石油・石炭・ガス

独リンデ、仏医療ガス会社を買収

工業ガス大手の独リンデは17日、フランスの医療ガス会社カレア・フランスを買収することで合意したと発表した。リンデは高い成長が見込まれる在宅治療用医療ガス事業を強化しており、同分野の買収は今年3件目。成約額は公表していない

チェコのエンジニアリング企業、パキスタンで褐炭発電所建設

パキスタンのシンド州政府はこのほど、褐炭鉱山・火力発電所整備に向け、チェコのエンジニアリング企業ノエンと予備契約を結んだ。投資規模は数百億コルナに上る。チェコ輸出産業が欧州以外の市場としてアジア新興諸国に力を入れている事

暖房効率向上向け家屋改築に助成金

独連邦政府は19日の閣議で、暖房効率の向上に向けた家屋改築に助成金を支給するプログラムを承認する予定だ。類似した内容の法案が州政府の代表からなる連邦参議院(上院)の反対で成立しなかったため、連邦政府は国(連邦)の単独負担

ガスプロム、東部開発で税制優遇を要請

ガスプロムとサハ共和国政府の代表は11日、ヤクーツクで作業会合を行い、提携プロジェクトの進捗を確認するとともに、今後の協力体制の可能性を話し合った。ガスプロムによるヤクーツク・ガス生産センター投資計画の実施決定を受けたも

Siemens AG―エネルギー部門で大規模なコスト削減―

電機大手の独Siemens(ミュンヘン)がエネルギー部門のコストを大幅に削減する。11月に打ち出した収益力強化プログラムの一環で、グループ全体のコスト圧縮目標60億ユーロのうち32億ユーロを同部門で達成する計画だ。発電・

天然ガス大手ガスプロム、独リンデにヘリウム供給

ロシア国営天然ガス大手のガスプロムは10日、工業ガス大手の独リンデにヘリウムを供給することで基本合意したと発表した。ヘリウムは産業向けの需要が近年、急速に拡大している。 \ ヘリウムは天然ガスに含まれており、含有比率はガ

Freudenberg & Co. KG―ガスケットメーカーを買収―

独複合企業Freudenberg(ヴァインハイム)は10日、ノルウェーの金属部品メーカーVector Technology Groupを現地投資会社HiTecVisonから完全買収すると発表した。自動車部品事業への依存度

ロスネフチ、TNK-BPを完全買収

ロシア石油最大手で国営のロスネフチは12日、ロシア富豪4人を代表する投資会社アルファ・アクセス・レノバ(AAR)から、同業3位TNK-BPの株式50%を取得する契約に調印したと発表した。これにより、TNK-BPの全株を握

ガスパイプライン投資、今後10年で30億ユーロ以上が必要

エネルギー輸送網の監督当局である連邦ネットワーク庁は11日「天然ガス輸送網開発計画(NEP Gas)」を発表した。同計画は天然ガスの安定供給確保を狙ったもので、パイプライン事業者はこれにより長期的な事業計画を作成・実行で

「サウス・ストリーム」着工、15年稼働へ

天然ガス世界最大手のガスプロム(ロシア)は7日、ロシアのガスを南欧へ運ぶガスパイプライン「サウス・ストリーム」の建設に着手した。最重要市場である欧州への輸送能力を強化するとともに、欧州連合(EU)の支援で進められている「

独エネルギー大手エーオン、トルコ市場参入

エネルギー大手の独エーオン(デュッセルドルフ)は4日、オーストリア同業フェアブントとの間で資産交換を実施すると発表した。トルコ電力大手エネルジサ(Enerjisa)の資本50%をフェアブントから譲り受けて同国市場に参入。

OMVとエクソン・モービル、黒海ガス田の3D探査を実施

オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社OMVペトロールは5日、米エクソン・モービルのルーマニア子会社と共同で、黒海海底鉱区の三次元反射法地震探査(3D地震探査)を実施すると発表した。今年1月にガス埋蔵が確認されたネ

―ヘリウムをGazpromから調達へ―

工業ガス大手の独Linde(ミュンヘン)がロシア国営天然ガス大手のGazpromからヘリウムを調達する方向だ。Gazpromが10日明らかにしたもので、両社はすでに基本合意書を締結したという。ヘリウムは産業向けの需要が近

トルコ、SOCARに初の「戦略投資」優遇措置適用

アゼルバイジャン石油公社(SOCAR)が西部イズミル県で実施するスタル製油所建設プロジェクトに、トルコの新しい投資優遇措置「戦略投資スキーム」が初めて適用される。トルコ経済省が5日発表した。付加価値税・関税に関する優遇措

今冬もガス不足懸念、産業顧客や発電所に影響も

ガスパイプライン運営大手オープングリッド・ヨーロッパ(OGE)のシュテファン・カンプフース社長は6日の記者会見で、欧州が寒波に見舞われた場合、今年2月に起こったような天然ガス供給不足が今冬も発生する恐れがあると指摘した。

ロスネフチとエクソン、タイトオイル事業化調査で合弁

ロシア石油最大手のロスネフチと米石油メジャーのエクソン・モービルが、西シベリアのタイトオイル事業化調査を目的に合弁会社を設立する。出資比率はロスネフチが51%、エクソン・モービルが49%。エクソン・モービルは技術ノウハウ

エネルギー大手RWEがナブッコから撤退へ

カスピ海周辺国の天然ガスをロシアを迂回して欧州に輸送する「ナブッコ・ガスパイプライン」計画から独RWEが撤退する意向だ。ナブッコに参加する墺同業OMVのゲルハルト・ロイス社長が7日明らかにしたもので、OMVは現在、RWE

極東の火力発電所建設事業に1億ユーロ融資

欧州復興開発銀行(EBRD)は5日、ロシア極東のガス火力発電所建設プロジェクトに40億ルーブル(1億ユーロ)を融資すると発表した。 \ この火力発電所は、水力発電最大手ルスハイドロの子会社エナジー・システム・オブ・ザ・イ

再可エネでメタンガス生産、商用化の道のり厳しく

環境団体グリーンピースの発電子会社Greenpeace Energyは11月30日、来年1月に開始予定だった、風力発電を利用した国内初のメタンガス生産・供給サービスを中止すると発表した。計画を慎重に再検討した結果、現時点

独エネルギー市場で競争活発化、停電リスクは高まる

エネルギー輸送網の監督当局である連邦ネットワーク庁と連邦カルテル庁は11月27日、国内電力・ガス市場動向に関する初の共同レポート「Monitoring-Bericht」を公表し、電力・ガス会社を変更する世帯の割合が増加し

PKNオルレン、大型投資計画を発表

ポーランドの石油大手PKNオルレンは11月30日、今後5年で総額225億ズロチ(5兆8,680億円)の設備投資を行うことを柱とした中期戦略を発表した。シェールガスおよび発電事業が重点となる。市場関係者は投資額が同社の時価

海底送電線の責任問題明確化へ、法案が下院通過

独連邦議会(下院)は11月29日、エネルギー経済法(EnWG)改正案を与党の賛成多数で可決した。最大の目玉は海底送電線の敷設遅延や送電障害が起きた場合の補償ルールで、政府はこれにより洋上風力発電パークと海底送電線に安心し

Eon SE―トルコ市場参入―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は4日、墺同業Verbundとの間で資産交換を実施すると発表した。トルコ電力大手Enerjisaの資本50%をVerbundから譲り受けて同国市場に参入。Verbundには独墺

―ハンガリーのガス事業を国営会社に売却へ―

電力大手の独Eon(デュッセルドルフ)は11月30日、ハンガリーの天然ガス事業を同国の国営エネルギー会社MVWに売却することで基本合意した。今後は取引条件の詳細を取り決め、来年1月までに成約する予定だ。 \ 取引金額は明

日ロ石油ガス開発協力強化で一致、原田駐ロ大使と

原田親仁・駐ロシア日本国大使は11月26日、政府系天然ガス企業ガスプロム本社を訪問し、同社のミレル会長と会談した。 \ 会談では日本とロシアの協力関係の現状と今後の展望や、ガスプロムがウラジオストクで伊藤忠商事や石油資源

石油・化学大手が合弁、50~60億ズロチを投資

ポーランド石油大手のロトスは23日、同国化学大手のアゾティ・タルヌフと共同で石油化学プロジェクトを推進する方針を明らかにした。スチームクラッカーとポリエチレン製造設備、あるいは芳香族化合物工場を設置する。まずは事業化調査

PGNiGとロトスのガス田探査、第1段階完了

ポーランド石油大手のロトスは23日、9月の合意に基づいてポーランド石油・ガス採掘公社(PGNiG)と共同で進めるガス田探索作業の第1段階が終了したと発表した。対象となった7鉱区のうち4鉱区について、さらなる調査を行う。両

Wintershall―ノルウェーStatoilと新たな資産交換へ―

独化学大手BASFの石油・天然ガス開発子会社Wintershall(カッセル)は20日、ノルウェー国営エネルギー会社Statoilと資産交換することで合意したと発表した。契約期間は2013年1月1日から10年間で、Sta

チェコ国営メロ、シェルから送油管権益を獲得

チェコ国営の石油パイプライン運営会社メロ(Mero)は20日、英蘭系石油大手ロイヤルダッチシェルから、イタリアとドイツを結ぶトランスアルパイン(TAL)パイプラインの権益5%を取得したと明らかにした。ロシアからの原油輸入

Linde

工業ガス・プラント大手の独Lindeは26日、マレーシア国営石油・天然ガス会社Petronasの子会社Malaysia LNG Sdn. Bhd.から天然ガス液化プラントを受注したと発表した。サラワク州ビントゥルに液化能

ガスプロム、LNG輸出でペトロベトナムと協議

ロシア国営天然ガス会社ガスプロムは19日、ウラジオストクから液化天然ガス(LNG)をベトナムに輸出する方向でベトナム石油ガス公社(ペトロベトナム)と協議に入ったことを明らかにした。また、天然ガス自動車(NGV)燃料の合弁

発電能力「2020年には8ギガワット不足」、化石発電冷遇で

調査機関Prognosが発表した報告書によると、ドイツ国内の2020年の発電能力(保証出力ベース*)は79ギガワット(GW)となり、年間最大需要に対応するために必要な発電能力(87GW)を9%下回る見通しだ。再可エネ発電

サウス・ストリーム、スロベニア通過部分の投資決定

ロシア産天然ガスを黒海経由で欧州に輸送するパイプライン「サウス・ストリーム」の建設プロジェクトをめぐり、ロシアの国営天然ガス企業ガスプロムとスロベニア同業プリノヴォディは13日、サウス・ストリームのスロベニア領通過部分の

生産者物価、10月は1.5%の小幅上昇

ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年10月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.5%にとどまり、3カ月来の小幅増にとどまった。景気減速が反映された格好で、前月比の変動率は0%となった。 \ 物価に占める比重が大

ガスプロムがBASFと資産交換、西欧の販売合弁を完全傘下に

ロシア国営天然ガス会社ガスプロムは14日、化学大手の独BASFと資産交換することで合意した。西シベリアにあるガス田の採掘権を付与する見返りとして、西欧で天然ガスの販売・貯蔵事業を展開する両社の合弁事業を100%傘下に収め

エネルギー分野で独とトルコが協力強化

ドイツのレスラー経済相とトルコのユルドゥズ・エネルギー相は15日、エネルギー分野での協力関係強化に向けた共同声明に調印した。両国の財界・政府関係者が一同に会して協議する「独土エネルギーフォーラム」を年に1度、開催すること

―Gazpromと資産交換、ガス田の採掘権取得へ―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は14日、ロシア国営天然ガス会社Gazpromと資産交換することで合意した。エネルギー子会社Wintershallを通して西シベリアにあるガス田の採掘権を取得。Gazpro

10月卸売物価、11カ月ぶりの大きな上げ幅に

ドイツ連邦統計局が12日発表した2012年10月の卸売物価指数は前年同月を4.6%上回り、昨年11月以来11カ月ぶりの大幅上昇となった。物価に占める比重の大きい石炭・石油製品が9.1%増となり、全体を強く押し上げた格好。

ガソリン相場を透明化、規制法案を下院が可決

連邦議会(下院)は8日、ガソリンスタンド業界の規制強化に関する法案を賛成多数で可決した。自動車燃料の市販価格変更を全て申告させることでスタンド同士の価格調整といった競争法に反する行為の監視を強化し、価格の透明性を確保する

PGNiGが大幅増益を予告、ガス調達価格引下げで

ポーランド最大のガス会社で国営のPGNiGは6日、ガスプロムからの調達価格低下により、今年の営業利益(EBITDA)が少なくとも25億ズロチ(7億7,600万米ドル)増加するとの見通しを示した。来年初めからのガス料金引き

Eon AG―業績見通し引き下げへ―

エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は12日、2013年と15年の業績予測を達成できない見通しだと発表した。電力卸価格が低下しているため。同社は2013年の営業利益(EBITDAベース)で116億~123億ユーロ

欧州エネルギー大手3社、TANAPに参加

アゼルバイジャンのガスをトルコ・欧州へ運ぶアナトリア横断ガスパイプライン(TANAP)計画に、英BP、仏トタル、ノルウェーのスタトイルが参加する。計画を主導するアゼルバイジャンの国営石油会社SOCARとプロジェクト権益2

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