格付け会社のフィッチ・レーティングスはこのほど、スロベニアの6銀行について、銀行に対する潜在的な支援提供者の支援性向や支援能力に関する評価であるサポート格付とサポート格付フロアーを「レーティング・ウォッチ・ネガティブ(RWN)」に指定し、格下げ方向で見直すと発表した。
\RWNに指定されたのはノヴァ・リュブリャンスカ・バンカ(NLB)、ノヴァ・クレディティナ・バンカ・マリボル、Abanka Vipa、ゴレニスカ・バンカ、バンカ・ツェリェ、プロバンカの6行。フィッチはRWNに指定した理由として、◇2011年第4四半期に資産の質が大幅に悪化した◇銀行が危機に陥った際のスロベニア政府の救済能力が低下している◇銀行の健全性を強化するための一貫した包括的な計画が存在しない―を挙げている。
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