東欧経済ニュース

スロバキア、サムスン向け助成金の審査難航

韓国のサムスン電子がスロバキア政府に申請した助成金交付の審査が難航している。欧州連合(EU)の国家補助ルールとの整合性に問題があるためで、ラディツォバー首相は22日、財務省に再審査するよう指示した。 \ 問題となっている […]

チェコ企業の「タックスヘイブン」利用が増加

チェコ企業が税制の緩い外国に籍を移す傾向が強まっている。金融調査会社のCEKIAによると、「タックスヘイブン(租税回避地)」に拠点を置く企業の数は昨年、1万1,752社となり、過去6年間で60%増加した。その動機について

米グラスファイバー大手、スロバキア工場の生産拡大へ

米グラスファイバー大手のジョンズ・マンビルはこのほど、スロバキアのトルナバ工場の投資計画を発表した。生産拡大に向けて大型の加熱炉を新設する予定で、投資額は5,000万ドル超を見込む。9月末の稼働を予定している。ヨーロッパ

スロバキア10―12月成長率、前年同期比3.4%

スロバキア統計局の発表によると、同国の2011年第4四半期の国内総生産(GDP)は季節調整前の実質ベースで前年同期比3.4%増となり、プラス成長を確保した。季節調整後では同3.3%、前年同期比0.9%増だった。名目GDP

黒海ルーマニア沖でガス田発見

墺石油ガス大手OMVは22日、黒海ルーマニア沖に大規模なガス田を発見したと発表した。国際石油メジャーの米エクソンと共同でボーリング調査していたもので、可採埋蔵量は420~840億立方メートル。オーストリアのガス消費量の9

フィッチ、スロベニア6行を格下げ方向で見直し

格付け会社のフィッチ・レーティングスはこのほど、スロベニアの6銀行について、銀行に対する潜在的な支援提供者の支援性向や支援能力に関する評価であるサポート格付とサポート格付フロアーを「レーティング・ウォッチ・ネガティブ(R

ウクライナ、太陽光発電が急成長

ウクライナで太陽光発電が急速に拡大している。再生エネルギー業者で作る業界団体APEUによると、太陽光発電の新規設置容量は2010年にはわずか2.5メガワット(MW)だったが、11年は欧州最大のメガソーラーが完成したことで

ボスニア、6月にEU加盟を申請へ

ボスニア・ヘルツェゴビナ政府は、今年6月にEU加盟を申請する方針だ。今月初めに発足した新政権を率いるビェコスラブ・ベバンダ閣僚評議会議長(首相に相当)が21日、ロイター通信に明らかにした。 \ 多民族国家のボスニアは19

ロシア、EU排出権取引制度に反発

欧州連合(EU)の航空会社を対象とした域内排出権取引制度を不当として、ロシアが対抗措置に動き始めた。オクロフ副交通相によると、政府は自国の航空会社が同制度に参加することを禁止する規定の導入を準備しているほか、欧州の航空会

欧州向け天然ガス供給、ウクライナ経由は全面停止か

欧州向け天然ガスの供給をめぐりロシアとウクライナの対立が再び加熱している。露ガス大手のガスプロムは22日、現在建設が進められているサウス・ストリームの完成後にウクライナを経由する欧州向け天然ガス輸送を全面的に停止する意向

ロシア検索大手のヤンデックス、ツイッターと提携

ロシア最大の検索サイト「ヤンデックス」は21日、マイクロブログサイトを運営する米国のツイッターと提携すると発表した。ツイッターでの発言を検索範囲に含めることで、よりリアルタイムな情報提供を実現する狙いがある。 \ ヤンデ

国営送電会社MRSK、地方事業民営化を検討

ロシアが送電事業の民営化に動き出す。全長200万キロメートルを超える送電網を運営する国営MRSKのデミドフ財務担当取締役はこのほどロイター通信に対して、一部の地方事業の売却を検討していることを明らかにした。同社は昨年3月

シェル、アルバニアで油田開発権を取得

石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルとカナダの油田開発会社ペトロマナスはアルバニアの油田開発事業で提携する。米経済紙『ウォールストリート・ジャーナル』がこのほど報じた。 \ シェルは、ペトロマナスがアルバニアに保有する

入札・提携情報

<入札・提携情報> 東欧における入札・提携案件をお知らせしています \ \ 入札案件: \ \ N1938  アルメニア:バックホーローダーとダンプカーの調達 \ 入札期限:4月2日 \ コレポン:英語 \ 問合せ先:K

ティモシェンコ氏がノーベル平和賞候補に~ウクライナ

ウクライナのティモシェンコ前首相が今年のノーベル平和賞受賞者の候補に挙がっている。ノルウェーのラジオ局NRKが報じたもので、前首相が属する「祖国」党では受賞に向けて国内外で運動を繰り広げる方針を明らかにした。 \ ティモ

日露合弁のLNGプラント建設計画、投資額算定へ

ガスプロムと、日本企業連合の極東ロシアガスは、ウラジオストク地域の天然ガス利用に向けた事業化調査の完了を受けて、ガス液化プラント建設の投資調査の段階に入る。インタファクス通信が20日報じた。 \ ガスプロムのミレル社長は

露ズベルバンク、フォルクス銀子会社の買収手続き完了

ロシア最大の金融機関であるズベルバンクは15日、オーストリア信用組合連合会フォルクスバンクの中東欧事業を完全買収する手続きを完了した。これを足掛かりに中東欧事業を拡大していく方針で、すでにポーランドへの進出に意欲を示して

中東欧3国の原発廃炉のコスト超過、EU補助金不足

ブルガリア、リトアニア、スロバキアの3つの原発の8原子炉の廃炉に予想以上のコストがかかることが、欧州会計院(ECA)がこのほど発表したEUの廃炉補助金に関する調査報告で分かった。ECAの試算によると、廃炉コストは当初計画

台湾ファンド、東欧の国債購入

台湾の大手ファンド、復華投信はロシア、ルーマニア、トルコなど東欧諸国の国債を積極的に買い入れている。ファンドマネージャーのブライアン・ウォン氏が12日、ブルームバーグの取材に対して明らかにしたところによると、同氏が運用を

ポーランドとリトアニア、共同でパイプライン敷設へ

ポーランドのガス輸送大手ガス・システムとリトアニアの同業Lietuvos Dujos ABが、天然ガスパイプラインの敷設事業で提携するもようだ。ポーランド現地紙『ワルシャワ・ヴォイス』が13日報じた。両国間に年間輸送能力

ブリヂストン、ワルシャワに中東欧統括本部を設置

ブリヂストンは中東欧およびバルト諸国地域の事業統括本部をワルシャワに設置する。ポーランドが同地域で最も大きな国であることや、地域売上の60%を占めていること、また、良好なインフラと企業投資への支援の存在が選択の決め手とな

ポーランド金融業界、新規融資を制限

ポーランド金融機関が貸し出し条件を厳格化している。景気減速や、政府の政策による負担増が見込まれるためだ。ポーランド国立銀行が国内29行を対象に実施した調査でわかった。 \ 調査結果によると、85%が2012年第1四半期に

原発計画に9割が反対・建設候補地の住民投票

ポーランドの国営電力会社PGEが計画している同国初の原発の建設めぐり、建設候補地のひとつとなっている北部の基礎自治体(グミナ)ミエルノで12日、原発建設の是非を問う住民投票が実施され、即日開票の結果、建設に反対する票が9

電力大手PGE、火力発電所を国内企業連合に発注

政府系電力大手のPGEは、ポーランドの建設大手ポリメックス・モストスタルを中心とする国内企業のコンソーシアムに新規の大型火力発電所工事(プロジェクト規模約37億米ドル)を正式に発注した。現地紙『ワルシャワ・ヴォイス』が1

ポーランドの輸出好調、11年は15.3%増

ポーランドの輸出入が堅調だ。中央統計局(GUS)がこのほど発表した2011年貿易統計によると、輸出額は前年比15.3%増の5,548億ズロチ、輸入額は同14.6%増の6,144億ズロチに上った。貿易収支は約597億ズロチ

電力長期購入契約は違法=欧州裁、EUの判断支持

ハンガリー国営電力会社(MVM)がブダペスト発電会社と締結した電力購入契約が欧州連合(EU)の国家補助規定に違反するとして、欧州委員会がブダペスト発電会社に利益をハンガリー政府に返還するよう命じたことの是非をめぐる訴訟で

与党、銀行に協力求める・地方自治体の債務問題で

ハンガリー政府は、深刻化する地方自治体の債務問題の解決で銀行に協力を求める考えだ。与党フィデス(ハンガリー市民同盟)のラザール院内総務が10日、明らかにした。 \ フィデスの幹部会後に記者会見した同院内総務は、ハンガリー

ライアンエアー、ウィズエアーの株主構成で調査要請

アイルランドの格安航空会社ライアンエアーは、ハンガリー同業ウィズエアーの株主構成が欧州連合(EU)のルールに違反しているとして、欧州委員会に調査を申し立てる方針だ。ライアンエアーのコーリー最高経営者(CEO)代理が14日

ブダペスト空港がリストラ、マレーブ運航停止で

マレーブ・ハンガリー航空が経営破綻により運航を停止していることを受け、同航空のハブ空港であるブダペスト空港の経営が悪化している。リスト・フェレンツ・ブダペスト国際空港は15日、従業員を一部解雇すると発表した。労働局にはす

ハンガリー、11年成長率は1.7%

ハンガリー中央統計局(KSH)は15日、2011年の国内総生産(GDP)成長率が暫定ベースで前年比1.7%になったと発表した。農業分野の生産活動と工業製品の輸出が好調で、底堅い成長を確保した。第4四半期は前年同期比で1.

ハンガリー企業の29%、人員削減を計画

ハンガリーでは今年、企業のリストラが加速するもようだ。ハンガリーの有力経済研究所GKIが1月に国内800の企業の幹部1,861人を対象に実施した調査によると、企業の29%が今年人員削減を計画している。 \ 特に従業員50

チェコ独禁当局の制裁は妥当=ガス絶縁開閉装置カルテル

発電所などで送電量を調節するために使われるガス絶縁開閉装置(GIS)に関する国際カルテルを結んでいたとして、チェコの競争当局がシーメンスや東芝、日立製作所を含む日欧の計10社に制裁金を課したことをめぐる裁判で欧州司法裁判

トヨタとプジョーの合弁工場が減産へ、5月から

トヨタ自動車とPSAプジョー・シトロエンの合弁会社であるトヨタ・プジョー・シトロエン・オートモービル(TPCA)が、5月からチェコのコリーン工場における生産を縮小する。小型車販売が減少していることを受けた措置。今年の生産

スロバキア、原発廃材中間保管施設の環境評価に着手

スロバキアのボフニチェ原子力発電所のV1原子炉2基の廃炉に伴い、放射線汚染廃棄物の中間保管施設の建設予定地の環境評価が始まった。同国環境省がオーストリアの専門機関の支援を得て実施する。墺通信社APAが16日報じた。 \

11年チェコの成長率、1.7%に縮小

チェコ統計局(CSU)が15日に発表した昨年の国内総生産(実質GDP、季節・労働日数調整後=速報値)伸び率は1.7%となり、前年の2.2%から0.5ポイント低下した。10-12月期は前年同期比で0.5%増だったものの、前

チェコ、外資系企業の賃上げ率鈍化

チェコの外資系企業における賃金や給与の伸びが鈍化していることが、ドイツ・チェコ商工会議所と人材・人事コンサルティング会社のキーンバウムがこのほど実施した調査で明らかになった。2010年は賃金・給与が名目で7%伸びていたが

印タタ、トルコ発電市場に参入へ

タタ自動車などを傘下に持つインド最大のコングロマリットであるタタ・グループが、トルコで発電事業を展開することを計画している。インドの現地紙『サバ』がこのほど報じた。タタ・グループの電力事業会社であるタタパワーは、発電能力

ブルガリア、11年は1.6%の成長確保

ブルガリア統計局(NSI)は15日、2011年の国内総生産(GDP、季節調整済)が前年比1.6%増の761.7億レフに拡大したと発表した。 \ 部門別では、農業、工業がそれぞれ5%、0.4%の成長を示した一方、サービス部

ラトビアがロシア語の公用語化に「ノー」、国民投票で否決

ラトビアで18日、ロシア語を第2公用語に採用することの是非を問う国民投票が実施され、75%の圧倒的多数の反対で否決された。ロシア系市民の権利拡大を通じてロシアの影響が強まることを恐れるラトビア系市民の懸念が明確に示された

テレノール、露ビンペルコム株を追加取得

ノルウェー通信大手テレノールは15日、エジプトの投資会社ウェザー・インベストメンツからロシア移動通信2位のビンペルコムの優先株2億3,400万株を3億7,440万米ドルで買収したと発表した。また、これを受けて、同じビンペ

国際商取引の贈賄防止で、OECD条約に加盟

ロシアは国際商取引における汚職防止対策で経済開発協力機構(OECD)と協力していく方針だ。4月にもOECDの「国際商取引における外国公務員の贈賄一掃に関する条約」に加盟する。ロシアはOECDの一員になることを目指しており

国営電力会社インターラオ、独RWEの欧州資産買収に意欲

ロシア国営の発電事業者で電力輸出も手がけるインターラオが、独RWEの欧州資産買収に意欲を示している。昨秋発表した事業拡張計画に沿うもので、RWEとは発電事業での提携でも交渉に入った。 \ インターラオは2020年までに発

ロステレコム、モバイルブロバン事業に40億ドル投資

ロシアの政府系通信大手ロステレコムは、高速データ通信を可能とするモバイルブロードバンド網を整備するため今後4年間に30~40億ドルを投資する計画だ。現地紙『モスクワタイムズ』が15日報じた。2015年までに次世代通信規格

パワーマシーンズ、EMアライアンスの買収完了

ロシアのタービン・発電機大手メーカーのパワーマシーンズは14日、発電用ボイラーなどを手がけるロシアのEMアライアンスの買収手続きを完了したと発表した。EMアライアンスを傘下に収めることで製品ラインナップを拡充し、独シーメ

渋滞税の導入検討・政府、渋滞緩和に向け

ロシア政府は、欧州で最悪と言われるモスクワなど都市部の交通渋滞を緩和するため、渋滞税の導入を検討している。現地日刊紙『ベドモスチ』が14日報じた。 \ 報道によると、運輸省がまとめた渋滞緩和策には渋滞税のほか、渋滞が深刻

モスクワ市、エコバスを大量導入

ロシアのモスクワ市が環境に優しいエコバスを2,000台以上導入する。同市の資源・環境保護局のクルバチェフスキー局長がこのほど現地紙『モスクワタイムズ』のインタビューの中で明らかにした。EUの排出ガス基準「ユーロ4」以上に

トルクメニスタンの門戸開放進まず、ガス資源開発も限定的

12日に97.14%の圧倒的な支持で再選されたトルクメニスタンのベルドイムハメドフ大統領は、技術改革や研究・開発を支援し、工業化を図ると公約した。しかし、これを実現するのは容易ではなさそうだ。同国は「中央アジアの北朝鮮」

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