに日本などでの事業を加速 ●両社は昨年春に事業提携で合意 イスラエルのアクエリアス・エンジンズは1日、エンジン部品大手のTPRから500万米ドルの追加投資を受け入れたと発表した。この資金を活用し

PKNオルレン、中欧9カ所に「水素ハブ」を整備

●30年までに年5万トン前後の水素生産能力を整備 ●カーボンニュートラルを50年までに達成する目標 石油大手でポーランド国営のPKNオルレンが、国内およびチェコ、スロバキアで「水素ハブ」を9カ所整備する計画だ。生産・供給

チェコ国営電力、浮体式太陽光発電施設を導入

●揚水発電施設の貯水池に設置する ●設備容量は22kWpとなる予定 チェコ電力大手の国営CEZはこのほど、浮体式の太陽光発電設備を導入すると発表した。揚水発電施設の貯水池に、発電設備容量が22キロワットピーク(kWp)の

EUが中国をWTOに提訴、リトアニアへの報復措置で

●リトアニアは「台湾代表処」の開設を機に中国との関係が悪化 ●中国は「政治的な問題であり、中国と欧州の問題ではない」と反論 欧州委員会は1月27日、リトアニアに対する中国の差別的な貿易慣行が欧州連合(EU)単一市場にも悪

中国とロシア、月探査拠点設置で年内にも協定締結

●両国は2035年までに探査拠点を完成させる予定 ●NASAの「アルテミス・ゲートウェイ」に競合するもの 中国の民用宇宙開発を担う国家航天局(CNSA)の呉艶華副局長は1月28日、中国とロシアが月探査拠点の共同設置で年内

チェコ富豪が愛車で暴走

チェコの大金持ちラディム・パッセル氏(58)がドイツのアウトバーン(高速道路)を最高時速417キロですっ飛ばしたことが話題になっている。同氏はその様子をビデオに収め、先月、YouTubeで動画を共有した。 ところはアウト

米アマゾン、ポーランドに新たな開発拠点設置

●開発拠点の設置は国内3カ所目 ●音声サービス「アレクサ」などのシステム開発を手がける 米アマゾンは18日、ポーランド南部のクラクフに開発拠点を設置したと発表した。同拠点は首都ワルシャワと北部のグダニスクに次ぐ国内3つ目

ポーランドのトマト栽培、ハイテク温室が急拡大

●トマト栽培は将来性有望、大手企業も参入 ●同国の農業技術力は伸長続く ポーランドでトマトの栽培にITやデジタル技術を駆使したハイテク温室を利用する事業者が増えている。同国は生産コストが低い上に人口規模が大きく消費量も多

MANがクラクフ工場拡張、車両・キャブの4分の3を生産

●拡張により生産能力が3倍に ●小型から大型トラックまで1本の生産ラインで混流生産 独フォルクスワーゲン(VW)傘下の商用車メーカーMANは21日、ポーランド南部のクラクフ工場で生産施設拡張の定礎式を行った。コストを削減

シュコダ自、シートカバー素材にペットボトルを活用

●電動SUV「エンヤックiV」のシートカバーに採用 ●1台分の生地生産には約1,000本のペットボトルが必要 環境意識の高まりを反映し、自動車業界でも環境負荷を低減した車づくりに取り組む動きが活発化している。チェコのシュ

スロバキアの「空飛ぶ車」、耐空証明を取得

●欧州航空安全局(EASA)の規定に準じる ●同車はBMWの1.6ℓエンジン(140馬力)が動力を供給 スロバキアのクライン・ビジョン(Klein Vision)は24日、自社の開発する空飛ぶ車「エアカー」が同国運輸当局

米ウエスチングハウス、原発建設でポーランド10社と提携

●加圧水型原子炉「AP1000」の導入に向けて戦略提携 ●同社はチェコの7企業とも原発建設における提携で基本合意 米原子炉製造大手ウエスチングハウスは21日、ポーランド政府の原子力計画に関連し、自社の加圧水型原子炉「AP

独後発医薬品大手シュターダ、ルーマニアに新工場

●欧州向けに固形製剤を年1億個生産 ●当初9つの生産ラインは最大12まで拡張可能 後発医薬品大手の独シュターダはこのほど、ルーマニアのクルジュ県トゥルダに新工場を設置する計画を明らかにした。投資額は4,830万ユーロ。完

ブルガリアのバッテリー製造モンバット、英社と提携

●英国・アイルランド事業の成長加速を狙う ●モンバットの昨年1-11月利益は69%増 ブルガリアのバッテリーメーカー、モンバットは18日、電力ソリューションのコンサルティングを手がける英アルファハウスと提携契約を結んだと

ノルウェーのNESがトルコに子会社設立、南欧事業を強化

●トルコ事業の拡充と、南欧の造船所向け事業の強化が目的 ●NESはノルウェーの海運技術・サービス大手HAVの子会社 船舶用エネルギーシステムメーカーのノルウェージャン・エレクトリックシステムズ(NES)は19日、トルコに

トルコ製造業が生産停止、イラン産ガスの供給減を受け

●自動車のトファシュ、オヤック・ルノーなどに影響 ●問題発生から26日で1週間、今後の見通しは立たず イランが技術的理由でトルコ向け天然ガス輸出を減らしたのを機に、トルコ産業界へのエネルギー供給が減少し、多くの企業が生産

トルコ中銀が金利据え置き、利下げ終了か

●12月のインフレ率は過去19年で最も高い水準に ●高インフレの原因は為替市場の「いびつな価格設定」 トルコ中央銀行は20日の金融政策決定会合で、主要政策金利である7日物レポ金利を14%に据え置いた。インフレ率が過去19

スロベニアが脱石炭を決定、33年に褐炭発電を中止

●EU助成金2億5,000万ユーロを産炭地での産業転換に役立てる ●褐炭火力発電所は排出権の価格高騰ですでに採算割れ スロベニア政府は13日、2033年までに石炭を電源として使用することを中止する方針を固めた。デッドライ

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