東欧経済ニュース

ロマの人口は何人?~チェコ

先月17日からチェコで国勢調査を目的とする世帯訪問が始まった。オンラインで回答しなかった人以外から情報提供を求める目的で、貧困層に属する人の多いロマ民族が主な対象グループの一つとなる。 国勢調査は10年に1度。自治体への

通信機器大手エリクソン、ブダペストのR&D拠点を拡張

スウェーデンの通信機器大手エリクソンがハンガリー・ブダペストの研究開発(R&D)拠点を拡張する。200人を雇用してクラウドを用いたマルチメディアシステムの開発を行う予定。投資額30億フォリント(830万ユーロ)のうち6億

トルコのEC最大手トレンドヨル、10億ドルの追加調達目指す

中国電子商取引(EC)大手アリババのトルコ子会社トレンドヨル(Trendyol)が、新たな資金調達ラウンドで10 億ドル超を追加調達する計画だ。ブルームバーグが4月26日、消息筋の情報として伝えた。英国と米国の投資家を取

ロシアのズベル、マッピング事業を強化

ロシアの金融・テクノロジー大手ズベル(旧ズベルバンク)のマッピングサービス子会社2GISが、べラルーシのジオマーケティング企業ロケットデータを買収する。4月初めに株式47%を取得する契約に調印。取引が完了すると持ち株比率

露ネット大手が中堅行を買収、金融事業参入に向け

ロシアのインターネット大手ヤンデックスは4月28日、中堅銀行アクロポールバンク(Acropol Bank)を買収することで合意したと発表した。銀行免許を取得し、フィンテック製品を開発するのが狙い。取引額は11億ルーブル(

ロシアとベトナム、AI分野で提携の可能性を協議

ロシアとベトナムは4月28日、ビデオ会議を行い、人工知能(AI)分野での提携の可能性について協議した。急発展し成長性の大きい同分野で両国が話し合うのは今回が初めて。同会議はサンクトペテルブルク外交問題委員会が主催したもの

企業の福利厚生向けアプリ開発 ポーランド

企業向けにメンタルケア・アプリを開発している。従業員の精神衛生をチェックし、不調を早期に発見してケアすることで、メンタルヘルスと生産性の両方を向上させる。「欧州で最初の科学的知見に基づいたメンタルケア・プラットフォーム」

ハンガリー初の水素ステーション、独リンデが開設

独産業ガス大手のリンデは4月29日、ハンガリーのブダペストに同国初の水素ステーションを開設した。これに合わせてトヨタの燃料電池車(FCV)「ミライ」の第2世代モデルの国内初試乗が行われたほか、水素を燃料とするフォークリフ

配車大手のボルト、カーシェアリングサービスを開始

エストニアの配車サービス大手ボルトが2,000万ユーロを投じて、カーシェアリングサービス「ボルト・ドライブ」を開始する。モビリティーシェアリングの選択肢に自動車を加えることで、レジャーや買い物などの需要に応える狙い。まず

ディスカウント店ペプコ、ワルシャワに上場

南アフリカの小売持ち株会社シュタインホフ・インターナショナルは4月26日、欧州を中心にディスカウント店をチェーン展開する傘下のペプコ・グループがポーランドのワルシャワ証券取引所に上場すると発表した。ポーランドで今年最大の

米P&G、ルーマニアに洗濯洗剤工場を開設

米消費財大手プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)は4月26日、ルーマニア南部のプラホバ県プロイエシュティに洗濯洗剤の工場を開設した。「アリエール」ブランドの洗濯用固形洗剤を生産し、欧州諸国に輸出する。投資額は明らかに

ニプロ、クロアチアの医薬用包装容器メーカーを買収

南東欧市場に重点を置く米投資会社ブルー・シー・キャピタルは3日、クロアチアの医薬用ガラス包装容器メーカー、ピラミーダの全株式を、ニプロのベルギー子会社であるニプロ・ファーマ・パッケージングへ売却したと発表した。取引額は明

宇部興産、イスタンブールに駐在員事務所を開設

宇部興産は4月28日、ドイツ子会社UBEヨーロッパ(UEG)を通じて、トルコのイスタンブールに駐在員事務所を開設したと発表した。新興国など成長市場に照準を定めて事業拡大を図るグループ戦略の一環だ。宇部興産が化学事業で中東

トルコ、蓄電施設法を導入

トルコが電力供給の安定化で重要な役割を担う蓄電施設の規定を導入する。エネルギー市場規制局(EPDK)のイルマズ局長は4月29日、当局が蓄電施設法を承認したことを明らかにした。天候に発電量が大きく左右され需給が不安定な太陽

EU復興基金が7月にも始動へ、独仏伊などが復興計画提出

欧州連合(EU)が新型コロナウイルス感染拡大で傷んだ経済の再生を目指して創設した総額7,500億ユーロの復興基金が、7月にも始動する見通しとなった。加盟国は復興基金から資金を受け取るため、6年間の復興計画を策定して欧州委

ハンガリー、「新型コロナ免疫証」の相互承認で4カ国と合意

ハンガリー政府がスロベニア、バーレーン、セルビア、モンテネグロの4カ国と、新型コロナ免疫保有証明書(免疫証)の有効性を相互に認める二国間合意をそれぞれ結んだ。欧州連合(EU)が域内共通のワクチン接種証明書(ワクチン証)の

ポーランドVCのイノヴォ、5,400万ユーロを調達

ワルシャワを本拠とする投資会社、イノヴォ・ベンチャーパートナーズ(Inovo)は21日、第2号ファンド「イノヴォII」の資金調達が完了したと発表した。目標の約1.5倍に当たる5,400万ユーロが集まり、ポーランドを初めと

米ソフト開発大手がチェコに進出、欧州展開の足掛かりに

米国のソフトウエア開発大手3ピラー・グローバルは20日、チェコ同業のSDEソフトウエア・ソリューションズを買収すると発表した。これによってSDEがチェコに持つオフィスや配送センターのほか、約130人のソフト開発者、エンジ

スロベニアでスパコン稼働、欧州HPCネットワークを構成

スロベニア北東部のマリボルで20日、スーパーコンピューター「ヴェガ(Vega)」が正式に稼働した。欧州連合(EU)の「欧州高性能コンピューティング共同プロジェクト(EuroHPC)」に基づき設置が予定される8基のうちで、

ルーマニアのフィンテック企業、6千万ドルを調達

ルーマニアの金融スタートアップ企業フィンテックOSは20日、シリーズBの資金調達ラウンドで6,000万ドルを獲得したと発表した。資金は欧州事業の基盤固めのほか、アジア太平洋地域、中東・アフリカ地域、北米での事業拡大に振り

ルーマニアのユーアイパス、IPOで13.4億ドル調達

ルーマニアのスタートアップ企業で、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)のソリューションを手がけるユーアイパス(UiPath)が20日、ニューヨーク証券取引所での新規株式公開(IPO)で13億4,000万ドル

中国EC大手アリババ、トルコ子会社に増資

中国電子商取引(EC)大手アリババはこのほど、トルコ子会社トレンドヨル(Trendyol)に3億5,000万ドルを追加出資した。これによりアリババの持ち株比率は86.5%に拡大した。アリババは2018年に推定7億4,00

ロシアIT大手ヤンデックス、西欧の食品宅配市場へ進出

ロシアIT大手のヤンデックスが西欧で食品宅配サービス事業を立ち上げる。ロシア及びイスラエルでの成功を踏まえたもので、まずはフランス、英国へ進出する。受注から配達まで10~15分という速さが売りだ。 ヤンデックスによると、

露ズベル、音楽ストリーミング会社を買収

ロシアの国営金融・IT大手ズベル(旧ズベルバンク)はこのほど、同国のB2B(企業間)向けオーディオストリーミングサービス大手ムズラブ(Muzlab)の買収で合意したと発表した。ベンチャー情報誌『VC.RU』によると買収額

オープンソースドローンの開発製造 ロシア

オープンソース※ドローンの研究開発および製造を手掛ける。同社のドローンは4つの回転翼を持つクワッドコプタータイプで、教育用ドローン「COEXクローバー」と、配達・監視用の「COEXペリカン」の2つの製品ラインを展開する。

独VWがスロバキアでのSUV生産を停止、半導体不足で

独フォルクスワーゲン(VW)が29日から来月7日まで、スロバキアのブラチスラバ工場におけるSUV(スポーツ型多目的車)生産を停止する。半導体部品の不足が理由だ。Aセグメントに分類されるシティカーの生産は計画通り継続する。

米フォード、ルーマニアに3億ドル追加投資

米フォードは27日、ルーマニアのクラヨバ工場に3億米ドル(2億4,800万ユーロ)を追加投資し、新型商用車を生産する体制を整えると発表した。2023年に稼働し、翌24年からは電動(EV)仕様車も出荷する。正確な稼働日など

電装部品の韓国・京信ケーブル、セルビア工場が開所

韓国自動車部品メーカーの京信ケーブルは24日、セルビア中部のスメデレブスカ・パランカで新工場の開所式を行った。工場設置により、戦略市場の一つである欧州での生産能力を引き上げ、現地の要請に迅速に応じられる体制を整える。投資

eスクーターレンタルのロシア新興企業、12億ルーブルを調達

電動スクーター(eスクーター)のレンタル事業を手がけるロシア新興企業ユーレント(Urent)が、投資受け入れおよび借入れの形で12億ルーブル(1,600万米ドル弱)を調達した。この資金を活用してスクーター数を倍増させると

ポーランドとウクライナ、グリーン水素プロジェクトで交渉

ポーランドとウクライナが、既存パイプラインを用いて中東欧地域に水素を供給する共同プロジェクトについて交渉しているもようだ。欧州連合(EU)の政策で「クリーン燃料」の需要が増加していることに加え、ロシア産天然ガス輸送からの

ガスプロム、熱電併給設備が稼働

ロシア国営ガスプロムは20日、同国南東部のアムール州スヴォボードヌイに新設した熱電併給設備(CHP)が稼働したと発表した。アムール天然ガス加工プラントの蒸気・電力需要を賄う。最大出力は160メガワット、熱供給能力は毎時2

ウズベクに火力発電所建設、建設費12億ドル

ウズベキスタン・エネルギー省は19日、オランダ企業のストーン・シティ・エナジー(SCE)と火力発電所の建設で合意したと発表した。建設費は12億米ドル。2024年末に着工し、完成後の設備容量は1,560メガワットとなる。S

チェコ、新型コロナ対策で新たな企業支援措置

チェコ政府がコロナ禍対応として、新たに総額60億コルナ(2億3,130万ユーロ)規模の企業支援措置を実施する。商工省のサイトを通じて7月19日まで支援申請を受け付ける。 申請資格を持つのは、2021年1~3月期の売上高が

EBRD、スコピエの公共交通整備プロジェクトに融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は21日、北マケドニアの首都スコピエの公共交通プロジェクトに最高7,000万ユーロを融資すると発表した。同市はバスを基盤とした大量輸送システム、バス・ラピッド・トランジット(BRT)を西バルカ

ロシア中銀が追加利上げ、政策金利5%に

ロシア中央銀行は23日の金融政策決定会合で、主要政策金利の7日物入札レポ金利を4.5%から0.5ポイント引き上げ、5%とすることを決めた。利上げは2会合連続。市場は0.25ポイントの上げ幅を予想していた。通貨安や需要の急

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